2015夏ルーマニアの旅　～その２シナイア

2015/08/13 - 2015/08/14

２０１５年夏はルーマニアへ。その２は「カルパチアの真珠」と称されるシナイア。カルパチア山脈の中腹に有るリゾートです。１７世紀のシナイア僧院を起源とし、１８世紀には貴族の夏の別荘地になったところ。

ペレシュ城はカロル一世が夏の離宮とした壮麗な宮殿。ドイツ風の装飾が重厚そのものです。
シナイア僧院の古い教会は、入り口のフレスコが見事でした。

・ブカレストからルーマニア平原を通ってシナイアへ
・ペレシュ城
・シナイア僧院
・宮殿のようなパレスホテル

表紙写真は、シナイアの古い教会、ポーチのフレスコ。

エリア シナイア(ルーマニア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5

• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

ルーマニア平原のひまわり畑。農業国、ルーマニアでも、トウモロコシや麦と並んで、ひまわりは主要な作物の１つ。

油をとるほか、ひまわりの種のスナックはどこでも食べられていました。

少しずつ山に入っていきます。

シナイアの手前で列車とすれ違いました。
ルーマニアの列車は最高速度が６０Ｋｍと遅く、あまり使い勝手は良くないとのことです。

シナイアに到着。

ペレシュ城の手前の館。ドイツ風の木組みが重厚です。

ペレシュ城の塔。

ペレシュ城 城・宮殿

中庭もドイツ風。それもそのはず、カロル一世はドイツから迎えられた王様なのです。

中に入ってみましょう。ここも中での撮影は３２レイかかります。

階段の上は吹き抜けになっていて、壁や柱に見事な装飾が施されています。
パネルには、カロル一世にふるさとのお城も描かれていました。

ステンドグラスもドイツ風ですね。

お城には必ずあるのが武器の部屋。

刀や槍、鎧などが飾られています。東洋の武器も集められていて、日本のものとされる弓もありました（が、あんまり日本のものっぽくなかったです）。

カロル一世の執務室。会議は立って行ったのだそう。

威厳を保つためと、早く終わらせるためとのこと。

立派な暖炉。ルーマニアの紋章がついています。

図書室。カロル一世は数ヶ国語を操ったのだそう。

そして、写真一番右側の棚は、隠し扉になっています。

音楽室。奥様のエリサベタは、音楽をよくし、自分でファンタジー小説もたくさん執筆したそう。

ペレシュ城の美しい部屋の１つ、アラブの間。その名の通り、中東の絨毯や装飾品で飾られています。

食堂。これまた重厚です。

小劇場もありました。

天井の絵はクリムトによるものだとか。

ペレシュ城の全景。

ペレシュ城から少し下って、シナイア僧院へ。

シナイアの街の由来となった１７世紀から続く僧院です。なんでも、ワラキア公がエジプトのシナイ山に行ったのを記念して建てられたのだとか。

シナイア僧院 寺院・教会

最初に見えるのは大教会。

植物模様などで飾られた入り口のポーチが、ルーマニアの正教教会の特徴です。

中は撮影禁止。

大教会に向かい合う門をくぐると・・・

古い教会が。１７世紀の建物です。

白い壁のシンプルな建物ですが・・・

入り口のポーチには極彩色のフレスコが。

真上の神様から、教会の入り口に向かって最後の審判が描かれています。

向かって左側は天国、右側は地獄です。

ポーチの部分を下がって見たところ。

周囲を僧坊が取り巻いています。今もたくさんの修道士が暮らしているのです。

大教会の右手には可愛らしい鐘楼がありました。

さて、今日のホテルはその名も「パレス」。宮殿のような外観です。

公園に取り巻かれていて、散策するのも気持ちいい。

Hotel Palace ホテル

お食事もなかなか洗練されています。

味は薄めなので、テーブルの塩コショウで調整して。

リゾート地らしく、カジノもありました。