2015/08/07 - 2015/08/14
112位(同エリア869件中)
はちゅさん
スペインツアー、5日目です。
コルドバとラ・マンチャの風車を観光します。
コルドバはスペインで花開いたイスラム文化の中心都市です。
スペインを紹介するテレビや本などでもよく見かけるメスキータ、ここの見学がこの日最も楽しみにしていた観光です。
また午後はラ・マンチャ地方へ向かい、スペインならではの風車が並ぶ風景を見学。
この旅に先立って、子どもの頃にも読んだ「ドン・キホーテ」を図書館で借りて読んでみました。
ドン・キホーテの現実離れした発想や行動。
お茶目で天然な従者サンチョ・パンサの、意識せず発するシビアな突っ込み。
ストーリーの中に描かれる当時のスペインの風俗や社会背景。
予想外におもしろかったドン・キホーテの小説にすっかり影響されて、その舞台であるラ・マンチャ地方が楽しみでなりませんでした。
--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--
参加ツアー: ルックJTB 『魅力プラス 情熱のスペイン8日間』
□8/7 羽田→フランクフルト乗継→バルセロナ (バルセロナ泊)
□8/8 バルセロナ観光、バレンシアへ移動 (バレンシア泊)
□8/9 アルハンブラ宮殿観光 (グラナダ泊)
□8/10 ミハス観光、セビリア観光、フラメンコショー (セビリア泊)
■8/11 コルドバ観光、ラ・マンチャの風車 (マドリード泊)
□8/12 マドリード観光、トレド観光 (マドリード泊)
□8/13 マドリード→ミュンヘン乗継→(機内泊)
□8/14 →羽田
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- JTB
-
コルドバに到着し、歩いて旧市街に入って行きます。
川沿いのプエンテ門です。
この門をくぐるとすぐそこに、コルドバが誇る遺産、メスキータがあります。 -
左手に見えるのがメスキータの壁です。
メスキータとはスペイン語でモスクのこと。
コルドバが最も繁栄したイスラム勢力下の時代、2万5千人を収容できる巨大なモスクとして建てられました。
その後レコンキスタによりキリスト教支配になると一部が教会に改装され、イスラム教とキリスト教が混在する珍しい建造物となりました。 -
門を入るとすぐにあるのがオレンジの中庭。
もともとはイスラム教徒が身を清めるための場所でしたが、イスラム勢力が一掃されてからオレンジの木が植えられました。 -
オレンジの実がなっています。
まだまだ食べられそうにありません。
というか、もともと食用ではないそうです。 -
オレンジの中庭に面した壁には多くの入り口がありますが、今は締め切られています。
イスラム時代には、中庭で身を清めた信者がここからメスキータ内に入って礼拝を行いました。 -
メスキータに足を踏み入れるとそこはもう異次元です。
850本もの円柱の森です。
円柱はイスラム時代よりさらに昔のローマ神殿や西ゴート時代の教会のものを転用して使われています。
昔の柱は短かったため、柱を継ぎ足してさらに二重アーチにすることによって高い天井を支えることができ、また視覚的にも優美な印象を醸し出すことができています。 -
メスキータは実はイスラム支配のさらに前の西ゴートによって聖ビセンテ教会があった場所に建てられています。
歴史の流れとしては、西ゴート→イスラム教→キリスト教という順になります。
そして床の下、ガラス越しに見える部分が、聖ビセンテ教会の現在わずかに残っている部分です。
メスキータで最も古い部分です。 -
15世紀末のレコンキスタ後、キリスト教徒の王はメスキータのど真ん中に立派なキリスト教の礼拝堂を造らせました。
それまでメスキータ内部を見たことがなかった王は、祭壇完成後の内部を見て初めて、偉大なイスラム建築に手を加えてしまったことを激しく後悔したといいます。
確かにイスラム風の中に突如現れるキリスト教の祭壇などは異様にも思えますが、今となってはこれも時代の移り変わりを反映したすばらしい遺産と言えそうです。 -
円柱はローマ神殿や西ゴート時代の教会のものを転用して使われています。
今で言う「リユース」ですね。
写真の柱にはローマ神殿の名残が見られます。 -
このあたりは二重アーチの装飾が豪華です。
-
ミフラーブです。
ミフラーブとは、メッカの方向を示すくぼみです。
イスラム教徒はここに向かって毎日礼拝します。 -
ミフラーブの周りの装飾も見事なものです。
イスラム建築は外から見ると質素で飾り気がありませんが、内部は豪華に飾り立てるというのが特徴であり、メスキータも例外ではありません。 -
メスキータのだいぶん奥の方です。
現地人ガイドさんいわく、ここが一番写真映りの良い場所なのだとか。
二重アーチの重なり具合が美しく、上から差し込む光の加減で人物もきれいに写るそうです。 -
アーチの色が見るからに新しい感じがします。
メスキータは時代とともにどんどん拡張され、グアダルキビル川に突き当たるまで南へと拡張されていきました。
そのため入口から奥の方は比較的新しい部分となり、レンガの色もいまだ鮮やかさを保っているのです。 -
柱に刻まれている模様は、これらを作った職人のサインです。
賃金は出来高制だったため、仕事こんなにやりましたというアピールのために職人自ら掘ったのだそうです。 -
メスキータの中心あたりにある中央祭壇。
16世紀に作られたキリスト教の祭壇です。 -
異なる宗教がこんなに近くに混在しているのは、当時としては異様な光景だったかもしれません。
-
16世紀に作られた聖体顕示台です。
お祭りなどの際にお神輿に付けられるそうです。
金ピカで豪華です。 -
メスキータの一番奥に位置するサンタテレサ礼拝堂です。
イスラム教のお祈りをするミフラーブの隣にキリスト教の礼拝堂があるって、不思議な感覚です。 -
サグラリオ教区教会です。
現地人ガイドは女性の方だったのですが、ここでご自身の結婚式を挙げたんだそうです。 -
内部の見学を終えてオレンジの中庭に出てきました。
大きな鐘楼が目を引きます。
この塔はイスラム教のお祈りの時間を知らせるためのミナレットです。 -
メスキータの観光を終え、次は旧市街の旧ユダヤ人街を歩きます。
メスキータからはほんの100mほどの距離です。
ここは10〜15世紀にユダヤ人が住んでいたエリアです。
入り組んだ細い路地が多く、雰囲気のある街並みです。 -
途中にあったマイモニデスという人の像。
コルドバ出身のユダヤ人で、医者として喘息の研究にも功績を残したのだとか。
また、医者だけでなく、哲学者、宗教的指導者でもあるという偉い方なのだそうだ。
彼の賢さにあやかるためなのか、像のつま先はいろんな人に触られてピカピカに輝いていました。 -
コルドバ職人協会のパティオ(中庭)です。
壁に飾られたお花の植木鉢など、アンダルシア風の素敵なパティオです。 -
細い路地の壁には色鮮やかなお花が飾られていて、飽きることがありません。
-
白い壁はアンダルシアの酷暑をやわらげるための工夫です。
この日は午前中の観光だったこともあり25℃と爽やかでしたが、暑い日は50度近くなるそうです・・・。 -
コルドバの観光名所、花の小道です。
細い細い路地で、そこを抜けると小さな中庭に突き当たります。
その中庭から見える小道とメスキータの塔が素敵です。
鉢植えのお花が暑さのためか枯れてしまっているのが残念です。 -
これまたユダヤ人街のかわいらしい路地。
この看板のレストランで昼食です。
店の名前は「エル・パティオ・アンダルス」。 -
昔ながらの建物を利用したレストランです。
パティオ(中庭)の部分で食事をするため、壁の鉢植えはもちろん井戸まであり、とても明るく雰囲気のいいレストランでした。 -
前菜はパンとラタトゥユ(野菜のトマト風煮込み)。
メインはコルドバ名物のフラメンキンという、豚肉とハムのロールカツです。
デザートはクワハダで、ミルクプリンのような味でした。
そして今日も飲み物は生絞りオレンジジュース。
すべての料理がとてもおいしかった〜。 -
食後は旧市街を離れます。
グアダルキビル川にかかるローマ橋の上を歩いていきます。 -
ローマ橋と旧市街。
ローマ橋はその名の通り、ローマ時代に築かれた古い古い橋です。
何度も改修を重ねたとはいえ、今もこのような形で残っているのを見ると、いかにローマの建築技術が優れていたのかを思い知らされます。 -
ローマ橋のたもとにあるカラオラの塔。
現在は博物館になっています。
ではコルドバの観光を終え、次はバスでラ・マンチャ地方へと向かいます。 -
途中のサービスエリアでプリングルスのお菓子を購入。
左から「ソルト&ビネガー味」、「生ハム味」、「パプリカ味」。
生ハム味はガイドブックなどで紹介されていたので絶対食べたいと思っていました。
3つともおいしかったですが、順位をつけるとしたら、パプリカ→ソルト&ビネガー→生ハムでした。
特にパプリカはすごく気に入って何本か日本に買って帰りました。 -
ラ・マンチャ地方へ向けて走り続けます。
-
途中、トイレ休憩で立ち寄ったプエルト・ラピセという町。
「ドン・キホーテ」の作者セルバンテスも泊まったことがあるという旅籠でトイレ休憩です。 -
現在はレストラン&土産物店&ドン・キホーテの博物館となっています。
ドン・キホーテと従者サンチョ・パンサのお土産物がたくさんあって、見てるだけで楽しかった。 -
自由時間が少しあったので旅籠の周辺を少しブラブラ。
町のいろんなところにドン・キホーテの像があって、ドン・キホーテ好きにはもう、たまりません。
ドンドンドン、ドンキ〜♪ ドンキ〜ホーテ〜♪
あ、私はどちらかというと、お茶目な従者サンチョ・パンサがお気に入りですが。 -
博物館ものぞいてみました(無料)。
ドン・キホーテの冒険の様子を描いた絵などもあります。
小説の中でドン・キホーテはすでに50歳をとっくに過ぎ、当時の平均寿命を考えるとおじいさんと言えるお歳です。
てことはこの絵たち・・・・美化しすぎ! -
ラ・マンチャ地方の平原の中を進んできたバスからは、遠くの方に小高い丘が見え始めました。
丘の上に10基ほどの風車が並んでいるのが見えます。
いよいよ目的地のコンスエグラの風車群のようです。 -
コンスエグラの細い路地を抜け、風車のある丘へ向かっていきます。
-
バスを降りてフリータイムです。
早速一番奥の風車まで行ってみることに。
途中振り返ってみると風車たちと昔のアラブの城、とても気持ちのいい光景です。 -
ドン・キホーテの小説では、ドン・キホーテが風車を巨人と思い込んで突進し、大ケガをするという場面があまりにも有名です。
その舞台となったのは残念ながらここコンスエグラではなく、50kmほど離れたカンポ・デ・クリプタナという町だと言われています。
しかしこのコンスエグラの風景も、当時の雰囲気をよく残しているのだとか。 -
風車群の一番南の端っこまでやってくると、白い棒が立っていました。
ここにカメラを置いてセルフ機能を使うと、自分たちと風車がうまく撮影できます。
そしてその向こうには、遥かに続くラ・マンチャの大平原。
風が強く吹き付けますが、この地方特有の強い風が風車に最適だったのでしょう。
風も心地よく開放的な気分に浸れました。 -
風車たちは現在使われていません。
でも観光用として役立っているようです。 -
コンスエグラの町も見渡せます。
コンスエグラはサフランの名産地です。
サフランはスペイン料理に欠かせない調味料で、パエリアの黄色はサフランによって色づけされています。 -
風車の一つは有料ですが見学可能となっているので、入ってみました。
1階はお土産物屋さん、2階は風車の中を見学できるようになっています。
入場料1.5ユーロでペットボトルのドリンクが1本付いています。 -
2階は風車の粉をひく機械があり、説明の映像も流れていました(日本語字幕付)。
-
2階の窓からは他の風車もよく見えます。
ここからドン・キホーテの世界に思いを馳せると、感慨深い気持ちになってきました。
ドン・キホーテの小説は世界中で聖書の次に発行部数を誇るそうで、スペインではどの家庭にも1冊はあるのだとか。
しかし長すぎて最後まで読んだ人いないとか(笑)。 -
白い風車たちの見学を終え、マドリードに向けてバス移動です。
しばらく行くと現代の風車群が見えました。
こちらは発電用として現在も稼働中のようです。 -
マドリードに着いて、夕食です。
京城酒家という中華料理屋さんです。
スペイン料理が毎日続いていたので、ここらへんで馴染みの味をという旅行会社の配慮でしょうか。
チャーハンや麻婆豆腐などおいしくて、ちょっとホッとできました。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (1)
-
- あやのんさん 2016/02/23 23:30:16
- マドリードで中華
- はじめまして。
スペイン旅行記拝見させていただきました。
私も何年か前に同じようなスペインツアーに参加したので、とっても懐かしい気分になりました。
私もマドリードで中華料理店に行きました。
味にクセがなく妙に美味しくて、ツアー客全員が無言でガツガツと食べていたのを思い出しました。
ミハスで飲んだガスパチョがとても美味しかったので、都内のスペイン料理店へ行ってはガスパチョを飲んでみるのですが、どれもこれもイマイチなお店ばかりで、もう一度ミハスに行って飲みたいです。
オレンジの生絞りジュースは本当に美味しいですよね。
食べ物の話ばかりになってしまいましたね。
失礼しました。
では。
あやのん
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
コルドバ(スペイン) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
1
51