2015/09/21 - 2015/09/22
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2015年シルバーウィークで紀伊半島のSLを訪ねました。
第1弾の和歌山に続き、第2弾は奈良です。
和歌山から東に向かって来たSLの道は、五條市で北上して王子町・三郷町と続いて、再び東に向かって天理へと辿り付きます。
王子にあるSLは、近鉄の線路とJR関西本線の線路の間に挟まれたスリリングな公園にあります。どうやってそこへ行けばいいのか悩みどころでした。
天理のSLは、近鉄天理駅のホームの横にありました。名にし負う天理教の聖地。他では見られない街並みも見て来ました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
京奈和自動車道を東に走り、奈良県五條市に入りました。
和歌山県では天気が大層良かったのに、奈良県では雲行きが怪しくなって来ました。 -
五條のSLは、ちょっとわかりづらい場所にあります。
国道24号線(大和街道)を五條小学校の手前にある「明治維新発祥の地」という看板を目印に左に曲がります。
奈良地方検察庁の建物に向かう坂道の脇に、SLはあります。 -
国道より少し高い場所で、ちゃんと屋根もあり、居心地は良さそうです。
SLのあるのは、史跡公園の一角です。 -
五條のSLはハチロクでした。8620形の愛称ハチロク。
「金剛・ハロー号」というプレートを付けています。
小型ですが、勇ましい感じがします。 -
78675。大正14年1月13日川崎車輌製造。6,185,800円。
国産初のSLである8620形の616番目の車体です。
さて、毎度ややこしいSLの番号。その中でももっとも難解なのがハチロクだと思います。
なにしろ1番機が8620なのですから、当然次は8621。順番に続くと8699が80番機で、さてその次は8700。
しかし8700形が既に別にあるので、頭に1を付けて18620が80番機となりました。
ここで、18600でないのがミソで、常に下2桁が20から始まるのです。
だから80番ごとに先頭の桁が変わり、わけがわかりません。
どうして8600から始めなかったのか。先達を恨むばかりです。
ちなみに、栄えある1番機8620は青梅鉄道公園に保存されています。 -
このすっきりとしたフォルム。軽快な感じがいいですねえ。
車輪のスポーク動輪は国鉄の帽章や制服のボタンになっています。
主な運転区間は、姫新線・芸備線・和歌山線。
走行距離2,587,645.1km。最高速度95km/h。
ここの看板はものすごく詳しいです。 -
78675がいるのは、2002(平成14)年に整備された史跡公園です。
1864年に天誅組と称する暴徒に焼き討ちにあった五條代官所を建て直した場所です。
天誅組の行動が明治維新の先駆けとなったということで、「明治維新発祥の地」という看板になるそうです。
現在建っているのは、長屋門だけで、門の中には無料の資料館があります。 -
五條市を出て、生駒方面へ北上します。
米の収穫期であり、彼岸花の最盛期であり、辺りはのどかな田園風景です。 -
田んぼの畦道には、彼岸花がいっぱい。まだこんな風景が残っていたんですねえ。
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すごい量の彼岸花です。畦道が野辺の送り火のように、冥途への道行きになっているように見えます。
なんとなく気分は横溝正史・・・あれは、中国地方の話だったと思うけれど。 -
こんな風景が見られるなんて、日本人でよかったなあと思います。
彼岸花の群生地にツアーで行くより、ここの方がずっといい。 -
さて、王子です。手前がJR関西本線と和歌山線。その向こうに目指すSLが見えます。
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国道25号線の跨線橋から、線路に挟まれたこの公園に下りる階段があります。
階段を降りてちょっと先にSLは見えます。
右手のJRの線路をフルカラーの電車が行き交います。
塗装代倹約のために、車輌がアルミの銀色に路線別のカラー帯を施しただけの塗装になって久しいですが、まだフルカラーの車輌がバンバン走っているのが嬉しいです。 -
SLを挟んで反対側には近鉄田原本(たわらもと)線が走っています。
田原本線は、新王子駅から西田原本駅までの運行で、新王子駅はJR王子駅と隣接しています。
西田原本駅は、近鉄橿原線の田原本駅とは近接していて、乗換えが出来ます。
二つの駅を統合する計画もありましたが、地元商店街の反対で駅は別々のまま不便な駅として現在に至っているとか。 -
D51の隣を、都内ならさしずめ山手線といったフルカラーの車輌が走って行きます。
さっきは往年の京浜東北だったし、「鉄」族には嬉しい場所ですね。 -
保存状態は、格別悪いわけではないけれど、いいとも言い難いみたい。
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ナンバープレートは木製です。その下の所属を表すプレートの「王」は、地名(王子)にちなんで入れたんでしょうね。
この状態なら、今、手入れをすれば長持ちすると思うんですが。 -
運転席の中も手付かずですね。部品は残っている方ですが、苦しい状態です。
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足回りの塗装は薄い方ですが、誰か削った?車体番号が削り後の下から見えています。
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JR王子駅付近は、厚い雲に夕焼けが重なって、なんだか怖い空模様になっています。
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この日最後のSLは、近鉄王子駅から一つ目の信貴山下(しぎさんした)駅に近い三郷小学校の校庭にあります。
信貴山下駅のある近鉄生駒線は、王子から生駒を結ぶ路線です。
信貴山朝護孫子寺への参詣のために開通した信貴生駒電気鉄道が最初で、信貴生駒電鉄が引き継ぎ、1964年に近鉄に吸収されました。
王子には他に1918年大和鉄道が開通し、信貴生駒電鉄に合併され、近鉄となった田原本線の新王子駅があります。
同じ近鉄でありながら王子駅と新王子駅はロータリーを挟んで別々の駅舎であり、乗り継ぎ運賃が適用されるものの、一旦改札を出て乗り換えることになります。
多くの支線を持つ近鉄は、色々な所でおもしろい構図を持っています。 -
三郷小学校のSLは、校庭の中にあるため近寄ることが出来ません。
裏手にある学校給食センターへ下りる坂道から金網にへばりついて撮るしかありません。
元々悪条件の上に、時刻は18時過ぎ。既に肉眼でも暗くなっています。
ISO1600の上にシャッター速度を1.5秒にして、尚且つ手持ちで撮影しています。
せっかく来たのだから、写ればOK程度の写真です。 -
これは、C57160。1942年三菱重工製。1971年廃車。
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この小学校の生徒にとって、SLといえばC57になるのかな?
さあ、日も暮れたから、明日は天理だ。 -
まばゆい朝日の中、天理市庁舎です。市庁舎からして、只者ではありません。
天理教は、江戸末期の1838年に中山みきによって創設されました。
教祖は「おやさま」と呼ばれ、1887(明治20)年に死去。以来10年ごとに大祭を行い、2016年は130年祭が行われます。
天理教本部のある場所を人間の命の発祥地「ぢば」と称し、本部を訪れることを「おぢばがえり」と言います。
そのため、天理の町には「お帰りなさい」の文字が多く見られます。 -
天理駅付近で見かけた天理教信者。黒い法被に白い「天理教」の文字。
天理市は唯一の宗教団体の名を持つ市で、天理教からの莫大な寄付を受けています。
一般会計の寄付金(天理教だけではない)は、平成4年では1,587,430千円、平成25年度で1,020,003千円つまり10億円以上です(天理市HPより)。 -
近鉄天理線の終点、天理駅のホームに隣接して保存されているSL。
背後の建物は、天理教信者が大祭などで全国から集まった際に宿舎として使用される建物です。 -
近鉄天理線は、橿原線から平端で分岐して天理まで伸びる全長4.5kmの支線です。
普段は平端(ひらはた)での折り返しと、京都までの直通列車があり、祭礼がある時などは、名古屋・大阪などへの臨時特急も走ります。天理駅 駅
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D51691。1942(昭和17)年6月16日鷹取工場製。1968年廃車。
田井庄公園に保存。走行距離1,675,219km。
関西本線・奈良線・東海道本線・紀勢本線・東北本線を走行。 -
実に立派な高い柵のお陰で、遠巻きに見るしかありません。
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D51691は、炭水車の後ろに客車オハ61930を連れています。
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足回りは、なかなかいいD51691です。
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朝日が白い柵に当たって、客車がよく見えません。
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あんまり目の細かい柵は勘弁して欲しいです。置いておけばいいというものでもないでしょうに。
さて、では天理の町を見てみましょうか。 -
まずは、D51のある田井庄公園です。
天理駅の真ん前にこんな緑豊かな公園があるなんて。公園の中心は、この池です。 -
「近鉄天理駅」とありますが、近鉄の駅は1階のみです。上はJR桜井線です。
天理駅 駅
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天理駅の東口ロータリーから少し南にずれた所に「天理本通」があります。
このアーケードが天理教本部への参道です。 -
昔からある商店街で、天井が高く明るくて屋根があるので買い物は楽そう。
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高校野球の常連校、天理高校や天理大学はもちろんここにあります。
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店先にとても綺麗な布袋が並んでいたので、足を止めました。
「おかきさげ袋」なんでしょう?天理教のお札入れかな?
可愛らしくて、欲しくなります。 -
駅前からの道を車で東に進むと、天理教教会本部が見えて来ます。
天理教教会本部(神殿) 寺・神社・教会
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教会本部の敷地はとても広いので、道路は迂回しています。
周辺には、天理教独特の形をした建物が隣接しています。 -
天理教教会本部です。
天理教は、日本人が新天地を求めて南米各国に移住した際に持ち込まれ、その国に天理教会が作られています。
また、台湾や韓国にも戦争を契機に広がっています。 -
この巨大な建物の中には、教庁・天理大学・小学校・天理大学付属天理参考館などがあります。
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おもしろいのは、その建物の下を道路が走っていて、通り抜けることが出来ることです。
抜けた先には高校と大学の敷地が広がっています。城下町さながらです。 -
中心部を抜けても信者詰所と呼ばれる独特の建物が点在しています。
建物は、地域ごとに振り分けられていて、東京から来たらここ、大阪から来たらここというように決められているようです。
さて、天理の東の山に入ると国道25号線で三重県に入ります。
途中、忍者で有名な伊賀を通るので、伊賀上野城と忍者屋敷を見学します。
その旅行記は「伊賀上野城はカラフルで大小様々な忍者がいっぱい」でどうぞ。
次回は三重県編です。
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