バルト三国一人旅Part4(リガ市内観光)

2015/05/06 - 2015/05/07

シャウレイからバスに乗り、ラトビアの首都リガに移動します。実はリガが一番イメージが全く沸かない場所だったのですが、実際に行ってみると観光スポットも多く、買い物も楽しい、この旅で一番気に入った街になりました。

5/2(土) 羽田?フランクフルト?ビリニュス(移動日)
5/3(日) ビリニュス観光
5/4(月) ビリニュス?カウナス観光?ビリニュス
5/5(火) ビリニュス?シャウレイ?十字架の丘?シャウレイ
5/6(水) シャウレイ?リガ観光★
5/7(木) リガ観光?タリン★
5/8(金) タリン観光
5/9(土) タリン観光?フランクフルト
5/10(日) ?羽田

この旅行の最初は
https://4travel.jp/travelogue/11013531

エリア リガ(ラトビア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空 ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

翌朝。今日は早朝からリガに移動します。外を見ると・・・どうやら小雨が降っている模様。スーツケースを持って移動するの、面倒だなー。

朝食は簡単に、昨日購入したパンとヨーグルトで。昨日の夕飯がお腹にたまってて、あまり食欲がありません。

シャウレイからリガに向かう交通手段はバスのみで、しかも本数がかなり少ないと聞いていたので、日本で7時発の便を予約していました。旅行中、事前にバスを予約していたのはここだけでしたが、他は直前予約でも全く問題ありませんでした。

7時に間に合わせるために、6時半にホテルを出発。雨はほとんど止んでいたのが救い。

バスターミナル (シャウレイ) バス系

シャウレイからリガ行きの便は、なんとWiFiが無料。Google Mapをチェックしながら移動できるのは、安心できてありがたいです。

リガに近づいてきたようです。河沿いにあるのは、何かのタワー・・・でしょうか？

バスターミナルに到着。

ホテルは駅前のメトロポル(左のレンガ色の建物)。ロータリーにはラトビア国旗がはためいています。

ユーロスターズ メトロポール ホテル

ホテルに到着したのは12時前、さすがに部屋は使えないだろうと「荷物預かってもらえますか？」と聞いたところ、快くアーリーチェックインさせてもらえました。小さいけれど、内装がかわいいお部屋。気に入りました。

朝が軽かったので小腹が空いて、朝食べ損ねたパンでコーヒータイム。

十分休憩したあと、バスターミナルそばにある中央市場にやってきました。

中央市場 市場

うわぁ・・・すごく天井の高い市場。

そして、沢山の食料品店が軒を連ねています！

なかには、惣菜を量り売りして、その場で食べることができる店も！

いやー、本当においしそう。市場を見るのって、本当に幸せな気分になれます。

これだけ天井が高いのは、飛行船の格納庫を移築したからだそう。なるほど納得。

変り種としては、ウズベキスタン式のパンを売る店も。

新鮮なお魚。生きたまま売られているものもいましたよー。

先ほどのパンに続いて、ウズベキスタンのドライフルーツ屋さん。なぜウズベキスタン系の店が多いんだろう？

もちろんお野菜も。

一旦外に出てみると、そこにも市場が広がっていました。

こういう市場で売っている服って、一様におばちゃん服が多いですね。

ひときわ美しい花屋・・・かと思ったら、造花の店だった。

再び中に。このあたりは精肉の店が並びます。

ドーム型の市場が複数連なっているのですが、それぞれのゾーンごとに売るものが大体決まってるみたいです。

珍しい果物！

ちょっと小腹が空いてきたので、イートインスペースのあるお惣菜店でランチにすることに。

肉団子のようなものと、ラタトイユみたいなもの。これでなんと1.26ユーロ。信じられない安さです。何もいわなくても、ちゃんと暖めて渡してくれました。しかも、素朴な家庭料理で、ウマイ！到着早々、ラトビアの評価がアップしました(笑)

一通り市場を見物したあとは、旧市街の観光に。

すぐに見えてきたのは、ひときわ目立つ聖ペテロ教会。

聖ペテロ (ペーテラ)教会 寺院・教会

ブレーメンの音楽隊の像。みんなの格好の撮影スポットになってました。

こちらは聖ペテロ教会の対面にある、聖ヨハネ教会。修復中のようで、中には入れず。

聖ヨハネ (ヤーニャ)教会 (リガ) 寺院・教会

聖ペテロ教会を正面から。塔に登れるのですが、天気が多少は良くなりそうな翌日に持ち越し。

入り口を良く見ると・・・

精巧な彫刻が。

こちらはブラックヘッドの会館。

ブラックヘッドの会館 建造物

妙に新しく見えるのは、第二次大戦で破壊されたものを2000年に再建したばかりだから、とのこと。

その対面は、市庁舎。

リーガ大聖堂に向かって歩いていくと・・・

おや？石でできたイノシシ？

どうやら、売り物のようです。

配送できるようですが、誰がどこに飾るんだろうなぁ(笑)

リーガ大聖堂。

リーガ大聖堂 (ドゥァムス) 寺院・教会

これは三人兄弟といわれる3棟の建物。

ラトビア建築博物館 (三人兄弟) 建造物

ふらふらしていたら雨が降ってきました。

雨宿りをかねて、リーガ大聖堂に入ります。

美しいステンドグラス。

中庭。

中庭を取り囲むように回廊があります。

そこには様々な展示品が。

大聖堂から出てからも雨が止まないので、一旦ホテルに戻ることにしました。その道すがら、なにやらお土産物を扱う小さな店が連なっているのを発見。
ここはクラフトマーケットらしく、他のお土産屋さんでは見かけないものも数多く扱っていました。名産の琥珀細工から、木工細工やアクセサリー類まで、いろいろなお店があります。

その中で見つけた、リネン素材のお店。ちょうど探していたミトンを発見。

欲しかったイメージにぴったりの素材感と色。全てハンドメイドだということで、7.5ユーロとちょっとお高かったのですが、迷わずお買い上げ。

その後、ホテル近くのショッピングセンターで靴屋やスーパーを物色してから、ホテルに帰って再びコーヒータイム。量り売りのクッキー、うまうまでした！

雨が止んできたので、再び外に。街の東側の河沿いの公園をぶらつきます。

公園は花盛り。

これは、自由記念碑。

自由記念碑 モニュメント・記念碑

1935年の独立を記念して建てられたもので、旧ソ連時代にも壊されることはなかったそうですが、その足元には沢山の花束がありました。独立時の紛争で亡くなった方に向けてなのでしょうか。

占領配下の市民が何を思ってこの記念碑を見ていたんだろうかと想像すると・・・胸が痛みます。

北緯が高いだけあってまだまだ明るいのですが、歩き疲れたのでスーパーで購入したサラダで夕食。このサラダ、自分で勝手に盛り付けて量り売りしてくれるもので、野菜だけでなくチキンやチーズも入れられる。お手軽な夕食にぴったりでした。

翌日。ホテルの朝食からスタートです。のんびりと7時半ごろレストランに行ったのですが、お客さんが誰もいない。。

53ユーロとお手ごろ価格のホテルだったのですが、この旅行で一番豪華な朝食ビュッフェ！

朝からモリモリいただきます。

12時まで部屋が使えるので、荷物を部屋に置いたまま街に出ました。昨日は雨模様だったのですが、今日は青空が見えている！

河沿いにある、国立オペラ座。

ラトビアのお菓子メーカー、ライマの時計。昨日通った時には気が付かなかった！

火薬塔。

城壁沿いを進みます。

ふと城壁を見上げると、1987という年号が。何を示すものなんだろう・・・

スウェーデン門。

このあたりは路地裏のようになっており、早朝だけに人気もまばら。

旧市街には、猫が似合う。

鳥の姿も。

不思議な形の車止め。

聖ヤコブ教会前。なにやらポスターパネル展のようなものがあります。

広場の片隅にあった記念碑。ラトビア語で書かれているので分かりませんが、1991年の内務省強襲時の犠牲者の記念碑の模様。

ポスター展のようになっていたのは、第二次大戦後の占領から独立に至るまでの報道写真展のようなものでした。
これは、独立運動中のバリケードの様子。おそらく、このときの犠牲者の記念碑が先ほどのものなのでしょう。

EU加入時の写真。この他にも沢山の写真があり、その一つ一つにラトビア語と英語で解説がありました。
リトアニアではこのような展示やモニュメントを見ることはあまりなかったようにも思えます。ソ連の占領に対する各国の思いの違いなのか。それともたまたま見かけなかっただけなのか。いずれにせよ、私の記憶にも残る第二次大戦が生んだ悲劇について、その当事者の発するメッセージを見ることができたのは、貴重な経験でした。

別角度から、再び聖ヤコブ教会。

見ておきたかった、猫の家。

屋根のほうをよくよく見ると・・・

いました、猫。大ギルドに入れなかった商人がその昔ギルドに背を向けるような形で取り付けたとのこと。
リガの街には、こんなエピソードが残る観光スポットが多く、スタンプラリーのように巡ることができるのが、楽しい。

猫の家の前の広場。さすがに朝から歩き回って疲れたので、一休み。

昨日は入らなかった聖ペテロ教会に入ってみました。9ユーロは高いけど、折角なので・・・

エレベータホールの下にいたこの雄鶏は、塔が建て直されるときに建築責任者がこの雄鶏にまたがってワイングラスを投げたというもの。

エレベータで塔の上まで登りました。

まさしく旧市街が一望。

河の向こうには、近代的な建物も。

中央市場も一望。やっぱり登ってよかった！

そして、教会内も見学。

レンガ造りの祭壇が重厚さを与えている。

12時ぎりぎりにチェックアウトし、バスターミナルに戻ってきました。

最初普通の窓口でタリン行きのチケットを購入しようとしたら、カードでは購入できないといわれる。別の窓口を案内されたけどよく分からず、仕方なく現金で購入使用と先ほどとは別の窓口で聞くと、今度は国際線は別の窓口だという。

もう一度教えられた方向に行くと、確かに国際線用の売り場が。あまり国際路線ってないんですかね。

こちらの窓口で、無事購入。狙っていた12時半の便を確保しました。

出発まで30分ほど。大慌てでランチになるようなものを探しに、中央市場へ。

手軽な惣菜パンを売っている店を発見、2つ購入。

ピザのようなトッピングのパンとシナモンのパン。あわせてなんと0.4ユーロ！激安すぎです。

沢山の見所があり、かつ物価も安くて買い物も楽しいリガの街。当初全く期待していなかっただけに、かえって強く良い印象が残りました。三カ国の中で、一番楽しく待ち歩きができた街でした。

次はタリンに向かいます。続きは
http://4travel.jp/travelogue/11022892