第一日曜日は毎月美術館がタダのフィレンツェ、それってどうなの？

2015/07/29 - 2015/08/06

ウフィツ美術館はとにかく行列して入場する。かつて1時間並んだ私は、今回はネット予約でスムースには入れると知る。
ならばと、希望日を8月2日にお願いしたら、なんとただですから予約できません。と言われて、えータダなの。嬉しいけれど、ますます混む。混んだ美術館は嫌だ。

2015年8月はこのステキなサービスが行われていました。しかし、いつまでこんな美味しい話が続くかはわからないそうです。確認してから旅にお出かけプランを立てて下さいね。

結局私は土曜日の夕方にウフィツの予約を入れて、さあ日曜日はどこに行こう？
悩んだ結果は…。

エリア フィレンツェ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5

• 交通手段: 徒歩

ウフィツ美術館にはアーモイタリアで事前予約済み。手数料は日本で二人分1000円を振込、4時に並ばずに入場しました。夕方はわりに空いているとのことですが、やはりめちゃ混みでした。

すでに日本で画集を読み漁り、勉強していったのでガイドインターホンは借りませんでした。

本当はパスポートのコピーを持っていったら、貸してもらえませんでした。必ずレンタル希望者は本物を持って行って下さい。

この絵画の大きさにまずビックリする。美しいボッティチェリの「春」
とにかく混んでいる中でようやく撮影した一枚。大切なので絵画の手前にガラスがあります。ですから窓が写りこんでいます。あー

カラヴァッジョの「バッカス」あれ、こんなにおっぱいが小さい。ワインの神、とのこと。よく見るとワイングラスを持っている。腕の筋肉も凄いからひょっとして男性？こんなにお花を付けて…

2時間以上芸術にひたり、とにかく広いのですっかり疲れて美術館そばのスイーツ店にて休憩。

すぐに夕食なので、ショーケースのケーキを食べることは出来なかったのが残念でした。

チョコレートを使ったメニューに定評がある老舗カフェ。「リヴォワール」

美術館を出てすぐの所にあります。シニョーリア広場。1872年創業。

数々の建物がこういうデザインＲの入口になっています。

天井が実に高いことがわかります。こちらもＲ窓。

この店は２階の窓までデザインでアーチを大きくしたのかも。
イタリアの街歩きは建物をみるのが楽しいんです。

フェンディの建物もみんなＲ窓です。

だまし絵のような普通の建物の窓。デザイン重視でバランスをとり、窓ではない所にも同じように囲みをつけます。ＮＨＫＢＳでこういう話しをやっていました。

ドゥオモの裏側。この建物をこんな感じに見る位置に並んでいるジェラートショップがありました。

ジョットの鐘楼には無料の日に登るつもりでしたが、あまりにも行列が長くてあきらめました。

ドゥオモ正面ファサード。天気が良くないので折角の美しい大理石の色がはっきり見えません。8/1

タダのせいでしょうか？とにかく人ごみが凄かったです。

この広場は何？手を挙げている人は一体誰でしょう？

8/2日　青空に赤、緑、白の大理石の建物が実に美しい。今日は天気がいいので色の様子がくっきり、ハッキリ見えて素敵さが増しました。

ＮＨＫＢＳ放送もこの位置からみるドゥオモを放送していました。

ベッキオ橋の隣の橋にはこんな彫刻があります。８/２（5日目）朝この橋を渡ってピッティ宮殿に向かいました。

水のきたないベッキオ橋。

ピッティ宮殿は物凄く大きいです。すべて同じ窓が等間隔に並んでいます。右側の一階建ての建物がチケット売り場のある所です。

無料で入ったピッティ宮殿。８．５ユーロのパラティーナ美術館と７ユーロ衣装博物館二つだけを見ることにしました。

朝一番９時に行きました。すいていました。なによりです。

凄い絵画の量に圧倒される。この美術館の素晴らしい所は手の届く位置で絵画を見ることが出来る事。ゆっくりラファエロを眺め続けることが出来ます。

ヴェールの女」ラファエロの肖像画。

ルネッサンス肖像画の最高峰とも呼ばれている。超有名な絵画はこのように額縁が曲げられて飾られています。

あの有名な絵画がこんな近くでガラスもなしに見ることができるんです。
一番下の絵画の額縁には角度がつけられています。見やすくするためなのでしょうか？

「小椅子の聖母」ラファエッロの最も有名で、唯一のトンド。（円形の絵）
美しい母がステキでした。

衣装博物館の昔のドレス、とても綺麗でした。王女様が着ていらしたのかも？

現代のデザイナーの洋服も飾られています。右のキュートな人形。サングラスをかけている所も面白い。

こちらはピッティ宮殿から見ることが出来たボーボリ庭園。

２０１３年に世界遺産に登録されました。

ピッティ宮殿からの景観。ドォウモはどこからでもはっきり目印になります。

こちらも入るか悩んだけれど、午後は教会をみる予定なのでパスしました。未完成のファサードだけを撮影。沢山の人が日陰で休んでいました。

休憩は必ずジェラート。

ジェラートで元気になる。お決まりのピスタチオ。日本ではない味だから必ず頼みました。美味しいです。

リストランテなので、ジェラートを席で食べることは出来ません。

ヴェッキオ宮殿。この建物内部にもちょっとだけ行きました。

ここまではタダで見ることができました。５００人広場は上の階です。今日はタダだったのかも？

ランチの後に一度駅近、ホテルウニベルソへ戻って休憩。フィレンツェは街が歩いて行ける距離ということで、タクシーに乗らずに頑張ると8月は暑いので疲れます。毎日途中休憩をはさむ。元気をとりもどしてから午後の部に出かけるのをお勧めします。

このベッドがいかにもイタリアらしいデザインなので掲載。

午後はサンタ・マリア・ノヴェッラ教会へ。駅のすぐそばにある教会。
黒白の外観が印象的。前回見ることができなかったので、楽しみにしていた教会です。

こちらは黒と白の大理石がシマウマみたいで素敵です。内観もこんな風だったんですね。

ギルランダイオのステンドガラス。

ジョット作の十字架像は中央に天井からぶら下がっていた。

夕暮れの広場からファサードを撮影。ライトアップされていました。
この後豪雨が降って、レストランのないホテルに泊っていたため食事抜き。

サンタマリア・ノヴェラ教会もてっきりタダと思っていたが、こちらは５ユーロかかりました。美術館とあわせての料金だそうです。

この左側の道を少し行った所に有名化粧品を売るサンタ・マリア・ノヴェラ薬局があります。そのお話は次の旅行記で。

おまけ
カフェのウインドウもこんなにカラーにこだわってオシャレなんです。

手袋やさんが何件もあります。皮製品はフィレンツェで。ベネチアよりも安いです。
イタリアならではの色。とにかくカラフルです。

この日のフィレンツェがどれほど混んでいたかわかっていただけるかと。
バザーリの回廊が建物をつないで二つの建物をつないでいる所。
自分が殺されないために自分の家から仕事場まで、こんなに長い回廊を作るなんて、メディチ家が半端ないお金持ちだったとわかります。

タダだと混むけれど、毎月一回無料は物価が高いイタリアでランチ代金分ほどがういたりするので、ありがたいサービス。いつまでも続くといいですね。