砂布巾のＬＷ番外編～無人島シリーズ第４位　ビザンツ帝国、オスマン帝国、ムスタファケマルを訪ねて

1997/12/26 - 2023/07/15

　1997の年末は当初トルコ航空を利用してのイスタンブール、イェルサレムの旅を計画していたのですが、米英軍のイラク空爆があった関係で、イスラエルへの渡航自粛勧告（？）が出され、旅行社の担当者からも「命の保証は出来ません」と言われ、結局オーストリア航空を利用してのウィーンとイスタンブールへの旅となりました。もし独り身だったら、担当者の忠告を無視してパレスチナ情勢を感じに行っていたでしょうが……。ただお陰でウィーンの大晦日には大いにはまってしまい、翌年も訪れることになります。

　さて世界三大料理の１つとも言われるトルコ料理ですが、決して不味くはないものの、そこまでかな？という印象ではありました。

エリア イスタンブール(トルコ)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 船
• 航空会社: オーストリア航空

　ちょっとピンぼけですが、オーストリアの有名人を描いた塗装の飛行機。（ウィーン空港にて）
　モーツァルトやフロイトなどが描かれている。

　アヤソフィア。ローマ帝国時代に建設が始まり、ユスティニアヌスの時代にはビザンツ様式の教会として完成した。オスマン帝国の時代になると、周囲に４本のミナレットが加えられ、イスラム教のモスクとなった。

　背負っているのはジュースのタンク。西洋人の「ポーズ取って」のリクエストに応じて。でも注文した彼はジュースを買わなかった。気の毒。

　ガラタ塔から眺める旧市街方面。橋は有名なガラタ橋。

　ブルーモスク

　名物のサバサンド。船で売っているのが風情がある？　後方がガラタ塔。

　トプカプ宮殿入り口。

　スルタンの玉座？

皇帝の間。

　軍事博物館でのオスマン軍楽隊の演奏。包囲された際、ウィーンの人々はさぞ驚いたことだろう。
向田邦子「阿修羅のごとく」のドラマ自体より曲に関する問い合わせが殺到した「ジェッディン・デデン」
https://www.youtube.com/watch?v=UukiDpOTju0

　地下貯水池

メドゥーサの首。ちょっと不気味。

　タクシム広場から新市街で一番賑やかなイスティクラール通りを通る路面電車。可愛らしい。

　ヨーロッパ側で一番古い地下鉄の１つ。チュネル。乗車時間はたった３分。

　タクシム広場の像。独立戦争の記念碑。アタテュルクが居るかどうかは覚えていない。ごめんなさい。

　ホテルの部屋から眺めたタクシム広場。

　泊まったホテルマルマラ。ヴァイキングが２人で千万トルコ・リラ。桁数は莫大だが、日本円に直すと６千７百円。当時のトルコはインフレが凄まじく、翌日には千三百万リラ！に値上げされていた。

アタテュルクが描かれている１０万トルコリラ（当時のレートで￥６０）の写真。

　裏はこんな感じ。訪問後にデノミが実施され、このお札は現在使われていない。

　ピンぼけになったけど、モスクにＭｅｒｒｙ　Ｃｈｒｉｓｔｍａｓの文字がっあったのが新鮮でシャッターを切った。イスラム教徒がキリスト教に寛容となり、キリスト教徒もイスラム教に寛容な世界が到来すればと思う。

虹！

　帰りのタクシーから。運転手に「Ａｉｒｐｏｒｔ」、「アタテュルク・ハヴァリマーニ」と言っても通じない。ガイドブックを見せたら、「アッ、アエロポルト」と納得した。意外に英語は通じない。

モーツァルト作曲　歌劇「後宮からの誘拐」
　ショルティ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

先ほどサンクスで受け取った

今日はヘルベルト・フォン・カラヤンの命日でもあります
でも彼による「後宮」は残されていません

ザルツブルクのマリオネット劇場で鑑賞したこのオペラ

一番好きで何回リピートしても飽きないのは第１幕の５曲目、セリムパシャが登場する音楽なのですが、ないので映画「アマデウス」よりフィナーレ
https://www.youtube.com/watch?v=1uaLaFNzwgc

このオペラを作曲した建物（ここからはウィーンの写真）

　ピンボケですが、そのことを示すポスター
　ハフナー交響曲（第35番）も作曲された

　もしかしたらモーツァルトも乗ったエレベーター？？

　ＴＶでは「アタック・ナンバー１」をやってた！！！　驚き。日本のアニメをドイツ語で見るのも何か変な感じ。

　ドイツ語タイトルは「Ｍｉｒａ　Ｓｕｐｅｒｍａｎｎ」。発音は「ミラ　ズーパーマン」。

　ウィーンのど真ん中では「○○○○にお住まいですよね」と声をかけられた。狐に騙された気分だったけど、家の下にあるスーパーに入ってる魚屋さん。イヤー、こんなこともあるんだ！！！！！　こっちは店員さんの顔を見て買い物しないから。

もちろん、Die Entfuehrung aus dem Serail.を聴きながら。

訪ねたい場所ベスト１は、飛んで「イスタンブール」。朝日新聞「うたの旅人」より。