2015/09/19 - 2015/09/26
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elephanさん
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齢57。気力、体力のあるうちに行っとかねば一生後悔すると一大奮起!
2015年のシルバーウイークを利用し、初の海外旅行に出かけてきました。
出向いた先は、ロックとアート好きのワタクシにとって訪ねたい場所がいっぱいのニューヨーク。
英語力はサイテーレベル(特にヒアリング力はほとんどゼロ=ブロードウエイでミュージカル見て、ただの一言も理解できまへんでした! みんなに合わせて笑ってたけど・・・)の私ですが、勘と度胸とIphoneを頼りに、あこがれのグリニッジビレッジを拠点に、ニューヨーク中(はては州郊外のど田舎&フィラデルフィアまで)を歩き回ってきました。
大丈夫です。ワタシにできたんだから。
英語できないあなたも一人旅を楽しめます!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 2.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- その他
- 利用旅行会社
- JTB
PR
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イチオシ
前夜、早めにホテルに戻り、残り2日のNY滞在に備えたワタクシ。
この日はホテルから歩いて10分ほどのところにあるベーグル屋さんに行くことから活動を始めました。
着いたのはここ、ミュレイズ・ベーグルズさんです。
この店はニューヨークでも屈指のベーグル有名店。
評判通り朝からたくさんの人が来ていました。マレーズ ベーグルズ パン屋
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店のシステムは、奥の注文カウンターで食べたいベーグルを注文。
ワタクシはシンプルにクリームチーズを挟んだプレーンベーグルを頼みました。
そこでお金を払うと、レシートと数字を書いた紙をくれます。
店の前の方で待っていると「◯番さん、お待たせしましたー」てな感じで、できた順番に数字を呼ばれます。
ベーグルは紙袋に入っていて、客はそのまま持ち出しても良いし、店で食べても良いシステムです(ファストフード店と同じですね)。
この日は日本人の若者のグループが来ていて、「おいしいねー」とか「ニューヨークって感じー」とか言い合いながらぱくついていました。
ワタクシはというと、最初から近くにあるユニオン・スクエアという公園で食べようと考えていましたので、紙袋を持って外へ。マレーズ ベーグルズ パン屋
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イチオシ
途中、外装がやたらと綺麗なお店がありましたので、寄り道することに。
後で知人が教えてくれましたが、ここニューヨークでもよく知られた高級食材店チェーンのお店でした。
名前はなんと「エデンの園」。ガーデン オブ エデン (ユニオンスクエアー店) スーパー・コンビニ
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中はこんな感し。
結構奥行きがあって広いです。ガーデン オブ エデン (ユニオンスクエアー店) スーパー・コンビニ
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ちょっとピントが甘いですが、是非紹介したかったので。
日本では、まず見ることのない陳列ですよね。
下の方の商品を取ったら、どうなるんだろうと思いましたが、さすがに試しませんでした。ガーデン オブ エデン (ユニオンスクエアー店) スーパー・コンビニ
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野菜もたくさん。
ガーデン オブ エデン (ユニオンスクエアー店) スーパー・コンビニ
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楕円形のスイカ。
味はどうなんでしょう。ガーデン オブ エデン (ユニオンスクエアー店) スーパー・コンビニ
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葉物野菜も重ねた陳列が基本です。
ガーデン オブ エデン (ユニオンスクエアー店) スーパー・コンビニ
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半分くらいは生鮮食料品でした。
それにしても色が鮮やか。
ここでもおやつ用のバナナを買いました。ガーデン オブ エデン (ユニオンスクエアー店) スーパー・コンビニ
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こちらはピクルスですね。
壁には瓶詰めが、手前には量り売りのピクルスが並んでいます。
いろんな種類があるもんです。
そういえばグリニッジ・ビレッジで屋台のピクルス売りを見かけました(写真を撮っておけばよかった!)ガーデン オブ エデン (ユニオンスクエアー店) スーパー・コンビニ
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店を出て数分歩くともうユニオンスクエア公園。
丸屋根の建物は地下鉄の入り口です。
この日は、ここらへんからカメラの設定が微妙にずれてきているんですね。
この写真は露出オーバー。
やや見苦しいですが、我慢してお付き合いください。ユニオンスクエア パーク 広場・公園
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ユニオンスクエアはワシントンスクエアに比べると、2まわりほど小さな公園。
ただ緑の多さでは、こちらの方が上です。
前述のように、公園の中に地下鉄の駅があるのも便利です。
ベンチでベーグルを食べていて(美味しくはありましたが、冷えていて・・・。軽くトーストしたのを食べたかった)、ふと横を見るとリスがいました。
慌ててカメラを用意しシャッターを切ったのですが、ご覧のようにぶれちゃいました。
女性の横のベンチにいる灰色のがリスです。
ベーグルあげたら近寄ってくるかと思ったのですが、そこまでは人に慣れていないようでした。ユニオンスクエア パーク 広場・公園
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イチオシ
さきほどの入り口から地下鉄の駅に降り、一路セントラルパーク方面へ。
着いたのはセントラルパークの東側、アッパー・イーストサイドにあるメトロポリタン美術館です(2日前に行った自然史博物館は公園の西、アッパー・ウエストサイド)。
ここも世界各国から来た人でいっぱい。
写真はどこかの小学生の団体でしょうか。
珍しく制服姿のグループを見たので、写真を撮らせてもらいました。メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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イチオシ
正門前では、黒人のグループがベースを伴奏にコーラスを披露していました。
しかもやたらとうまい!
ワタクシといえば、昔みんなのうたで流行った「メトロポリタン・ミュージアム」を口ずさみながらいざ入館です。メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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中に入ると受付のような場所があり、そこでさまざまな国の言葉で書かれたガイドマップをもらえるようになっています。
しかも日本語のマップのところには親切そうな日本人のボランティアさんが。
あまり用はないのに話しかけたりして。
いったい何日ぶりですやろ、日本語聞いたのは!と、言葉がおかしくなるほどの久々の母国語との出会いでした。 -
こちらは中ですね。
自然史博物館やフィラデルフィア美術館も広いミュージアムでしたが、やはりここが一番。
当初の計画通り、まずは好みの近現代アートから見ていくことにしました。 -
ここからしばらくはカメラのホワイトバランスがおかしいです。
すみません。
この細長い顔、どこかで見覚えがありませんか。
そーです、モディリアニ。
彼は絵画を離れて石の彫刻に没頭していた時期があり、これはそのひとつです。メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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こちらは横たわる裸婦。
スタンダードな肖像画と並んで、モディリアニはこのポーズの裸婦を盛んに描いています。メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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これはモネですね。
描かれているのは彼の重要なモチーフのひとつ、積みわらです。メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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同じくモネ。
ここで一つ、参考情報を。
メトロポリタンでは日本語のオーディオガイドがあったので、機械を借りました。
ただ概要については日本語ですが、個々の作品の解説は英語が多く(ワタクシが数字をエントリーして呼び出した作品についてはすべて英語でした)、あまり役に立ちませんでした。
現地で借りようかなと思っている方は、ご注意を。メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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続いてはゴッホの自画像。
展示室を巡っていると、いきなりこうした名画に出くわすので(というか展示されている全てが名画なのですが)、びっくりします。メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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メトロポリタンは、ゴッホが豊富に飾ってありました。
これもそう。メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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これもですね。
メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ドガの踊り子。
これも見たかった作品です。メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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こちらは絵画版のドガの踊り子。
メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ここから現代。
またまた出会いました。
草間。
一番見たかった「無限の網」です。メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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近づいてみると、こんな感じ。
ひとつひとつの網に執念が乗り移っているようです。
「同じモチーフが無限に増殖するという強迫観念、それを克服しようと描いているうちに、私が無くなる」という草間さんの言葉が、説得力を持って伝わってきます。
でもすごいですね。
MOMAやホイットニーだけでなく、メトロポリタンにまで作品が展示されているんですよ。
日本人の現代アーチストとしては最高レベルの評価を受けているのではないでしょうか。 -
一方、こちらは20世紀のアメリカの代表的アーチスト、ジョージア・オキーフです。
長年、花や風景、動物の骨だけを書き続けた人で、絵に余白を作るなど、まるで日本画のような画風が特徴です。
まだ20代だった草間女史が一面識もないのに日本から手紙を送り、渡米への協力を求めたことでも知られています。
オキーフは、この若き東洋の芸術家の卵に励ましの手紙を返し、手紙と一緒に送られてきた水彩画を画廊に持ち込むなど、さまざまに支援しました。メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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アメリカの作家が続きます。
ここで見たポロックも深みがありました。
ポロックは典型的な破滅型のアーチストだったようです。
44歳で飲酒運転の上、事故死したとか。メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ロスコ。
色がおかしいのが残念です。
ロスコといえば、ニューヨークの超高級レストランの壁画用に製作された40枚もの連作「シーグラム壁画」が有名です。
この作品、さまざまな理由でロスコが納入を拒否。
結局、現在は世界の3つの美術館に分かれて展示されています。
ロンドンのテートモダン、ワシントンDCのフィリップス・コレクション、そしてなんと日本のDIC川村記念美術館(千葉県佐倉市)です。
今回の旅でロスコに目覚めたワタクシ、ぜひ川村記念美術館に行ってみようと思っています。メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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近現代の最後は、またまたダリですね。
変な言い方ですが、やっぱり上手です。メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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とにかく広いメトロポリタン美術館。
近現代を見終わった後は、日本、ギリシャ・ローマ、エジプトとエリアを絞って見学しました。
これは日本のコーナーに行く途中。
メソポタミアのところで撮った写真です。メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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同じくメロポタミア。
狛犬の原型?メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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イチオシ
で、日本のコーナーで、いいものに出くわしました。
これ2日目にワタクシがミュージアムを訪れたあの彫刻家。
そうです、イサム・ノグチの作品です。メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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石をくりぬいた丸い穴から水が少しずつあふれていて、白い丸石を敷き詰めた床に染み込んでいきます。
かすかですが、周りが静かになると水音が耳に届きます。
一見純和風なんですが、穴のくりぬき方(正円でした)、石の面取りの仕方、床の石の大きさなどは日本風ではなく、やはりイサム・ノグチの独自性としか言いようがありません。
鑑賞者が座れるようちょっと離れた位置にベンチが置かれていて、20分ほどそこに座って作品の存在感を楽しんでいました。メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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あとはギリシャ・ローマとエジプトを残すのみ。
ところが両方ともいくつ展示物があるかわからないほどの膨大なコレクション。
一つ一つは興味を惹かれるのですが、これだけあるとぶっちゃけ有り難みがありません(写真はたいした量撮っていませんが、本当に多いんです。しかも近現代のアートと違って、失礼な言い方ですが、同じようなものが多い!)。メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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おいしい料理でも、いっぺんに食べきれないような量を出されますと、食べる前からお腹がいっぱいになったような気がしますよね。
それと同じで、実にもったいないのですが、歩いているうちにどんどん見る気力が失せてしまいました。メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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これなんか面白いですよね。
しかもとんでもない昔に作られたアートです。
でもすみません。
頑張って見ようとする気にならないのです。
「はい、ごめんなさい、ごめんなさい、ぞんざいな見方をしてしまって。
貴重なものなのにねー」と心の中で展示物に頭を下げながら、駆け足で展示室を通り抜けました。メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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で、最後にたどり着いたのがここ。
エジプト美術コーナーの目玉の「なんちゃら神殿」です。
あー、もう名前まで覚えていない!(デントゥール神殿でした)。メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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きっと最初にこれを見たら、いろいろと思うところがあったんでしょうが、無理。
彼氏とデートの約束をしている女子職員に残業を頼んだ時のように「無理!」。
ほとんど何にも心が動きません。
ギリシャの皆さん、ローマの皆さん、エジプトの皆さん、ゴメンナサイとつぶやきつつ、ミュージアムをあとにしたワタクシでした。メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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9.11、MOMA、ノグチ、自然史博物館、ホイットニー、フィラデルフィア、メトロポリタンと、これまでに7つのミュージアムを巡ってきたワタクシ。
締めはメトロポリタン・ミュージアムから歩いて7〜8分のところにあるグッゲンハイム美術館です。
グッゲンハイムは近現代美術のミュージアムですが、建物自体も極上のアート。
手がけたのは帝国ホテルなどの設計で日本とはゆかりの深いフランク・ロイド・ライトです。
「かたつむりの殻」と呼ばれています。ソロモン R グッゲンハイム美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ところが、ここでもまたまたアクシデント。
日本で印刷して持って行ったバウチャー(予約票)を受付のお姉さんに見せると、受け取って眺めた途端、困ったような顔に。
首を振りながらいろいろと説明してくれるのですが、いつもと同じですぐには意味がわかりません。
向こうもこちらが英語がよくわからないことを察してくれたようで、ゆっくりとやさしい英語で伝えようとしてくれます。
なんとかわかったのは、次のような事情でした。
まずワタクシが持って行ったバウチャー、美術館のHPで自分で予約、メールに添付して送られてきたものを持っていったのですが、日付がなんと1ヶ月後、10月になっていました。
これは明らかに自分のミス。
HPのカレンダーで予約日をクリックする際に間違えてしまったようです。
もう一つは、この日は展示物の入れ替え作業中で、ほんの一部の作品しか鑑賞できないことです。
彼女曰く「間違って予約した分(税込で25ドルでした)は、クレジットカードに返金する手続きを取ります(実際に返金されました)。その上で、一部しか展示されていないが、それでもいいなら15ドルで入館できます」ということでした(おそらく)」。
「OK、入ります」と答え、ようやく入館しました(ここまで10分はかかったでしょうか)。
後から考えると、非常に良心的な対応だったと思いますが、展示は本当に一部だけ(おそらくコンテンポラリーアートの特別展)でした。
(写真はいただいたパンフレット)。 -
後で調べたら、ワタクシのNY滞在中は全て入れ替え作業の最中。
別の日に行っても作品を楽しむことはできなかったようです。
これも巡り合わせですものね。
仕方がありません。
ただワタクシと同じように、展示物は少ないのに、結構な数の人が入館していたのは意外でした。ソロモン R グッゲンハイム美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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さて、グッゲンハイム用に予定していた時間が、ぽっかりと空いてしまったワタクシ。
余裕があれば行ってみようと考えていたチェルシー地区に行ってみることにしました。
グッゲンハイムのあるアッパー・イーストからグリニッジ・ビレッジの北に当たるチェルシーまで直接行く地下鉄路線はありません。
なので、セントラルパークを横断してウエスト側に出ることに(バスもありましたが、あえて歩きました15分ほど?)。
そこからは地下鉄で一直線です。
で、ここがそのチェルシー。
グリニッジ・ビレッジとはまた違った趣がありました。 -
チェルシーに限らず、ニューヨークでは、このように大型犬を何頭も連れた人をよく見かけました。
自分で飼っているのか、それとも複数の飼い主に頼まれた商売なのか。 -
そしてお目当はこちら。
伝説のホテル、チェルシーホテルです。
オープンは1883年と言いますから132年前ですね。
和暦でいうと、明治13年です。
歴史の長さだけではなく、このホテルの名を高めているのは、多くの文化人に愛されたことです。
アーサー・ミラーや O・ヘンリー、ウィリアム・バロウズといった作家や劇作家が利用し、アーサー・C・クラークはここで「2001年宇宙の旅」を書きあげました(映画化にあたり、キューブリックとの打ち合わせもたたたびしたとか)。
特に惹かれるのは多くのロックスターも常連となっていたことです(かつては長期滞在者だけが利用できる時代があったようです)。
この旅行記にすでに登場しているボブ・ディランやジャニス・ジョップリン、ジミ・ヘンドリックスを始め、ジョニ・ミッチェルやシド・ヴィシャスなどもここで暮らしていました。
またワタクシの敬愛するニューヨーク・パンクの女王、パティ・スミスは、このホテルで当時の恋人で写真家のロバート・メイプルソープと同棲していたそうです。The Hotel Chelsea ホテル
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ロックの大御所で、このホテルを利用しなかったのは、エルビス・プレスリーとビートルズだけだったとか。
ホテルは2011年に閉鎖され、現在も改修が行われているようです。
写真でも足場のようなものが確認できますよね。
ホテルの公式HPには、2017年には再オープンの見込みと書いてありました。The Hotel Chelsea ホテル
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イチオシ
これはホテルの近くのドーナツ屋さん。
おっしゃれー。ドーナツプラント (チェルシーホテル店) スイーツ
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ニューヨークではメインの大きな通りを除き、通りという通りに路上駐車の車があふれていました(禁止なのか、許可されているのかよくわかりませんが。ただ明らかに「DONT STOP」と書かれていたところもありました)。
両側にびっしりと車が並んでいるので、一台しか通行できるスペースがない通りもたくさん見ました(そういうところはすべて一方通行でした。というかそもそも対面通行できない状態)。
こちらの写真もそんな通りの一つ。
間の車はどうやって出るんでしょう。
心配になっちゃいます。 -
こちらは滞在中、たびたびお世話になった地下鉄の入り口ですね。
このようにグリーンの玉状の印が目印。
利用できる路線名も大きく書かれています。
ここで地下鉄について、書き忘れたことがあるので書いておきます。
ニューヨークの地下鉄、駅は古いと書きましたが、車両は比較的新しいものが多く感じました。
新しい車両は、日本と同じように、次の停車駅名が車内の表示板に出ますし、その先の停車駅も表示されています。
ただときどき型が古いのか(急行のAトレインに多いように感じました)、車内に全く停車駅等の表示がない車両もあり、そういうときは気を張って車内のアナウンスを聴いたり、ホームにある駅名の表示を見逃さないようにしていました。
ところが録音でない車内アナウンス(運転手か、車掌が話している?)が流れるときもあり、これがほどんど聞き取れません。
また停車位置によっては駅名がよく見えないこともあるので、目的の駅までの数を覚えておいて、停まるたびに数えていたこともありました。 -
これはその地下鉄と関係があるのか、ないのか。
何か所かで目にしました。
煙が出ているので、一瞬なんだと思ってしまいます。
(何か分かる方、教えてください) -
前日と違ってこの日は夜もスケジュールが。
ただその前に腹ごしらえをしなくてはなりません。
そこで思いついたのは、チェックしてあったウエスト・ビレッジのステーキ屋さん。
2日前にストランドブックストアに行ったときに、近くだったので入ってみようかなと思ったのですが、入り口の高級そうな感じに退散していたのです。
せっかくアメリカに来たのにステーキの1枚も食べたいよなーと思い、ここは挑戦を決意。
ホテルの部屋からネットで予約を入れ、ジャケットを羽織っていざ出かけました。
次の予定の関係で5時に予約を入れたのですが、もう少し経たないとディナーは始まらないと言われ、カウンターでしばしおひとり様ビール。
「孤独のグルメ」もいいですが、こういうときは連れがいたらいいなと思います。
ちなみにこのお店「ストリップ・ハウス」という名ですが、いかがわしい場所ではありません。ストリップ ハウス ステーキ・グリル
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そうこうしているうちにテーブルに案内され、ステーキを注文。
まずはサービスのパンが出てきました。
左は若干パイ生地のような感じのパン。
その下の2本もパンです。
右下はバター。ストリップ ハウス ステーキ・グリル
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で、出てきたのがこれ。
スミマセン。
また写真撮るのを忘れて食べ始めてしまいました。
手前の黒いのがステーキ(焦げているわけではありません。粒の荒い胡椒&塩がまぶしてあるのです)。
その上に写ってる枝みたいのがついたのは焼いたガーリックです。
左上はステーキソースと、一緒に頼んだほうれん草のクリーム煮です。
肝心の味ですが、ステーキは◯。
ただしこんなうまいステーキ初めて!うれしーよー!といったほどのインパクトはありませんでした。
あとクリーム煮は失敗(やっぱり食べ物に関しては今回の旅はダメでしたね。やっぱりアート&ロック探訪のような執念が本人にないもんで、リサーチや店探しもぞんざいでした)。ストリップ ハウス ステーキ・グリル
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ただボリュームのあるステーキのおかげでお腹はいっぱい。
膨らんだお腹を抱えて向かった先はブロードウエイ。
渡米直前に迷ったあげく予約したミュージカル鑑賞です(こうやって振り返ると、ゼイタクな旅ですよねー。おかげで小遣いはすっからかん)。
迷ったのは、もちろん英語がわからないからです。
ただネットで、自分の好きなキャロル・キングの人生を描いた音楽いっぱいのミュージカルがあると知り、これなら興味もあるし、ヒアリングできなくても、と思ったのです。 -
公演場所は、ステファン・ソンドハイム劇場という比較的小規模な劇場。
この列は開場を待っている人たちの列です。 -
チケットは、日本の現地ツアー会社のHPで予約しました。
窓口でバウチャーを見せると、このチケットを渡してくれました。
「A-2」ってもしかして一番前? -
こちら、どこかわかりますか?
ワタクシも初めて見ました。
オーケストラピットです。
これは幕間の休憩時間に撮ったもの。
席はやっぱり一番前でした。
立ち上がって覗き込むと、このように見えます。 -
今回の舞台は、「ビューティフル キャロル・キング・ミュージカル」というタイトルです。
キャロル・キングはブルックリン生まれのニューヨークっ子。
アルバム「つづれおり」がヒットしたのはワタクシが高校1年生の時。
どの歌も素晴らしく、この年になるまで愛聴盤のひとつとして聴き続けています。
こちらは頂いたパンッフレットです。
舞台は去年1月が初日だそうです。 -
中には俳優さんの詳しいプロフィールなど、情報がぎっしりと詰まっています。
日本で見た公演情報には、去年のトニー賞の最優秀主演女優賞を受けた方がキャロル役となっていましたが、一段落したのか、別の女優さんが主役をつとめていました。
で、舞台は、キャロル・キングが、歌作りのパートナーであり夫でもあったジェリー・ゴフィンとの出会いや別れなど、波乱に富んだ人生を送りながら、シンガーソングライターとして成功するまでを描いています。
でも・・・。
やっぱりヒアリングは無理でした。
訓練された役者さんのセリフなので、少しはわかるかなと思ったのですが、全くと言っていいほど意味が取れません。
困ったのが、頻繁に交わされる登場人物同士のジョークです。
観客はみな一斉に吹き出したり、大笑いしたりするのですが、ワタクシは・・・。
しょうがないので、みんなが笑い出すと、合わせて微笑んでみたりして(さすがにちょっと情けない・・・)。 -
でも歌が多く、それも自分の知っている歌ばかりなので、楽しむことはできました。
また場面転換の激しい芝居なのですが、狭い劇場を上手に使って背景や装置、大道具などを出し入れする本場のミュージカル演出のテクニックにも感心させられました。
観客はこの写真でもわかるように圧倒的に高齢者が多く(おそらくワタクシは若い方。まあキャロル・キング、日本で言えば懐メロといったところですからね)、カーテンコールでは俳優と客席が一体となってキングの名曲を大合唱しました。
知人に聞いたところによりますと、「マンマ・ミーア」や「ジャージー・ボーイ」の成功で、ブロードウェイでは歌もののミュージカル(変な言い方ですが)が流行りなのだそうです(しかも懐メロもの)。
ワタクシのように昔からの洋楽ファンで、でも英語はダメ、という方にはオススメかもしれません。
実はワタクシも、劇中でキャロルが名曲「ユーガッタフレンド=君のともだち」を歌いだした時には、若き日の思い出がアタマに蘇り、つい涙腺がゆるんでしまいました。
メトロポリタン美術館の膨大なコレクションにくじけたり、グッゲンハイムで残念な思いをしたり、劇場でよくわかんないのに笑ったり、いろいろなことがあった5日目ですが、少し心が温められた気分でホテルに帰りました。 -
最後に、ワタクシのようなひとり旅を計画されている方の参考になるかもしれませんので、「旅の準備」について何点か。
こちら1日目の旅行記でご紹介したグリニッジ・ビレッジにあるジミヘンゆかりのエレクトリック・レディ・スタジオ。
ガイドブックなどに載っていたのではなく、泊まるホテルの周辺はどんなところかな、とグーグルマップで当たりをつけていてたまたま発見しました。
このように今回の旅では、ネットや地図(グーグルマップは詳細な店の情報に加え、ストリートビューで通りの様子までわかります)、本や知り合いの口コミなどで、ニューヨークやグリニッジ・ビレッジ、各ミュージアムなどの情報を集め、どんなルートでどういったところを訪ねるか計画を立てていきました。
もちろん現地に行ってからが楽しみの本番ですが、このように計画を立てている時もかなり心が弾みます。
ちなみに今回訪ねた中では、このスタジオの他、チェルシーホテルを含むロックの各聖地、古書店などがガイドブックにはないワタクシ好みの穴場です。 -
また今回の旅では、他にも現地のライブの日程や、ニューヨークが舞台になった映画、関連のアート本などを調べました(行こうと決めてから、半年たっぷりありましたので)。
このうちライブは、別のとこでも書きましたように結局スルーしたのですが、ちょっと日程がずれていれば、マドンナやビリー・ジョエルを見ることができました。
映画も気分が盛り上がりますよね。
事前に見た映画では、「インサイド・ルーウィン・デイビス」という映画が、かつてのグリニッジ・ビレッジの様子や雰囲気がわかって参考になりました。
またアート本では「NYモダンアートを巡る旅ガイド」という翻訳ものの本がとても役に立ちました。
ニューヨークの現代アートに関係するスポットが地図で示されていて、紹介したデュシャンの家の場所もこの本で知りました。
(写真は、ワシントン・スクエア・パーク)ワシントン スクエア 広場・公園
-
気分を盛り上げるという意味では、子供騙しのようですが、IPhoneに持っていたニューヨークにちなんだ曲を入れておきました。
ボブ・ディランやサイモン&ガーファンクル、パティ・スミス、ヴェルベット・アンダーグラウンドなどですね。
何回か聴きながら現地を歩いてみましたが、これらのアーチストが活躍していた時代の空気を感じることができるように思い、ちょっとワクワクしました
(写真は、ディランらが歩いたグリニッジ・ビレッジのストリート)。
最後に。
このように準備をして旅の計画を立てるのは楽しいのですが、現地に行ってからもあまり予定に縛られるとせっかくの出会いを逃すことにつながりかねません。
ワタクシの場合も、ハイラインの入り口まで行っていたのに歩いて来なかったなど、こうしておけばと思う点がいくつかありました。
ひとり旅の場合、スケジュールはほぼ自分でコントロールできるわけですから、計画は立てつつも、自由さも残しておくといったバランス感覚、それとこっちへ行けば楽しいかもという勘を大切にすることが必要と感じました。
(6日目前半へ)
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