2015/09/12 - 2015/09/22
1617位(同エリア4523件中)
でんろくねこさん
- でんろくねこさんTOP
- 旅行記53冊
- クチコミ70件
- Q&A回答0件
- 70,405アクセス
- フォロワー4人
イスタンブール中心部からフェリーで90分、プリンスィズ諸島を訪れた。
目的はイスタンブール・ビエンナーレ(2年に一度開かれる現代美術の大きな展覧会)を見ること。
プリンスィズ諸島はガイドブックにも小さくしか載っていなくて、ビエンナーレがなかったら訪れなかった場所。
往復わずか9リラ(360円)で、船の旅が気持ち良かった。
- 旅行の満足度
- 5.0
-
ホテル最寄のタクシムからフニキュレル(地下ケーブルカー)で1駅のカバタシュ。
カバタシュ駅から地上に出ると目の前に、フェリー乗り場がある。
行きはSehir Hatlari社のフェリー。イスタンブールカードが使えて、Buyukadaまでわずか2.85リラ(120円くらい)だった。 -
フェリーはそんなに混んでいなかったので、席を右に左に移って写真を撮った。
まず、右手に旧市街が見える。トプカプ宮殿。 -
左側にアジア側の風景が見える。
ハイダルパシャ駅。重厚な建物。 -
アジア側のカドキョイに寄港。
-
アジア側の風景。
-
アジア側の風景にも飽きてきたころに、誰かがパンを投げ始めると、カモメが集まってきた。
-
しばらくカモメが並走していた。自分はパンを食べ終えていて餌付けできなくて残念。
-
島が近くに見えてきた。
-
結構発展している。
-
Sehir Hatlariのフェリーはプリンスィズ諸島の3つの島を経由してBuyukadaに行く。
ここはKINALIADA。
港で猫が待っている。 -
あまり建物のない島も見える。
-
HEYBELİADAに寄港。
海辺に学校らしきものがある。 -
目的地のBuyukadaが見えてきた。プリンスィズ諸島で最大の島。
カバタシュからBuyukadaまで90分。
後に見る動物彫刻が海からも見えた。 -
Buyukadaの港。
-
Buyukadaに上陸。
-
Buyukadaは車の乗り入れが禁止されており、馬車が定番。自分はレンタサイクル(マウンテンバイク)を借りた。1時間10リラ、2時間20リラ、それ以上30リラ。
-
別の船から降りる人たちが見える。イスタンブールの地元の人たちが多く訪れるようだ。
-
島では馬車をよく見かける。
-
島は金持ちの別荘が多いが、そんな中にある空家のひとつが、イスタンブール・ビエンナーレの会場となっている。
(イスタンブール・ビエンナーレは2年に一度の現代美術の大規模な展覧会。今回はイスタンブール各地30か所に会場が散らばっている。そのうちいくつかがBuyukadaにある)。 -
音と白黒写真が作品。
-
マウンテンバイクで走る。緑が多くて気持ち良い。
-
「トロツキーの家」もビエンナーレの会場のひとつ。
ソ連のトロツキーがメキシコに亡命する前に1930年頃から数年間、この島で暮らしていたという。 -
トロツキーが住んでいた家が保存・公開されているのかと思ったら、すっかり廃墟だった。壁しかない。
-
トロツキーの家。
-
トロツキーの家の裏庭から海に出られる。そこに作品がある。海に出ると、不思議な光景が広がる。
-
大きな動物の彫刻がいくつも、海に浮かんでいる。今回のイスタンブール・ビエンナーレの紹介記事には必ずこの作品の写真が載っていた。代表的な作品。
-
動物は思っていたよりだいぶ大きい。見上げるほど大きいゾウ。
白い動物彫刻に何か巻き付いているものと思ったら、別の素材でできた動物だった。ゴリラにライオンがくっついているのが異様だった。 -
白く無機質な動物彫刻と、自然の素材でできた別の動物の形。ときには動物の形になっていなくてツノや鉱物など自然のものだったり、人工のものもくっついている。作者はアルゼンチンのAdrian Villar Rogers。面白い作家だ。今回のビエンナーレで最も印象に残った。
トロツキーの家にあえて展示するのだから何か関連する意味がありそうだが分からない。 -
トロツキーの家の近くにいた猫。
イスタンブールのほかの地域同様、Buyukadaでも猫をたくさん見かけた。 -
島をマウンテンバイクで走る。
-
次の会場も空家。
-
Ed Atkinsの作品。
2階に上がると、映像が投影されている。リアルなCG映像。男が部屋で横になり歌う。リアルでなんか気持ち悪い。部屋がしばらく映っていたが、がたがたと大いに揺れ始め、部屋が崩れていく。 -
現実の世界に戻り、映像の横を通って奥に行くと朽ちかけた部屋だった。
-
3階にも同じような映像がある。部屋の探検とあいまって楽しかった。海外旅行で廃墟に行く機会などそうあるものではない。
-
港近くに戻ってきた。
-
Hotel Splendid Palaceというきれいなホテルにもビエンナーレの現代美術作品が展示されている。
-
好きなアーティストであるウィリアム・ケントリッジの作品。島のきれいなホテルの中に展示。部屋のスクリーンと、ドア4つにそれぞれ白黒の映像が投影されている。
-
トロツキーの演説の映像。秘書と男がタイプをうったり踊ったりしている。最後は秘書の顔がメガホンで置き換えられた。これもトロツキーをテーマにしている。トロツキーは亡命中の島から秘書を介して原稿を作りソ連国民への発信を試みたが、ほとんど伝わることはなかった。そんな状況をモチーフにしているようだ。でもあまり面白くない。
-
猫。
-
帰りのフェリー。
帰りはDentur社。カバタシュまで6リラ。 -
フェリーの中。
-
船の旅は気持ち良い。
-
カバタシュに戻ってきた。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
でんろくねこさんの関連旅行記
イスタンブール(トルコ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
43