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600年代初期に創建された広隆寺。京都へは何度も行っているのに、これまでずっと訪れていなかった。聖徳太子を祀り、切手の意匠になった弥勒菩薩で有名なこの寺へ行ってみた。

国宝第1号の弥勒菩薩に会いに広隆寺へ

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2015/02/06 - 2015/02/06

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xiaomai

xiaomaiさん

600年代初期に創建された広隆寺。京都へは何度も行っているのに、これまでずっと訪れていなかった。聖徳太子を祀り、切手の意匠になった弥勒菩薩で有名なこの寺へ行ってみた。

  • 大宮から京福電気鉄道嵐山本戦に乗車し、太秦広隆寺駅で下車すると、すぐ目の前に南大門(仁王門)。まだ8時前で観光客らしき人はいなかった。

    大宮から京福電気鉄道嵐山本戦に乗車し、太秦広隆寺駅で下車すると、すぐ目の前に南大門(仁王門)。まだ8時前で観光客らしき人はいなかった。

  • 仁王門から入る。

    仁王門から入る。

  • 早朝に降った雨が地面をしっとり濡らしている。<br /><br />すぐ隣に右京消防署があり、訓練をしているのか静けさを打ち消す声が聞こえてきた。

    早朝に降った雨が地面をしっとり濡らしている。

    すぐ隣に右京消防署があり、訓練をしているのか静けさを打ち消す声が聞こえてきた。

  • 人影のない寺内。<br /><br />湿り気のある石畳を一人進んだ。<br /><br />画面右に見えるのは、本堂である上宮王院太子殿。本尊である聖徳太子像が安置されている。開扉されるのは11月22日の御火焚祭のときのみ。

    人影のない寺内。

    湿り気のある石畳を一人進んだ。

    画面右に見えるのは、本堂である上宮王院太子殿。本尊である聖徳太子像が安置されている。開扉されるのは11月22日の御火焚祭のときのみ。

  • この寺を訪れる人のほとんどの目的は、国宝第1号である弥勒菩薩半跏像との対面。<br /><br />その仏像は霊宝殿に他の仏像とともに安置されている。<br /><br />「人間実存の最高の姿」を表したものであると絶賛したドイツの哲学者がいる。<br /><br />本来は金箔で覆われていたようだが、現在のお姿のほうがよいように感じる。<br /><br />その他にも、重要文化財となっている多くの仏像がこの建物に安置されている。<br /><br />あれほど多くの仏像に囲まれていると、自然と姿勢を正す。<br /><br />他に参拝客がいなく、一人であの空間を独占できたのは幸運。<br />

    この寺を訪れる人のほとんどの目的は、国宝第1号である弥勒菩薩半跏像との対面。

    その仏像は霊宝殿に他の仏像とともに安置されている。

    「人間実存の最高の姿」を表したものであると絶賛したドイツの哲学者がいる。

    本来は金箔で覆われていたようだが、現在のお姿のほうがよいように感じる。

    その他にも、重要文化財となっている多くの仏像がこの建物に安置されている。

    あれほど多くの仏像に囲まれていると、自然と姿勢を正す。

    他に参拝客がいなく、一人であの空間を独占できたのは幸運。

  • 霊宝殿の前には池がある。<br /><br />蓮が咲く頃には周りの苔と相俟って、犯しがたい美しさを放つに違いない。

    霊宝殿の前には池がある。

    蓮が咲く頃には周りの苔と相俟って、犯しがたい美しさを放つに違いない。

  • その池の水面には木々や空が映り、心が洗われる。<br /><br />参拝客が多い京都にありながら、ひっそりとした静けさが感じられる寺だ。

    その池の水面には木々や空が映り、心が洗われる。

    参拝客が多い京都にありながら、ひっそりとした静けさが感じられる寺だ。

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