2015/05/29 - 2015/05/30
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orangeさん
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奈良ホテルの朝食でリッチな気分を味わった後、直ぐ近くの元興寺に詣でました。
「知る人ぞ知る」飛鳥から平城遷都と共に遷された寺院です。
次いで旧元興寺境内の奈良町を散策し古の暮らしと現代がマッチした町並みの風情を楽しみました。
昨日も春日大社へ行く途上で眺めた興福寺の五重塔を経て県庁食堂で軽くランチ、東大寺行きのバスを待ちました。
数十年前の記憶にある東大寺の南大門、大仏殿、蘆舎那佛に新たな感動を禁じ得ませんでした。
更には「お水取り」で見上げた二月堂楼台から市内を一望、感慨も一入、広々した奈良公園を抜けて帰途につきました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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初夏の清々しい朝。荒池越しに興福寺の五重塔が爽やかな姿をみせています。
奈良ホテル 宿・ホテル
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朝食に向かいます。既に満席で暫く待たなければなりませんでした。見ているとゆったりしたサービス、のんびりした食後の会話が累積されているようでした。
「設定時間内に食事をお済ませを」と聞いていたのに…なんという事!奈良ホテル 宿・ホテル
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やっと順番がきて席に案内されました。名物の「奈良の朝粥をチョイスし品よく調理された御膳を味わいました。
奈良ホテル 宿・ホテル
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窓は北に向いており木々の向こうに五重塔が望める特等席でした。
長居せぬよう気を付けながらデザートを頂き、今日のコースを確認しました。奈良ホテル 宿・ホテル
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一泊はあっという間でした。 Hotelを出発です。
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若き日の天皇ご夫妻が泊まられた記念写真が飾られた廊下を通り玄関へ。
奈良ホテル 宿・ホテル
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マネジャーがお撮りしましょうとて 恥ずかしながら…
奈良ホテル 宿・ホテル
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人力車が何方かのお出迎えに。
奈良ホテル 宿・ホテル
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泊まった部屋はあの奥の一階角でした。
奈良ホテル 宿・ホテル
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来た時とは反対の西の階段を下り、
奈良ホテル 宿・ホテル
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教会の方に出ました。奈良ホテルの敷地にしっくりと溶け込む雰囲気です。
瀟洒なチャペル、和のテイストが聞いています。奈良ホテル 宿・ホテル
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「大乗寺址」を過ぎ他辺り、奈良ホテルと大乗院址の間を流れる佐保川の支流/尾花川、暗渠となっています。
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元興寺に着きました。右奥にチケット売り場が見えます。
近鉄奈良駅から徒歩10分。天理、下山行きバスで福地院町下車徒歩5分。
0742−23−1377 \500元興寺 寺・神社・教会
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聞けば、嘗ては猿沢の池辺りから広がる広大な敷地を誇った南都七大寺の一つでしたが散々な被災を蒙り再生にいたる道筋は並大抵ではなかったとか。
元興寺 寺・神社・教会
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飛鳥寺を創建とする大寺・元興寺僧房の一つを改築した極楽堂、
智光曼荼羅・五重小塔など、寺宝が多いそうです。元興寺 寺・神社・教会
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「西国薬師第五番霊場」とあります。
元興寺 寺・神社・教会
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かつては南都七大寺の一つといわれました。
現在は極楽坊境内、東大塔(五重塔)跡や西小塔院跡が国の史跡として指定されていて、世界遺産「古都奈良の文化財」の8資産群のうちのひとつ。元興寺 寺・神社・教会
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国宝・極楽坊本堂の内陣をぐるっと巡ります。
官寺として隆盛を極めるも南都焼き討ちにあうなど被災もして平安時代には衰退します。元興寺 寺・神社・教会
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密教には不可欠の曼荼羅 寺宝・智光曼荼羅
奈良時代の名僧智光法師が極楽の姿を描かせたものと伝えられています。元興寺 寺・神社・教会
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見事な小佛の並び。
元興寺 寺・神社・教会
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如何に信仰が篤かったかを示すようです。
元興寺 寺・神社・教会
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中世鎌倉時代に極楽坊が成立し、弘法大師や聖徳大師などの民間信仰の寺として栄えました。
教えを記した紙がところどころに貼られています。元興寺 寺・神社・教会
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国宝・極楽坊禅室の桟唐戸をはじめ鼻隠し板、南隅組み物など当時の最新技術・新和様建築で再生されたと伝わります。
元興寺 寺・神社・教会
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収蔵庫にはいります。
元興寺 寺・神社・教会
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中にはでんと木造の国宝・五重小塔が据えられ弘法大師象や
木造阿弥陀仏如来坐像、智光曼荼羅図、庶民信仰資料が展示されています。元興寺 寺・神社・教会
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飛鳥寺の日本最古の丸瓦が今も現役です。
百済の国王より派遣された瓦博士の造っ造った創建当時の瓦わ数千枚に及ぶといわれます。元興寺 寺・神社・教会
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この瓦を屋根に載せた極楽堂、禅室は共に国宝です。
韓国の扶余のそれと深い関係があるようです。元興寺 寺・神社・教会
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境内の石塔群
元興寺 寺・神社・教会
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鎌倉時代の東大寺大仏殿復興には多数の中国人石工が携わったと言われ、境内には花崗岩を利用した石の新技術が多く見られます。
元興寺 寺・神社・教会
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整然と並んでいます。
元興寺 寺・神社・教会
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民間信仰の威勢を示すかのようです。
元興寺 寺・神社・教会
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この礎石にも巧みな石の技術が残されています。
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今まであまり知らなかった元興寺さん....タップリと拝観させて頂きました。
北側に建つ「史跡・元興寺塔祉」を見て奈良町に向かいます。元興寺 寺・神社・教会
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「奈良町」に入ります。先ずは資料館に....
奈良町資料館 美術館・博物館
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格子の家が並びます。
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古を偲ばせる羽目板、墨で書かれた看板、
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「蚊帳」の店、
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現代にマッチした製品作りも取り入れながら受け継がれている「蚊帳」の伝統
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涼しげな蔓のあしらい
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天井の低い中2階には何が置かれていたのでしょうか?
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5月半ばに訪れた橿原の「今井町」とは又異なる雰囲気があります。
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軒先をかすめる素早いツバメの出入りを眺めていたりして大分時間がたちました。
すっかり日が高くなって片影を探して歩きました。 -
奈良町から東へ向かい、五重塔の下にやって来ました。
菊水楼の玄関先木陰で小休止、猿沢池 名所・史跡
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52段の階段を上り興福寺へ。下を見るとかなりの勾配。
猿沢池 名所・史跡
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国宝・興福寺は699年に創建された厩坂寺。
平城遷都につれて藤原不比等が興福寺と改名して飛鳥からこの地に移転した藤原氏の氏寺です。興福寺五重塔 寺・神社・教会
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藤原氏の絶大な権力を示すかのように阿修羅像、十大弟子像、などの国宝が納められています。
興福寺国宝館 美術館・博物館
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境内は自由に入れますが、東金堂は9〜17時 ¥300
tel 0742−22−7755興福寺東金堂 寺・神社・教会
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この他にも季節限定の北円堂、三重塔、など天皇や皇后の勅願によって建立された建物が多いそうです。
春日山を遥かに望む穏やかな風景です。興福寺 寺・神社・教会
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北参道口からバス道に出ます。
興福寺 寺・神社・教会
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369号線を渡って県庁ビル東端にあるカフェで一服。
バスを待つには便利です。奈良県庁 互助会食堂 グルメ・レストラン
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バスは昨日参拝した春日大社と同じ停留所で降りました。
さすがに国際色豊かな観光客がいっぱい。東大寺 寺・神社・教会
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正式名は「華厳宗大本山・東大寺」
全国に配置された国分寺の総本山です。東大寺境内町 名所・史跡
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鹿を伴い国宝・南大門へ。日陰は無く暑いことこの上なしです。
962年の大風で倒壊しましたが焼き討ちで南大門が消失したかは定かではなく
東大寺再興の一環事業として1203年、重源聖人により建立されました。
「大華厳寺」の扁額が2006年に掲げられました。東大寺 寺・神社・教会
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5間3戸二重門の入母屋作り、見上げる高さは26m... さすが世界最大級の山門です。(天竺様式)
筋骨隆々阿吽の「金剛力士像」は残念ながら見られませんでした。
奈良県奈良市雑司町406-1 東大寺南大門
アクセス:
JR・近鉄奈良駅からバスで7分市内循環バス
- 大仏殿春日大社前下車から徒歩で5分東大寺 寺・神社・教会
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東大寺は政変や飢饉、疫病などの危機が続き国家の安泰を祈念して聖武天皇の勅願により建立されました。
後に八宗兼学の学問所として充実しました。
中門前東大寺 寺・神社・教会
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観光案内によれば、大仏殿は751年に完成し、翌年には盛大な大仏開眼供養が行われた。と記されています。
然し1180年の平重衡の南都焼き討ち、1567年の松永久秀らの戦いによる消失にあい、鎌倉と江戸時代に再建され、現在の建物は1709年に落慶したものです。 -
鎌倉時代、源の頼朝が再建に力を貸したとされますが中国・宗の工人・陳和卿の尽力によるところも大きいといわれています。
朱塗りの中門が緑に映えてきれいです。 -
大仏殿(金堂)へ入るには入場料¥500 (8時〜16:30)
0742−22−5511
学生の頃の記憶はうすれていて、威風堂々・壮麗な佇まいにしばし息を呑んで眺めていました。東大寺 寺・神社・教会
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世界最大の木造軸組建築。
延べ260万人を動員し発願から9年をかけた建造費は
一説にスカイツリーの10倍以上とも言われています。東大寺 寺・神社・教会
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大仏殿の唐破風には彫刻が施されてます。
新年には、正面の破風が開かれ大仏様を拝顔できるとか。
正面手前の灯篭は国宝・金堂八角燈籠です。
銅の燈籠ではわが国最大・最古で各面に浮き彫りが施されています。東大寺 寺・神社・教会
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ご本尊の蘆舎那佛は高さ15m、重さ250トン、お顔の幅3.2m、鼻の高さ0.5m 頭は螺髪、額には白ゴウ、掌に水掻きを有します。
東大寺 寺・神社・教会
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脇侍の虚空菩薩
東大寺 寺・神社・教会
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同じく如意輪観音、
東大寺 寺・神社・教会
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四天王の広目天(桧の寄木造り)高さ5m
東大寺 寺・神社・教会
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と多聞天、は完成しましたが持国天、増長天は東部を残すのみで再興されていません。
東大寺 寺・神社・教会
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蘆舎那佛の背面
東大寺 寺・神社・教会
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支柱の穴を潜リ抜けると良いとて子供たちが順番待ちです。
東大寺 寺・神社・教会
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この穴の大きさは大仏さんの鼻の穴に匹敵するとか...
東大寺 寺・神社・教会
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記念品売り場
東大寺 寺・神社・教会
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金堂を出て「廻廊」の辺りを振り返ると紅かなめの植栽が見事です。
東大寺 寺・神社・教会
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手向け山神社に来ました。
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木陰が嬉しい階(きざはし)です。
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手向け山八幡宮は
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東大寺勅願に際し鎮守社として宇佐八幡宮から勧請され祀られました。
東大寺 寺・神社・教会
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「法華堂」...東大寺の中で最も古い建物で不空けん索観音が本尊です。三月堂とも呼ばれます。
修理の為中止されていた拝観が2015年5月18日から再会されました。
本尊の他に梵天、帝釈天、金剛力士、四天王、執金剛神が安置されており、
日光、月光菩薩弁才天、吉祥天、地蔵菩薩、不動明王は東大寺ミュージアムに居られます。
、東大寺 寺・神社・教会
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二月堂を目指します。
東大寺 寺・神社・教会
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かつてお水取り(修二会)に来た折場所取りに気をとられて二月堂の舞台には
上がってなかったので今回は是非!東大寺 寺・神社・教会
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急な階段をふうふう言いながら上ります。
あの角の欄干から燃えさかる大松明を肩に担ぎ信者に火の粉を振りまく光景が甦ってきます。東大寺 寺・神社・教会
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やっこらさと上がってきました。
東大寺 寺・神社・教会
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兵火による二度の火災は免れたものの1667年お水取りの最中に失火で消失、現存する建物は1669年の再建で国宝。
東大寺 寺・神社・教会
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早春の風物詩、二月堂の修二会は752年東大寺開山良弁僧正の高弟・実忠和尚によって始められたと伝えられています。
東大寺 寺・神社・教会
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以来絶えることなく受け継がれています。
あの夜の光景は今も鮮やかに目に浮かびます。東大寺 寺・神社・教会
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十一面観音を本尊とするお堂内部からは連行衆の僧が唱える五体倒置の読経が響きわたり荘厳な雰囲気に浸り感銘を受けました。
東大寺 寺・神社・教会
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舞台から眺める奈良の町
東大寺 寺・神社・教会
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この階段下から燃え盛る大きな松明を担いだ童子が駆け上りお堂の欄干から火の粉を振りまいたのです。
東大寺 寺・神社・教会
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二階まで随分な高さがあります。境内をびっしりと埋めた参拝客が歓声を挙げ
こぞって火の粉を頂に欄干下に駆け寄ったのでした。東大寺 寺・神社・教会
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格好の休憩所があります
。東大寺絵馬堂茶屋 グルメ・レストラン
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「東大寺絵馬堂茶屋」と右から墨書しています。
0742−26−3326 -
お水取りが終わってやっと春が来るのだといいます。
東大寺 寺・神社・教会
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毎年四月に法華三昧の法要が行われる「四月堂」。1021年創建。ご本尊は木造千手観音立像。
拝観無料東大寺 寺・神社・教会
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母子鹿の様子には心癒されます。
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奈良公園を通ってバス停までゆっくりと散策しました。
奈良公園 公園・植物園
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親子でピクニックに来ている人を見かけただけで殆ど人にも会わず若草山を独り占めで眺めました。(近隣の人が羨ましい)
年令の割りに朝から良く歩いたので流石に疲れましたが、心地よい疲労感に包まれて帰路につきました。奈良公園 公園・植物園
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