![沖縄に行ったのはもうずいぶん前になるので復元された首里城をまだ見たことがありませんでした。琉球王国の中心として栄華を誇った首里城をかねてから見てみたいと思っていたので石垣島の旅を計画した時に首里城も見学しようと決め帰りに那覇に一泊することにしました。](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/98/98/650x_10989851.jpg?updated_at=1426758405)
2015/02/04 - 2015/02/05
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エトランゼさん
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沖縄に行ったのはもうずいぶん前になるので復元された首里城をまだ見たことがありませんでした。琉球王国の中心として栄華を誇った首里城をかねてから見てみたいと思っていたので石垣島の旅を計画した時に首里城も見学しようと決め帰りに那覇に一泊することにしました。
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石垣島から那覇空港に着いたのは夕刻。ホテルまではゆいレールを利用しました。
混雑もなく快適な乗り心地で10分ほどで目的地に到着。ゆいレール 乗り物
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旭橋駅直結のリーガロイヤルグラン沖縄に宿泊します。
ゆいレールの駅にもバス停にも近く国際通りも徒歩圏内という立地の良さとネームバリューで選んだホテルです。リーガロイヤルグラン沖縄 宿・ホテル
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最上階14階のフロントでウェルカムドリンクをいただきながらチェックインを済ませ案内されたのは11階の部屋でした。
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茶系で統一された落ち着いた部屋です。
さすがリーガロイヤル、備品は完璧、コーヒーメーカーにミネラルウォーターもあり心地よく過ごせました -
浴室、洗面所、トイレはそれぞれ独立し広くて使い勝手もとってもよかったです。
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部屋からの眺め。
ひと休みしたら外に出かけましょう。 -
国際通りを歩きます。
国際通り 名所・史跡
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御菓子御殿。派手ですね。
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お店を覗いてぶらぶらと。
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夜に出歩いても寒くないのはさすが沖縄です。
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夕食はここで。
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翌朝はホテルでバイキングの朝食を終えてからチェックアウト。ホテルに荷物を預けすぐ前のバスターミナルへと向かいました。
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市内観光周遊バスのゆいゆい号で今日の目的地 首里城に向かいます。
このゆいゆい号を利用すると那覇市内の観光スポットを何か所も回れるのですが今回は首里城だけをゆっくり見学するつもりです。
車内は沖縄の紅型模様で飾られています。 -
首里城公園に到着です。
1992年に復元された首里城とその周辺建造物や施設などが整備され小高い丘の公園になっています。
首里城の創建は14世紀頃と言われていて明治政府に明け渡すまでの約500年にわたり琉球王の居城として政治・外交・文化の中心として栄華を誇りました。1945年の沖縄戦で全焼した首里城内の建物群は今もまだ復元整備中です。首里城 名所・史跡
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最初に「守礼門」が迎えてくれました。
丘を上って行くような道順に沿って歩いていきます。
それにしてもまわりは外国人の団体ばかりです。首里城 名所・史跡
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世界遺産に登録されている「園比屋武御嶽石門 (そのひゃんうたきいしもん)」です。
門の形をしていますが人が通る門ではなく礼拝所です。
国王が出陣の折にはこの石門の前で道中の安泰を祈願したそうです。
後でこの石門は竹富島出身の西塘が造ったと伝えられていると知り先日竹富島で西塘御嶽を見てきたばかりなので驚きました。
この石門の前を通り過ぎたあとはいくつもの門を潜り抜けて首里城正殿を目指します。
以下の説明文は一部パンフレットから引用しています。首里城 名所・史跡
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歓會門(かんかいもん)
首里城の正門。中国皇帝の使者など訪れる人への歓迎の意を込めて名付けられました。首里城は外郭と内郭の二重の城壁に囲まれていますがこれは外郭の最初の門になります。門の両脇には魔除けのシーサーが見られます。1974年に復元。 -
当時の門番の服装です
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地形をうまく利用した首里城内は正殿までこのような石段や石畳の坂道が多くあります。
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瑞泉門 (ずいせんもん)
瑞泉とは「立派なめでたい水」という意味。門の前にある湧き水「龍樋」にちなんで名付けられました。
この門の両脇にもシーサーが見られます。首里城 名所・史跡
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漏刻門 (ろうこくもん)
櫓の中の水時計で時刻を計ったことで名付けられた門。
別名「かご寄せ御門(うじょう)」とも言い身分の高い役人も国王に敬意を表してここで籠を降りました。首里城 名所・史跡
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広福門 (こうふくもん)
広福とは福を行き渡らせるという意味です。建物自体が門になっていて東側には戸籍の管理をする「大与座」西側には寺や神社を管理する「寺社座」がありました。
今は切符売り場になっていてこれより中は有料です。(大人 820円)首里城 名所・史跡
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広福門の前の広場からはすぐ下に城壁が見え独特の曲線を描く形をみてとれます。そして遠くには那覇市内が一望できます。ずいぶんと登ってきたものです。
首里城 名所・史跡
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広福門を入ると正殿前につながる奉神門や祭祀空間である「京の内 (けおのうち)」に囲まれた広場にでます。ここは下之御庭(しちゃぬうなー)と呼ばれ正殿前の御庭に入る前の控えの場でありまた首里城の10ある御嶽のひとつ・首里森御嶽(すいむいうたき)があります。
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ここの手洗いの蛇口が龍だったので思わず写真に撮りました。
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奉神門 (ほうしんもん)
正殿前の御庭へ続く最後の門です。3つの入り口があり中央の門は国王や身分の高い人だけが通れる門でした。
今は中央の門が入城口になっています。首里城 名所・史跡
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首里城正殿
約500年に渡って琉球王国の城としてあり続けた首里城は1992年に復元され鮮やかな琉球建築美がこうして目の前に見られます。首里城 名所・史跡
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正殿には様々な彫刻が施されていますがなかでも国王の象徴である龍がたくさん目に付きます。
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城内に入り靴を脱いで見学します。
ここは「書院」。外観と違い日本風です。 -
書院・鎖之間庭園 (しょいん・さすのまていえん)
城内で唯一の本格的な庭園です。ソテツが植えられているのが南国らしいです。 -
そしていよいよ正殿に入ります。
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正殿内二階の「御差床 (うさすか)」です。
国王の玉座として様々な儀式や祝宴が行われたところです。 -
何とも豪華絢爛な玉座です。
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宝冠や金印も展示されていました。
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一階は政治や儀式を執り行う場でここにも「御差床 (うさすか)」がありました。
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足元にはガラス張りの部分があり遺構が見られるようになっています。
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首里城はまだまだ整備工事中です。特に国王とその親族やそこに仕える女性たちが暮らした「御内原 (うーちばる)」という私的空間にあった建造物はまだ一部が復元公開されているだけです。
外に出ると工事中なのがわかります。男子禁制だったこの「御内原」の復元が待たれます。 -
淑順門 (しゅくじゅんもん)
国王やその家族が暮らす御内原への表門です。 -
右掖門(うえきもん)
淑順門に直接通じる門。首里城 名所・史跡
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首里城を出てからは城壁に囲まれた坂道を下りていきます。正殿まではずいぶん登ったので帰路は長い下り坂が続きます。いい感じの石畳の坂道です。
そう言えばこの近くに往時の石畳道が残っているらしいので時間があれば行ってみたいと思っています。 -
久慶門 (きゅうけいもん)
首里城外郭の北側にあり通用門として主に女性が使用していました。
今は帰路の出口になっています。首里城 名所・史跡
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門を出てから撮った正面の写真です。往時は通用門としてこちらから入っていたのです。左手には瑞泉門と同様に湧き水が見られます。
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琉球石灰岩で築かれた立派な城壁が続きます。
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2月なのにふきの花が咲き誇ってました。
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戦前までこの城内で大きな枝を伸ばしていた大アカギは戦火で焼かれその後台風で幹まで折れたのがアコウ(クワ科)の寄生のより往時の姿を取り戻したそうです。
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守礼の門まで戻ってきましたがここからは出ずにこの横にある建物に寄ってみます。
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首里杜館 (すいむいかん)というこの建物は首里城公園のレストセンターです。展示室や売店、レストランなどを備えています。
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こちらで軽食をとりこのあと石畳道へ行ってみることにしました。
案内所で聞いてみるとすぐ近くとのことです。 -
この道も趣がありますがここはまだ石畳道へ向かう途中の道です。
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ここから石畳道が始まります。
この石畳道は16世紀に首里城から那覇港や沖縄本島南部へ通じる主要道路として整備されました。現在では戦火をまぬがれた約300mの石畳が残るのみですが周辺には赤瓦屋根の民家もあり歴史が感じられます。 -
趣のある石畳道がずっと続いています。
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琉球石灰岩で造られた長い坂道と石段です。
首里城から来ると下り坂ですが反対側からだと急な石畳道を登ってくることになります。 -
下から見るといかに急な坂道かわかります。
この石畳道で両手に買い物袋を下げて歩いて行く人達と行き交いました。地元の方には生活道路なのです。 -
下まで行くとこの道を戻ってくるのは大変なのでこの辺までで引き返します。
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途中でちょっと横道にそれて大アカギを見てきました。パワースポットになっているようです。
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長い年月を経た琉球石灰岩の石畳道。
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周辺の家の庭にはブーゲンビリアをよく見かけました。
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桜も満開でした。
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一足早く春満開!
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沖縄最後の日にこんな青空になりました。首里城から石畳道を一日楽しみ沖縄の旅を終えました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 前日光さん 2015/03/26 13:49:45
- 工事中ではない首里城!
- エトランゼさん、こんにちは。
沖縄最終編がいつアップされるのかと思っていたのですが、気づかないうちにアップされていたようですね!
修学旅行の引率で必ず首里城には行きますので、私も2度ほど行ってますが、いつも片側がビニールシートで覆われた首里城しか見ていませんでした。
ビニールシートが取り払われてすっきりとした首里城、美しいですね!
まだ他の部分の工事は続いているようですが、少なくても首里城正殿の工事は終わったのでしょうか?
遮るものが何もない正殿は素敵ですね。
それから今回エトランゼさんが歩かれた石畳の道、まだ歩いたことがありません。
ここはぜひ歩いてみたい所です。
人が少なくて、暑くないときに再訪したいと思っています(そんな条件の良いときなんて難しいですよね)
沖縄の旅、那覇では立派なホテルに泊まられて、リラックスできたようですね。
沖縄はこれからも訪れる予感があります。
ただし、それは冬かもしれませんね(爆)
前日光
- エトランゼさん からの返信 2015/03/26 22:00:37
- RE: 工事中ではない首里城!
- こんばんは〜
> 沖縄最終編がいつアップされるのかと思っていたのですが、気づかないうちにアップされていたようですね!
旅行記を作る作業に気が乗らず気の向いた時に少しづつ仕上げましたので何ともダラダラとしたものをアップしてしまい申し訳ないです。
最近は文章を書くのがますます億劫になってきました。歳ですかねえ。
前日光さんのような文才が欲しい!
> まだ他の部分の工事は続いているようですが、少なくても首里城正殿の工事は終わったのでしょうか?
> 遮るものが何もない正殿は素敵ですね。
正殿はきれいに復元され鮮やかな姿でした。中国風と日本風が混ざった建物ですね
首里城全体の復元整備作業もずいぶん進んでいるようです。
国王の家族が暮らした私的部分も半分ほど出来上がっていましたが完成した大奥全体を見てみたいですよね。
> それから今回エトランゼさんが歩かれた石畳の道、まだ歩いたことがありません。
> ここはぜひ歩いてみたい所です。
> 人が少なくて、暑くないときに再訪したいと思っています(そんな条件の良いときなんて難しいですよね)
こんな道には惹かれますよね。
とてもいい感じの石畳道でしたが急坂です。
首里城側から下って行くのをお勧めします。
首里城は中国と韓国からの団体が大勢いましたがこの石畳道までは来る人もなく静かなものでした。
やはり冬が静かでいいのかもしれませんね。
> 沖縄の旅、那覇では立派なホテルに泊まられて、リラックスできたようですね。
最近はビジネスホテルに宿泊することが多かったので久々に一流のお・も・て・な・しを受け心からリラックスできました。やはりちがいますね。
エトランゼ
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