ルソン紀行４☆マリコン・ライステラス＆山岳道路でバギオへ

2015/04/13 - 2015/04/14

午前中はマリコン・ライステラスを見に行く。思ったほど遠くなく、帰りは下りだしジプニーが現れないので歩いて帰る。午後は昨日の情報をもとに結婚式に飛び入り参加。
翌日はビガンとその手前にある世界遺産教会を目指す。距離的にはセルバンテス、タグディンを経由して西へジプニーを乗り継ぐのが近いが、交通費が不相応に高いのが気に入らない。そこで迷った末にバギオまで遠回り。バギオも見れたし、夜行バスでしばらく眠れたので成功。
【交通】
4/13 Bontoc 7:55 ⇒ Maligcong 8:32 ジプニー 20ペソ
4/14 Bontoc 9:10 ⇒ Baguio 15:38 バス 176ペソ
4/14 Baguio 21:19 ⇒ Santa Maria 1:50 バス 240ペソ
【宿泊】
4/11〜13 ボントック Mountain Hotel シングル 120ペソ
【為替】
1ペソ≒2.7円

エリア ルソン島(フィリピン)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝ご飯のポーク＆ビーンズがとても美味しかった。ご飯付で５０ペソ（135円）。

西濃カンガルー便がそのまんますぎて、フィリピンに支店があるのかと勘違いしそうになる。

午前中はマリコン・ライステラスを見に行く。

町を出ると間もなく急坂に差し掛かる。あえぎながらゆっくり進むジプニー。

８時３２分、マリコン村の棚田が見える先端で停車。終点には地元のおばさんが名簿を持って待ち構えていて、記名と棚田入域料を求められる（２０ペソ）。

民家に入る枝道があった。

高台の小屋で行き止まり。

田んぼのほうに降りたら道が開けた。

犬に吠えられて斜面を駆け上がる。

棚田の棚は場所によっては結構高く、石の階段がついていたりする。それだけ急勾配ということだが作ったときも補修も大変だろうな。

農作業をしていた娘さんに案内してもらう。一人では迷ってしまうような茂みの道で、ついて歩くのも大変。

コンクリートの階段を登っていくと前から男がやってきた。棚田が見える場所は右手にあるそうだ。

眺望のよい場所に出た。

バタッドには高低差で劣るものの雄大な眺めだ。

マリコン ライステラス 山・渓谷

進めるだけ行ってみよう。田んぼの泥に入る覚悟ならまだ進めるが、土手が柔らかい場所を避けるとやがて進めなくなる。ここでＵターン。

石垣から横に飛び出た石段を登ってもとの道へ。

要塞の跡だろうか。

行きとは違う道に迷い込んだが構わず進む。

タンクを運ぶ現場に出会う。麓は近い。

１１時２４分、麓まで降りた。停車場のジプニーは出発しそうにないので歩き始める。

１２時過ぎには眼下にボントックの町が見え始めた。なんだ、すぐそこじゃないか。

ジプニーとすれ違う。

１２時５６分、ボントックの町に戻った。帰りのジプニーに追い越されることは最後まで無かった。

昨日の情報をもとに結婚式会場に行ってみる。橋を渡ると食べ物袋を持ったおばさんたちとすれ違い、人の流れについてぞろぞろ。田んぼの中の一軒屋が会場になっていた。

年配の女性たちは民族衣装を着ている。

男たちは奥のテーブルを囲んで話していた。

ギターの弾き語りをだれかが始めると、すぐにハモる奴が現れる。「日本の曲を歌ってくれ」というので神田川を弾き語りしたらあまり受けなかった。

酒はフィリピン製のジン４０度。これを水割りで飲む。酔っ払って地べたに横になっている男もちらほら。新郎新婦を見てみたかったが、疲れて奥で寝ているそうだ。

「アナック」という曲が始まったので、日本語バージョンを歌ってあげたら少し受けた。続けてホテル・カリフォルニアをうろ覚えの歌詞で歌った（またあ？）。歌詞の分かるところだけは合唱になって、そこそこ盛り上がった。こちらの人は英語でカントリーのような曲をよく歌っていた。

４月１４日（火）３日間見続けた窓からの景色も今日で見納め。

セルバンテス、タグディン経由でビガンに行く案と最後まで迷ったが、結局バギオ行きに乗った。

世の中には不思議な人がいるものだ。金髪の欧米人だと思うが、山岳民族のような出で立ち。

こちらは籠売り。

９時１０分ごろ出発。太陽があたらないように右側の席を選んだが失敗。雄大な景色はずっと左側に展開した。

たまにこういう渓谷の景色が見られたが、基本は山に遮られて何も見えない。

１０時４４分、最初の休憩。

村の名物キャロット・ケーキ｡人参味では買う気がしない。

停車中に左の席の男性と代わってもらった。

原色満載の公園とか花壇が峠の狭い土地に作ってある。

窓を開けて写真を撮ると寒い。

長袖を着てもまだ足りず、ときどき窓を閉める。

午後１時、２度目の休憩でカップヌードルを食べたが半分のサイズなのでほとんど腹にたまらず（お湯付で２５ペソ）。

バギオ市に入ると斜面に密集して建つ家が目立つ。

３時３８分、バギオの北西にあるバスターミナルに到着。

魚定食４０ペソ。食事はなぜか都市のほうが安い。

大きな教会があったが関係者以外は立ち入り禁止。

シティマーケットへ抜ける道はすごい急坂。ラパスあたりにいるような気になる。

巨大市場を通り抜けて、

米は１０ｋｇ＝４００ペソ＝１０８０円と日本の３分の１ほど。ジャスミン・アロマ・ライスが好まれるようだ。

バギオの繁華街。

バギオ大聖堂は町中の高台に建っていた。

バギオ大聖堂 寺院・教会

内部をちょこっと見学。

見学の甲斐あり

ハリソン通りからバーンハム公園へ入る。

バーンハム公園 広場・公園

中心部の池は平日の夕方でもこの賑わい。

いろんな形のレンタサイクルあり。

東へ歩くとミュージアムがあった。

大学が町中に建っている。

少し歩けばバス・ターミナル。目指すのはビガンの南にあるサンタマリア。ここには世界遺産の教会がある。

バスを待つ間、ＳＭシティをぶらぶら。

SM シティー (バギオ) ショッピングセンター

中には大型スーパー、フードコートなど。

スーパーの前にはクリニックのような場所があり、各種健康診断をやってくれるようだ。

各階に無料トイレがあり助かるが、大のほうは水洗いができない。フィリピン人はどう使っているのか不思議。閉店の９時近くになると店の前にはタクシー待ちの長い行列ができていた。

天使のパフォーマー。

１０時にアブラ行きのバスが出発。間もなく眠りに就く。サンフェルナンドを通り過ぎたのも気付かなかった。

「サンタマリアのどこで降りたいの？」と車掌に呼び起こされる。バスターミナルは無いそうなので「一晩中、人がたくさんいるところ」と指定したら７イレブンの前に降ろしてくれた。時刻はまだ１時５０分って早すぎだよ〜、降りたのは自分ひとり。

交番の建物に入ると板張りのベッドがあったので横になる。近くで客待ちをしていたトライシクルの小柄な男に「何をしている？」と不審がられる。そりゃそうだろう。外のベンチだったら目立つだろうな。壁一枚あるだけでも気分はだいぶ違う。コンビニからは若者の笑い声が聞こえる。女性もいるようだ。明るくなるまでここに居座った。さすがに眠る度胸は無く、横になってはいたが一睡もしなかった。コンセントを借りて充電も済ませた。