2015/08/16 - 2015/08/16
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morisukeさん
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オッサンネコです。
さて今回は意外と知られていないバンコクからのプチトリップをご紹介します。
バンコクからバスを乗り継いで軍艦に乗れる公園があるよーって情報を聞きつけて、
バンコクのお隣のサムットプラカーン県まで足を伸ばしてきました。
肝心の軍艦は古くは日本の浦賀で製造した本物の日本製軍艦であり、
また細部が全て一般公開されてるので、初めて軍艦の内部をじっくり見る事が出来ました。
そしてどうやらこの公園はチャオプラヤ川の正に河口にあるという事。
それでは日頃よく見ているチャオプラヤの河口を見に行こうと思い立ち、
ちょっとしたプチトリップを満喫してきました。
その時の記録です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
さてチャオプラヤの河口を見に行くならば、当然チャオプラヤ上流からスタートでしょ。
こんなこだわりが一体何になるんだと思いつつも、まずはチャオプラヤ川を船で渡ります。
高く聳えるのはミレニアム・ヒルトン・バンコク。
バンコクの中でも最高級ホテルに数えられますが、オッサンには一生縁がないところでしょう。 -
チャオプラヤの河口に行くには、ウォンウェンヤイ駅の近くから市バスを乗り継いで行きます。
渡し船はシー・プラヤーとクローン・サンを結んでおり、料金はたったの3バーツ(10円程)。
けたたましいディーゼル音を轟かせて、僅か5分ほどのプチ船旅です。 -
船から見たチャオプラヤの風景。
都市化されたバンコクでも、まだ船を使って昔ながらの漁をしている人も多く見かけます。 -
チャオプラヤ川の河口方面をパシャリ。
超高級ホテル、ペニンシュラ・バンコクも良く見えてます。
このチャオプラヤ川ですが、未だにメナム川と表記しているマップが多く見かけます。
チャオプラヤ川のタイ語読みは、メーナーム・チャオプラヤ。
メー(母)、ナーム(水)、母なる水、つまり大河。
従ってメナム川は「川川」になるので、これは明らかな間違いなのです…。 -
クローン・サン船着場から市場を抜けて真っ直ぐ進むと、ウォンウェンヤイに到着します。
ちょうどロータリーに差し掛かったところでお目当ての20番バスが通り過ぎてしまいました。
あらら。 -
ウォンウェンヤイの市場から。
ドリアン売ってますね。
最近のドリアンは昔と違って匂わなくなった気がしています。
真ん中でクールにジュースを飲むおじさんがカッコいいですね。 -
ウォンウェンヤイの市場から。
マナオみたいな小さい柑橘類を売ってます。
実は市場の匂いが大苦手で、正直長居したくない場所でもあります。
市場にすごい興奮する人もいますが、こればっかは個人差なのでしょうがないんです… -
そんでバスの乗り方。
日本みたいに路肩まで寄せてくれないので、自分でアピールして乗込む必要があります。
手を上げて合図すれば扉が開きますので、そのままバスに飛び乗って下さい。
基本的にバスは動いたまま扉を開けますので、慣れないうちは苦労するかもしれません。
チャオプラヤ河口に行くには20番のエアコンバスに乗ります。
乗り込むと車掌さんが来るので、終着であるチェーディーと伝えます。
料金は確か18バーツ(60円)ほど。格安ですなぁ。 -
イチオシ
終着駅にあるプラサムット・チェディー。
今回の旅のメインはバンコクに隣接する県、サムットプラカーン県になります。
サムットプラカーン県はチャオプラヤ河の河口一帯の小さな県ですが、
海運の要衝として都(バンコク)の防衛する重要な位置付けとされて来ました。
プラサムット・チェディーは古くはラーマ2世の時代に宗教上の理由で建立され、
サムットプラカーン県の県章にもなっている由緒正しき仏塔になります。 -
青空に白亜の仏塔、また仏塔に巻かれているピンクの布がめっちゃ絵になります。
こりゃ最高ですな。言う事なしです(ノД`)・゜・。。 -
チェディーの脇はすぐ河になっていて、中州には吊り橋がかかっています。
本来のプラサムット・チェディーはこの中洲に建てられた様なのですが、
今は立入りする事はできません。
今年のタイは雨が降らない異常気象で、水不足が慢性的に発生しています。
心なしか、中州脇の支流の水量も少なく感じちゃいます。 -
プラサムット・チェディーの前にいる小僧さんたちの像。
随分楽しそうですが、何してんでしょうね(笑) -
さてチャオプラヤ河口にはここからソンテオに乗り換える必要があります。
河口にあたるポームプラチュムまでの6kmを、こいつでゴトゴト揺られながら行きます。
ポームプラチュムはラーマ5世記念公園と言いまして、
元々は自国防衛のために砲台を配備した要塞がある場所になります。
現在は海軍が公園を管理していて、今でも公園内に入る時に海軍の検問があるのです。 -
このおばちゃまが車掌さん。
終点のポームプラチュムまでお付き合い頂きました。
オッサンの拙いタイ語でもコミュニケーションを取ろうとしてくれる優しいおばちゃんでした。
料金は8バーツ(30円ほど)。ちゃりーん。 -
そんでポームプラチュムに到着♪
今日は天気も良くて最高のお出かけ日和です。
家族連れもたくさんいて、公園内にはガキンチョが走り回っていました。
奥に見える軍艦、今からあれに乗ってくるであります。 -
イチオシ
軍艦であります。
海兵に敬礼して、これから搭乗するのであります (`^´)ゝ -
浮き輪… は分かるけどこの金色のやつって実弾のレプリカですかね。
海軍で実弾をこんなとこ置いてたらケツバットの刑にされそうな気がしますが…
浮き輪に書いてある通り、軍艦の名前はメークロン号と言います。 -
甲板から。勿論砲台もありまっせ〜。
この軍艦は砲台や機銃、操舵輪なんかが全部ホンモノで触りたい放題です。
こちらは水平線を向いている120?砲。
すげーぜ、メークロン号(*´з`) -
ここは艦長室でしょうか。
何か宇宙戦艦ヤマトの沖田艦長が地球帰還前に
「俺を一人にしてくれんか」とかつぶやくシーンがぴったり来そうなお部屋です。
軍艦マニアではないですが、何か話がマニアックな方向に行きそうな気がして来たので、
内部のご紹介はこの辺で止めときます… -
メークロン号の全景。
紹介が遅れましたが、この軍艦は港に浮かんでいるのではなく、既に陸揚げされてます。
この艦は1937年にタイが沿岸警備用に当時の日本へオーダーしたもので、
製造元は浦賀造船所になります。
その後1996年までタイ海軍に使用され、引退後は固定されて一般公開されているのです。
パッと見てきましたが、状態はかなり良いかと思います。 -
で、船首にいるガルーダ(タイの象徴)ですが、
失礼ながら罰ゲームで最前線に張り付けられている、可哀想な鳥(?)にしか見えません…
雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ… サウ云フモノニ私ハナリタイ。 -
メークロン号を横からパシャリ。
軍艦なんかに乗る機会なんてまずないので、中々良い経験をさせて頂きました。
あっざーす。 -
さてこの公園のもう一つの目玉、ラーマ5世の像がこの公園にはあります。
ラーマ5世はタイ海軍を近代化させたタイ建国の父とまで呼ばれる王様です。
1893年にインドシナの植民地化を進めるフランス海軍とラーマ5世率いるシャム軍が
ちょうどこの河口域で交戦。(パクナム事件)
結局フランスの侵入は防げなかったものの、タイの植民地化は防げた結果となり、
それ以来この地がタイ国防の最前線として、広くタイの人々に崇められてきたわけです。 -
ラーマ5世像。
多くの人が顕花とお祈りを捧げていました。
ラーマ5世(別名チュラロンコーン)はそれだけタイ人にとっての誇りになっています。
実際にラーマ5世の肖像は、現プミポン国王に次いで多く見かける気がします。 -
ラーマ5世の前で警備をするイケメン海兵。
このクソ暑い中、微動だにしないとは只者ではありません。ムムッ。 -
これまで説明してきた通り、ラーマ5世像の後ろには要塞が配置されています。
そもそもサムットプラカーンの云われは、サムット(旧タイ語で海)、プラカーン(城塞)。
まさしくこの「海の城塞」が県の名前にそのままなっているのです。
それでは中に潜入してみましょう。 -
はい、まずはこんな感じ。
ここから左の隧道を抜けると… -
出ました━━━━━━ !!(゚ロ゚屮)屮━━━━━━
アームストロング砲(ホンモノ)
実際にコイツがパクナム事件でぶっ放されたわけです。
すごいですね〜。 -
アームストロング砲。
これが二度と使われない事を祈りましょう(*´з`) -
イチオシ
忘れていました、肝心の河口の風景です。
Q.チャオプラヤの河口には何があるの?
A.限りない水平線です。 -
チャオプラヤの河口にはマングローブ林をトレッキングできる遊歩道がいくつかあります。
これはその上の一つ。
大好きなコーヒーを片手に進んで行くと、すれ違いのお兄さんたちから
リンがいるぞ、とやたら話しかけられます。
ん? リンって何だっけ… (‥ )ン? -
あー思い出した。リンってタイ語で猿の事ですね。
どうやらさっきのお兄さん達、コーラを奪われたらしくて、ちゃっかり猿がキープしてます。
このエテ吉ども、コーラなんて飲むんかいな? -
納得… Σ(゚ロ゚」)」
器用に蓋を開けてちびちびやっています。頭良いな、こいつら…
でもラッパ飲みは出来ないみたいなんですね。
この時点でオッサンは確信しました。
こつらに賢さでは負けても、技能では勝った… -
そんなお猿も生息しているマングローブ林。
遊歩道が修繕中で、ちょっとしか進めませんでした。 -
目の保養にブーゲンビリアを一枚パシャリ。
南国だなぁって気にさせてくれますっ。 -
さて帰りにソンテウが来るのをずっと待ってましたが、来る気配全くなし。
仕方ないので仕事せずに観光に来てたタクシーのおっちゃんを捕まえて、
元のチェディーのあるところまで送ってもらう事にしました。
料金は70バーツ(250円程)、やっぱバスに比べると少しお高いです。
ここから再び川を渡り、対岸にあるパックナムに向かう事にします。
川を渡るにはこのアーケード街を直進します。 -
はい、そんで対岸までの渡し船。
3.5バーツをお支払い ちゃりーん。
実はこの船がメチャクチャおススメです。
奥に見える森が中洲で、この辺一帯は水位がものすごく浅い。
よって座礁しないように船はゆっくりゆっくり進んで行きます。
まるでディズニーランドのジャングルクルーズみたいにです。
船の左手にはマングローブ林が近くに広がり、右手はチャオプラヤの河口が広がります。
どちらのサイドも見ていて楽しいです。 -
今回は船の右側。よってチャオプラヤの河口が良く見渡せます。
この湿地帯とサギ、水平に広がる工業船がとてもアンバランスな感じです。 -
Σ(゚д゚;) ヌオォ!?
そこで泳ぐか、普通… -
対岸のパックナムが近付いてきました。
約10分間のチャオプラヤクルーズの終了です。
ここからBTSのベーリン駅までバスが出ているのですが、
折角なのでエラワンミュージアムに寄って帰りたいと思います。
写真のボリュームが増えすぎたので、エラワンミュージアムは後半に続きます。
それではそれでは。
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