素通りなんて勿体なかった旅　2015年・ＧＷ　その１

2015/05/01 - 2015/05/04

今年のＧＷは去年よりも１日少ない５日間。何処へ行こうか悩んでいたのですが、去年の若狭ツーリングの時に渋滞解消待ちの為に立ち寄った恵那の岩村で気になった足助へ行く事にしました。足助を絡めて２泊３日となると岐阜経由か静岡経由かと迷いましたが前々から行ってみたいと思っていたところがあり、今までは通り過ぎるだけだった静岡経由ルートに決定。
まず外せないのが宇津ノ谷の古い町並み。それからtvk(テレビ神奈川)のキンシオという番組で紹介されていた静岡の石部屋。でもそれだけではとネットやツーリングマップルで調べたり知人友人に聞くと行ってみたい所が出てくるわ出てくるわ・・・寸又峡・夢の吊橋、塩郷の吊橋、遠州焼き、花沢の古い町並み。。。で、この４トラベルで寸又峡・夢の吊橋を検索してみると気になる看板が目に留まり、急遽２泊３日の予定を前々日に３泊４日に変えました。

エリア 静岡

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: バイク
• 旅行の手配内容: 個別手配

２泊３日の予定だったので全く準備が出来ていませんでした。朝４時半に出発する予定でしたが、なんだかんだで予定より1時間弱遅れて朝５時２５分に、やっと給油するとこまで扱ぎつけました。さて八王子から寸又峡の駐車場まで、いったいどのくらいで着けるものなのでしょうか？？？

着きました。朝８時５０分なので３時間２５分。
ですが圏央道　相模原相川ＩＣ〜東名〜新東名・静岡ＳＡスマートＩＣ（ここで休憩）〜国道３６２号線でと考えていたのですが、スマートＩＣを出て右に行かなければならないところを左に曲がってしまい新東名　藤枝岡部ＩＣ近くまで走ってしまい２０分ほどタイムロスがあったので、約３時間で着く事が出来そうです。

寸又峡 紅葉

寸又峡に近づくにつれ、バイクを停める場所はどこかと？？？目を凝らしていたのですが、右側にヘリポートのある大きな広場があって”第１駐車場”の看板が見えたので「ここかな？」と思ったのですが、事前に調べていた感じの駐車場ではなかったのでバイクを走らせます。ですが進んでいくと、どんどん道は細くなり集落の小道に入ってしまい脇道、枝道もあって「あれっ？違うんじゃないか・・・？」と思ったのですが、寸又峡・夢の吊り橋への一番近い駐車場は”第５駐車場”でした。”本日中止”の意味が駐車場そのものを使っていけないのか、それとも、今日は有料駐車場ではないという意味なのかと戸惑いましたが、どうも後者のようです。この先は一般車両は進入できないのでバイクを降りて歩きます。

寸又峡 紅葉

しばらく歩くと一般車両通行止のゲートがあります。はてさて、どこから進めばいいのか一瞬、迷いましたが

寸又峡プロムナード 公園・植物園

脇に歩行者用の入り口がありました。

寸又峡プロムナード 公園・植物園

"死ぬまでに渡りたい夢の吊橋 旅行口コミサイトで10選に"この見出しを、この４トラベルで見つけて来る事にしました。入場料はないのですが・・・募金をお願いされたので４００円ほど払いました。他のトラベラーさんの旅行記に書かれていたので驚くことはなかったです。

寸又峡プロムナード 公園・植物園

トンネル（天子トンネル）を抜けると分かれ道があります。左の道は夢の吊橋より上流に架かる飛龍橋へ道ので、右側のこちらが夢の吊り橋への道です。

寸又峡プロムナード 公園・植物園

この看板を４トラベルで見て１日早く来る事にしました。この看板をアップしてくれたトラベラーの方々ありがとうございます。明日からはＧＷ本番、時間も早いという事もありますが人もまばらで、明日の今頃は大変な事になっているはず。一日早く来てよかった〜

寸又峡プロムナード 公園・植物園

つづら折りになっている道を進むと、
あっ！！あれだ！うわっ！！キレイだ〜

寸又峡プロムナード 公園・植物園

この階段を通らなければいけないとなると、ＧＷや紅葉の時期には一方通行にせざるを得ないのかと思ったのですが、

あれ・・・でもこの階段、意外と広い。
一方通行にするほどではないような気がしたのですが、

てくてく歩いていくと狭い場所が、
う〜〜ん。なるほど・・・

と思ったら、もっと狭い場所がありました・・・
ですが、よくよく考えてみれば一方通行にせざるを得ないのは夢の吊橋が原因？

たもとに着きました。見ているだけなら・・・本当に綺麗です。ただ渡るとなると、、、足元の方から血の気が引いてきます。

夢の吊り橋 名所・史跡

では、いよいよ・・・

夢の吊り橋 名所・史跡

渡ります。歩く部分は簡単な板を渡しただけです。高所恐怖症の私には初めの一歩はかなり勇気がいります。長さは90ｍで高さは8ｍ・・・高さはたったの8ｍ・・・高さはたったの8ｍ

夢の吊り橋 名所・史跡

高さは、、、やっぱり8ｍは怖い。左右を見る余裕など、ありません。手すり・・・と言っても細いロープですがしっかりつかまり対岸を目指します。

夢の吊り橋 名所・史跡

とてつもなく怖い。

夢の吊り橋 名所・史跡

怖すぎる。

夢の吊り橋 名所・史跡

ですが、あまりの湖面の綺麗さに下を見て見てしまいました。見るんじゃなかった〜もう足はガクガクです。

夢の吊り橋 名所・史跡

やっとの思いで渡りきりました。本来ならば、この急階段を上って上流に架かる飛龍橋を経由して戻るのでしょうが、

夢の吊り橋 名所・史跡

あまりにも綺麗なので見とれていると、

夢の吊り橋 名所・史跡

先ほどの急階段から降りてきた人達が橋を渡っていくのを見て、
ひょっとして今日は、また渡ってもいいのかな？？？

夢の吊り橋 名所・史跡

なので、また渡ることにしました。

夢の吊り橋 名所・史跡

２度目なので落ち着いてきたのか、あまり揺れていないことに気づきました。

夢の吊り橋 名所・史跡

そうなると気が楽になってきました。

夢の吊り橋 名所・史跡

先ほど見とれている時に橋を渡って来た夫婦の会話をふと思い出しました。「祖谷のかずら橋よりは怖くはないわね〜」「そうだね、あっちは隙間があったからね。」祖谷のかずら橋・・・徳島県・・・そういえば私も渡った事がありました。あの怖さに比べると、ここはまだカワイイもの。

夢の吊り橋 名所・史跡

そう思うと更に気が楽になってきました。手すりに捕まらず歩けるようになっている自分にビックリです。ここは夢の吊橋の中ほどの上流側の眺め。飛龍橋は見えませんが、しかしキレイだ〜

夢の吊り橋 名所・史跡

その反対側の下流側の大間ダム・チンダル湖。こちらもキレイ〜
ですが、調子に乗り過ぎてしまい足場の板を踏み外してしまいました。
もうこうなると対岸までの数メートルが怖いこと、怖いこと。。。

夢の吊り橋 名所・史跡

下流にも似たような橋が架かっていました。ですが、次は塩郷の吊橋と決めていたので今回は諦めます。

寸又峡プロムナード 公園・植物園

しかし新緑はいいですね〜

寸又峡プロムナード 公園・植物園

塩郷の吊橋に向かうのですが、何か食べたくなったので 道の駅 奥大井音戯の郷 に立ち寄ったのですが軽く食べられそうなモノはなし。

千頭駅 駅

仕方がないので隣接する 大井川鉄道 千頭駅 でと思ったのですが軽く食べたれそうなモノがなかったので、

千頭駅 駅

千頭駅をうろうろしていると、広〜い、広〜〜い、大井川に見とれてしまいました。

千頭駅 駅

千頭からは国道362号線を通らず大井川鉄道と並走したかったので県道77号線を行くことにしました。ですが走ってみると線路は、ほとんど見えず狭い道ばかり、時折、見える本当に広〜い、広〜い大井川と大井川鉄道の線路に見とれながら、走っていると開けた場所に茶畑。こういう風景に出くわすと静岡に来たんだな〜と思います。

しばらく走ると私好みの駅舎だったのでバイクを停めて写真を撮っていると親切に声をかけてきてくれたタクシードライバーさんに塩郷の吊橋の事を聞くと、ここから１０分くらいで着くらしいのですが、わかりにくいから駐車場の看板を頼りに行ったほうがいいとの事。

下泉駅 駅

着きました。タクシードライバーさんの言う通り、ほとんど気づきません。駐車場の看板がなければ通り過ぎるところでした。下を交差する鉄道の架線に紛れてしまうほど目立ちません。ちなみに駐車場は無料です。

塩郷の吊り橋 名所・史跡

歩いて下から眺めてみると一応、橋なんだなぁ

塩郷の吊り橋 名所・史跡

沢の脇から入って階段を登ってくると、

塩郷の吊り橋 名所・史跡

本当に頼りない橋です。先程、渡った夢の吊橋より頼りない感じです。

本当にこれ渡って大丈夫？と思う程、狭くて、頼りなくて、長い。

塩郷の吊り橋 名所・史跡

でも、渡り始めてしまいました。

塩郷の吊り橋 名所・史跡

あとで調べたのですが大井川に架かる一番長い吊り橋だそうで、全長が２２０ｍ、高さが１１ｍなのだそうですが、渡っている当人は、無事、渡りきれればいいとしか思っていません。

塩郷の吊り橋 名所・史跡

正式名称は久野脇橋と言うそうです。渡りきって少し待っていると、後から渡ってきた若いカップルが興奮気味な声で「風が強くて揺れすぎじゃなかったですか？」と声をかけてきましたが、あまりの恐怖で風で揺れているのかどうかも分かりませんでした。ですが話を合わせていろいろ聞いてみるとTVで紹介されたので来たらしく、地元の人は生活の為の道として使っているそうなのですが本当にこれをちゃんと使っているんでしょうか？

塩郷の吊り橋 名所・史跡

もう少し話しを聞いてみると、穴の空いていろ所、朽ちている所もあるそうなのですが、全く気付きませんでした。更に話しを聞くと戻るには、かなり離れた上流のダムまで行くか、また吊橋を渡るかしかないそうで仕方がないのでまた渡る事にしました。

塩郷の吊り橋 名所・史跡

よくよく見ると、

塩郷の吊り橋 名所・史跡

あっ！ホントだ！穴が・・・空いてる。

塩郷の吊り橋 名所・史跡

うわっ！ホントに朽ちてるところもある！！

塩郷の吊り橋 名所・史跡

怖さは倍増・・・

塩郷の吊り橋 名所・史跡

あと少し、

塩郷の吊り橋 名所・史跡

もう少し。ふっ〜、やっと渡りきれた！

塩郷の吊り橋 名所・史跡

食事を予定していた うりや がやっていない・・・
仕方がないので大福で小腹を満たそうと菓子道（加藤製菓舗）にと思ったのですがあまりにオシャレな建物でこんなとこに大福なんて売っているのかと思いましたが、

売っていました。喫茶スペースは今日は、お休みということなので　道の駅　川根温泉　で食べる事に。大福の真ん中に生クリームが入っていて、餡子も生クリームもお互いを邪魔しない程度の甘さで、とても美味しくて４個をあっという間に食べきってしまいました。

道の駅 川根温泉 道の駅