冬の東北プチ湯治（3）歩いて潟沼

2015/02/14 - 2015/02/21

旅３日め。この日からは、東鳴子の旅館大沼に５連泊。
共同浴場でポカポカになり、お天気もよかったので潟沼まで散歩してみました。沼はほぼ雪で覆われてしまっていたけれど、道中も景色よく楽しく、ちょうどよい運動になりました。
旅館大沼のすばらしい温泉にも入って、満喫☆

エリア 鳴子温泉(宮城)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝風呂は旅館すがわらの、大きいほうの大浴場。旅行記にのせていないところも含め、すべてのお風呂に入ったけれど、写真の露天が一番トロトロ感があって気に入りました。雰囲気もよいざましょ？

鳴子温泉　旅館すがわら 宿・ホテル

朝ごはんも部屋食。品数も多く、フルーツもあって嬉しい。
もちろん高級宿のように洗練されているわけではないけれど、旅館すがわら、いろいろ頑張ってるのがわかる良いところでした。

チェックアウトのとき、滝之湯の入浴券いただきました〜。しかも、まだ他に泊まるんです、と話したあとだったので、翌日分まで。わーい。

つぎの宿泊先は東鳴子なので、歩いて20分くらいかかります。まずそっちに荷物を運んで身軽になろうと。車で送ってくださると言ってくれたのですが、ごちそう食べてるし歩かねば！

お。東鳴子にも温泉神社。でもここも上がれそうもないな・・・。

今日から５連泊するのは、旅館大沼。湯治棟があり、食事つきでもそこに安く泊まれるのです。自炊？めんどくさい。

旅館大沼 宿・ホテル

荷物を預けたら、東鳴子の静かな商店街を歩いて、

５分ほどで鳴子御殿湯駅へ。
歩ける距離だけど、電車で鳴子温泉まで戻ります。まだあまり散策していないからね。

かわいい駅でしょー。

電車（ディーゼル車かも）はワンマンで、バスのように下車時に車内清算するのですが、ここは有人駅なので窓口で切符を買うと、１駅なのにこんな立派なのでござる。

きたきた。

鳴子温泉駅は、もうちょっと大きくて、劇場みたいになってて面白い。

「フィールこけし」・・・？

観光案内所で、湯めぐりチケット（1,300円）を購入。６枚のシールになっていて、たとえばだいたいのところは日帰入浴は500円なのだけれど、シール２枚で入れて少しお得よ、というもの。５日もいれば、まず使うでしょ。

でもまずは滝之湯！豊富な泉質の鳴子だけれど、酸性のところはここくらい。150円で誰でも入れますが、私はすがわらでいただいた入浴券をさっそく利用。
いやーここはいい！白い湯の花が舞う、新鮮なお湯がどばどばかけ流されているのです。「奥がぬるいからね」と教えていただいたけど、手前のあつ湯のがすばらしいよ。

滝の湯 温泉

私はひどい冷え性で、どんなにお風呂で温まってもすぐ手足が冷たくなってしまうのだけれど、滝之湯に入ったあとはずっとポカポカ。
ちょー元気でた！ので、冬は通行止という潟沼に向かってみようと思う。坂道をのぼっていきますよ〜。いい景色だ〜

おおお。温泉街はきれいに雪かきもされているけど、雪下ろししないとこんな感じになるのね。わお。

小学校。なかなかに立派ね。

おー、校庭にスノーモービルがあるのか。雪国だなぁ。

そして、滝之湯のそばからは上れなかった、温泉神社の入口を発見。わーい、お参りしてこー。

鳴子温泉神社 寺・神社・教会

手水は・・・温泉入ったばかりだから勘弁していただこう。

お参りする真上にある、凶器のようなつららが気になるけど、すばやく祈る。お邪魔してまーす、しばらくお世話になりまーす。

さて。通行止めということだけど、どこまで行けるかな？駅から3.5kmくらいだそうだけど、きっと山のうえのほうだと思う。
もちろん無理はせずに、雪が深かったり坂が急になったり、天候が崩れてきたらすぐに諦めるつもり。

雪の壁マニアの皆さま、こちら1〜2.5mくらいまでの壁なら楽しめますよ。

ほう、こっちにもスキー場があるのね。鬼首のほうだけじゃないんだ。でも誰も滑ってないから、もうやってないのかな？

よしよし、半分くらいまで来たぞ。

冬季は休業しているけれど、このあたりはゴルフ場・テニスコート・クレーン射撃などスポーツができるところでもあるらしく、雪に埋もれた建物がちらほら。

途中から、ここから通行止めなのかな？というところに入ったけれど、車はけっこう通っているらしく、ちゃんと道がある。

うーん、天気がよくてよかったな。お散歩日和。

お、ちょっと下ってる。もしかして沼か？沼が近いのか？少し硫黄の匂いもしてきたぞ。（いや、あの匂いが硫黄じゃないことは私だって知ってるんですよ、でも通称ね）

着いたー！
左手に埋もれてるのは、たぶんレストハウスね。

潟沼 自然・景勝地

ここは酸性の沼らしく、色がついててキレイらしいです。ほとんど雪に埋もれちゃってるけど。でも雪景色もきれい！そしてたどり着いた達成感！

さぁて、温泉街に戻りますか。帰りは下りだし、知ってる道だから早く感じますね。

なんといっても景色がいいんだ。坂の上のほうの大型旅館に泊っている方は、こんな景色が見えるお部屋なのかしら。

途中、かわいいワンコとの触れ合い。雪山のうえで近所を監視中だったようですが、不審者（私）を見つけて下りてきてくれました。かわいー。いい子ー。ちょっと撫で撫でさせてもらっちゃった。

温泉街に下りてきて、こけし屋などを覗く。
後日もいろいろ見たけど、この桜井さんところがよさそうであった。

桜井こけし店 専門店

そんなこけし屋さんのある通り、その名も、こけし通りです。

なんでもこけしにしちゃうのね。まさか鳴子がこんなにも、こけし推しの地であるとは思わなかった。

お散歩で小腹も空いてきましたので、ここらでお昼にしょ。滝之湯をちょっと下ったあたりにある、小花さん。

そば処 小花 グルメ・レストラン

かしわせいろ（700円）。蕎麦は普通だけど、お出汁にコクがあって美味しい。旅館で朝晩とごちそうを食べるお昼にはちょうどよい。

食後は手湯につかって休憩。

そうだ、中尊寺で買った「め」のお守りを母に送ろう、と郵便局へ。
おっと、郵便ポストがこんなにもこけしですか。徹底してるねぇ。

鳴子の商店街は、そんなに活気がある感じではないけれど（時期的なものかも）、頑張ってる感じがありますよ。普通の商店にこんな足湯があったり、

空き商店を利用したのか、無料の休憩所に、昔の観光パンフレットや絵葉書が展示されていて面白かったりとか。

お豆腐屋さんでオヤツ。豆乳チーズケーキ。さっぱりして湯めぐり途中に合うかもね。

さーて。そろそろ旅館に行こうかな。川沿いを歩いてトコトコと鳴子御殿湯のほうへ。

旅館大沼にチェックイン。ロビーでお抹茶をいただく。

旅館大沼 宿・ホテル

予約したのは湯治棟の一番安い部屋だったのだけれど、旅館のほうの部屋を割り当ててくださいました。通常の２食つきで8,500円（税抜）。

トイレは共用ですが、洗面台はあり。冷蔵庫の位置からして、あまり使い勝手はよくないが・・・でもこれがあるだけですぐ手を洗ったりできて便利なものよね。

15時から離れのお風呂に連れていってくれるというので、浴衣に着替える。5泊分、そろってました。
あとでわかったのですが、ずーっと部屋で過ごしたいときは入らなくてもいいように、あらかじめ置いておくみたい。もちろんお願いすれば掃除などもしてくれますよ。

さて。離れのお風呂はといいますと。
車で２分くらいのところ、駅の近くあたりですね。門を入ると、まずは待合のための小屋があり、

その奥にお風呂。

脱衣所があって・・・

じゃーん。宿泊客はここを貸切利用できるのです。すてきじゃなーい？

送迎してくださったとき、私の好みに合わせて少し温度をあげてくださったみたい。いやー、極楽じゃ。

30分後にお迎えがくるので、暖房がきいた小屋で待つ。
浴衣に長靴だよー。

戻って内湯にも入りましたが、それらはまた後日書きますね。

さて。食事処で夕ごはーん。写真のほか揚げたての天ぷらも運ばれてきました。このご飯がねぇ、おいしいの！旅館のごちそうって、美味しいけど飽きちゃう味じゃないですか？ここのは毎日食べても飽きない。やたら甘辛くないからかな。やさしい味なの。

食後は、郵便局で買ったフォルムカードを書いたりなど。
旅先からの手紙って好きなんですよね。ラァーヴレターフローム、なるこ〜♪（中年以上しか分からないな・・・）