坊っちゃんを読んだら松山へ行ってみたくなった【後編】

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2015/05/09 - 2015/05/10

279位(同エリア1651件中)

#街歩き

エリア

松山(愛媛)

旅行の満足度: 5.0

観光: 5.0

ホテル: 4.5

グルメ: 5.0

ショッピング: 4.5

交通: 5.0

同行者: カップル・夫婦

一人あたり費用: 1万円 - 3万円

旅行の手配内容: 個別手配

イチオシ

松山城は、日本で12か所しか残っていない現存12天守の一つです。

平成18年に「日本100名城」、平成19年には「美しい日本の歴史的風土100選」に選定されました。

松山城名所・史跡

 お城の細部までこだわったおもてなし by たらこさん
松山城へはリフトで向かいます。
広場からは松山市街地が良く見えますね。
松山城のマスコットキャラクターの「よしあきくん」でございます。

よしあきくんは、松山城の初代城主の加藤嘉明（よしあき）にちなんで名付けられました。
進んで行くと・・・

「隠門」でございます。

隠門は筒井門に達した敵の側背を襲うための埋門となっています。
様々な策略が立てられていますね。

「門」も重要文化財となっており見どころの一つです。
こちらは「太鼓門」です。
太鼓門・同南北続櫓・太鼓櫓・巽櫓は１つの防御単位を構成し、高さ約５mの石垣に一線に構築され筒井門から本丸南腰郭に侵入してくる敵に備えています。
こちらで、鉄砲で攻撃するのですな。

本壇内庭の東側の防備を固める「三ノ門」は脇戸を省略した高麗門で、三ノ門東塀とともに二ノ門内側や天神櫓前の本壇広場に対する防備を固めています。
ここを通過すると大天守正面と筋鉄門東塀に挟まれた通路に至ります、天守の玄関がある連立式の特徴である内庭の入口には櫓門である筋鉄門が置かれています。
また、石垣は近世城郭の大きな特徴です。
イチオシ

そして大天守でございます！

大天守は三重三階地下一階の層塔型天守です。

う、美しい！！
それでは中に入ります。

天守の紋章は、江戸幕府の将軍徳川家とゆかりのある「丸に三つ葉葵」となっています。

展示品も豊富です。
鋭い刀や・・・
鎧も・・・（ちょっと怖い）
屏風もあります。
こちらは、松山城の改修工事の過程で発見された、江戸時代に板の裏面へ墨で描いた「侍の似顔絵」です。

この板が使われていた場所の大天守の2階から推測すると、焼失後の天守本壇の再建時で、1848年〜1854年の落書きだそうです。

こちらは「石落」です。
石を落して敵を攻撃します。
更に進んで行くと・・・
甲冑を自由に装着できるコーナーもあります。

観光客に楽しんでもらおうとする気配りですな。
しゃちほこが城のてっぺんから松山を見守っています

しゃちほこの愛称を平成18年に全国へ公募したところ、南側のしゃちほこが「天丸」、北側のしゃちほこが「まつ姫」と命名されました。
更に、松山城内で松山の芸者さんが舞を披露するイベントがありました。

こちらも観光客へのおもてなしですね。
松山にも芸者さんがいるのですね。
松山城を出てお昼へ。

愛媛の郷土料理を頂きたく「郷土料理五志喜本店」を訪れました。
愛媛は「鯛めし」、「五色そうめん」、「ジャコカツ」など美味しいものが沢山あります。

郷土料理五志喜本店グルメ・レストラン

 郷土料理に舌鼓 by たらこさん
五色そうめんのセットを頂きました。
旅行も２日目で少し疲れていたので、サラッと頂けて満足！
デザートはやはりみかんジュースでしょう！

愛媛には沢山の種類のみかんがあります。

濃厚なジュースや酸味があるジュースなど好みに合わせて選べます。
また、松山城ロープウェイ乗り場の隣に今治タオルの専門店で「伊織」があります。

雲を触っているようなフワッとした触り心地のタオルなど、上質なものはこれほどまでに違うのかと驚きます！そしてスタイリッシュです。

友人の出産祝いに、赤ちゃんのスタイなどのセットを買いました！
安心の品質でとても喜ばれましたよ。
続いて、「萬翠荘」へ向かいます。

萬翠荘名所・史跡

 美しき洋館 by たらこさん
何とも静かな道です。
敷地は夏目漱石が明治28年に松山中学の英語の教師として赴任した時に下宿をしていた「愛松邸」のあった場所でもあります。
萬翠荘は、大正11年に旧松山藩主の子孫にあたる久松定謨伯爵が別邸として建設したものです。
イチオシ

総面積887.58平方メートルの地下1階・地上3階です。
愛媛県で最も古い鉄筋コンクリート造りでございます。

ネオルネッサンスと呼ばれる格調高い様式で、西洋建築の多くは左右対称ですが、萬翠荘は日本人のアンバランスの美意識、左右非対称で構成されています。
平成23年には萬翠荘本館と管理人舎の２棟が国重要文化財に指定されています。
内部のステンドグラスは木内真太郎氏の作品であります。
それぞれのガラスの色彩は単一ではなくアメリカ式ステンドグラスになっています。

フランス生活が長かったため、松定謨伯爵好みの純フランス風の建物は、当時最高の社交の場として各界名士が集まったそうです。
続いては、萬翠荘の隣にある「坂の上の雲ミュージアム」でございます。

建築家・安藤忠雄氏による設計でございます。

坂の上の雲ミュージアム美術館・博物館

 安藤建築を堪能 by たらこさん
展示フロアは２階から４階で、ひと続きのスロープで結ばれています。
また、入口からは３層の吹き抜けとなっています。
松山城周辺の歴史や文化を意識して考えられた建物は、周囲の自然環境に配慮した外観と安藤氏がイメージする「坂の上の雲」を表現した空間！という訳で安藤建築を堪能することができます。
司馬遼太郎の『坂の上の雲』において、正岡子規、秋山好古、真之の松山出身の三人の主人公を中心としながら、日本における近代国家の形成を大きな時代の流れの中で描きました。
坂の上の雲ミュージアムは、「司馬作品のメッセージに耳をかたむけると同時に、過去から現在・未来に至る時の流れについてそれぞれの立場から思索を深める場としての機能をはたすことが期待されている」とのこと。
自由だー！！！！
最後に「松山城山公園」を訪れました。
こちらは、松山城下に芝生が一面に広がる解放感のある公園です。
松山市街地中心部にありながらも、とにかく広いのでとても落ち着ける場所です。

フェスティバルなど年間を通して様々なイベントを行っており、松山市民の憩いの場となっているそうです。
中には愛媛県立美術館もあります。

そしてそして、お土産は「みかんの木」で買いました。

こちらは愛媛みかんに関するお土産が沢山あります。

えひめ果実倶楽部みかんの木本店グルメ・レストラン

 食べる酢グミを買うべし！ by たらこさん
なんと言ってもおススメは「食べる酢グミ」です！！

愛媛のお土産に買って帰ると最高に喜ばれますよ！！
そして最高に病みつきになります！

是非一度召し上がって下さい！
東京に戻ってきました。

松山は、「坊ちゃん」を観光の中心として、街全体で盛り上げようという姿勢が凄いです。
また、あらゆるところにwifiが完備されており、観光客が快適に過ごせる環境整備も出来ています。

とにかく観光戦略に長けている街であります！！

そして、温泉や美味しい郷土料理だけでなく、坊ちゃん列車で「生き生きと働く人の姿」は何とも心打たれました。

四国にはこんな凄い場所があったのかと・・・
四国の魅力を改めて考えさせれる旅でありました！！

松山に来てホント良かったです。

【完】