片言英語で行けちゃった!　第三弾☆ファシノーザ【サムサラスイート】で行く　　イタリア、マルタ、バレアレス諸島、スペイン2015　　　　　　　　　④ Roman Holiday　コロッセオも、バチカンも。パノラマだって楽しんじゃう!

2015/04/24 - 2015/05/06

"FASCINOSA"に乗船して、ゴールデンウィークに地中海へ。
ツアーしか利用した事の無かった夫婦が(片言英語で)個人旅行を敢行、第三弾!
ツアーでは味わえない、自由な時間・観光・人とのふれあいに浸る貴重な経験を皆さんにも

:*:・`☆、。・:*:・`★　　　.。・:*:・`☆、。・:*:・`★:*:・

《13日間の行程》　　　　　　《サイト予定》
⑧　～⑪は、下船後のおまけ編
①成田～バルセロナ (スペイン)　 フランクフルト経由(ラウンジ良かったよ!)　 Barcelona Airport～Hotel
②COSTA FASCINOCA　チェックイン。 サムサラキャビンって　こんなとこ!
http://4travel.jp/travelogue/11015384

③GENOVA (イタリア)ジェノバ　まだ、穴場？　パノラマ撮影見て下さい! 4.26,2015 (Sun.)
http://4travel.jp/travelogue/11017001

④Ronam Holiday　コロッセオも、バチカンも。パノラマだって楽しんじゃう ! 4.27,2015 (Mon.)

⑤メッシーナ(イタリア) Messina→Taormina タオルミーナ,シチリア島4.28,2015 (Tue.)

⑥マルタ共和国La Valletta,Malta ヴァレッタ,マルタ島　　マルタ十字のコインを忘れずに!　 4.29,2015　(Wed.)

⑦終日航海　　サムサラエリアに浸ってみたら! 圧巻VIPパーティ。船内の様子　　　　4.30,2015(Thurs.)

⑧マヨルカ島(スペイン) Palma Mallorca　限られた寄港時間での散策。　5.1,2015(Fri.)
http://4travel.jp/travelogue/11014651

⑨下船　バルセロナBarcelona 広大なサンパウ病院・夕日を捕まえたサグラダファミリア。　5.2,2015 (Sat.)
　　20時半.まだまだ明るい噴水ショー

⑩ジローナ(スペイン)Girona アベに乗れば　30分で到着。中世の街並みジローナ。5.3,2015 (Sun.)　
カタルーニャ音楽堂での　フラメンコの夕べ

⑪バルセロナBarcelona　話題のウォーターフロントと　空中散歩　5.4,2015(Mon.)

エリア ローマ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

4.27,2015 (Mon.)

8:00　【CIVITAVECCHIA】 チビタベッキア入港

Sunrise 日の出 6:15
Sunset 日没 20:08
Fine day　　　晴れ
Thunderstorm 夕方より雷雨

予定より、1時間早く到着したが、
出港も1時間早い為、滞在時間は変わらず。

貨物ターミナルなのか、殺風景の港。
湾岸内は、徒歩禁止の為、エスカーションなど利用しない人は
湾外まで無料シャトルバスを使う。

【Excursions】
エスカーションは4種類あったが、総てローマへ向かうツアー。
≪総ての道はローマへ通ず≫なんちゃってね。

だからと言うわけではないと思うが
ローマの渋滞は有名・・・

Rome in Total Freedom
≪ ローマまで行って来い　現地は自由コース≫を選択

8:15 FASINOSA 出発

10:10
【Excursions】Meeting point

大型バスだと、集合場所はバチカン市国地下駐車場が一般的なのに
なんと、フォロ・ロマーノ入口で　バスを下車。集合する事になった!


これは、一大事!
バチカン美術館を　(サイトを利用して)　日本で予約している。
想定していた集合場所と、大幅に違ったため
軌道修正が必要になってしまう。トホッ

フォロ ロマーノ 建造物

集合時間は、15:45
コロッセオ側の この場所(フォロ・ロマーノ入口)に
戻って来なくてはならない!

解散する前に、ガイドPさんから
全員　地図と　彼女の携帯電話番号を渡された。

皆、見学計画地を尋ねられている。
『バチカンに　14時予約している』と伝えると
相当びっくりした様子。
『1時間だけの見学で、タクシーで帰って』みたいな事を言われた・・・

船が、1時間早まり、集合場所が　バチカンより30分は離れたので
仕方がないね!

さっ。時間との勝負だよ!

【Arco di COSTANTINO】　Policeman

コンスタンティヌスの凱旋門までは、目と鼻の先。
よく見ると、車の通行は無い。

帰り、この事に気が付かず
タクシーを途中で下されて
結構あせった・・・

要注意!

他にも、スリに要注意!
パトカーも　張っている

【Arco di COSTANTINO】　Army

軍隊が出動している。そんなに凶暴な人が・・・
そっか。IS対策かもね。

【Colosseo】　コロッセオ

まっ。もともと、バチカン方面から
23番　≪PINCHERLE/PARRAVANO　≫行きのバスに乗って
真っ先に来ようと思っていたので
行きは楽チンとなった。

せっかくなので　バスのサイトを↓
http://viaggiacon.atac.roma.it/index.html?language=eng

サンタンジェロから、TEVERE　テベレ川沿いに
真実の口あたりまで下ってくるルート。　頻繁に運行されているようだった

コロッセオ 建造物

【Colosseo】　コロッセオ

(webで)チケットを既に持っている人は　左側
この場で　チケット購入する人は、右側の列にならんだけど。
いつも一緒なのかは、不明

【Colosseo】

ツアーで来ると、コロッセオ内に入らないで
終わってしまう事あるでしょ!

ここは、どうしても中に入りたい。
この場でチケット購入した人と
途中で一緒になり。入口に。

【Colosseo】

ここですら、
う〜ん。大きいと思ったが
ここは序の口

【Colosseo】

いたる所に案内版が。

ハイテクな看板もあり、昔とは少し趣が変わっていた

10:30
【Colosseo】

いくつか階段を上って
なんとか　全体が見渡せる場所に。
さっ、集合写真を。

あれっ？
メンバー、こんなにいたっけ？？

T君がちょっかいだして
なんだか、なごやかに記念撮影♪

【Colosseo】

(1900年以上前)西暦８０年に、
あの暴君で名高い≪皇帝ネロ≫の黄金宮殿跡地に作られた。

長径188m,短径156mの楕円形で、高さは48m。

文献により相違するが、
5万人だとか、7万人だとか収容、
当時としてみれば　天文学的な人数には違いない。

【Colosseo】

この場所はアリーナで、貴族の席か？

階級は厳しく定められていて

貴族・元老院議員⇒騎士⇒平民男⇒平民女⇒元奴隷・奴隷と
席順は決まっている。

石造円形、鉄が入っていないのに崩れないのは
緻密な計算があった？

ええと？!
日本で　卑弥呼が登場するのは、更に1世紀後なんだ・・・

【Colosseo】Gladiator

猛獣と人・人と人
グラディエータの場面がよぎるし
舞台の下(奈落の底)は　怖くて見れない。

そう、人の命が≪ショー≫の　すべてだった。

今は死刑判決反対スローガンの
本拠地としても使われているそうだ。

悪しき慣習があったからといって
破壊せず、
愚かな　人間への　戒めとなっているんだね

【Arco di COSTANTINO】　Policeman　　　Arco di Costantino

それぞれの思いを胸にコロッセオを後にして
コンスタンティヌスの凱旋門へ戻ってきた。

紀元３１５年　、キリスト教を公認したコンスタンティヌス帝が建設。

ローマ随一の大きさ。全体に白くて美しい。
見た事あるような凱旋門でしょ？
パリ(エトワール)凱旋門のモデルだとか。

笑顔の素敵な彼を見て、その事を思い出した。

コンスタンティヌスの凱旋門 建造物

【Foro Romano】

制服姿がまぶしい　女性警官に
フォロロマーノ入口を聞くと
今回の集合場所付近へ　戻る様にと言われた。

チケットは、コロッセオとの共通。11euro-/1人
車いすの人への配慮もあるみたいだね

無料トイレが入口内に有り

【Foro Romano】

古からの　石畳みが
聖なる道へと続く

【Foro Romano】　　Arco di Tito

写真を見て気が付いた人も多いかな。
“ローマは危ない”と言う事で
T君のバッグは服の中にある。用心!　用心!

後ろはティトゥス帝凱旋門

この凱旋門を挟んで
右方向が　【Via Sacra】ウィア・サクラ（聖なる道）
こちら側が　【Via Nova】ウィア・ノーウァ(新道？)

この道を進むと、皇帝の次に権力を握っていたと言われる
ヴェスタの巫女の家・神殿がある

そりゃそうだ!
民衆の心をつかむ為、神の声を聴いて
『誰よりも優れた軍司令官だ』なんて事を
　巫女や　大神官に言わせなきゃならない輩は
　せっせと　莫大な貢物をするからね!

出世の為、多大な借金のあった　シーザーも
　地方官職での実入りの他、この手で結構な財を成したらしい。
　いずこも同じ・・・
Casa delle Vestali　・　　Tempio di Vesta

ティトゥスの凱旋門 史跡・遺跡

【Foro Romano】　　Arco di Tito

現存するローマ市最古の記念門。
ユダヤ戦争の戦勝記念として
ティトゥス帝が亡くなってから　その弟により
81年に建立。
高さ15.4m、幅13.5m。

【Foro Romano】　　Arco di Tito

大気汚染で幾分灰色がかっているとは言え
当時のレリーフが　くっきり・はっきり

ユダヤから、シンボルの燭台を盗み去るシーンもしっかり!

【Foro Romano】　　Arco di Tito

亡くなった皇帝を神格化する為だったんだね

こちらは、凱旋門アーチの部分
鷲に乗って神となった皇帝。

今見ると、童話の世界みたいだけど

【Foro Romano】Julius Caesar

円柱は、ウェヌス神殿跡。
シーザー家の守護神

【Foro Romano】Julius Caesar

共和政の均衡を破って、
事実上　最初の皇帝となったシーザー。

ローマの政治中心、フォロロマーノの図面を引き直したのは
シーザーだと言うのに、シーザー関連は
ここしか残っていないのだろうか？

【Via dei Fori Imparial】　フォリ・インペリアーリ通りで
分断されてしまっているんだね

【Giulio Cesare】　Julius Caesar

(紀元前58年〜)ガリア戦争にて
ガリア（現在のフランス、ベルギー、スイス、イギリス等）全域を征服し、
一大都市だったローマが、世界都市ローマ帝国となる基礎を盤石なものに。

やっぱりここで　あの言葉だよね

★　The die is cast.
　　≪賽は投げられた≫
　　内乱を沈める為に、掟で渡ってはいけない　ルビコン川を渡り
　　ローマに反撃した時のセリフ

★I came, I saw, I conquered
　　≪来た、見た、勝った≫　戦いに勝った事を　ローマに知らせる時のセリフ

★Even you, Brutus?
　　≪ブルートゥス、おまえもか？≫暗殺される時の、あまりにも有名なセリフ。
　　女性好きのシーザーらしく、ブルートゥスは(シーザーが)15〜17才の時に出来た息子と言う(遺言状に、相続人として指名されているので)説もある。
　　
　　まっ、腹心であった事は間違いない。

【Giulio Cesare】Julius Caesar

シーザーが荼毘に付された場所。
紀元前４４年３月１５日、
ブルートゥスら　１４名の実行部隊によって暗殺されたシーザー。
３月１８日、シーザーの火葬は相続人であり、初代皇帝となった
甥っ子　アウグストゥス帝により執り行われた。

何処の国にもあるよね。相続人が、死者を神格化して
己の地位を築いていく。

その神格化の一つとして、
彼の名前が暦に残っている

かのクレオパトラと出会った　エジプトで用いらいていた
太陽暦をローマに持ち帰った。
彼の死後、誕生月を
ユリウスシーザーのユリウス(英語　July)と名付けられている

【Foro Romano】　

そんな　権力争いはどこ吹く風
由さんが捉えた、大地の息吹

んっ？
カッコ良過ぎた？？

【Foro Romano】

歴史が壮大すぎるだけに
可憐な花に　ほっと一息。

【Palatino】

古代ローマ　7つの丘の一つ
パランティーノ。
フォロロマーノ・コロッセオとの共通チケットで入場できる

パラティーノの丘 史跡・遺跡

【Foro Romano】Mon.a vitt. Emanuele?

　聖なる道に戻り、

『次は、あれに登るよ(ヴィットリオ・エマヌーレ?世記念館)♪』

　この写真の位置を覚えておいて!
　四頭立て二輪馬車の間傍まで行きます!

【Basilica di Antonius e Faustina】 アントニウヌスとファウスティーナ神殿

マルクス・アントニウヌス帝が　亡き妻の為にたてさせたという
神殿

ピウス（＝慈悲深い、敬虔な人）"と呼ばれ、アントニヌス＝ピウス帝としてその名が残っている

この神殿の横から、フォロロマーノを出ることにした。
ここから、カンピドーリオ広場迄、(外を回っても)　700m位の距離。

【Giulio Cesare】Julius Caesar

フォロロマーノ門の外には、シーザーの銅像。
紀元前100年前に、この辺り≪下町スブラ≫地区で生まれた。
シーザーは、≪トロイの戦争≫トロイ王族の≪ユリウス≫一門だったと
自負していたというが、
出世して、大神官に上り詰めるまで
スブラ地区から抜け出る事はなかったという。


シーザー自身が書いた、『ガリア戦記』
と言う　報告書が(7巻も!)残っていると言うから驚き!


来た、見た、勝った　次はどこ　
みたいな感じだったら書けるかも知れない(笑)

Commentarii de Bello Gallico

【Giulio Cesare】Victory

数々の武功を挙げ、最終的に
ローマの事実上の皇帝となったシーザー。

色白の長身で、少し大きめの口。
均整のとれた躯体をもって、多くの浮名を流した。

体裁・身なりにも人一倍　気を使う人だったが
幾らか髪が薄く、
元老院から贈られた　あらゆる名誉のうち
終身月桂冠をかぶれると言う権利が
最も活用されたと言う。

それを知ってか知らずか
シーザー銅像前には、立派な月桂樹が供えられていた(上の写真)

銅像の前では、
ほろ酔い加減で
陽気な音楽を奏でる　ストリートミュージシャン。


知っているのかな？
シーザーは、一滴の酒も飲めなかったんだって。

【Via dei Fori Imparial】 Imperial Street

コロッセオから　ヴィットリオ・エマヌーレ?世記念館まで
やたら太い通りが通っている。

独裁者ムッソリーニが、貴重な遺跡を埋め立てて
凱旋の為に作らせた　フォリ・インペリアーリ
≪皇帝たちの諸広場≫通りである。

【Foro di Traiano】　Mussolini

トライアーノの市場

通りの向こうに目を移すと
なんだか趣のある建物が。

ムッソリーニが分断してしまったから
そうとは知らず、見落としてしまった・・・

この通りがある辺りが
シーザーが刺された場所らしい・・・

フォロ　トライアーノ モニュメント・記念碑

【Foro Romano】

さて、フォロロマーノの出入り口について追記しておきたい。
昔は無料で出入り出来ていた。
ローマの休日で、アン王女が睡眠薬でベンチに横になったシーンは有名。

有料になってからは、
広大な敷地に出入り口は2か所と言われていた。

が、カンピドーリオ広場(市庁舎)横からも出入り出来るし

10:50
【Foro Romano】フォロ・ロマーノ

反対側、コロッセオからも
今回の集合場所付近入口以外に
真っ直ぐ進めば　入口(チケット売り場)があった。

【Palazzo Senatorio】
現在の市庁舎、セナトリオ宮。

シーザーの叔父、マリウスが軍事司令官になるまでは
兵士は無報酬・武具は自分で調達しなければならなかった。

自作の武具で参戦する輩も居たとか。

建物にレリーフされている武具は
執政武官などの役処

【Romulus　& Remus】 ロムルス と　レムス

カンピドリオの雌狼　　Musei Capitolini

オオカミは、前5世紀に制作されたブロンズ彫刻。
カンピトリーノ宮殿に飾られていたので、その名前が付くと言う。
(本物は、カンピトリーニ美術館内)

雌オオカミに育てられた双子の兄弟　
トロヤ戦争で敗北した一族の一人で、処女であるはずの巫女(王女)が妊娠し、双子を生む。相手はローマの軍神マルス。王位を狙う叔父が、生まれた双子をテヴェレ川に流してしまう。双子は雌狼によって拾われ育てられる。叔父を打ち果たし、
レムスを破った　兄ロムルスがローマを建国したと言うストーリー

【Campidoglio】　　Zeus(Jupiter)・Hera(Juno)・Athena(Minerva).
カンピドリオの丘
ローマにある7つの丘で、最も高く、最も神聖とされていた場所。
シーザーが大神官を務めていた頃、ローマ神殿は　この丘の上。

(この地は)
世が世なら、貴族でさえも(神官の付き添いがないと)
立ち入る事ができない場所だったと言う。

建物の真ん中に鎮座しているのは　知恵と戦いの神　アテナ(ミネルヴァ)
ゼウス(ユピテル)と　妻ヘラ(ユノ)の娘

【Campidoglio】
カンピドリオの丘は、やおよろずの神々を祀っていたので
バチカンお膝元としては　手を加える必要があった。

16世紀半ば
教皇パウルス3世の指示により、ミケランジェロの設計で整備。
それまで、フォロロマーノ側がメインだったが
以後、バチカン方向を向く様になったと言う。

そんな目で見ると、総ての像は
バチカン方向を向いているね

ローマ市庁舎 (セナトリオ宮) 現代・近代建築

【Antoninus Augustus】

騎馬像は、マルクス・アウレリウス帝

フォロロマーノに亡き妻の為に神殿を建てた
ピウス(慈悲)帝と　呼ばれる皇帝。

ローマ帝国黄金時代、5賢人皇帝　最後の人

後ろの建物が(市庁舎横)、カンピトリーニ美術館
15世紀、一般公開した美術館としては最古。
≪瀕死のガリア人≫など所蔵品も豊富。

【Antoninus Augustus】

この騎馬像はレプリカ。
本物は、カンピトリーニ美術館内。

まっ。屋外で見る方が、迫力あるよねと
先を急ぐことに。

【Campidoglio】

ミケランジェロが、この神殿をより荘厳に見せる為に
施した遠近法。
逆の（reverse）遠近法（perspective）と言うらしいが。

11:50
【Campidoglio】

上部にある建物(美術館等を)左右対称にし
更に、階段の幅を下より、上部を広くしている

セナトリオ宮(ローマ市庁舎) が　迫って見えるかな？

【Mon.a vitt. Emanuele?】

ヴィットリオ・エマヌーレ?世記念館

統一の偉業を讃えるため1895年に着工し、1911年に完成

階段の遠近法を間近に見たくて、下まで降りたが
展望台に登るなら　下りない方が近道だった。

白藤の見事な時季。

ヴィットーリオ エマヌエーレ2世記念堂(ヴィットリアーノ) 建造物

【Mon.a vitt. Emanuele?】　Via del Teatro di Marcello

階段を下りきってしまったので
隣のエマヌーレ記念館横の入口から入る事に

入場料がいるのかと思ったが
展望に行きたいと言ったら、この階段を上がりなさいとの事だった。

後で気が付いたけど、一部有料の展示室もあった

11:55

【Mon.a vitt. Emanuele?】Terrazze

テラス・トイレなどの看板が随所に。
しかも、日本語もある!
テラスへは5階まで上がって、有料エレベータ。

12:00

【Mon.a vitt. Emanuele?】　　Santa Maria d'Aracoeli

左側がエレベータ部分
手前の小屋みたいなところでチケット購入　　7euro-/1人

裏手のサンタマリア・アラコエリ聖堂の鐘が
12時を告げていた。

【Mon.a vitt. Emanuele?】

2007年　総ガラス張りの外付けエレベータが完成。
エレベータは2基ある。

チケットを買うや否や
『早く、早く(エレベータに乗れ)』
と言われるくらい、空いていた。

【Mon.a vitt. Emanuele?】quadriga

フォロロマーノから見た　四頭立て二輪馬車
と言うか、ローマの至る所からこの馬車(クワドリガと言うらしい)は見えている

あちこちから見えている
あの像だ!

【Mon.a vitt. Emanuele?】Panorama

じゃ、絶景堪能して下さい!

こちらが、バチカン側
パンテオンの丸いドームも。

【Mon.a vitt. Emanuele?】Panorama/　Palazzo Massimo alle Colonne

かつて、劇場としても使われていた
美しいカーブの建物　マッシモ宮殿
パラッツォ・マッシモ。

【Mon.a vitt. Emanuele?】Panorama

文字通り 360度の景色が堪能できる

【Mon.a vitt. Emanuele?】　sea bird

海鳥なのか、ローマを知り尽くした顔して
鳴いている

【Mon.a vitt. Emanuele?】ceremonial picture

記念写真は、エレベータから降りた坂で。
馬車も、下界の様子もバッチリ。

何枚も　撮影したが
高さを感じられるのは　ここが一番

12:33
【Vittorio Emanuele II】　　　Giuseppe Sacconi

ヴィットーリオ・エマヌエーレ２世とは、
（１８２０〜７８年）はサルデーニャ王国の国王で、
イタリアを統一して、初代イタリア国王になった人物。
ナポリのガッゼリアなど、あらゆる所にその名が遺されている

さて、この建物　(形から)
ウェンディングケーキ・タイプライター・入れ歯などと
(地元の人に)呼ばれていたと言う。

古代遺跡に突如現れたんだから、仕方ないよね!

ジュゼッペ・サッコーニが設計

う〜ん。ケーキっぽいかな？

12:43
【Piazza di San piryto 】


記念堂前、ヴェネツィア広場からタクシーに乗ってバチカンへ移動。
空車タクシーは、長〜い列を成していて、ヴェネツィア宮の前に停車中の
先頭車両まで歩くことになった。
タクシー利用する人が減っているって事だよね？!

バチカン迄、10分　7euro-。

サン ピエトロ広場 広場・公園

【Piazza di San piryto 】Papa　Franciscus(Francis)

大聖堂に入るための　人・人・人の列
南米初、しかも庶民派のフランシスコ教皇になられてから
訪れる人が一挙に増えたとか。


ブエノスアイレスの貧民街で、(諸事情で)親と一緒に住めない
子供たちと一緒に食事をするのが好き。

電車・バスなどの公共機関を利用するのが好き

そして、(撮り忘れてしまったが)、通常パパ様(教皇)は
教皇庁・4階右から2番目の窓が　歴代パパ様の居室。
だが、フランシスコ教皇は、他の大勢の聖職者と共に暮らしていると言う。


　

【Piazza di San piryto 】　　Carlo Maderno

Gian Lorenzo Bernini

人を優しく抱く様に
腕をのばした様な(284本列柱廊)ベルニーニのデザイン

140体の聖人像も、ベルニーニ時代。

このマデルノの噴水を目印に
　

【Piazza di San piryto 】westpoint・ Bernini point

≪天使と悪魔≫（Angels & Demons)のｳｪｽﾄﾎﾟｲﾝﾄ　

柱が一列に見えるﾍﾞﾙﾆｰﾆﾎﾟｲﾝﾄを　チェックしたかったけど
椅子・椅子で　柵の中には入れず・・・断念

【Vatican post office】
バチカンeuro-(コイン)が欲しくて、
ポストカードと切手を購入。

ローマで一番早く届く郵便局との事だったけど
帰国後、1週間程かかって届く。切手　2.3euro-/日本までの葉書

バチカンeuro-？
今はフランシスコ教皇の肖像。
お願いしたけど、おつりは普通のコインだった。

バチカン近くのお土産店では
100euro-で　コインセットが販売されていた・・・

13:10
【Lunch time】

バチカン美術館までは、塀沿いに歩かなくてはならない。
念のために持ってきた　バナナで一息♪

恐れ多くも、バチカン内で(笑)

≪天使の門≫の側。
イタリアとバチカン市国の国境ですね

【Gelato】

塀沿いに、美術館へ行く途中
郵便局付近の　ジェラード店

日本語が抜群に上手
ナカタ・ナガトモ・ホンダ〜

ジェラード片手に、美術館を目指して

13:35
【Musei Vaticani】

チケットをもっていない人の列・列・列。
それでも、大聖堂の列よりは　少ないかも知れない。

ローマの滞在時間が短いと
予約する時間の判断が難しいけど
取りあえずチケットがあって　良かった

随所に係りの人がいて
チケット持っている人は前に進めと言う合図を送ってくれる


予約サイト
http://mv.vatican.va/3_EN/pages/MV_Home.html


予約の仕方教えてくれるサイト
http://romancolor-jp.blogspot.jp/2013/04/blog-post_1379.html

13:45
【Musei Vaticani】　Cassa - Online e Gruppi

当日券を求める人の列を素通って
バウチャーを持っている人は中に誘導される。

列最後尾に、何処に並べがいいか
ふりわける係員がいて、バウチャーをみせて指示を仰ぐと
写真左の窓口の列に誘導された。

やっとの事で窓口まで辿りついたら
隣の窓口【Online e Gruppi】へ　並び直せとの事

バチカンについて心穏やかに成るはずが
さざ波が・・・・

仕方がないので並び直して　チケットへ交換。
予約より、15分位早かったけど
交換してくれたから　まっ、いっかぁ!

以前15分遅れて着いた時は
相当お願いしないと入れなかった思いがある。

(係り員)人にもよるのか今回、時間なんか確認していないみたいだった。

バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

【Piazza　Pinya】
松ぼっくり(ピーニャ)の広場まで
なんとか、到着♪

松ぼっくりは、１〜２世紀に造られたローマ時代の噴水であり、
ローマ帝国の繁栄のシンボル。
階段は、ミケランジェロ作

さて、この松ぼっくりをここに置いたブラマンテは
才能あふれるミケランジェロに嫉妬していたと言う。
彫刻家のミケランジェロに、システィーナ礼拝堂のフレスコ画を
書く様に　法王に提案したのは、ブラマンテ。

彫刻家に絵画は無理と　おもったらしい・・・

ここでは、良い調和を保っている(笑)

【Pinacoteca】Picture Gallery

効率を考えて、まず絵画館(ピナコテカ)へと向かう。
あれっ？今日は公開中止？!

そんな日もある・・涙

【Arnaldo Pomodoro】　Costa Deliziosa
アルナルド・ポモドーロの球体作品　　
(1990年)ヴァチカン博物館のために作られた。直径が４ｍ

コスタのクルーズ(Costa Deliziosa)船にもある？

文明に蝕められた地球とか
環境破壊とか
問いかけるものがある作品だけど
黄金に輝いていて
この場所にそぐわないと思うのは　私だけ？

【Museo Pio Clementino】　Pius VI

ピオ・クレメンティーノ美術館
18世紀、シモネッティ設計の「八角形の中庭」。
正面入って右壁に、レオナルド・ダ・ヴィンチがいたという石碑がある

「ピオ」は教皇ピウス6世の名から、
「クレメンティーノ」は教皇クレメンス14世の名からつけられたものとある。


教皇ピウス6世は、フランス革命の時代の人。かのナポレオンによって
教皇領を占領され、事実上の捕虜となってしまう。
バチカン美術館の発案者として、その名を冠したのだろうか？

【Museo Pio Clementino】　Leonardo da Vinci

レオナルド・ダ・ヴィンチが
数年過ごしたと　書かれている石碑

彼は、法王からの依頼に答えて制作したものはなく
バチカンに唯一残っているのは
聖ﾋｴﾛﾆｽﾞﾑ　San Gerolamoの未完の絵画だけ。
一部は、靴屋さんの作業台
その他は、古物やの箱として　使用されていたものを
復元した作品。

【Museo Pio Clementino】　Laocoone

やはり、一目見ておきたい　トロイの神官　≪ラオコーン≫

ミケランジェロが絶賛したと言う、紀元前の作品。
トロイの木馬のからくりを見破って提言したにも関わらず
大蛇に息子らと襲われている
苦悩が　素人目にも感動!

一番の人だかり・・・

【Museo Pio Clementino】

ミューズの間(ムーサ)

トンマーゾ・コンカ作の天井フレスコ画

そして、その下には
うずくまっている？人。

【Museo Pio Clementino】　Torso

ミューズの間(ムーサ)
ヴェルヴェデーレのトルソ
座っているポーズで高さが１２８ｃｍ

台座正面の部分にサインがあるらしく、
正面に回り込むのは至難の業

トルソって、(ギリシア語の テュルソスに由来する)イタリア語で，
人間の≪胴体≫

≪ミロのヴィーナス≫を復元したならば、
こんな感じと言う映像を見たことがあるが
夢がなくなってしまう。

かけたままの形が　よりすてきな想像を掻き立てられることもある。
ミケランジェロも　この像をめがけて通い詰めたとか。

私には、学校の美術室での　おなじみさん。

【Museo Pio Clementino】Sala Rotoanda

円形の間

んっ？　ここは、パンテオン？
紀元前にできたパンテオンと違って
こちらは、16世紀のもの。

【Museo Pio Clementino】円形の間

希少な赤大理石の一枚岩で出来ている巨大な杯
床はギリシャ時代のモザイク

まわりにいる人たちから、
その大きさを想像して。直径13m

部屋の回りには、びっしりと彫刻。
ちなみに、ギリシャ十字とは　縦横の長さが同じ形。

【Museo Pio Clementino】　Greek cross

ギリシャ十字の間

部屋の中央に、(ギリシャ時代)大きなアテネ(胸像の)モザイク


人ごみで見落としてしまったが、
部屋には、下の赤大理石が2個あった筈。
一つは、コンスタンティヌス帝母の物。
あと一つは・・・

【Museo Pio Clementino】ギリシャ十字の間　Constantinopolis

(コンスタンティヌス帝の娘)　コンスタンティアの赤大理石製の石棺

コンスタンティヌス帝は、ローマの首都をコンスタンティノープル(現在イスタンブールの基礎)へ遷都し、キリスト教を公認。聖人に列せられている皇帝。

イスタンブル（Istanbul)の
アヤソァア(博物館)へ　行かれましたか？

【Carte Geografiche e Arazzi】タペストリーの間

レオ10世とクレメンス7世の命により、ラファエッロの弟子たちの下絵をブリュッセルの工房で織らせた物や、宗教画をフランドル地方で織られたもの。
二人はメディチ家出身のいとこ同士(思い出しましたか？フェレンツェ)
時代は、宗教改革(ルター)や、神聖ローマのローマ進撃といった　厳しい時代だった。にも拘わらず、クレメンス7世は　実家メディチ家擁護ばかりをしていたという。
また、この教皇は、サンタンジェロ城へ逃げてしまった事で有名な人。
タペストリーの後ろに隠れ部屋でも作っていたのか？？？

タペストリーは、聖書代わり。キリストの一生を表している。
素材はシルクとウールらしい。

石造りの城は、断熱がなく
タペストリーは　壁に掛けて寒さを凌いでいた。

勿論　手に出来たのは、一握りの人達のみ。

【Galleria delle Carte Geografiche】地図のギャラリー　chiaroscuro

幅6m、長さ120mの大ギャラリーの壁面

16世紀(1580年−1583年)、教皇グレゴリウス13世が
壁面に描かせたフレスコ画。
イタリア各地の地図が両側に展示。


天井が立体ではなく、明暗を強調した手法(キアロスクーロ)で画かれていると言う。装飾された平面画であると事前に勉強していったが、やはり思えない。

さて、教皇グレゴリウス13世は、≪グレゴリウス暦≫を採用して
5日間のゆがみを直した人物。
ただ、プロテスタントの人々が虐殺された時
賛美と記念メダルを作ってしまうという、恐ろしい歴史も。

【Stanze di Raffaello】　Raphael Room
これより、ラファエロの間が続く。

コンスタンティヌスの間。
「コンスタンティヌス帝の洗礼」
　「ミルヴィオ橋の戦い」
　「十字架の出現」
　「皇帝の教会への寄進」の壁画。

それぞれの絵がどこに有るかが問題。

　

【Stanze di Raffaello】　Raphael Room
ラファエロの攻略

ラファエロの間だけは　時間がなくてもしっかり見たい!!
絵画の予習をしても、初めて来た時は
お目当ての絵画の場所を探すだけでも　ひと騒動だった。

で、このサイト!
感動する事、間違え無し!

Raphael Room
http://www.beckydaroff.com/arthistory/raphael/raphaelrooms.html



では、では　システィーナ礼拝堂も　一緒に感動しましょう♪
Cappella Sistina
http://beckydaroff.com/arthistory/scc/

【Scuola di Atene】　　School of Athens　/　Raphael Santi
ラファエロ・サンティ

「アテネの学堂」
ユリウス2世に仕えた　1509年と1510年の間に描かれた。




【Julius II】ユリウス2世　　　　　　【Michelangelo】ミケランジェロ

芸術を愛好し、多くの芸術家を支援て、ルネサンス芸術の最盛期をもたらした
ミケランジェロは、ユリウス2世の墓所を作る契約をして
長年、その借財に悩まされていた。
いざ、墓所を作り始めようとした矢先、ユリウス2世その人によって
システィーナ礼拝堂の天井画の作成を命じられ、
その教皇の死後は、次々の教皇により
生涯バチカンの仕事を次から次と仰せつかる。
ユリウス家からは　(支払い済みの墓所代)　矢の様な催促。(裁判にもなった？)

時には逃げ、時には　法王とぶつかり・・・
得た金銭は、彼が最も尊敬した父と　兄弟達に
食いつぶされてしまう・・・

Raffaello Santi　　　ラファエロ・サンティ

ラファエロと同時期の人　20名位がモデルと言われている(Michael Lahanas説)

美しい絵画そのものを楽しむのは勿論だけど、
押さえておきたい有名どころは　ここ。

中央で指を立てている、プラトンのモデルは、レオナルド・ダ・ヴィンチ
頬杖をついた、ヘラクレイトスのモデルは、ミケランジェロ

横向き黒い帽子が、ラファエロその人。

ラファエロの恋人、パルメニデスも描かれているそうな

【Spiral (double helix) stairs】

二重の螺旋階段を下って、優雅な気持ちのまま　出口へ。

上りと下りが　別になっている。
バチカンに集めた、多くの美術品を運んだのは
当時　馬だったのか。螺旋である必要があったんだね。

確か、レオナルドも、顔を合わせない
(シャンボール城)螺旋階段を作っている

【Spiral (double helix) stairs】

真下からの映像。
また、違った趣が・・・

〒
出口手前にあるポスト

バチカンで購入した切手は、バチカン市国内でしか
切手として　機能しない。

投函忘れはないですか？

15:06
【 Michelangelo di Lodovico Buonarroti Simoni】

出口にある　ミケランジェロ(左)とラファエロ
20代で、ピエタを作り
30代で、システィーナ礼拝堂の天井フレスコ画
60代で、その礼拝堂の最後の審判
70代で、サンピエトロ大聖堂の改築
89才で帰天した　ミケランジェロを　痩せ細った高齢の人として
若い(39才帰天)ラファエロとは対照的な彫刻となっている

『自分の一生を振り返ると、時の法王に振り回され奴隷のようなものだった』
by ミケランジェロ

二人の偉業に敬意を表して
バチカンを後にした。

さっ。急ごう!

【15:30】
地下鉄だと、テルミニ駅で乗り換えなければならず
タクシーで集合場所へ。
タクシーに乗ってほっとしたのも束の間
コロッセオ前から、集合場所(フォロロマーノ前)までは
車両締め出し。
タクシーも途中で下されて、急ぎ足で戻る。

ガイドRさんから
『バチカンでは　どの位過ごせたか？』と質問され
改めて、1時間だったと　欲張りスケジュールに苦笑。

帰りのタクシー代まで聞かれ
10euro-は　『Perfect!』と
合格点だったようです♪

17:40
【Thunderstorm】

エスカーションバスで　港に戻ると
激しい雷雨。

チベッタキアは、昼過ぎから
ずっと大雨だったらしい

【Thunderstorm】

チベッタキア港は、ターミナルらしきものがなく
船に乗り込むわずかな道のりでも、ぴっしょり。

旅行の楽しみは、天候に左右されるけど
この写真　なんだか　微笑ましい。

ローマは直行便もあるし、
ボルゲーゼ美術館など、また行ってみようかな