2015/05/01 - 2015/05/02
246位(同エリア921件中)
ニッキーさん
5日目の夜はドレスデンのホテルに宿泊、6日目の午前中にドレスデンを観光します。
ザクセン選帝侯の宮廷都市として発展してきたドレスデン。18世紀初めのフリードリヒ・アウグスト1世の治世に黄金時代を迎えます。1806年、選帝侯領はザクセン王国となり、ドレスデンはその首都となりますが、第二次世界大戦で中心部の80パーセントを失う壊滅的な被害を受けました。その後、東ドイツ領となり工業都市として発展。東西ドイツが統一された1990年頃から旧市街の歴史的建造物が再建されています。
実際訪れるまで、私はドレスデンが旧東ドイツだったという点に関心を持っていました。元共産圏の殺風景な街を想像していたのですが、実際行ってみると、まったく違っていました。ゆったりと流れるエルベ川のほとりには「エルベ川のフィレンツェ」の異名を持つかつての美しい宮廷都市が復元されていました。
宿泊したホテルも、ドイツで泊まったホテルの中で一番良いホテルでした。特に朝食バイキングが最高です。もう一度泊まりたいぐらいです。
ホテルが良かったせいもありますが、ドレスデン観光は満足度が高かったです。ドレスデン、とても良かったです。
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜〜*〜*〜*〜
【今回の旅行スケジュール】★印が今回の旅行記で取り上げた場所
4/27(月) 14:05羽田発LH717便 18:50フランクフルト着
<フランクフルト泊>
4/28(火) リューデスハイムのつぐみ横丁散策とワインテイスティング
ライン川ランチクルーズ
ブリュール アウグストゥスブルク宮殿
ケルン ケルン大聖堂と旧市街観光
<フランクフルト連泊>
4/29(水) ハイデルベルク観光
ホーエンツォレルン城
<ガルミッシュパルテンキルヘン泊>
4/30(木) ノイシュヴァンシュタイン城
ヴィース巡礼教会
ディンケルスビュール散策
<ローテンブルク泊>
5/1(金) ローテンブルク観光
ヴュルツブルク レジデンツ宮殿
バンベルク旧市街観光
★<ドレスデン泊>
5/2(土) ★ドレスデン観光
ベルリン 新博物館、ブランデンブルク門、ポツダム広場
<ベルリン泊>
5/3(日) ポツダム ツェツィリエンホーフ宮殿、サンスーシ宮殿
ワイマール観光 <ワイマール泊>
5/4(月) アイゼナハ ヴァルトブルク城
18:05フランクフルト発LH716便で帰国へ
5/5(火) 12:15 羽田着
- 旅行の満足度
- 5.0
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バンベルクを出てバスで北東へ3時間半。
ドレスデンの街に入って来ました。
写真は電車の操車場です。 -
着いた所は同じようなアパートが何棟も立ち並ぶ団地のそばでした。
私の中の「東側」のイメージにぴったり。
一人納得。
ドレスデンが旧東ドイツ領だったということで、私は心のどこかで共産圏の統制された殺風景な街並みを想像していたのです。
そんな中ひときわ目立つレンガ造りのお洒落な建物が、本日の夕食レストランです。
「フェルトシュレッセン」。
いい感じのレストランじゃありませんか。
ビール醸造所がやっているレストランです。 -
雰囲気ある建物だから、中もさぞかし素敵だろうと思っていたのに、私たちは人数が多いから、「席は4階に用意します」って。
4階のパーティールームのような素っ気ないスペースに通されました。 -
飲み物メニューは日本語訳付き。
日本人の団体がよく利用するのでしょう。
ビールやマイセンワインを注文した人が多かったです。
ご丁寧に「上記の値段にはチップは含まれておりません」と書いてあります。
添乗員さんが「チップをあげてください」と言うから、食後の飲み物の支払いの際、皆少し多めに払いました。
ドイツへ来て初めて出したチップでした。 -
ここでも一皿目はサラダです。
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メインはグヤーシュ(ドイツ語ではグラーシュ)というハンガリー風シチューです。
たぶん牛肉。
つけ合わせはペンネとルッコラです。 -
グラスに入ったかわいいデザートが出て来ました。
上に乗っている葉っぱには先に丸い実がついていました。
ホオズキみたいなもの。
実を食べられるのか半信半疑ながら口に入れたら、食べられました。
酸味があってさわやかな美味しさでしたよ。
ただしクリームの下に入っていたのは普通のジャム。
ジャムをデザートとして食べるのは日本人にはきつい。
食べ切れなかった人が多かったのではないでしょうか?
クリームとジャムの分量比が逆、つまりクリームにジャムがかかっていたなら食べられたでしょうに。 -
食後、少しだけバスに乗って午後9時過ぎ、着いたのがマリティム・ホテル・ドレスデン。
このホテルはインターナショナル・コングレス・センター併設のホテルで、この旅一番の素晴らしいホテルでした。
ロビーの吹き抜け。
旧東ドイツ領だとか元共産圏だとか、私の中の型にはまった先入観は吹き飛びました。マリティムホテル・ドレスデン : 朝食ブッフェが最高。また泊まりたいホテルです。 by ニッキーさんマリティム ホテル ドレスデン ホテル
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上を見上げると、シャンデリアがぷわ〜んと宇宙ステーションみたいに浮かんでいるように見えます。
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私たちの部屋、602号室。
部屋もグレード高いです。 -
テレビにはホテルの紹介映像が流れていました。
宣伝に力を入れてる様子。
ホテルをどうぞ隅から隅まで使ってくださいというような、宿泊客を歓迎する明るい雰囲気があふれています。 -
ゆったり落ち着ける部屋が嬉しい。
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冷蔵庫と戸棚の中には飲み物とおつまみ。
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室内から入口ドアを見たところ。
右手にバスルーム。
左のドアはすべてクロゼットです。 -
バスルームも広々。
トイレは独立してドアで仕切られていました。 -
マリティム・ホテル、とても気に入りました。
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ルームサービスもやってます。
4つ星ホテルにふさわしいレベルのホテルでした。 -
翌朝6時半。
窓からの眺めです。
抜けるような青空に広告の気球が浮かんでいました。 -
この日は午前9時出発なので、朝はゆっくりです。
1階の朝食会場へ行きます。
朝食会場へ行ってみると、すでに食事を終えたメンバーから、「すごく種類が多いので、まず一回りして見定めてから取った方がいいですよ」とアドバイスをもらいました。 -
朝の光が射しこむ明るい朝食会場。
まずは席を確保してっと。
各テーブルにポットに入れたコーヒーとカップが置いてあり、ホテルのスタッフが「コーヒーはいかがですか?」とにこやかにコーヒーを注いでくれました。
周りを見ると、ドイツ人のシニアが大勢来ていました。
みんな明るい色の洋服を着て、笑顔を絶やさず、態度はゆったり。
マナーもよくて、とても好感が持てました。 -
教えてもらったとおり、お料理は様子を見ながら取ることにします。
チーズは自分で好きなものを好きなだけカットするようになっていました。 -
クリームチーズ各種とハム類。
本当に種類が多いです。
今まで泊まって来たホテルの朝食バイキングとは品数が違います。 -
オムレツは目の前で焼いてくれます。
トッピングは好きなものを選べます。 -
うわー、これ!
蜂の巣です。
ハチミツがしたたり落ちています。
スプーンで好きなだけかき取ります。
私も取りました。
食べてみたら口の中でクシュクシュと溶けて、とても美味しかったです。 -
これ、取らなかったので、何だかよくわかりません。
卵料理かな?
ヨーグルトかな? -
果物類。
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あんず(アプリコット)、プラムとナッツ類。
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ピーナッツバターやチョコレートシロップ、ジャムなど。
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肉団子、ソーセージ、ベーコンなど。
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ピクルス、野菜、ゼリーなど。
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魚料理(手前)とスライスチーズ(奥)。
ここで私はニシンの酢漬けを取りました。
中にピクルスを入れてニシンの酢漬けでくるっと巻いて串で留めたもの。
日本の味と変わりません。
美味しかったです。
1個ですごくボリュームがありました。 -
ここの朝食バイキングのあまりの充実ぶりに舞い上がって、自分のお皿の写真を撮るのを忘れました。
私たちのテーブルの空いた席に「ここ、いいですか?」とドイツ人のご夫婦が聞いてきました。
以前、我が家にホームステイしていたドイツ人高校生ハウケが、「ビッテ」というドイツ語には日本語の「どうぞ」と同じように「どうか〜してください」という意味と「どうぞ〜していいですよ」の2つの意味があると話してしていたのを思い出し、「ビッテ」と答えたら、通じました。
というか、私、第2外国語はドイツ語を取ってたんですけどねー。
すっかり忘れてしまい、今度の旅行ではほとんど役に立ちませんでした。(^_^; -
大満足の朝食でした。
部屋へ戻って窓から景色を眺めます。
隣りのインターナショナル・コングレス・センター。
ホテルはエルベ川のほとりに建っているのですが、私たちの部屋からは川は少ししか見えません。
またしても部屋に関してはちょっとついてなかったみたいです。
川側の部屋だと眺めがいいでしょうね。 -
川と反対側ではフリーマーケットのようなものをやっていました。
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午前9時、バスに乗ってドレスデンの観光に出発です。
見えている橋はエルベ川にかかるアウグストゥス橋。
バスに乗ったと思ったら数分で、あっという間に最初の観光地に到着しました。
ホテルが主要観光地からすぐの場所にあったんです。 -
テアーター(劇場)広場から私たちの観光は出発します。
ここでドレスデン在住の日本人ガイドさんが合流しました。
今まで添乗員さんの独り言のようなぽっつんぽっつんした解説しか聞いて来なかったので、ガイドさんのきびきびした行き届いた解説に目が覚めるようでした。
たとえば、添乗員さんが「これは○○です」と言っても、列が長く伸びているため、「これ」というのがどの建物のことを言っているのかイヤホンガイドではわからず困りました。
このガイドさんは「皆さまの右手の建物が○○でございます」と言ってくれるので、どの建物のことかがよくわかるのです。
また、「この後、通りを渡って○○を見に行きます。そこで写真タイムを設けますので、ここで止まらず、まっすぐお進みください」などと今後の予定を知らせてくれるので、助かります。 -
テアーター広場はドレスデン観光の中心地の一つ。
ルネサンス様式やバロック様式の建物が広場を取り囲んでいます。
この建物は18世紀初め、ザクセン選帝侯とポーランド・リトアニア共和国の国王とを兼ねたフリードリヒ・アウグスト1世(ポーランド王としてはアウグスト2世)が建てたツヴィンガー宮殿です。
第二次世界大戦末期、米英同盟軍によるドレスデン大空襲で崩壊しましたが、その後修復され、1992年によみがえりました。
内部は陶磁器博物館と絵画館になっていて、私たちは後で絵画館を見に行きます。
建築を命じたフリードリヒ・アウグスト1世はドレスデンの歴史上重要な人物です。
怪力の持ち主であったことから「アウグスト強王」などと呼ばれます。ツヴィンガー宮殿 城・宮殿
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ツヴィンガー宮殿の右手には「ゼンパー・オーパー(オペラ)」の愛称で呼ばれるザクセン州立のオペラ劇場です。
「ゼンパー」は設計した建築家ゴッドフリート・ゼンパーの名前です。
この建物もまた戦後復元されたもの。
とても美しい均整の取れた建物です。
正面から見ると円形に見えますが、実は後ろに長方形の建物が伸びています。ゼンパーオーパー (ザクセン州立歌劇場) 劇場・ホール・ショー
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ノイシュヴァンシュタイン城を建てたルートヴィヒ2世が心酔したワーグナーがここの指揮者を務めたこともあり、「タンホイザー」の初演劇場でもあります。
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広場中央に立つ銅像はザクセン王国第4代国王ヨハン(在位1854−1873)の騎兵記念像です。
ヨハン王はゼンパーオーパーの建造を命じた人物だとか。 -
ツヴィンガー宮殿左手にはネオ・ルネサンス様式の建物、ドレスデン王宮がありました。
かつて栄華を誇った、ザクセン選帝侯や国王が住んだ宮殿です。
やはり第二次世界大戦の爆撃で崩壊しましたが、2004年に再建されました。
この朝は天気が良くて、太陽がぎらぎら照ってます。
お天気がいいのは嬉しいんですが、王宮の方角が逆光で、写真がうまく写せません。ドレスデン城 (レジデンツ宮殿) 城・宮殿
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カトリックの宮廷教会です。
もともとザクセン選帝侯家はプロテスタントでしたが、フリードリヒ・アウグスト1世がカトリックが多いポーランド・リトアニアの国王選挙に出馬する際、カトリックへ改宗しました。そこで造られたのがこのカトリック教会です。
カメラレンズの上に手をかざし、眩しい光を遮って写真を撮りました。
私の大仏さんみたいな巨大な指が写ってしまったので、写真上部をトリミングしました。
そのため、教会の上の方が切れてしまっています。
全体が黒ずんでいるのは残された昔の建築資材を可能な限り使っているからでしょう。
ドイツなんだから、ケルヒャーで洗浄すればいいんじゃないかと思ってしまいますが、砂岩が黒くなるのは経年による化学変化なので、洗い落とせないのだそうです。 -
王宮と宮廷教会の間を歩いて移動します。
時計がついた王宮の塔。
上ることもできるそうです。 -
王宮と教会をつなぐ渡り廊下をくぐりました。
渡り廊下はいかにもくっつけたような感じですが、デザインが凝っています。
右が王宮、左が宮廷教会になります。
王宮からはこの渡り廊下を通って教会へ通ったそうです。 -
渡り廊下をくぐってから降り返ってみると、渡り廊下と王宮の塔が一緒に見えました。
左が王宮、右が宮廷教会になります。 -
エルベ川に面するシュロス広場に出て来ました。
シュロス広場から見る王宮。
王宮の入口でしょうか?
この左手の外壁に、後で見に行く「君主の行列」という有名な絵が描かれているのですが、この時は気づかず、写真にも撮っていませんでした(汗)。 -
シュロス広場から見た宮廷教会(中央の建物)。
左手は王宮、右奥に見えるのはゼンパーオーパー(オペラ劇場)。
こちら側から見ると、さっき逆光だった教会がよく見えます。
屋根の上にたくさんの石像が並ぶ非常に美しい建物です。
この一帯の建物はみな近年復元されたもの。
おかげで私たちはドレスデン旧市街の優美な姿を目にすることができるという訳です。
ガイドさんはイヤホンガイドを使った案内に慣れている様子。
「この後道路を渡り階段を上がりますので、皆さま続いてください」
「この先、足元に段差がありますのでお気をつけください」
黙々と歩くだけだった添乗員さんのエスコートとだいぶん違います。
本来、案内はこうでなくっちゃ。 -
ブリュールのテラスと呼ばれる川沿いの高台に上がりました。
アウグストゥス橋の向こう側はドレスデンの新市街です。
戦災を免れた建物が多く、新市街の方が旧市街より古くから残る建物が多いそうです。
橋をトラムが通ります。ブリュールのテラス 散歩・街歩き
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写真を後で見て気づきました。
橋の左奥に私たちが泊まったホテルが見えています。
マリティム・ホテル。
赤い屋根の建物です。
「ご希望の方は写真をお撮りしますよ」とガイドさん。
次々に私たちのカメラを受け取って記念写真を撮ってくれます。
こういった場合、今まで参加したツアーでは添乗員さんとガイドさんが手分けして写真を撮ってくれるのが常でした。
今回の添乗員さんは、ガイドさんが一人で全員分の記念写真を撮っていても知らん顔。お喋りしていて手助けもしません。
うーん、今回の添乗員さんはちょっとどうかと思います。 -
エルベ川クルーズは冬の間は実施しておらず、この前日に式典をやって営業を始めたばかりだそうです。
大勢のお客さんで賑わっていました。 -
新芽を出したばかりの菩提樹の木。
新緑が目に眩しい。 -
テラス沿いのカフェ。
由緒ありそうな建物です。 -
屋根に開いた窓が並ぶ建物越しに教会のドームが見えました。
まるでパリのような眺めです。 -
教会はドレスデンの復興の象徴、フラウエン教会です。
もっと近くから見に行きます。 -
ヒルトンホテルのオープンカフェ・スペース。
お茶している人を見ると、何を食べているんだろうと、つい目が行ってしまいます。
テーブルの上に3段トレイが乗っています。
ガイドさんによると、頭上の赤いライトは暖房器具なのだそうです。
寒いのに、そこまでして戸外でお茶を飲む人々。
確かに外で食べるのは気持ちいいでしょうけどねぇ。 -
フラウエン教会。
丸いドームが印象的な、バロック様式のプロテスタント教会です。
壁面は黒いブロックと白いブロックのつぎはぎになっています。
1945年、米英同盟軍によるドレスデン大空襲による火災で崩れ落ちましたが、再建の気運が高まって世界中から寄付が集まり、2006年に完成したもの。
古い石材を元の位置に戻すのは大変だったそうです。
瓦礫に番号を振ってコンピューターで解析。
どの位置から落下したらどの位置へ落ちるかを割り出して1個1個元の位置に当てはめたのだそうで、「世界最大のジグソーパズル」と言われる難作業だったそうです。
黒いブロックが昔からの石材、白いブロックは補った部分です。フラウエン教会 (聖母教会) 寺院・教会
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歴史を風化させないため、落下した破片がひとかたまり、落下した場所にそのままモニュメントとして残されていました。
側面にドームの絵が描いてあり、一部黒く抜いてあります。
この塊はドームのあの部分なのだそうです。
ここでハプニングがありました。
この広場に大型のバイクを押して入って来たドイツ人の男性が、傾斜した石畳にバイクの重量を支え切れず、スローモーションのようにバイクごと転倒したのです。
周りの人々が駆け寄って助け、幸い男性に怪我はありませんでした。
ドイツ人は親切。見て見ぬ振りはしないようです。 -
ガイドさんの先導で、さらに進みます。
あ、このロゴはマイセンだ〜。
ヨーロッパ屈指の高級磁器、マイセン磁器のお店がありました。
18世紀初め、ザクセン選帝侯フリードリヒ・アウグスト1世が、当時東洋との交易でしか入手できなかった白磁の製造を命じ、ドレスデン近郊のマイセンに最初の工場が造られたのがマイセン磁器の始まりです。
フリードリヒ・アウグスト1世の紋章である双剣がマイセン磁器のトレードマークとなりました。 -
歩いてドレスデン王宮へ戻って来ました。
王宮の外壁の壁画「君主の行列」は高さ8メートル長さ102メートルに及ぶ壮大な壁画で、ドレスデン爆撃の被害を免れた数少ない建造物です。
歴代のザクセン君主35名を従者などと共に時代順に描いたもので、実は2万5000枚ものマイセン磁器に描かれています。
絵は左が最も古い時代の君主で、右へ行くほど時代が新しくなっています。君主の行列 文化・芸術・歴史
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人々の装束や馬、旗などが時代と共に移り変わって行く様子も見られます
背景は黄色ですが、絵はモノクロです。
有名な君主の絵の下には名前と在位年が書かれています。 -
アウグスト2世と息子のアウグスト3世の絵の所。
アウグスト2世とはザクセン選帝候のフリードリヒ・アウグスト1世のことです。
馬が何かを踏んづけています。
「いったい何を踏みつけているのだと思いますか?」とガイドさん。 -
王の馬が右後ろ足で踏みつけているのはバラの花でした。
ガイドさんによると、バラはプロテスタントの象徴。
プロテスタントのアウグスト2世がポーランド王を兼任する際、カトリックに改宗したことを表したものだとか。 -
長い時代絵巻の最後には制作者自身も描かれています。
ガイドさんによると、こちらを見ているのが制作者のヴィルヘルム・ヴァルターだと言いますが、よく見ると、こちらを見ている人物が2人います。
どちらかわかりません。
また、その前に子供3人が描かれていますが、真ん中の少女が子どもというにはずいぶん大人びた顔をしています。
それがヴァルターの奥さんなのだそうです。 -
ぐるっと一周してまたツヴィンガー宮殿へ戻って来ました。
宮殿前の紫色のチューリップとヒナギクの植え込み。 -
ツヴィンガー宮殿の中庭です。
強王フリードリヒ・アウグスト1世の黄金時代に建造された宮殿で、18世紀のザクセン・バロック建築の最高傑作と言われています。
ドレスデン大爆撃で大きな被害を受けました。
現在の建物は長い期間かけて修復され、1992年によみがえったもの。 -
中庭に面する大時計。
時計の両側に下がる40個のカリヨン(鐘)はマイセン磁器でできていて、正午には美しい音を奏でるのだそうです。 -
門の上には巨大な王冠が乗っています。
この門はザクセン選帝侯アウグスト強王がポーランド王に即位したことを記念して造られたもの。
現在、内部は陶磁器博物館と絵画館になっていて、選帝侯が収集した美術品が展示されています。
時間の関係で、私たちが見学するのは絵画館のみ。
今まで街を案内してくれたガイドさんに加え、もう一人ガイドさんが加わりました。
私たちは人数が多いため、2グループに分かれて内部を見学するのです。 -
例によって内部は写真禁止だったので、個人的な好みで選んだ絵はがきで3点だけご紹介します。
まず、ラファエロの「システィーナの聖母」(1513-14年) 265×196センチ。
三角形配置が基礎になっているとか、いろいろ説明を受けましたが、ラファエロらしい格調高い作品です。
下部に描かれている頬杖をついた2人のちびっこ天使はいろいろな商品のデザインにそれ単体でも用いられることがありますね。 -
スイス人画家、ジャン・エティエンヌ・リオタールの「チョコレートを運ぶ娘」(1744-45年) 82.5×52.5センチ。
当時、身分の高い人はホットチョコレートを飲む習慣があり、マイセン磁器のカップに入ったホットチョコレートとボヘミアングラスのコップに入れた水を日本製の漆塗りのお盆に乗せて運ぶ召使の娘を描いた作品。
髪を隠す帽子をかぶり、かかとの高い靴をはいて、ちょっと緊張気味の娘さんの様子が伝わって来ます。
ドレスやエプロンの質感、ガラスのコップの向こうに映る手など、細かい所まで描写されています。 -
で、私が気になったのはやっぱりこれ。
フェルメールの「窓辺で手紙を読む女」(1659年頃) 83×64.5センチ。
左に窓があるフェルメールお得意の構図です。
窓ガラスに女性の顔が映っている辺りも細かく描かれています。
手前のテーブルクロスはぐちゃぐちゃになって器の果物が引っくり返っています。
手紙を読む女性の顔は静かですが、ストーリーを感じさせる絵ですね。
他にもルーベンスやレンブラント、クラナッハなどの素晴らしい作品がありました。
最後に自由時間がもらえたので、ざっと全体を見て回りました。 -
フラウエン教会のそばを通って昼食レストランへ向かいます。
この写真はフラウエン教会の、先ほど見たのと反対側です。
反対側はほとんどが新しい資材を使った部分になっていて、こちらから見ると白く見えます。 -
Steiger am Landhausというレストラン。
キャンドルの火が水差しの水に映ってきれいです。
水差しに入っているのは無料の水道水です。
ドイツでは水道水も飲めると皆が言うので、飲んでみました。
硬水なので、口の中でまろまろと丸く固まるような気がしますが、ただそれだけ。
別にお腹が痛くなったりはしませんでした。 -
何かよくわからないスープ。
とろっとしています。
マッシュルームか何かのスープみたいです。
ビールが好きな人にはドイツはいい国です。
どこか品のある美人母娘さん、食事のたびにビールジョッキを手にピースサインをして写真を撮ることを決まりにされている様子。
食前に必ず写真を撮り合いっこしていらっしゃいます。
こんな写真の撮り方も楽しいですね。
二人であちこち旅行されているそうですが、いったいこれまでにどれほどのビールジョッキとの写真がたまったことでしょうね。 -
魚料理。
人によって魚の大きさがマチマチです。
私のは大きい魚の上に小さい魚が乗って出て来ました(笑)。
見た目も味もイマイチ。
まずくはないけど、美味しくもありませんでした。 -
クレープみたいですが、もっと分厚いです。
クレープの方が美味しいと思いました。
ドレスデンは泊まったホテルも最高で、大規模に復元されたバロック建築の街並みやエルベ川の眺めも素晴らしく、本当に良かったですが、最後のランチはイマイチでしたねぇ。
とは言え、ドレスデンはお勧めです。
一つ一つの建物の内部を見学すれば、さらに充実した観光ができると思います。 -
昼食後、次の目的地ベルリンへ向けてバスで出発です。
郊外へ出て、これは何を撮ったかと言うと、家庭菜園とミニハウスです。
ドイツでは家庭菜園で野菜を作るだけでなく、花木を植えて小さな家まで建てて畑仕事を楽しむようです。
ミニ別荘ですかね?
車窓から何か所もこういった家庭菜園を見かけました。 -
菜の花畑といろいろな形の木。
おもしろーい。
次はいよいよドイツの首都、ベルリンへ行きます。
ベルリンでは新博物館、ブランデンブルク門、ポツダム広場、ベルリンの壁の遺構などを見学します。
その様子はまた次の旅行記で。
(新緑のドイツ旅行<10>へつづく)
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この旅行記へのコメント (2)
-
- ねいちゃさん 2015/09/07 16:46:47
- 3作続けて拝見いたしましたっ!
- こんにちは、ニッキーさん。
久しぶりの関西圏はいかがでしたか?
さて、ローテンブルクからドレスデンまで拝見いたしました。
今回のツアーは結構強行軍ですね〜。
南ドイツから首都ベルリンまで北行していく感じかな?
途中、妹さんまで体調不良になられたり
添乗員さんも具合悪そうで・・・旅行で一番かなんのはやっぱりしんどなることやもんなぁ〜。
私ら幸いに大きな病気にもならずに、無事に過ごせてきたので、それは感謝しなきゃいけませんねぇ。
ニッキーさんには珍しく、添乗員さんへの辛口コメント。
余程腹に据えかねたのかしら?
体調悪いのも割り引いても、もう少し配慮があればね。お仕事ですから、そうも言ってられないこともあるんでしょうけれど。
ローテンブルクは夜着朝発はダメですね〜。
よくパンフレットなんかでは、「麗しのローテンブルクにお泊まりいただけます!」とか書いてあるけど、どれだけ観光できるかは大事だもの。
翌日のどっちかをパスして、ローテンブルク午後発くらいなら良かったのにね。
マチュピチュなんかでも、2連泊とかうたい文句にしてあっても、夜着翌翌朝発だと、実質は1日だけだもんね。当日雨ならお終い。
だから、二日間遺跡に行けるの必死に探したんですよね。
ドレスデンは空襲で壊滅した都市だから、私も見ておきたい所の一つです。破壊からどうやって復興していったのか、そういう記憶探りたいなぁ。
ドームの一部の瓦礫なんかやっぱり考えさせられます。
旅も終盤、いよいよベルリンですか〜。
舞姫の世界ですね−、またお邪魔します。 ねいちゃ
- ニッキーさん からの返信 2015/09/13 00:29:17
- RE: 大阪から戻って来ました
- ねいちゃさん、こんばんは。
大阪から戻って来ました。
大変な一週間でしたが、一つ大きな役目を終えたような気持ちです。
さて、3編ご覧いただきありがとうございました。
私は旅行中時々不調に陥ります。
いつもは食欲不振ぐらいで済むのですが、今回は風邪とか咳。途中もしツアー離脱ということになったらどうしようとハラハラしました。前半がハードだったので、他にも体調を崩した人は多かったみたいですが、皆、大事には至らなくて幸いでした。
添乗員さんのことをここまで書くのは私にしては珍しいでしょう?
私は物事を比較的好意的に取る方ですが、今回に関してはこれぐらいは書かせてもらおうと思いました。これまで、お客に充実した観光をしてもらおうと精一杯努力してくれる添乗員さんばかりを見てきたので、一応連れては行くけどそれだけという添乗員さんは初めてで驚きました。
ローテンブルクは買い物と観光が楽しい街なので、いくら「城壁内のホテル」に泊まっても、夜着朝発の旅程はダメですね。半日は観光時間が欲しいところです。
ドレスデンは旧市街の80〜85パーセントが空襲等で被害を受けたそうです。日本ではめざましいスピードで戦後の復興が行われましたが、ドイツの場合、東ドイツ圏だった地域はドレスデンにしろ東ベルリンにしろ、瓦礫のまま放っておかれ東西ドイツ統一後に復興に手がつけられた所も多かったようです。2000年代に入ってようやく再建にこぎつけた所もありました。しかも自国の資金だけでなく、結構世界中からの寄付で復興資金が賄われていました。
ベルリンは舞姫の世界ですか〜。「舞姫」は高校の国語の先生が取り上げて、プリント配ってもらって読みましたが、今回は舞姫や森鴎外の足跡をたどる観光はできませんでした。自由旅行なら、そういった観光も楽しいですね。
ではまた〜。
ニッキー
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