2015/07/25 - 2015/07/25
410位(同エリア927件中)
kojikojiさん
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オランダから帰ってきてトラピックス社のパンフレットが届き、前から気になっていた四国周遊のツアーが値段的にも手頃だったので申し込んでみました。昨年末には母を誘って九州へも行きましたが、楽しかったので今回も誘ってみると二つ返事で参加することになりました。通常コースでも良いと思ったのですが、道後温泉のホテルはランクアップにしたので土日と月曜日の3日で39,900円でした。実際はこれに空港使用580円とオプショナルの費用が追加されます。出発の1週間前にパンフレットが届き、JALで高松INで高知OUTという事が分かりました。初日は羽田空港に午前10時20分に集合して、航空券を受け取って荷物を預けてお弁当を買います。高松に着いてからは団体行動なのでお昼を買っている時間はありません。高松で現地の添乗員さんと合流して、まずは金毘羅さんへ向かいます。ツアーではバスの座席は決まっているのですが、初日は一番後ろの席を3人で使えました。3日間のツアーですので1回でも最後尾になると良いのですが、出来れば移動の長い2日目か3日目が良かったというのが本音です。金比羅さんでは提携のお土産屋の駐車場にバスが停まり、現地ガイドさんについて参拝に向かいます。驚いたのは妻より母の方が元気で、すたすた階段を登っていきます。今年79歳ですがさすが毎朝散歩しているだけあります。60歳の妻はへとへとで運動不足が身に染みているようです。ただ母は神馬のいる厩舎で登るのを止めてしまいました。1人で残ると言っていたのですが、妻は「私はお母さんが心配だから一緒に残る。」と言ってからニヤッと笑いました。という事で私が金毘羅犬になって1人で参拝することになりました。この日は30度を超える暑さでしたが何とかお参りすることが出来ました。亡くなった父がパーキンソンを発症した後にここに参拝したことがあります。頑張ってだいぶ登ったと聞いていたのですが、代わりに参拝している気分になりました。本堂からは讃岐富士が綺麗に望めました。これも7年前に父との最後の旅行で大阪南港から船で上海へ行った際に瀬戸内海から眺めた夕焼けの讃岐富士を思い出させました。唯一残念だったのは本場の讃岐うどんを食べられなかったことです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 観光バス 船 JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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この日は遅い出発でした。大江戸線とモノレールで羽田空港に午前10時20分に集合です。カウンターで航空券を受け取って荷物を預けます。QRコードをかざすと荷物札が勝手に出てきます。
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お弁当と飲み物を買って搭乗のスタンバイをします。
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座席は3人掛けの中央に通路があるタイプでした。3人並んで座れたので良かったです。
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飛行機は富津岬の手前でターンして西に向かいます。
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かつ丼弁当は値段の割に量も多く味も良かったのでお薦めです。
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母はウニ弁当で蒸しウニや焼きウニなど盛り沢山です。全部食べられないので半分貰いましたが、途中妻の席を横切るだけでウニの量は減ってしまいます。
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緑の大地にゴルフ場と湖が見えました。白くなっているのは箱根でした。空からでも大涌谷の噴火は分かりました。右手には芦ノ湖が見えます。
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大阪上空は通過せず京都から岡山方面に向かい、北側から瀬戸内海を渡り高松に入ります。
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生まれて初めての四国上陸です。到着ロビーで現地の添乗員さんと合流してバスに乗り込みます。
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バスの車内はこんな感じです。普通2人参加が多いのでしょうが、夏休みということもあってか3人参加の方が多かったです。
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初日は最後尾の座席でした。ツアーバスは基本的にリクライニングはしないのが暗黙のルールなので、後ろを気にしないで座席を倒せる最後尾は貴重な場所です。本当は移動時間の長い2日目とか3日目が良かったのですが、座れない人がほとんどなので良しとします。
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金比羅さんの参道の外れの駐車場のある「にしきや本店」というお土産屋さんでバスを降りて、杖を借りて金毘羅さんの参拝に向かいます。ツアーバスって便利だなと思う瞬間です。普段海外旅行を個人で行っていると行った先々でもそう思う事が多々あります。
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参道の店先にはこういった杖が置かれ、貸してもらうことが出来ます。帰りによってうどんを食べたり、お土産を買ったりすればお礼になります。
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立派な旅館がありました。「とらや旅館」は江戸時代から創業三百数十年という老舗旅館で、かつては昭和天皇や皇室御用達の宿でだったそうです。2階の高欄の彫刻などは手が込んでおり歴史と風格を感じさせます。現在は旅館では無く蕎麦とうどんの店になっています。
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イチオシ
とらやさんの軒の化粧漆喰が見事でした。
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イチオシ
大門までは籠で登ることが出来ます。往復で6,800円だそうです。以前中国の桂林郊外の龍勝棚田へ行った際に同じような籠屋さんがいて、妻の姿を見て「大姉!(ダーチェ)大姉!」と言ってずっとついてくるのが面白かったです。中国の観光地では何度か同じようなことがありました。
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讃岐一刀彫りのダルマを制作する山中象堂さん。カラフルダルマは数年先まで予約が一杯だそうです。
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こんぴらさんがある町の名前は琴平町で神社の名前は金刀比羅宮、山の名前は象頭山と教えてもらいます。普通に歩いていたのはこの辺りまででしょうか。
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金毘羅さんは金刀比羅神社で祭神は大物主で別名三輪明神ということは奈良の三輪山の大神(おおみわ)神社の祭神と同じです。よっぽど大物主の命は麺類が好きだという事でしょうね。三輪は三輪そうめんで金毘羅はうどんですからね。
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なんか妻が可哀そうになってきました。日頃の運動不足が祟っています。先月はベルギーからオランダを3週間歩き続けたのですが…。まあ毎日ビール飲んで美味しい物食べていましたから。
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19歳の差があるのですが同じ年金受給者でもどっちが年上か分かりません。
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ようやく大門までやってきました。もうここらで充分な気持ちが芽生えてきます。団体ツアーなのでここで集合写真の撮影がありました。参拝が終わってバスに戻る頃には出来上がっていて1枚1,000円です。記念に1枚買っておきます。母と旅行するのは年に数度ですし、他の参加者の方の事も思い出せます。立派な青銅大燈籠には丸金の文字が入っています。
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ここからしばらく平らな参道が続きます。
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イチオシ
石段365段目の大門を抜けると飴屋さんが5軒あります。大きな白い傘をさしているのですぐにわかりました。参道に並んでいたお店は大門から中にはありません。
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この飴屋さんは「五人百姓」と呼ばれる方たちで、この境内の聖域の中で商売をすることを許された人たちです。「加美代飴」というべっこう飴を売っています。硬いのでハンマー付で5枚入りで500円なので買っておきます。ツアーの帰り道は別ルートなのでここへは戻ってきません。飴を買ったのでモデルになってもらいました。
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もう何段目だったかも忘れました。この辺りが一番歩きやすかったです。ただ暑さは半端ではありませんでした。
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参道には1,000,000円の石碑が延々と続いています。漢字だとただの石碑に見えますが数字で1,000,000円と書くとリアルに思えてきます。
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母より妻の方が心配になってきました。最近は母は足が痛いと言っていたので心配していたのですが…。
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「御厩」では神様がお乗りになる馬「神馬」を飼養しています。
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イチオシ
一頭は表で散歩中でした。後ろのスクリューは今治造船という造船会社によって奉納されたものだそうで、直径6メートルで 重さ19.2トンで奉納されたものでは世界最大の船のプロペラです。模様のように見える削り方一つで燃費効率が違うと何かのテレビで見た覚えがあります。
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母はここで「ここから先は前にも来ているので、先の事を考えたら足が心配なのでここで待っている。」と言い出しました。参拝の後はここまで戻ってから裏道でお土産屋さんへ戻ります。これは帰り道に買い物させないためのものなのかは分かりません。妻は「私もお母さんが心配だからここに残る。」と言ってニヤッと笑いました。夫婦2人だったら絶対に歩かされるところですからね。
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境内案内の方のフットワークは良いです。まあ毎日登ってらっしゃるのでしょうから。母たちが休んでいるすぐ上に資生堂パーラーの「神椿」という店がありました。スマホはバスに置いてきたので走って戻って教えてあげようかと思いましたが、心とは裏腹に体がいうことを聞きません。
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「賢木門」の扁額は有栖川宮熾仁親王殿下の筆によるものです。
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「本宮手水舎」は気持ちだけいうと飛び込みたいと思いました。
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真須賀神社を左折すると急な石段が続きます。石段は4段階に分かれて各数十段あります。御前四段坂と呼ばれてここを登りきれば御本宮です。ここは本当にきつかったです。途中で目の前が霞んできてめまいがしてきました。他の皆さんが元気だったのには驚きです。
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少し空くのを待ってから参拝することにします。亡き父と下で待っている母と下でサボってる妻の名代です。「幸福の黄色いお守り」は神札授与所でいただきました。800円也で父の墓前へのお土産にします。
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境内では土用の虫干しが行われていました。正確には7月24日が土用ですが、この日は25日の土曜日でした。
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展望台からの眺めは絶景です。讃岐平野の彼方に讃岐富士が望めます。残念ながら瀬戸大橋までは確認できませんでした。
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イチオシ
日本から初めて見る讃岐富士です。瀬戸内海側からは大阪南港から出ている韓国の釜山行のパンスターフェリーと上海行きの蘇州号の船上から見たことがあります。どちらも夕焼けで綺麗でした。
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人が引いたので参拝します。ちゃんと何処の誰ベえと名乗らないとご利益が無いでしょうし、神様もいっぺんに聞いて聞き漏らすこともあるでしょうから。
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思いつくだけの親族の事を思い出してお参りしておきました。庇が長いためか垂木が2段になっているのが変わっていると思いました。またそのピッチの狭さにも何か意味があるのでしょうか。
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「神楽殿」には雅楽で使われる美しい火焔太鼓が置かれていました。
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「絵馬殿」までやってきました。立派な絵馬がたくさん奉納されていました。金毘羅さんは航海安全祈願の信仰を集めていることから船の絵馬が多くみられます。象の絵馬は像頭山から来ているのでしょうね。
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金毘羅宮参詣の独特な風習に「流し樽」というものがあるそうです。 瀬戸内を航行する船が讃岐の海上を通過するときに樽に「奉納金比羅大権現」という幟をつけて海に流すそうです。海でそれを発見した船は「福がある」として代わりに金毘羅さんまで必ず届けたそうです。
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イチオシ
海上自衛隊や海上保安庁の船の物も多く置かれてありました。という事は日本海軍でもこの風習はあったのでしょうか。
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宇宙飛行士の秋山豊寛さんの奉納絵馬までありました。宇宙船も船ですからね。堀江謙一さんが太平洋をヨットで横断した時の船の現物まで納められていました。
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三穂津姫社直所の前には銅馬がありました。一文銭を集めて文政7年に周防國花岡驛上原惣左衛門延清という方が献納されたそうです。
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フラフラになりながら旭社まで下りてきました。旭社から本殿への上り下りは別の階段になっていました。
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「旭社」は金毘羅さんではこの建物が一番美しく立派でした。軒裏には巻雲、そして柱間や扉には人物、鳥獣、草花が彫刻されています。どれも華麗な装飾で旭社が天保時代の芸術の精華を集めた建物だと分かります。肘木の連続がとても綺麗です。
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扁額は正二位綾小路有長の筆だそうです。幕末から明治にかけての方だそうです。
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非常にバランスのとれた美しい建物は銅板葺の総欅造二重入母屋造です。
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旭社の御祭神は天御中主神・高皇産霊神・神皇産霊神・伊邪那岐神・伊邪那美神・天照大御神・天津神・国津神・八百万神です。
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下りになって少し余裕が出てきますが暑いことには変わりありません。
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書院では円山応挙の襖絵などが公開されていますが、悲しき団体ツアーは時間がありません。
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「こんぴら狗の銅像」
昔は旅を途中で諦めることにした人が道中で知り合った旅人に旅費と初穂料を託し代参してもらうこともあったようです。 金毘羅大権現への代参で有名なのが森石松で清水次郎長の代わりに参拝したそうです。また「こんぴら参り」と記した袋を首にかけた犬が飼い主の代参をすることもあったそうです。犬ですら初穂料もらっているのに母も妻も何もくれませんでした。 -
爽やかに歩いているけどあんたたちちゃんと参拝していないでしょう!裏参道を通って帰るのは涼しさもあるけれど、他のお店でお土産を買えないという大人の都合もあるのでしょう。
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「灸まん」はその名のとおりお灸(もぐさ)の形状をしており、饅頭の頂上部が丸く盛り上がった形をしています。金毘羅宮参詣の土産の代表格です。
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「こんぴらうどん」のお店。お土産物屋さんに戻って自由になる時間は20分くらいだったと思います。少し歩いたところにこんなお店が。残念ながら食べている時間も無いし、それ以前に暑さと日差しで食欲もありません。お土産用にうどんを4箱買いました。お土産屋さんより周辺で買った方が安いのは当たり前ですね。ただ、にしきや本店は「こんぴらしょうゆ豆」で有名なのでこれは買い求めた方が良いです。これは美味しいです。3パックで1,000円くらいでした。
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鄙びたお店もあり時間があればゆっくりうどんでも食べて散歩したかったですが…。この日の宿泊地である高知へ急ぎましょう。
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