スター・アライアンス・周回の旅　NZ南島バスツアー　150930　七十四日目

2015/09/06 - 2015/10/12

　2013年に続いて二度目のスター･アライアンス・周回の旅　今年のテーマは「Glacier」でございます。
後半はヨセミテ・ナショナル・パークからアラスカへ転じ、生まれて初めてのクルーズ、そこから一気に南半球へ飛んでニュー・ジーランド南島のバス・ツアーへ参加します。

　どうやら私が申し込んだバスツアーの主催会社、Grand Pacific Toursという会社は本拠は豪州のようです。ホテルに預けられていたパックを開くと中から出てきたのはなんとバッグの類い。今更そんなものを貰っても邪魔になるだけ。お返ししたのだけれど、中には揃いのジャケットやキャップまであるようだ。

　夕食からこのホテルで参加者一同が集合。やっぱり参加者のうち、非英語圏から参加は私たち二人だけ。フィリッピンから女性が一人参加しているけれど、フィリッピンの人は日本人よりも英語になれています。

エリア クライストチャーチ(ニュージーランド)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　朝から荷物を持って部屋を替わります。
　今日はバスに乗って街の中心へ出かけます。
　街のあちこちに空のコンテナが積み上げてあるんです。
　なんだろうと考えるに、これは歴史的建物の保全のためにこれで建物を保護するということなんですね。

　ここはもう壁だけになってしまっていますが、これを保全しようという計画です。素晴らしい考えではありませんか。

　ここはもう壁を全面的に保全。

　空き地に白く塗られた椅子がずらっと並べられています。そしてその横にこんなブース。

　あの2011年2月22日のカンタベリー地震で亡くなった185名を悼んで並べられているものだそうです。

　後ろのビルは今はまったく使われていない建物です。

　街中にはあちこちの壁にかなりレベルの高い壁画が描かれています。

　そして、全壊してしまった聖公会の大聖堂のテンポラリー施設として建てられてたのが日本人建築家、坂茂氏デザインのカードボード・チャペルです。

　外から見ると、なんということのない三角屋根だ、位にしか見えないのですが、中に入ってみて、びっくりします。ただの三角屋根ではなくて、入り口の方が広がっているんですね。

　いわゆる「ボイド管」の太いものが使われているのですが、その上から半透明の波板を張ってあるのですね。入り口上のステンドグラス風の破風はちゃんと大聖堂のステンドグラスをヒントにしてあるのだそうです。

　中の椅子もそれはそれは面白い発想のものです。

　勿論積み重ねることも可能！

　これがここで使われている素材のサンプルです。尤も柱はより長期間持たせられるようにコンクリートを充填したそうです。

　いくつかの備品は大聖堂から持ち出してきています。あの十字架もボイド管です。

　花を生けているのは地元の草月流の皆さん（といっても勿論キウィーの人たち）で、この花器もボイド管です。

　このクイルトは本物です（笑）

　とても素朴な建物に見えます。

　手前の入り口がより広がっているのがわかります。

　このビルはどうやら二階はフードコートで、下にはスタバが入っていたわけですね。さぞかし賑やかだったことでしょうねぇ。

　コンテナを集めた仮店舗がたくさん集まっているところがあります。

　そのうちの一軒のカフェで、サンドイッチと、ペストリー、そしてフラット・ホワイトを買ってランチです。

　仮店舗の一角の雑貨屋さんは目移りがするほど面白いもの満載。西瓜のジュース！？旨そうだなぁ。

　お茶の缶らしいんですが、形といい、色柄といい、とても凝っています。流行のグリーン・ティーの缶なんて、図柄が日本のお城！

　こりゃなんだ！？と思ったですよ！

　こんなことなんだそうで。それにしても完成度の高いアートだ！

　うわっ！ブラック・サバス！

満開の桜並木！

　それにしてもこの桜の木、なんだかおかしくないですか？途中までの木と花のついている枝は元々同じ木じゃないの？

素晴らしい桜じゃないですか！

　新しくできたばかりのバスターミナルです。発想は凄いですよ。行き先別に乗り場が変わり、電光掲示板にこの行き先のバスはあと何分で何番線に来ると表示されます。

　でも、出ていくときがバックするというのはちょっと如何なものかと思うなぁ。

　というわけで夜は南島バスツアー参加者の会食ということになりました。私たちが一緒のテーブルになったのはブリスベインから来られた今年70歳になるご夫婦でした。
　参加者総数は32名、6割がオーストラリア、他にアメリカ、カナダ、もちろｎNZ、フィリピン、そして私たち日本人という陣容です。

　つれあいはまたしてもサーモン。

ハートランド ホテル コッツウォールド ホテル

　私はチキン。

　デザートです。

　このホテル、かつてはたくさんの日本人が泊まったようです。こんなところに日本語の痕跡。