2015/08/14 - 2015/08/15
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ROSARYさん
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2015年夏はルーマニアへ。その4は、今回の旅のハイライト、ブコヴィナ地方の修道院群巡りです。世界遺産に指定されている8つの修道院のうちの5つを巡ります。
かつてのモルドヴァ公国の貴族たちによって建てられた修道院の特徴は、教会の外壁をうめつくす色鮮やかなフレスコ画。それぞれの修道院を特徴付ける色は、スチェヴィッツァ修道院が緑と赤、モルドヴィッツァ修道院がゴールデンイエロー、ヴォロネッツ修道院がブルー、フモール修道院が赤、アルボーレ修道院が緑となっています。
上篇はその内の2つ、スチェヴィッツァ修道院とモルドヴィッツァ修道院を訪れた記録です。
・カルパチア山脈を下りてブコヴィナ地方へ
・ラダウチ到着
・スチェヴィッツァ修道院
・手のモニュメント
・モルドヴィッツァ修道院
表紙写真は、スチェヴィッツァ修道院の北面フレスコ、天国へのはしごです。天使に見守られながらはしごを上る聖人たち。悪魔の誘惑に負けて、左側、地獄に落ちる姿も。17世紀の初めに描かれた時の色がそのまま残っているそうです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- ユーラシア旅行社
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-
カルパチア山脈を下りて、ブコヴィナ地方に入りました。
田園風景が広がります。 -
お、馬車が通りがかりました。
今も干し草を運ぶなど仕事に使われている馬車。 -
丸太を満載したトラックも通ります。木の多い地方ですからね。
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遠くに羊飼いの姿。
はるか中世もこんな風景が広がっていたのでしょうか。 -
あ、また馬車。こちらも仕事をしていますね。
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ロータリーで、スチャバ方面に向かいます。
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どこまでも続く田園。なんだか雲行きが怪しくなってきました。
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黒雲が!
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今夜の宿、ラダウチに着くころには、土砂降りです。
道路も冠水しちゃってます。 -
そんな状況でホテルに着いたので、写真は翌朝撮影。
昨日は途中、昼食もはさみながら、ブラショフからラダウチまで10時間以上のバスの旅でした。ああ、疲れた!Gerald`s , THE ホテル
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ホテルのすぐ向かいにあった、古い建物です。
ホテルはまさにビジネス仕様で、この街からはなんだか浮いているんですよね。 -
こちらもホテルのすぐ横にある正教の教会。
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朝食は、市販のヨーグルトに手作りのチェリーコンポートを山盛りにして元気を回復。
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では、5つの修道院巡りに出発です。
地図の上中央がラダウチの街、そこから半時計回りに、
・スチェヴィッツァ修道院
・モルドヴィッツァ修道院
・ヴォロネッツ修道院
・フモール修道院
・アルボーレ修道院
と回ります。 -
スチェヴィッツァ修道院に到着。
周囲には分厚い壁が巡らされ、見張りの塔もある要塞修道院です。
17世紀の初めに建てられ、5つの修道院の中でも最も大きく、また残っている壁画の数も最も多いところです。スチェヴィツァ修道院 寺院・教会
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塔の入り口に描かれているのは、この修道院が捧げられた聖人を表す絵。
ここはキリストの復活です。 -
門をくぐって最初に目に飛び込んでくるのがこちら。
わぁ、と歓声が上がります。 -
イチオシ
北側の壁、上の方にはアダムとイブの物語。
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そのすぐ下にあるのが、「天国のはしご」。
スチェヴィッツァ修道院の特徴となっている壁画です。
斜めのはしごの上を、聖人たちが天使に励まされながら、天国に向けて上っていきます。
左側には悪魔が待ち構えていて、聖人たちを誘惑しています。 -
はしごの左側、地獄のアップ。
落ちていく人がどことなくトルコ人の面影をもっているのは、当時、オスマントルコの圧迫を受けていたからでしょう。 -
イチオシ
こちらは天国に到達した聖人。神様に迎えられています。
すぐ手前で地獄に落ちそうな人もいますね。怖い怖い。
それにしても美しい色。修復したところはグレーとし、色のあるところは創建当時の色がそのまま残っているのだそう。
赤と緑がテーマカラーというのもよくわかります。 -
教会の中は撮影禁止。
ポーチをくぐって入ります。 -
北側から教会の東側へ。
東には聖人たちがたくさん描かれています。 -
東側が三つ葉の形をしているのも、ブコヴィナ地方の教会の特徴です。
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塔にもかつてはフレスコが描かれていたのですね。かすかに色が残っています。
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南側。エッサイの樹のフレスコです。
これだけの強い光の中でも色褪せないのは、フレスコのすごさですね。 -
南側のポーチ。
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ポーチの天井には神様の絵。
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実は西側の壁にはフレスコが描かれていません。
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もう一度、北東側から。
バラの花が美しく咲いていました。 -
実はこの修道院は尼僧院。
周囲の壁には僧坊が並んでいます。 -
イチオシ
東側の僧坊には付属の博物館があります。
その中も撮影禁止ですが、博物館2階からの眺めは格別。やや上から教会を眺めることができるのです。オススメ! -
さて、次の修道院に向かいましょう。
深い森の中を進みます。 -
途中、手のモニュメントに立ち寄りました。
労働者の手を表している、とのことですが、詳細はよくわからない。 -
でも、周囲にはこのあたりの特産品を売っていたり、
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屋台がでていたりして、訪れる人も多いようです。
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この山の景色が素晴らしいからでしょうね。
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ヘアピンカーブを下ります。
ガードレールが木! -
このあと30分ほどでモルドヴィッツァ修道院に到着。
ここもしっかりした城壁と見張りの塔があります。
門には彫刻が。一番上にあるのは水牛で、モルドヴァ地方のシンボルなのだとか。 -
こちらは受胎告知がテーマですね。
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門をくぐって、最初に目に飛び込んでくるのがこちら。
バラの花と教会の東側。 -
ここも尼僧院。周囲の僧坊にもお花が飾られています。
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イチオシ
モルドヴィッツァ修道院のテーマカラーはゴールデンイエロー。
聖人像によく現れています。 -
南面。
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ここにもエッサイの樹。
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この修道院で見ものなのは、コンスタンチノープルの攻防戦の絵。
こちら攻め手。大砲を撃ちかけます。ペルシャ軍。ちょっとトルコ人に見えますが・・・ -
こちらは守るコンスタンチノープルの城壁。弓で応戦。
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パノラマで撮ってみました。
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南側のポーチ上部には、聖ジョージのドラゴン退治の絵。
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ポーチの内側には最後の審判の絵。
上のほうに神様が居て、その下に審判をする聖人たち。秤も見えます。
向かって左側は天国なのですね。 -
向かって右側は地獄。
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教会の中ではちょうど、亡くなったシスターの告別のミサが執り行われていました。地元の方も多く弔問にいらしていました。
こちらも内部は撮影禁止。 -
教会を見つめる石像。
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この修道院を建てさせた、シュテファン大公の息子、ペトゥル・ラレシュ公の像です。
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門をくぐって、最後の一瞥。
下篇につづきます。
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