2015/08/07 - 2015/08/14
523位(同エリア6875件中)
はちゅさん
真夏のスペインに行きました。
治安に少々不安を感じたので、添乗員付きツアーでの旅行にしました。
今回は何かとプレミアムな旅となり、とても快適でした。
・参加者がたったの6名。集合・移動・トイレ・食事などすべてがスムーズ。
・6名にもかかわらず大型バス(足元ゆったりバス)で長距離移動も快適。
・帰りの飛行機はツアー全員がまさかの無料アップグレード。
1日目は飛行機での移動のみで、観光開始は2日目からです。
まずはバルセロナ市内を観光し、午後はバレンシアへ向かうという日程です。
バルセロナでは今回の旅のメインでもあるサグラダ・ファミリアを中心に、楽しみにしていたガウディの建築の数々を見ることができました。
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参加ツアー: ルックJTB 『魅力プラス 情熱のスペイン8日間』
■8/7 羽田→フランクフルト乗継→バルセロナ (バルセロナ泊)
■8/8 バルセロナ観光、バレンシアへ移動 (バレンシア泊)
□8/9 アルハンブラ宮殿観光 (グラナダ泊)
□8/10 ミハス観光、セビリア観光、フラメンコショー (セビリア泊)
□8/11 コルドバ観光、ラ・マンチャの風車 (マドリード泊)
□8/12 マドリード観光、トレド観光 (マドリード泊)
□8/13 マドリード→ミュンヘン乗継→(機内泊)
□8/14 →羽田
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- JTB
PR
-
早めに羽田空港に着き、JTBのカウンターで添乗員さんとの顔合わせ・受付を済ませ、出発までまだ時間があるので、お昼ご飯を食べました。
たった8日間だけど日本を離れるのでここは和食を食べておきたい、ということで、アナゴ丼をいただきました。 -
出発の時間になりました。
今回はルフトハンザドイツ航空。 -
機内食はたしか2回。
どちらもおいしかったです。 -
フランクフルトで乗り継いでバルセロナに到着です。
フランクフルトの出発が遅れて、バルセロナに到着したのは予定より約1時間遅れの深夜12時ごろになってしまいました。
バルセロナの空港はとても近代的できれいでしたが、真夜中なので当然お店はクローズです。 -
バルセロナのホテルは「エスペリア・サン・ジュスト」。
今回スペインで泊まったホテルはどこもきれいで清潔な部屋でしたが、このホテルも部屋が広くて清潔で快適でした。
夜遅く着いて、寝るだけになってしまったのが残念です。 -
2日目、バルセロナ市内の観光開始です。
スペイン広場を行くバスの車窓から見えるのは「ラス・アレナス」というショッピングモール。
昔は闘牛場だったのですが、数年前にこの地域で闘牛が禁止されたのでショッピングモールに様変わりしました。 -
サン・パウ病院です。
ムデハル様式という、イスラム建築とキリスト教建築が融合した、スペイン独特の様式です。
なんでもスペインでは医療費も教育費も無料なのだとか。 -
最初の観光はグエル公園から。
開園間もない観光客が少ない時間です。
グエル公園は、ガウディの最大のパトロンだった実業家グエルの依頼によって作られた、未来型の新興住宅地です。 -
グエル公園は富裕層をターゲットにした、自然と調和した住宅地として作られたのですが、当時としては画期的すぎて買い手が付かず、住宅を購入したのはグエルとガウディの2人だけでした。
写真のとおり、海とバルセロナの街が見渡せる最高の立地ですが、馬車しか交通手段のない約100年前の時代ではアクセスが困難だったことも不人気の理由だったようです。 -
遠くサグラダ・ファミリアが見えます。
ガウディは父親とこのグエル公園内の家に住んでいました。
当時はここから毎日仕事場であるサグラダ・ファミリアまで通っていたそうです。
距離にすると2.5kmぐらいですが、かなりの坂道なので時間はかかりそうです。 -
広場の周りにベンチがぐるりとあります。
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波打つ曲線のベンチ、座ってみたかったよー。
何百人もの人のデータをもとに、座った人の腰にフィットするように作られています。
が、座ってみると石なのでやはり、痛い。 -
ベンチのカラフルなタイル装飾。
これらのタイルは廃品を利用しています。
タイルの修復には、同じ柄のタイルを1枚1枚手作りしているそうです。
完成から100年以上経っているので修復も一苦労ですね。 -
公園の正面入口方面に突き出すような形の、景色の良い場所です。
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ベンチでみなさんくつろいでいます。
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公園を取り囲むようにある石の回廊。
石をうまく組み合わせて作られているのが分かります。
歩いてみると体が斜めになったような不思議な感覚です。 -
ベンチのある広場の真下には、市場として作られた空間が広がっています。
たくさんある柱の白い部分は離れてみても一直線で同じ高さに見えます。
これは白い部分の高さが柱によって異なっているためです。
目の錯覚を利用して奥行きや空間の広がりを感じるように作られているのです。 -
市場の天井にはモザイク装飾が。
-
グエル公園の中にある小学校。
この時期は夏休み中だったので静かでしたが、普段はここからキャッキャと子供たちの声が響いているそうです。
公園の有料ゾーンですが、生徒とその送迎者は無料でここまで入れるのだそうです、
世界遺産の中の小学校、うらやましいです。 -
正面入口方面を見ると、2つのかわいらしい建物が建っています。
管理人室として造られましたが、現在は向かって右が売店、左が博物館になっています。
童話に出てくるお菓子の家みたいです。 -
グエル公園のマスコット的キャラのドラゴンです。
トカゲにしか見えませんが、ドラゴンなんです。
大人気で周辺には記念撮影をする人だかりが絶えません。 -
公園の正面入口方面から。
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グエル公園入口あたりにあるこの空間は何でしょう?
なんと、住民のための馬車の待機所だったそうです。
確かに真ん中の柱を中心にロータリーになっています。
100年前にこのアイデアを思いつくとは、すごい。 -
上が馬車道で下が遊歩道になっています。
馬車と人が同じ道だと危ないから上下で別にするという発想、さすがガウディです。
グエル公園を見ただけでもガウディの天才っぷりは十分に感じ取れました。
次はガウディの最も有名な建築、サグラダ・ファミリアへ向かいます。 -
早速サグラダ・ファミリアの全景。
サグラダ・ファミリアの北東にある池から見るのがベストアングルだということで、最初にやって来ました。
池に映るサグラダ・ファミリアを目当てにたくさんの人がいました。
夜、ライトアップされたところも見てみたかったなあ。 -
ではサグラダ・ファミリアの見学です。
近づくにつれてその大きさに圧倒されます。 -
生誕の門です。
ガウディ自身が指揮をとって初期に造ろうとしたファサードです。 -
生誕の門には、サグラダ・ファミリアの主任彫刻家である外尾悦郎さんが造った天使像があります。
写真の部分なのですが、そのうちの2人が東洋人の顔をしています。
うち1人は外尾さんの奥様(日本人)をモデルにしているとかいないとか。 -
生誕の門に取り付けられた扉、これも外尾悦郎さんの制作です。
立体的な植物の葉っぱの上には、カブトムシやてんとう虫などいろんな虫も配置されていて、遊び心も感じさせます。 -
聖堂内に一歩足を踏み入れると、そこはもう別世界。
独特の光彩、柱の形、他の教会とは明らかに趣が異なります。 -
柱の群れは森をイメージしています。
見上げていると森の中にいるような錯覚に。
とにかく幻想的で、ガイドさんがいろいろ説明してくれた内容もぶっ飛んでしまうほど空間に魅入ってしまいました。 -
西側のステンドグラス。
日光が午後に差し込むことを考慮して、オレンジを中心とした暖かい色を配置することで、午後は教会内が夕焼け風の雰囲気になるよう設計してあるのだとか。 -
こちらは東側のステンドグラス。
上記と同じ理由でこちらのステンドグラスは朝の青っぽいさわやかな色がイメージされています。 -
南側には今はまだ開放さていないが、いずれ完成時に正門となる予定の栄光の門があります。
門の扉には世界各国の言語で聖書の言葉が刻まれています。
日本語もちゃんとありました。 -
西側にある受難の門です。
生誕の門と比べるとずいぶん質素に感じます。
太陽の沈む西側を向いているということで、キリストの死がテーマとなっています。 -
写真の彫刻はユダがイエスに接吻することで、敵に誰がイエスであるかを伝えたという、ユダの裏切りの場面が描かれています。
裏切り者の象徴としてユダの足元には蛇がいます。
また、16個の数字が書かれたパネルは、たて・横・斜めを足すとどれも33となり、キリストが亡くなった年齢を表しています。 -
サグラダ・ファミリアの地下は博物館になっていて、模型や図形などがあります。
ここだけはエアコンが効いていて涼しいので、自由時間にゆっくり見てみました。
ちなみにサグラダ・ファミリアの完成予定は2026年。
ガウディ没後100年と合わせて記念するため、本腰を入れてがんばって建築中のようです。 -
地下には工房もあります。
実際、主任彫刻家の外尾さんがここで作業している姿が見えることもあるそうです。 -
サグラダ・ファミリア敷地内にある波形の屋根を持つこの建物は、小学校跡です。
ここで建築に携わる職人の子供たちのために造られました。 -
次はカサ・バトリョにやって来ました。
入場せず、外からの下車観光となります。
ここもガウディの設計です。
当時から目抜き通りだったグラシア通りはセレブたちが奇抜な建物を競って造っていました。
左側の建物はチョコレート会社社長のものですが、それに対抗してカサ・バトリョは建てられたそうです。 -
石柱などの外観から「骨の家」とも呼ばれていました。
-
次はグラシア通りを歩いて、カサ・ミラへ向かいます。
その途中にある歩道の敷石タイル、これもガウディのデザインです。 -
そして街なかにさりげなく立っている街灯、これもガウディのデザインなのです。
街灯の下にあるベンチも、曲線にガウディらしさが感じられます。 -
500mほど歩くともうカサ・ミラです。
100年前ガウディが造った頃には、奇抜なデザインとその家賃の高さから入居者が現れず、持ち主が「今借りてくれたら3代先まで家賃そのまま」と提示したことで借り手がついたそうです。
そのお家賃なんと15万円!
現在、住んでいるのはその3代目だそうで、たった15万円の家賃で5LDKの世界遺産に住んでいるんだそうな。
私なら150万円で誰かに又貸ししちゃうね。 -
バスに乗って郊外のモンジュイックの丘に来ました。
バルセロナの街が見渡せます。
ここは昔、麻薬の売人・中毒者などが多く地元民も近づかないほど治安の悪い場所だったそうですが、1992年のバルセロナオリンピックのスタジアムとして整備された後は、市民が憩える平和な公園になったのだそうです。 -
思いっきりズームするとサグラダ・ファミリアの姿が確認できました。
お天気が良かったら最高の眺めだろうと思います。 -
本日のランチはタパス料理(スペイン風小皿料理)です。
「FARGA」という、元々お菓子の名店で、バルセロナでは知らない人はいないという高級老舗店。
市内に何店舗かあるうちのグランビア店です。
こんな高級レストランでランチなんてうれしいな。 -
料理は次から次へと出てきます。
写真の料理は1皿が3人前です。
食べきれない〜。
本場の生ハムのおいしさにウットリです。 -
もうバルセロナを離れる時間です。
写真は車窓から見えるカタルーニャ美術館です。 -
午後は宿泊地であるバレンシアへ向けて約370km、ひたすらバス移動。
途中、タラゴナ近郊のラス・ファレラス水道橋で下車観光。
ローマ時代の水道橋です。 -
19時頃やっとバレンシアのホテルに到着。
今日のホテルは「セルコテル・ソローリャ・パラス」。
近代的なホテルでお部屋も水回りも清潔でした。 -
夕食はホテルのレストランで。
スペイン名物のパエリアです。
ウェイターのお兄さんが鍋ごと持ってきて盛り付けてくれます。
6人でこれだけの量、食べきれるかなあ。 -
海鮮パエリアとイカスミパエリアの2種類です。
写真右上のマヨネーズのようなものはアリオリソースと言って、ニンニクてんこ盛りマヨネーズです。
パエリアにこれをつけるとまた一段とおいしい。
次の日はグラナダまで大移動なので早めに寝ました。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- norisaさん 2015/09/23 07:07:14
- いいですねー!
- h-achuさん、
おはようございます。
ご訪問とご投票ありがとうございました。
JTBでスペインに行かれたのですね。
我々は今春阪急で行きました。
プレミアムエコノミーでの旅につられました(笑)
しかし、h-achuさんは羽田発着のうえに帰りは無料アップグレードですか!
これはありがたいですね。
スペインは思ったよりも治安が良く世界遺産やお料理もまずまずでしたね。
(と我々は感じました)
今後とも宜しくお願いいたします。
norisa
- はちゅさん からの返信 2015/10/05 00:04:21
- ありがとうございます
- norisaさま、お返事おそくなってすみません。
飛行機の無料アップグレードというものは初めての体験でしたので、大人げなく機内ではしゃいでしまいました。
もちろんビジネスではなく、プレミアムエコノミーへのアップグレードでした。
プレエコはやっぱり快適さが違うんですね〜。
12時間ものフライトだと、疲れが全然違うなあと感じました。
norisaさんのように、最初から往復プレエコで予約できる方がうらやましくくてなりません。
> スペインは思ったよりも治安が良く世界遺産やお料理もまずまずでしたね。
全く同感です。
お料理は口に合うものが多くて、毎食楽しめました。
h-achu
-
- GuteReiseさん 2015/09/19 22:51:05
- 6年の歳月、バルセロナ
- h-achuさんへ
バルセロナ、素晴らしい旅行記ですね。
6年前のバルセロナ旅行記を思い出しながら書き終え、h-achuさんの旅行記見て、もう一度、旅行した気分になりました。個人旅行だと、どうしても、旅行書に載っていないことは分からにので、非常に参考になりました。
ラス・アナレスの闘牛場が、ショッピングモールになっていたり、サグラダ・ファミリアの内装が完成していたり6年の歳月を感じます。また2026年にサグラダ・ファミリアが完成するなら、是非、見てみたいです。
また、よろしくお願いします。
グ〜テ・ライゼ
- はちゅさん からの返信 2015/10/05 00:29:09
- はじめまして
- GuteReiseさま、お返事が遅くなりすみません。
旅行記を見てくださり、ありがとうございます。
たった6年前でもだいぶん変わっているんですね。
本当はGuteReiseさんのように個人で旅するのが一番おもしろいんでしょうが、最近はツアーの楽さにすっかり甘えています。
バルセロナはぜひ再訪してみたいです。
GuteReiseさんのように、サグラダ・ファミリアの塔に登ってみたいし、バルめぐりも楽しんでみたいです。
2026年、そんなに先じゃないですよね。
それにしてもGuteReiseさんが訪れている場所は、どこも私が行ってみたいところばかりです。
チンクエ・テッレやポルトフィーノや南フランスなど。
これからも旅行記を楽しみにしています。
h-achu
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