2015/11/05 - 2015/11/05
218位(同エリア654件中)
pippo77さん
- pippo77さんTOP
- 旅行記76冊
- クチコミ10件
- Q&A回答11件
- 180,801アクセス
- フォロワー19人
出発点の宇奈月が標高224m
終点の欅平が599m
そして日本一深い渓谷の山肌は、その高低差、優に1000m以上。そして当然、山肌すべてが同時に紅葉するわけではない。宇奈月周辺では色づき始めでも、欅平から見上げる山肌は落葉だったりする。
という事で紅葉を目当てに黒部トロッコ列車に乗ろうとすると、時期が非常に難しい。
宇奈月はまだ早く、欅平から上はギリギリ落葉前あたりがバランス的にベスト。
さらに晴天の日と限定すると、すべてがビンゴとなる日は年に数日。
そして、その数日に運よく当たった事に感謝なのです。
PR
-
7:57発の2番列車に乗るべく駅に向かう。
平日と言っても、この時期で、この天気。
事前にネットでチケットは抑えておきました。 -
おおっ、すでに並んでいる!
事前予約できるのは、乗りたい列車の乗車券。
指定した時間の列車に乗れることは確定するが、
どこに座るかはあくまで当日の早い者勝ち。
急げ〜っ -
がっ!
我々の車両には他にだれも居ない。 -
前の車両には、仕事に向かう感じの二人だけ。
写真を撮る際は進行方向右側がマストだと聞き、
「何としてでも右側を死守せねば!」と、鼻息荒く列車に
向かったが、さすがに平日の朝だと大丈夫なのね… -
いよいよ出発!
それにしても寒い…
吹きっさらしなので想定はしていたが、それ以上。
終点の欅平まで一時間以上ですから、旅の荷物に
なったとしても冬装備を持参したほうが賢明。
根性論では持ちません。
そしてちょっと残念なのが写真の通り早い列車だと、
太陽が低く景色が軒並み陰になってしまうところ。 -
太陽が一番高い時間の乗車がベストだとは思いますが、
散策の余裕を考えると、早い列車に越したことはない。
一番いいのは朝は極力早い列車で行き、ゆっくり散策。
帰りを早め(14時前)くらいにすると、復路に谷間まで
陽が差す綺麗な景色が見られます。 -
このお城のような建物はテレビで観たぞ。
それにしても谷に陽が届かないと、写真の出来としては
オーバーとアンダーが画面を二分する、何とも厳しい
仕上がりになってしまう… -
まったく飽きさせず、どんどん景色は変わっていく。
-
「おおっ!」と、思わず声が出る絶景
-
猫又駅に停車中。
建物は新黒部川第二発電所。 -
こちら山側。
紅葉のトンネルをくぐるように列車は進む。 -
ここはスイス? カナダ? アラスカ?
日本離れした景色って変な表現だけど、
黒部のスケールは凄い。 -
約1時間20分で終点欅平に到着。
この頃には結構、谷間まで陽が届いていた。
しかし寒かった〜っ
寒さのせいで尿意をもよおすので、乗車前のトイレは
必須かと。
それと写真好きな方々へ。
道中、トンネルや柱、線路沿いの木々が邪魔で、
シャッターチャンスは思ったほど多くありません。
早いシャッタースピードで撮れるようにしておき、
柱や木が邪魔でも構わず連写するのが基本かと。 -
欅平駅からすぐ、奥鐘橋の上から。
-
こちらは人喰岩。
奥に見えるのが奥鐘橋と欅平駅。 -
この先2.5キロの祖母谷温泉はまさに秘湯で、
ごくまれに落石があるとの事。
実際にかぶって歩いていた人は数人でした。 -
谷間の坂道を上ること50分。
視界が開けて秘湯中の秘湯、祖母谷温泉に到着。
立ち寄り湯も可能。 -
こちら祖母谷温泉から歩いてすぐの源泉部。
-
河原のそこら中から温泉が湧き出ている。
-
左側が温泉。
温泉が川に流れ込み、水の色は青緑に。 -
天然のスチームサウナ。
中央に立つと体の芯から暖かい。
なんと贅沢なサウナだろう。 -
トロッコ列車に乗り、その終点から更に50分坂を上って
やっとたどり着く祖母谷温泉。
日常を遮断する究極のリフレッシュは、海外に行かなきゃ
無理だと思っていた。
しかしここ祖母谷温泉なら、日常との完全な隔絶も可能な
気がした。 -
欅平駅に戻る道すがら、純白の雪をかぶった立山連峰の
頂きがチラッと顔をのぞかせた。
この日、黒部立山アルペンルート最高点、標高2450mの
室堂では積雪25?だったそう。 -
欅平から鐘釣へはこちらの室内の車両にしようと思ったが、
晴天で気温がどんどん上がったので、結局全行程吹きっさらしの
車両に乗った。 -
鐘釣駅からすぐの万年雪展望台へ。
-
んっ?
万年雪はどこ? -
なんと「万年雪」の筈なのに、異常気象で全て
溶けきってしまったそうです… -
こちら河原露天風呂。
祖母谷温泉と同じく、河原のいたるところが
天然の露天風呂となっており、どこを掘っても
温泉が出てくる。 -
当方も足湯をやってみたが、なんとも丁度いい湯加減。
-
これは大自然のプレゼントだなぁ
-
トロッコ列車の復路。
朝とは太陽の角度が違うので、往路とまったく違う
写真が取れます。 -
ダイナミックに弧を描く黒部川
-
復路はほとんど寒さを感じなかった
-
宇奈月に帰ってきました。
-
駅から出ると、街中に普通におサルさん。
-
みなさんカワイイ珍客に驚いていた。
-
アルペンルートは行ったことがあるが、トロッコ列車は
まだという方、かなり多いのではないでしょか。
日本一深い谷を分け入っていく黒部渓谷トロッコ列車は、
大迫力のアルペンルートとは、また違った黒部の魅力を
満喫できます。
是非っ!
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
37