2008/05/03 - 2008/05/05
469位(同エリア1819件中)
かずおさん
毎年のように春になれば駅のポスターやその他の場所でも目にする機会も多い立山黒部アルペンルート名物の「雪の大谷」。ちょうどゴールデンウィーク期間中に当たるのでその気になればいつでも見に行けたところでしたが、これはやはり一度自分の目で見てみたいと思い、意を決してついに念願のアルペンルートへと行くことにしました。気になるのは乗り物の混雑状況ですが富山を朝出発すれば大丈夫かな?ということで富山駅近くのホテルを予約して早速出発です。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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いよいよやってきました念願のアルペンルート通り抜けの日。前日のうちに高速バスで富山まで来て駅近くのホテルに泊まっていたので今日のスタート地点は富山駅。県庁所在地にしては小ぢんまりとした駅ですがこれから北陸新幹線の工事も始まるようで、どのように変貌するのでしょうか。
富山駅 駅
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8つの乗り物を乗り継いで通り抜けるアルペンルート、まず最初は富山地方鉄道に乗って立山駅までは1時間ちょっとで着く予定。頑張って早起きして7時28分発に乗ったけれどももう立山駅は混んでいるのかな・・・まぁアルペンルートに向かうように見える観光客もたくさん乗っているので大丈夫でしょう。
電鉄富山駅 駅
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おぉ・・・何という人の数、これみんなアルペンルートに向かうんだよな・・・正直ナメてました、これ次に乗る立山発のケーブルカーは何分待ちだろうか・・・富山駅から始発で来ないといけませんでしたね。
立山駅 駅
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窓口でチケットを買う際にケーブルカーの時間指定をしますが、指定された時間はなんと12時ちょうど!時計を見てもまだ時刻は9時前・・・3時間以上ここで待つのか・・・
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駅前には立山カルデラ砂防博物館もあるので事前に立山について知ってから行きましょう・・・とは言ってもそれで3時間も潰せるわけでなし、空は快晴なのにまだまだ登れないもどかしさがあります。
立山カルデラ砂防博物館 美術館・博物館
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そうしている間にもまた次の電車が観光客をこちらへと送り込んできます。今から窓口に行ったら何時のケーブルカーに乗れるのでしょうか・・・
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ということで立山駅でじっと待っていても仕方ないので案内が流れていたバスに乗って日本一の高さを誇るという称名滝を見に行くことにしましょう。自分と同様長すぎる待ち時間を持て余しているとみられる人で車内は混んでいます。
立山駅からバスに揺られること15分ほどで称名滝バス停に着きますが滝まではさらにここから30分ほど歩くとのこと、往復したら1時間もかかりますがそれでも十分間に合うほど、まだまだ時間があります・・・ -
立山駅の周辺には全くなかった雪がこの辺りまで来ると結構残っています。それにしても結構険しい地形ですね。
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険しい地形を流れる川にはいくつもの砂防ダムが造られています。
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バス停から歩くこと10分ちょっとで既に称名滝は見えてきました・・・と思ったらここから見えているのはすぐ隣りのハンノキ滝のようです。こちらは水量の多い時期だけ現れる滝で高さはなんと500mだとか。いつでも見られるわけではないので日本一にはならないそうですが、遠くから見ても存在感があります。
ハンノキ滝 自然・景勝地
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滝に向かって道をさらに歩くと滝を真正面に見られる場所に到着。高さ350mという称名滝は左側で、右側がハンノキ滝。
称名滝 自然・景勝地
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ここまで来るとまだこんなにも雪がたくさん。
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すごい量の雪、これいつになったら完全に解けるのでしょうか・・・?
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再び滝の方を見てみます。勢いよく2つの滝が同じ場所に向かって落ちているように見えますが今の時期は分厚い雪に阻まれて滝壺が見えていません・・・水しぶきが凄いのはここからでもわかります。
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それではそろそろ戻りましょう。ケーブルカーの待ち時間が長すぎたために思いがけずこんな日本一を見られて、これはこれで良かったかな。
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再びバスに乗って立山駅に戻れば、残りの待ち時間はあと30分ちょっと。あぁ長かった・・・やがて時間が近づいてきたので駅の中へ。この人達もほぼ自分と同じくらいの時間待っているんですよね・・・
立山駅 駅
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ではようやくアルペンルート2つ目の乗り物、立山ケーブルカーに乗車します。早朝から並んで朝一で登った人かな?既に下ってくる人もたくさん乗っているようです。
立山黒部アルペンルート立山ケーブルカー 乗り物
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ギュウギュウ詰め状態のケーブルカーに揺られること7分で美女平に到着。既にこの時点で正午を回っています。救いはまだ天気が良いことですかね〜登れない間に曇ってきてしまっては後悔してもしきれないです。やっぱり青空の下で雪の大谷を見たいですからね。
美女平 自然・景勝地
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ここでの乗り換えは幸いにもスムーズでした。次に乗る3つ目の乗り物は立山高原バス。アルペンルートの乗り物でもこちらの所要時間は長く、終点の室堂までは50分かかります。しばらく走ると左手に称名滝が見えるとのアナウンスが。木々の間からですが、それでもダイナミックな滝であることはよくわかります。
立山高原バス 乗り物
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美女平駅付近に雪はなかったものの、室堂への一本道を進むうちにいつしか周りは一面の雪景色へ。青空の下真っ白な雪が眩しいです。
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到着する直前に雪の大谷を通り過ぎ、室堂には13時過ぎに下り立つことが出来ました。標高は2,450m、ここまで長かった・・・駐車場やバスの通る道路は全く雪がありませんが周りの山々はまだ雪景色。そんな雪の中にポツポツと見える人たちはスキーを楽しんでいるようで・・・楽しそうだな。
室堂駅 駅
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ではでは念願の雪の大谷へと入って行きましょう。先ほどはバスで通り抜けたものの車内からではやはり写真にも撮りにくかったですしね。
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その前に雪の大谷の外側に位置するパノラマロードと書かれた道があるのでこちらへ先に行きましょう。だだっ広い雪原と遠くには険しい山々。今日は空に雲もなく山もはっきりと見えて最高の天気のようです。
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雪景色の中にぽつんと建つ建物は室堂駅にあるホテル立山。日本最高所にあるリゾートホテルとのうたい文句、今日はもちろん泊まる予定はありませんが、いつか泊まってみたいものですね〜
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雪の中をずっと道が続いています。
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と、ここで雪原の中に雷鳥を発見!「まさか、いるわけないよなぁ〜」と思っていただけにこれにはビックリ!
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「もうちょっとこっちへ来て〜」と願うも、そう上手くいくはずもなく。しばらく雪原の中を歩いてそのまま奥の方へと隠れてしまいました。。。
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3つ前の写真でも正面に見えていた山は標高2,611mの奥大日岳。
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ずっと右の方を見て標高2,831mの浄土山。
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そして浄土山の左が立山の主峰である雄山、標高は3,003mあります。今日は遠くまではっきり見えているので山小屋、そして祠のある山頂らしき場所もわかります。
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そんな山々の解説板。こういったのはよく「こんなはっきり見えんがな」となることも多いですが今日はこの案内通りくっきりと見えています。
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パノラマロードを歩き終えていよいよ雪の大谷へと入ります。
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ここまで乗ってきた高原バスがやって来ました、見る限り補助席まで満員のようですね・・・2車線の道路のうち雪の大谷開催中はここから室堂まで片側交互通行になります。
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そしてこの先が雪の大谷。
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おお!これはスゴイ!高さ16mという迫力ある壁が両側に続いています。雪ってこんなに積もるものなのか・・・
雪の大谷 自然・景勝地
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バスと比較するとその高さがよくわかります。雪が崩れてこないかと心配になりますが、重みで固められているのでそのようなことは無いそうです。
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雪の大谷の長さは約500m、一番高さのある部分はそれほど長くはありませんが、それでもずっと壁が続いている様は圧巻。
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想像していた通り、他では見られないスゴイ光景です・・・冬の通行止め期間から除雪作業を経て開通しますが、その除雪にはGPSを使って正確な位置を調べながら掘り進んでいくようです。
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青空の下で見ることが出来てよかった・・・
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よく見ると地層のようになっている雪の壁、この模様からその部分がいつ頃降った雪であるかが分かるようです。暖かかった日もあれば寒い日もあり、黄砂が飛んできた日もあり・・・
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素晴らしい光景を見ることが出来て満足。だいぶ時間が遅くなってしまいましたが天気が崩れてくることもなく、晴天の中で見られたので良かったです。せっかくなので室堂駅の周辺も少しだけ見て行きましょう。
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少しだけ表面をのぞくことが出来ますが、この窪んでいるところはみくりが池。その向こうには日本最高所の温泉宿であるみくりが池温泉が見えています。日帰り入浴も出来るようですが・・・今から入ると流石にこの後の行程が心配になってくるのでまたの機会に。それこそ今度はここに泊まる計画を立てるのもいいかも。
みくりが池 自然・景勝地
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それにしても相変わらず人が多いです。それではまだ先も長いので次の乗り物に乗りましょう。
ホテル立山 宿・ホテル
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次に乗るのは立山トンネルトロリーバス。室堂からもよく見えていた雄山の下を貫くトンネルで、中を走るのは日本でも珍しいトロリーバスと呼ばれる電車のように屋根の上から電気を取り込んで走るバスです。海外では普通に走っている都市もあるようですが現在日本国内で走っているのはアルペンルートの中だけ。
立山トンネルトロリーバス 乗り物
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レールはないものの動力源は電気なので普通のバスのようなエンジン音ではなく聞こえてくるのは電車のような音。でも走りはバスそのものと何とも不思議な体験でした。室堂から揺られること10分ほどで雄山の反対側、大観峰に到着しました。イラストが入っている通り次の乗り物はロープウェイです。
大観峰 (大観峰展望台) 名所・史跡
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トロリーバスの架線。見た目は普通のバスのような形ですがとても珍しいものです。
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では次に乗る立山ロープウェイの方へ・・・と行ってみたもののここでまた足止めです、渡された整理券には1時間以上先の時刻が書かれていました。凄い数の人が来ているのだなと実感、というかキャパオーバーじゃないですか・・・と言っても始まらないので展望台やお土産屋さんで1時間待つことに。
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赤い車体のロープウェイがこちらへ向かってきます。下に見えている黒部平駅との間には支柱が一本も建てられていないのは景観への配慮や雪崩の被害を防ぐためなのだとか。綺麗な弧を描いているのがここからでもわかります。
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立山の東側にあたるこの斜面はタンボ平と呼ばれています。それにしても雄大な景色なこと・・・
大観峰 (大観峰展望台) 名所・史跡
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展望台から見た北東の方角。左奥の鹿島槍ヶ岳から鳴沢岳、赤沢岳など北アルプスの山々が写っています。
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そして展望台から見て真正面には針ノ木岳、蓮華岳など。はるか下の方にはこれから向かう黒部湖が見えています。あまりにもダイナミックな景観にしばし見とれます。。。
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時間ももう16時半を回って日は立山の陰に入ってしまい、既に夕方と言っていいほどの頃にようやくロープウェイに乗ることが出来ました。運良く最前列を確保したので景色が楽しめそう。
立山ロープウェイ 乗り物
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上りとのすれ違い。それにしても雄大な光景・・・日本にもこんな場所があったのかと言っても言い過ぎでないくらいかも。
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まもなく黒部平駅に到着。ここでもたくさんの人が外にいますね・・・また待ち時間かな?
黒部平 自然・景勝地
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どうやらここでは待つ必要がない様子。ちょっとだけ外の様子も見て行きましょう。しかしこのロープウェイ、よくこんなところに造ったなと思わずにはいられません・・・確かに柱が全くないのですっきりして見えますね〜
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木々に阻まれていますが黒部ダムの下流側。ダムの完成は1963年、こんな山深い場所によく造ったものだなと思わされます。
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最初の富山地方鉄道から数えて6つ目の乗り物は2回目のケーブルカーとなる黒部ケーブルカー。こちらは全線トンネルの中のため残念ながら景色を楽しむことは出来ません。
黒部ケーブルカー 乗り物
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ちょうど中間地点でケーブルカー同士の行き違い。流石にこんな時間から上がってくる人はいないようで、人でぎっしりの下りとは対照的にガラガラであることがわかります。
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途中で足止めを食らいながらも朝早くから乗り物を乗り継いできたアルペンルートもいよいよ終盤へ。黒部ケーブルカーで下り立った黒部湖駅は名前の通り黒部ダムとその上に広がる黒部湖のすぐ近く。早速ダムの方へ向かいましょう。
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トンネル内にあるケーブルカーの駅から外に向かって歩いて行くと大観峰からはるか遠くに見下ろしていた黒部湖が目の前に!ダムの上に立っている人と比べるとその大きさがわかりますね。
黒部ダム 名所・史跡
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今はまだ水の少ない時期のようで、満水のときのラインよりもかなり下の方に湖面があります。まだこの時期は運航されていませんが夏には遊覧船も出るようで、また来る機会があれば一度乗ってみたいもの。それにしても曇ってきましたね・・・まぁ室堂や大観峰では晴れていたので良しとしましょう。
黒部湖 自然・景勝地
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そしてダムから下流を見下ろすとこんな感じ。高さ186mは日本一、高層ビルの上から見下ろしているようなものです。黒部ダムでは勢いよく放水されている様子が写真に撮られていますがそれもまだこの時期では実施されていないようです。
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ダイナミックなダムの本体。このコンクリートの塊で湖の水を堰き止めているのだから凄いものです。。。
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これから向かう次の乗り物の駅はダムの反対側。景色を楽しみながら歩きますが、やっぱり放水のあるときに見たかったなぁ〜これはまた違った時期に来ないと。
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時刻はもう17時半、名残惜しいですがそろそろ次の乗り物に行きましょうか。
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次はまたしてもトロリーバス、黒部ダムからいよいよ長野県に入り扇沢までを結ぶ関電トンネルトロリーバスです。黒部ダム建設の際に掘られた難工事で知られるトンネルを走ること15分ほどで扇沢に到着。
扇沢 自然・景勝地
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電気の供給がなければ走れないトロリーバス、公道に出ることはないからかナンバープレートも無いようです。
関電トンネル電気バス 乗り物
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富山駅から出発して最後の8つ目の乗り物は普通の路線バス(笑)観光バスのツアーとかは扇沢までバスで来て、立山駅から再びバスに乗るケースが多いようですね。30分ちょっとで終点の信濃大町駅に到着。いや〜長かったけど、念願だった雪の大谷や晴天の下での立山連峰、大観峰からの雄大な景色にダイナミックな黒部ダムと見所満載で楽しめた一日になりました。この時点で時刻はもうすでに19時過ぎ、ということで・・・
信濃大町駅 駅
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計画ではその日のうちに帰ろうと目論んでいたのですが、名古屋行きの最終しなの号にはもう乗り継げませんでしたぁ〜ということで急遽松本で1泊することに決定。まさかの大混雑で帰宅が半日も遅くなってしまいました。まぁゴールデンウィークもあと2日あるのでいいでしょう、ということでのんびりと中央線の普通電車を乗り継いで帰ってきたのでした。
中津川駅 駅
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