グレーだった日月潭、台中の眼科はパイナップルケーキ屋？　初台湾の旅２−３

2015/03/05 - 2015/03/05

2015.3.5（木）日月潭、台中

台南から向かったのは日月潭。

ところが残念なことに、空がどんより曇って、湖の美しさはわかりませんでした…。

夜、またまたタクシーを飛ばして、勝手に自由行動。パイナップルケーキを求めに行った店が素敵なこと！

（旅行期間：2015.3.4〜3.7）

エリア 日月潭周辺(台湾)

• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

12：45、日月潭に向けて出発。お腹いっぱいで、ガイドさんの説明が子守歌となり、いつの間にか眠っていた。

目が覚めると、どんよりと曇っている。台南では、あんなに青空が輝いていたのに…

高速道路の周りには、細いヤシがいっぱい。

ヤシはビンロウと呼ばれるもので、種を噛みタバコのように使うらしい。
気分が高揚して眠気を飛ばすため、トラック運転手に愛用されているとのこと。

肌を露出した売り子のオネエサンが道端に立ったり、ガラス張りのブースいるそうで、わき見運転や事故の原因になりかねないと、台北からその販売規制が始まったという。

日月潭への途中、トイレ休憩で寄ったのは、1999年の地震で崩れた“武昌宮”。

新しく建てられた寺の裏に、

集集 武昌宮 史跡・遺跡

地震の教訓として、崩れた寺が残されていた。

土台の部分が押しつぶされ、地震の怖さを物語っている。

（土産物屋）

（武昌宮 内部）

（なかなか立派なお寺）

（扉のところにも装飾が）

（香炉）

トイレ休憩なら、高速道路のサービスエリアでもいいのだが、運転手さんが「ここを見せたい」と寄ってくれたそうだ。

ありがとうございます！

15：45、日月潭の文武廟前に到着。

駐車スペースの展望台から望む“日月潭”は霞んでいた。

北側が太陽、南側が月の形をしているという湖の写真を撮ろうとしても、カメラの焦点が合わないという悲しさ…。

（文武廟の説明）

では、文武廟を見学！廟には3つの廟があった。

日月潭文武廟 寺院・教会

一番手前の廟の所で、ガイドさんが台湾のおみくじについて教えてくれる。

三日月形をした木片2つを投げ、裏と表が出たら、おみくじを引けるのだそうだ。

さっきの“武昌宮”で、真剣に木片を投げている男性を見かけたっけ。

その奥にあるのが武聖廟。

（武聖廟）

関羽と岳飛が祀られている。

宮の前に、願い事が書かれた金色の祈福風鈴がたくさん下がっていた。

一番奥が、孔子が祀られている大成殿。

9つの頭を持つ龍のレリーフを眺めながら、階段を上る。

（孔子様）

大成殿の説明が終わったら、短〜い自由時間。

大成殿の上に上れると言うので行ってみると、ありゃ、扉が閉まってる…。

大成殿の裏の孔子の逸話が描かれているというレリーフへの階段を途中まで上ってみるものの、時間がないので、バスに向かうことにした。

（屋根に並んでいるのはナニ？）

（動物たちでした）

門の手前には羊の張りぼてが飾られていた。

台湾の今年の干支は羊で、3匹の羊は縁起がいいとのこと。

（祈福風鈴の小路）

16時半、文武廟を後にして、台中に向かうべく、湖のほとりをバスは走る。

ガイドさんは、蒋介石は日月潭に別荘を持っていて、湖で捕れる白身の魚を好んで食べたことから、魚は“総統魚”と呼ばれるようになったと話してくれた。

両親は日月潭に行ったことを喜んでいた。蒋介石も眺めた風光明媚な湖を見ることができたのだろう。

（台湾の墓地）

台中郊外にある新幹線の台中駅近くを通過した時、チラッとランタン祭り会場が見えた。

（平たい屋根が台中駅）

（お札のようなものを燃やしていました）

18：45、夕食のレストラン“重慶餐庁”に着く。

ここで客家料理をいただく。

色は濃い目だが、味付けはさほど濃くなかった。

この時もキャベツの炒め物が最後のほうに出た。
毎回出てくるキャベツ炒めは、台湾の定番メニューと思われる。

19：15、今夜の宿“シティ・スイーツ・ホテル”にチェックイン。

このホテル、高雄のメトリポリタンとは打って変わって、狭いのなんの…。

ザ メトロ ホテル タイチュン ホテル

部屋にはデスク、冷蔵庫、洋服ダンスの中にセイフティーボックスもあり、設備的には整っていると言えるのだろう。

そんなの要らないから、部屋を広くして〜！

窓はあっても、目隠しの板が張られて圧迫感。

バスタブはこびとサイズで、シャワーを受けるためとしか思えない。

ガイドさんから、くれぐれもトイレに紙を流さないようにと念を押されたことも、気の滅入り具合に拍車をかける。

こんな部屋、嫌だ〜！

でも、リーズナブルなツアーを選んだ責任は自分にある。

明日の台北のホテルも、口コミのポイントは決して高くはなかったが、このホテルよりは絶対いいはず。
「今夜だけ、我慢、我慢」自分に言い聞かせる。

じゃあ、気の滅入る部屋を飛び出して、パイナップルケーキを買いに行こうか。
タクシーを呼んでもらいにフロントへ。

目的の店は、ガイドブックに載っていた“日出”。
台中に何軒かあるようで、パイナップルケーキを買うことをなによりも楽しみにしているY姉さんが、台中駅前にあるとの情報を仕入れていた。

それが、日出が入っているのは“宮原眼科”。
タクシーの運転手さんはわかるの？？？大いにいぶかしく思っていたが、どうも台中では有名らしい。

フロントのオネエサンに「宮原眼科にパイナップルケーキを買いに行きたい」と言うと、「ハイハイ、わかりました」って反応。タクシーの運転手さんに行き先を伝えてくれた。

20時過ぎ、宮原眼科に到着。

えっ、ここ？

宮原眼科 お土産店

店はなんと、古い書斎風のインテリア。素敵〜！

定員さんは、中国風の丈の長い服を着て、古き良き中国の雰囲気を醸し出している。

日本語を話す店員さんもいて、ちょっとオネエタイプの男の子が対応してくれた。

パイナップルケーキは、台湾人好みのちょっと酸っぱいタイプ、日本人好みの甘いタイプ、最近登場したお米の粉で作られたものの3種類で、台湾人好みにしてみる。

店には中国茶や、

チョコレートなども売られていた。

（干支のチョコ）

アイスクリームも人気らしい。

姉さんはいろいろ買い込んで、満足の様子。

この近くに、見どころってないのかな？
店員さんに聞いてみたが、うまく伝わらなかったようでアイスクリームを勧められる。

じゃあ、店の周りでも歩いてみようと外に出る。

台中駅はすぐだった。駅周辺は田舎くさく、日出だけが異空間であることを知る。

あの部屋に戻りたくないけど、帰ろうか…。

セブン・イレブンで台湾ビールを買って、21時、ホテルに帰ってきた。

タスタブは浴槽という機能を果たせる大きさでなく、シャワーで温まる。

22：45、就寝。

ザ メトロ ホテル タイチュン ホテル