「アート オブ ブルガリ 130年にわたるイタリアの美の至宝」

2015/09/18 - 2015/09/18

　東京国立博物館（東博）の表慶館で開催中のあのジュエリーブランドの展覧会「アート オブ ブルガリ 130年にわたるイタリアの美の至宝」（2015年9月8日（火）〜2015年11月29日（日））を見てきた。「130年を越える歴史を持つ、イタリアが世界に誇るハイジュエリーブランド、ブルガリ。本展では、ローマの地に1884年に創業したブルガリの、創成期から今日に至るまでの貴重な作品」とあり、具体的には「エリザベス・テイラーやアンディ・ウォーホルなど、多くの著名人を魅了してきたイタリアのジュエリーブランド、ブルガリ。本展は、ローマの地に1884年に創業したブルガリの、創成期から今日に至るまでの貴重な作品の数々をご堪能いただける、歴史的な一大回顧展といえます。出展される作品は、古代ギリシャやローマ文化の美術・建造物に加え、極東アジアや日本にインスピレーションを得た、いつの時代にも創造性に満ちた革新的なもの。「エリザベス・テイラーコレクション」や、「ブルガリ・ブルガリ」ウォッチヘリテージコレクションを含む、選りすぐりの約250ピースです。また、プロジェクション・マッピングなどを駆使した展示方法も見どころのひとつ。アンディ・ウォーホルが「ブルガリの店に行くのは、最高のコンテンポラリーアート展に行くようなもの」と評した魅力をぜひその目でお確かめください。」と解説している。
　入口改札の女性が相変わらず「友の会」の入場券を識別できないこと以外は全く何時もとは違っていた。きらびやかなゴールドにダイヤモンド、サファイア、フビーなどを惜しみもなく散りばめたジュエリーの数々、あるいは、ウォッチ。ドレスや映画で用いられたジュエリー。こうしたものは有名女優が身に付けたということで販売時の価格にプレミアムが付くのだという。なるほど。
　また、警備員もこうしたジュエリー専門の人だ。背広にネクタイ姿だ。こうしたジュエリーともなると価格も気になるところだ。2F奥の部屋に展示されている緑色のジュエリーは時価10数億円だという。その展示の前にはご夫婦が先にいて、しきりに値段のことを気にしている。私がご夫婦に、「これは時価10数億円だということです。20億は越えないにしても10億は下らないということでしょう。」と声を掛けると、ご主人が、「じゃあ、この館全体では数10億ではなく、数100億といったところか？」と返事が返ってきた。奥さんもびっくりした様子である。
　上野で目の保養ができた。それにしても上野の東博にはこうしたジュエリー類を展示するのに相応しい立派な建物もあるからさすがだ。それも、日本橋や銀座にある老舗の百貨店の店頭入口と同じく、玄関入口の左右にライオンの像もある。
（表紙写真は東博入口横の「アート オブ ブルガリ 130年にわたるイタリアの美の至宝」の看板）

エリア 上野・御徒町(東京)

東博入口横の「アート オブ ブルガリ 130年にわたるイタリアの美の至宝」の看板。

「憧れのハイブランド、ブルガリの芸術性の高いジュエリーが集結した特別展は、会場に1歩入るとその世界観に圧倒されます。
展示されているジュエリーのなかには、日本に着想を得たというものも。
1970年代のブルガリは、極東の文化にも興味を持ち、テーマとして取り入れてきたのだそうです。
例えば、浮世絵を思わせる富士山の眺めを表したブローチや、座禅を組んだブッダをペンダントにした「ソートワール」ネックレス。
モチーフは日本らしいものでありながら、どこかエキゾチックです。
「クレオパトラとエジプトの王妃展」をご覧になった方には、エリザベス・テイラー ルームがおすすめです。
エリザベス・テイラーといえば、映画「クレオパトラ」を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
会場では、彼女が映画「クレオパトラ」で着用した衣装をご覧いただけます。
「クレオパトラとエジプトの王妃展」をご覧になって得た、皆様の頭のなかのクレオパトラは、どんな衣装を身に着けていますか？
そんな想像をしながらご覧になるのも楽しいかもしれません。

130年以上にわたって世界に愛され続けているブルガリの魅力を、どうぞご堪能ください。」

表慶館。

10月9日（金）（20:00〜21:00）に「ぶらぶら美術博物館」（BS4）で「アート オブ ブルガリ 130年にわたるイタリアの美の至宝」展が放送されるが、誰もが興味を持つジュエリーの値段は必ずや出されるであろう。