トラピックス四国周遊２泊３日（5）松山鮨を食べながら大歩危・小歩危に向かうも、雨のせいで遊覧船は欠航になり、失意のうちに高知空港へ向かう。

2015/07/27 - 2015/07/27

しまなみ海道組をホテルで待ってバスに乗り、ルナホテルへ寄って全員集合になります。ホテルの外観を見て道後プリンスホテルにして良かったなと思いました。バスに乗って松山ともお別れです。オプションのお昼のお弁当は高速に乗って安定走行になってからいただきました。バスは松山自動車道を東へひたすら走ります。車窓からは新居浜辺りの海岸線が見えます。造船所や製紙工場が見えました。そこから吉野川をさかのぼって小歩危渓谷から大歩危渓谷へ向かいます。このコースも絶対にバスの左側に座っていないと渓谷の美しさは楽しめないと思います。大歩危で川下りの船に乗る予定でしたが、昨日の土砂降りのせいで川の水が増えて流れが速いために運休になっていました。これは楽しみにしていましたから残念です。ラフティングはかえって楽しめていたのだと思いますが…。ここで50分ほどの時間がありましたので渓谷の散歩は出来ましたが歩ける距離は限られています。母と妻はレストランでカキ氷を食べていました。大歩危を後にして吉野川を更に登り、そのまま高知へ下って行きます。一昨日泊まった土佐ロイヤルホテルの近くから土佐空港へ入ります。そこで帰りの航空券を受け取ってツアーは終了です。空港で晩御飯を食べて最後の買い物をして羽田へ戻り夏の家族旅行は終わりました。母と妻は秋に東北方面へ行くことに決めたみたいです。

エリア 祖谷渓・かずら橋・大歩危(徳島)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 観光バス 船 JALグループ 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

バスが道後温泉を発つ時にオプションでお願いしたお弁当が配られます。鮨か普通のお弁当でしたが3人とも松山鮨をお願いしておきました。大学予備門の学生だった夏目漱石が初めて松山を訪れ、正岡子規の家に立ち寄ったときに母の八重がもてなしたのが松山鮨で漱石は大いに喜んだそうです。それを食べない手はありません。

漱石は洋服の膝を正しく折って正座して松山鮓を一粒もこぼさぬように行儀正しく食べていたそうで、その時の様子は同席していた高浜虚子が書物の中で回想していたほどだそうです。

正岡子規にとっても心に残る食べ物だったようで、「われに法あり　君をもてなす　もぶり鮓」「ふるさとや　親すこやかに　鮓の味」「われ愛す　わが豫州　松山の鮓」と歌をいくつか残しています。

新居浜は江戸時代に開坑された別子銅山で繁栄の足がかりを築き、その後非鉄金属・産業機械・化学工業など住友グループとその協力企業群により発展を遂げた町です。瀬戸内有数の工業都市として住友グループの企業城下町として有名です。

吉野川をさかのぼって大歩危に向かいます。

車窓の左手に座っていないとこの景色は見られません。

母と妻はずっとおしゃべりしているので車窓の景色はあまり見ていません。

だんだん雰囲気も良くなってきました。

いくら見ていても見飽きない風景です。

大歩危に到着しました。ここで川下りの遊覧船に乗るはずだったのですが…。

増水のため本日は欠航でした。ショック！

見た目には遊覧船に向いている流れに見えるのですが。

ラフティングを楽しむ人には増水して良かったことでしょう。

こんな感じで皆さん楽しんでいます。

羨ましい…。

仕方ないので時間まで河原に降りて散歩します。

確かに増水しているのでしょうが。しかし後で凄い事を知りました。

こんな所を船下りしたら楽しかったでしょうね。

山の向こうは高知県です。

休憩した遊覧船乗り場はこんな断崖に建っていました。階段の下が遊覧船乗り場です。休憩所までは数十メートルあります。

船には乗れなくても綺麗な景色は楽しめました。

戻ってきて休憩所まで上がってくると階段にこんなことが書かれていました。川辺からここまで数十メートル増水することもあるのだと驚きました。

戻ってくると妻と母はレストランにいました。

大抵姿が見えなくなるとどこかでアイスやカキ氷を食べています。

昭和30年代のポスターが貼ってありました。大歩危からは更に吉野川をさかのぼって高知へ下って行きます。一昨日通った道をまた通って高知空港へ向かいます。

高知空港へ到着して航空券を受け取ってツアーは終了です。荷物を預けて身軽になってから晩御飯にします。

一昨日美味しかったドロですメ。ホテルのバイキングより美味しいのは当たり前ですね。

私はカツオのタタキセットを注文しました。これも美味しかったです。もう一生食べなくてもいいかもしれません。

母は四国に来てうどんを食べていないと青海苔のてんぷらうどんにしました。

こんな感じで高知料理を楽しみました。

時間があるので買い物に気持ちが向いてしまいます。

アンパンマンがお見送りです。一緒に写真を撮って姪に送ると羨ましがられました。

高知空港の売店は結構充実していました。ツアーの道中で立ち寄ったお土産屋さんと値段は変わらないか安いくらいです。ついつい行った先で買ってしまいますが、ここだけでも充分かと思います。もちろん高知の産物がほとんどですが。

ダバダ火振りの小瓶までありました。

夕日に見送られて羽田空港に向かいます。

高度があがると時間が戻ったみたいです。

眼下に一昨日泊まった交趾ロイヤルホテルの姿が見えました。白い四角い建物なので分かりやすいです。昨年ペナン島からバンコクへ向かった時も機上からイースタン＆オリエンタルホテルを探したことを思い出しました。

不気味な雲が名古屋上空を覆っています。

千葉上空で大きくターンしました。

羽田空港には定刻に到着しました。

2泊3日の楽しい四国旅行でした。次は東北の温泉に行きたいと妻は申しておりますが、8月下旬のロンドン旅行もホテルと航空券だけで予定もまだ立てていないでしょう。