バガンで漆器工房の村に迷い込んだ５　おじちゃんと超ローカル居酒屋さんに呑みに行った。

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また東屋に戻り、お茶をすすっていた。

案内してくれたおじちゃんが戻って来た。

どうだった？

お土産を買っちゃいましたよ！

そうか、と、おじちゃんはニコニコ。

おじちゃんの家に戻り、また招き入れられた。
病床だという奥さんは起きて一緒のテーブルに座った。息子もいる。たぶん、17、18才かな？

おじちゃんは、家には日本製のテレビがあるんだよ、と自慢げに指差した。

その先には、Sumsunのでっかいテレビがあった。。。

あのー、これ、Koreanです。日本のではないですよ。

おじちゃんは、Why なぜだーーーーと叫んだ。
Why,Why ???
おじちゃんは日本製だと思い込んでいたらしい。とても悲しい顔をした。

あのー、でもSumsunは韓国の会社です。

話題を変えよう。

あのーミャンマーではビールのあるレストランが少ないですよね。居酒屋さんみたいなのないんですか?

あるよ。知らんのか?　呑みにいくか?

ええー？　今からですか？
はい、一杯なら。

そして、また村をトコトコ。
アイヤー、おじちゃんとトコトコ村の迷路を歩いた。

ええー、ここですか？　そこはただの民家だった。看板などない。
ただの旅行者が、もし通りがかっても、だれも居酒屋さんとは思いません。

高床の座敷が数個あった。
お客さんはそれなりにいっぱいだ。
？まだ昼間ですよ！

全くここに外国人が紛れ込んでくるのは相当珍しいようで、みんなに見つめられた。

おじちゃんはちょっと鼻高々だった。
さあここにしましょう。と、高床式東屋のござに座った。

隣の高床式ござでは若い兄ちゃんたちが、珍しそうに手を振ってくれたりしてる。

オーオーオー！！！
ミャンマーの超ローカル居酒屋さんだ！
素晴らしい！

おじちゃんがなにやら注文している。
おごらせてもらいます。
ただ、あと1500円ぐらいしか持ってません。。。

なにやら小さな小鉢と透明な液体とミャンマービールが運んできてくれた。

何なんですか？

これとビールを割るんだよ。

へっ？　これ焼酎？ウオッカ、ジン、酒、泡盛？

得体の知れぬカクテル、
ヤーダーシーデ = おいしいです！

おじちゃんはニコニコで、小鉢料理を勧めてくれた。
あのー、ちっちゃなフォークが一つしかないんですけど、口付けちゃっていいですか？

ん？　おつまみに良い！
ヤーダーシーデです。

おじちゃんはニコニコと私の使ったフォークでおつまみを食べた。

へ？

さあさあ、もっと食べなさい。

あのーいやーそのー、そのフォークではもう食べたくないんですよ。

おじちゃんはニコニコだ。

はい、まあ、そのー

いただきます。
おじちゃんと小鉢を一つのフォークで分けあった。

どっぷりミャンマー式です。