2015/11/08 - 2015/11/12
18位(同エリア108件中)
しんちゃんさん
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山形県は、県内35市町村すべてに温泉が湧き出す「温泉王国」。
魅力ある温泉が多すぎて、ずいぶん迷いましたが、
1泊目は、米沢から近い温泉地、山形県南陽市にある開湯920余の歴史ある赤湯温泉に宿泊。
2泊目は、1度泊ってみたかった、大正、昭和の町並みが残る銀山温泉にしました。
山形は今回で3度目、以前は蔵王・かみのやま温泉に宿泊しましたが、まだまだ温泉候補がいっぱいで…何度も訪れたい場所です。
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赤湯温泉は今から900年ほど前、寛治7年(1093年)奥州統一を担った源義家が戦をしていた時、動向していた弟義綱に発見されたと伝えられている温泉です。
戦で傷ついた家来たちを湯に入れると、たちまち傷は治り血で深紅に染まった湯から「赤湯」と呼ばれるようになったと言われています。
宿泊する、上杉の御湯「御殿守」は、創業380年の伝統をもつ老舗旅館です。
二代目米沢藩主上杉定勝より湯治や接待に利用され、九代目上杉鷹山はこの別荘「赤湯御殿」をことのほか愛されたそうです。
*******では、赤湯と烏帽子山の様子を見て頂けたら嬉しく思います。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JR特急 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
米沢の上杉神社周辺を散策した後、
米沢駅からJR で 赤湯駅に着きました。
駅から宿の送迎シャトルバスで5分、御殿守(ごてんのもり)に到着です。 -
16:00 談話室で椎茸茶とお菓子をいただきながら、宿泊手続きと案内を聞きます。
この鬼は・・「泣いた赤おに」「りゅうの目のなみだ」を書いた童話作家浜田広介が、隣町の山形県高畠町出身だということで・・
夕食後8〜10時からは、この談話室でJBLサウンドを聴きながら無料でコーヒー・ケーキを頂く事ができるそうなので…また後程訪れたいと思います。 -
案内された部屋は、純和風客室10畳でその奥に仕切りがありテーブルと椅子、横にはコーヒーマシンの設置がありました。
好きな時にコーヒーを淹れる事ができ嬉しいサービスです。 -
お茶受けのお漬物とくるみゆべしが用意されています。
茄子、胡瓜の漬物がとても美味しく、帰り際、売店で買いました。
旅館で出されるお菓子やお漬物など美味しいもの多く、土産に買う事が多いです。 -
一服してから・・さーて〜と・・・浴衣に着替え1階にある温泉へー
長い廊下には写真や絵画、歴史などが分かるパネルなど様々なものが掲げられいます。 -
<赤湯温泉の由来>が、書かれていました。
名君として名高い上杉鷹山は終生こよなく赤湯御殿守を愛し、多くの書画を描がいたそうです。入浴後、観賞しようと思います。 -
こちらは東大浴場の配置図です。
「日本一の大石風呂」「厳選枡風呂」など、東湯は全部で5つのお風呂があります。
この宿の自慢は、巨大石風呂です。日本一だそうで楽しみです♪ -
赤湯温泉の泉質は ー 含硫黄(ナトリウム・カルシウム)塩化物泉
効能は ー 疲労回復、神経痛、リュウマチ、慢性皮膚病、糖尿病
”美肌の湯”です。 -
まずは、宿自慢の露天風呂へ。
運良く一人で入れたので、素早く写真を撮らせて頂きました。
露天に出て最初にある、北海道の日高の青石でつくった岩風呂です。
天然記念物玉川産「北投石」が入っています。
そして、階段を上った先にあるのは、重さ40トンの大石風呂「原石風呂」。
湯ぶちは天然そのままを使用したもの。 -
「北投石」の説明があります。
世界でも台湾と秋田県玉川温泉の2ヶ所でのみ発見され、大正11年に国の特別天然記念物に指定された、ラジウム放射線を有する重晶石の一種。温泉の成分が石化した物で、主に硫酸バリウムと硫酸鉛で出来ており、蛍光性と熱燐光を発する珍しい鉱物です。 -
そして右側の階段を上ると、大きな石をくりぬいた「龍神の湯」があります。
この日本一の石風呂は、南蔵王山麗より採取した安山岩、通称蔵王目透き石は重さ100トン余り、縦5m、横4m、高さ5mもの原石をくりぬいたものだそうです。 -
源泉かけ流しの湯が常に溢れ出ています。
熱くもなく・・丁度良い湯加減で、長湯が出来そう(#^.^#) -
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宮崎駿氏のサインが入ったものが、壁に掲げてあります。
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こちらは桝風呂で、100%源泉のお風呂です。
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ここは、内風呂です。
飲泉や温泉将棋が楽しめる大浴場。
男性なら、温まりながら一勝負なんて事になるのでしょうか? -
内風呂です。
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もう1ヶ所の「西湯」は、大石くりぬき風呂、青森ひば丸太風呂、源泉樽風呂、蒸し風呂、露天岩風呂、大浴場の6つの浴槽があります。
夜中に男女入れ替えがあり東湯と西湯のどちらにも入れるので、
全部で11の湯殿に入ることが出来ます。
これだけあれば、十分に湯めぐりを楽しめます。
総部屋数32室の「御殿守」ですが、一晩中温泉に入る事が出来るので、計6回も温泉に入りました。
個人以外に同窓会の団体も来られて満室のようでしたが、ほとんど人と会うことが無かったので、の〜んびりゆっくり寛いで入る事が出来ました。 -
風呂上りには、どこか懐かしい雰囲気がある「民話の部屋」で無料のサイダーを頂きました。
正面の巨大スクリーンで民話を観ることもできます。 -
また、上杉謙信、直江兼続、伊達政宗、真田幸村など歴史上の人物の甲冑を展示している「倉の部屋」があります。
こんなに多数の甲冑があると迫力満点です。
甲冑は無料で試着することができるようです。 -
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そして、資料室「時の倉」では、上杉謙信、景勝、上杉鷹山など宿を訪れた多くの人が残した書や上杉家の歴史資料を展示しています。
他にも川中島合戦ジオラマ戦国武将など‥‥観ていたらきりがないほどの多数の展示がありました。
しみじみと創業380年の伝統をもつ老舗宿だと感じました。 -
さて、入浴後あちこち館内を巡っていたら夕食の時間になりました。
夕食は、個室で頂きます。 -
御殿の間です。畳敷きにテーブルと椅子で頂きます。
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米沢牛の石焼きと、奥はすき焼き。
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お刺身の平貝はぷりぷりして美味しいものでした。
前菜はいくらの石狩漬・あけび射込み焼き・鯉つみれ・チーズ味噌焼き・秋刀魚西京焼き・菊なめこおろしポン酢・黒ごぼう。 -
子持ち鮎塩焼き
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山形名物 芋煮
冷たい蕎麦は、お替りしたいほど美味しかった。 -
汁は海老しんじょう
この他、天ぷらも出ましたが満腹で手をつけませんでした。
ブドウはあとで部屋で頂きました。
米沢牛も柔らかく、地元食材を使って季節感もあり、美味しい料理を堪能しました。 -
翌朝6時半、朝食前に散歩に出ます。
旅館を出ると即、烏帽子山公園につながり、階段を上ると米沢盆地を一望できます。
この烏帽子山公園は、明治時代に地域有志の力で作られた公園です。 -
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見事な枝ぶりです。
通称「烏帽子山千本桜」といわれ、烏帽子全山は「日本さくらの名所100選」の地に選ばれています。
樹齢百余年のシダレザクラ・ソメイヨシノ約1,000本が、春には見事に咲き誇るそうです。 -
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「継目なしの石の大鳥居」では日本一の大きさを誇るようです。
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凝灰石で総高10.75m、
笠石12.7m、
柱心間7.65m、
明治35年から36年にかけ製作建立されたもの。
平成14年(2002)に南陽市指定文化財に指定されています。 -
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鳥居の先には、社務所があります。
そして、さらに進むと・・・ -
烏帽子山八幡宮です。旅館を出て5分ほどで着きました。
創建は、寛治7年(1093年)源義家が奥州平定のおり、弟の加茂義綱が祠を建て武運長久を祈願したことが始まりです。 -
御祭神は應神天皇(おうじんてんのう)、菅原道眞、鳴雷神(なるいかづちのかみ)です。
産業開発、縁結びの神として信仰されています。
南陽市赤湯字烏帽子石壱1415 -
「烏帽子石」
境内には烏帽子石と呼ばれる烏帽子の形に似た巨石があり、古来から信仰の対象になっていたそうです。
烏帽子石は、高さ約3m、重量10数トン、石には板碑と思われる彫り込みが7箇所あり、中には天文6年(1537)の銘が読み取れる。と、説明書きがあります。
市指定文化財です。 -
下に目をやると・・・一面の紅葉〜 美しい〜
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烏帽子山公園は桜だけかと思ったら・・・他に松や楓がバランスよく配置され、秋の紅葉も景観と共に楽しむことができます(*_*)
紅葉狩り・・全く期待していなかったのですが、素晴らしいです。 -
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落ち葉が、いきいきと張があります。
つい最近、落葉したのでしょうか? -
稲荷神社があります。
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あちこちに桜の品種が書かれた立札があります。
この目で色々な種類の桜を見比べてみたいですね〜 -
温泉神社です。
赤湯温泉の繁栄と温泉客の方々の健康を願って建てられたものです。 -
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康寿橋を渡ります。
碑が見えるので、行ってみます。 -
偕楽園碑です。
明治43年に「偕楽園碑」が建立され烏帽子山公園の由来が記されており、かつてこの公園を偕楽園と命名したことが刻まれています。 -
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御神坂、石塀などは、明治時代につくられたものだそうです。
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公園内の、洋風石造アーチ橋です。
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1時間が経ったので、そろそろ・・宿に戻る事に。
長い階段を下り・・・烏帽子山公園を後にします。 -
烏帽子山公園を出て、歩いて3分の所に「ゆーなび からころ館」がありました。
赤湯温泉観光センターの休憩処です。
館内では、お土産も販売しています。
また、近隣店から出前も取れて食事もできるようです。 -
ゆーなび からころ館の、正面玄関の左側には、足湯があります。
つるされた干し柿が郷愁を誘う)^o^(
ここより徒歩3分で、宿の御殿守に着きました。 -
8:00 散歩後、朝食を頂きます。
左側の白い器に3種の漬物のようなものがあります。栞が付いていて・・・
上杉家、米沢藩の領地であった置賜地方には、上杉鷹山公の「かてもの」が郷土の味として守り継がれています。
飢饉による凶作から領民を救う手だてとして、食べられるものを研究し、20年の歳月を経て赤湯御殿滞在中に完成させたものだ。と、書いています。
本日の「かてもの」は、ウド、かたくり・くきたち(油菜の最盛期に摘んで干したもの)の3種類でした。とても柔らかく美味しいです。
これも上杉鷹山公の素晴らしい業績を今に引き継がれているものです。 -
ふと展示棚を見ると・・・上杉謙信の名言が書いています。
運は天にあり。鎧は胸にあり。手柄は足にあり。
死なんと戦えば生き、生きんと戦えば、必ず死するものなり。 -
朝食後、庭に出ると・・・明治14年に明治天皇がご在所されたことが書かれた石碑がありました。
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そして、上を見上げると、烏帽子山公園の桜が見えます。
9時30分に、赤湯駅まで送って頂く予定ですが、もう1泊したい宿です。
歴史ある和風旅館の趣と温泉を充分に味わえたのですが・・・。
今度は春に訪れてみたいですね。
今日は、霞城公園に立ち寄った後、銀山温泉へ行く予定です。
*******?3に続きます。見て頂いてありがとうございます。
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この旅行記へのコメント (1)
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- よしめさん 2021/09/12 14:23:46
- はじめまして。よしめと申します。
- しんちゃん様
今月末に友達と、こちらの旅館に宿泊するので、予習として拝見しました。由緒正しい旅館で、お風呂もお料理も素敵。期待が持てそうです。このご時世ですが、明るい希望をありがとうございます。前日、銀山温泉からこちらへ行くので、そちらの旅行記も拝見します。楽しみです。
よしめ
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