素通りなんて勿体なかった旅　2015年・ＧＷ　その５

2015/05/01 - 2015/05/04

浜松から今回のツーリングの目的地、愛知県豊田市の足助（あすけ）の古い町並みを目指します。このツーリングで沢山の方とお喋りしましたが「どちらまで行かれるんですか？」と尋ねられて「足助です。」と答えると、どの人も”どこ？？？・・・”という表情になります。「香嵐渓のそばの町です。」と言うと「あ〜〜香嵐渓の・・・」という返事が返ってきます。静岡県内での事なので仕方がないのでしょうか？それはさておき、摺りガラスからのぼんやりした光ってイイな〜

エリア 愛知

足助に着くと突然の雨。ちょっと早かったのですが宿にチェックイン？？する事に。チェックインと言うとこの手の宿には情緒がなくて嫌なのですが私のボキャブラリーでは適切な日本語が思いつきません。何かいい言葉はないものでしょうか？それはそれとして、この日お世話になる玉田屋旅館です。

エントランス？という言葉もしっくりきませんが玄関から眺め。私の部屋は階段を上がって目の前の部屋なのだそうですが階段が急なうえに二階の床板が低いので案の定頭をぶつけてしまいました。でもそれがまたイイですが。

さっそく散策に出かけます。

歩いてみると、町の人達が普通に生活している町です。

町の雰囲気は翌日行く事にしている岐阜県恵那市の岩村や愛媛県の内子宿に似ていて、観光地という感じではないです。

左側の建物は本屋さん

宿から町の端まで歩いて戻ってくると気づけばもう夕方６時。経験上この時間にはもうほとんどの店がやっていない時間なので一か八かで店の人に「まだ大丈夫ですか？」と聞くと「まだ大丈夫ですよ」と返事が返ってきたので甘えさせていただく事にしたのですが、店先に毛皮が干してあってイミテーションかと思ったのですがどうも本物みたいです。

名前を忘れてしまいましたが山菜の天ぷらに川魚の塩焼きがとても美味しいい定食に鹿刺しとビール大ジョッキ。

井筒亀 グルメ・レストラン

何の気なしにメニューを覗いていると見慣れない文字が・・・ヘボ？熊蜂？・・・って、いったいナニ？熊蜂ってもしかしてクマンバチの事！？慌てて店員さんに聞いてみるとアタリでした。クマンバチの羽を取って佃煮にした料理だそうで興味本位で頼んでみたのですが、この日はあいにく準備が出来ておらず冷凍状態だそうで食べられませんでした。なのでヘボを頼む事にしました。ヘボとはこちらの方言で”蜂の子”だそうです。写真は撮ったのですが画像のアップは止めておきます。人生初の蜂の子で食べられるのか心配でしたが食べてみると、柔らかくて甘みがあって意外と美味い。

井筒亀 グルメ・レストラン

店を出ると、もうどっぷり日が暮れてしまいました

井筒亀 グルメ・レストラン

なんでない街角なのですが、イイです。

日もどっぷり暮れたのですが、まだ少し明るい感じが良くてシャッターを切るのですが、三脚を持ってこなかったので、ピンぼけが酷く慌てて宿に引き返すハメに。

宿に戻ると久しぶりに見る摺りガラスから溢れる白熱電球のぼんやりとした光と宿の提灯が出迎えてくれました。

三脚を持ち出し、また散策へ。

４日目
あっ！飲み過ぎたーー！！寝過ごしたー！２度目の散策を終え、宿に戻り部屋で大河ドラマを見ながら町の酒屋で買ったお酒を楽しんでいると、なんだか気分が良くなり、お銚子までつけてもらったら飲み過ぎてしまい女将さんに「朝ごはんの準備が出来ました」と起されてしまいました。いい歳して情けない。。。

寝ぼけ眼で朝ごはんをかけこみ、またまた散策へ

明智の大正村に寄ってみました。

日本大正村 テーマパーク

ですが、あまりの雨と二日酔いで眺めるだけ。

日本大正村 テーマパーク

お土産を買うため岩村の松浦軒本店と、

松浦軒本店 グルメ・レストラン

岩村のメインストリートを歩いて、

岩村町本通り 名所・史跡

松島軒本舗に。

松浦軒本舗 グルメ・レストラン

せっかくなので、久しぶりに食べたかった飯田名物"おたぐり"を飯田の三ツ輪食堂で買って帰ることに。

三ツ輪食堂 グルメ・レストラン

左から松浦軒本店のカステーラ、松浦軒本舗のブランデーカステラ、カステラ。

本店のカステーラは、ふんわり。本舗のカステラは、しっとり。ですが、やっぱり私の口にはブランデーカステラが好みです。

こちらは”おたぐり”おたぐりとは飯田の方言で馬の腸の事を言います。それを昔ながらの釜と薪を使ってじっくり塩味で煮込んだモノです。

やっぱり美味しいので、お酒が進んでしまいました。