イタリアで年越し個人旅行　ミラノ(4)

2014/12/27 - 2015/01/04

　年末年始のミラノ＆ヴェネツィア滞在４日目、３泊したミラノを発ってヴェネツィアへ到着するまでの記録です。
　表紙写真は夜明け前のドゥオモとクリスマスツリー。

12/30(月)の旅程（１）
　ドゥオモ
　ミラノ中央駅〜ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅

エリア ミラノ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: エクスペディア

　アンバシャトリホテルでの朝食も最終日。
　お茶をお願いしたら、お湯の入ったポットとティーバッグのセットがきました。緑茶もあったけれども、普段からよく飲むカモミールティで。

　朝食会場の入り口には、こんなプレゼピオが飾られていました。
　イタリアのクリスマスを祝う期間はいつまでなんだろうかと帰国後に調べてみたら、1/6の公現祭までがクリスマスフェスタ期間なんですね。道理で滞在中はどこもかしこもクリスマスデコレーションだと思いました。

　チェックアウト前にもうひと散歩してこよう、とコートを持っていっていたので、朝食後はそのままフロントに鍵を預けて出かけました。
　この日のミラノの日の出時間は8:03だったので、7:30過ぎではまだようやく空が白み始めたくらい。
　街頭のイルミネーションは一晩中ついているのか、リナシェンテもLEDで真っ白。

　夜明け前のドゥオモ広場で写真を撮った後、今回まだ一度も入っていなかったドゥオモの中に入ってみました。この時間でも入口に警備スタッフが３人はいましたよ、
　貸し切り状態の堂内は荘厳すぎてちょっと怖いくらい…。

　ホテルに戻って８時頃にはチェックアウト。
　写真はタクシーを呼んでもらって待っている間に、初めて存在に気付いたロビーのクリスマスツリーです。
　写真の向かって右側にベッカーリア広場に出る出入り口があるのですが、背後の方向にあるガッレリア・デル・コルソ側の出入り口をずっと使っていたので気づいてませんでした。
　５分と待たずに来てくれたタクシーで、ミラノ中央駅へ。
　10分ちょっとで到着。13.8ユーロ。お釣りもちゃんともらいました。

　アーチ天井が美しいミラノ中央駅(Stazione Centrale di Milano)。
　治安が悪い、という注意喚起をあちこちで見かけていたので、あまり立ち止まってきょろきょろしないようにしなくては、とは気を引き締めつつ。

　ヴェネツィアまでのフレッチャビアンカの切符はトレタニアのサイトで予約済で、プリントアウトしたチケットを持参していたのですが、そのままでよいのか、換券する必要があるのかいまいち自信がなかったので、念のため、ホームにあるブースで尋ねてみました。
　大丈夫、これで乗れます、と言ってもらえて一安心。

　じっと待っているのも掏りとか押しかけポーターとかに目を付けられそうでいやだし、まだまだ列車の出発まで時間があってホームもわからなかったので、スーツケースを引いて構内を散策することに。

　上の電光掲示板の写真を撮ったすぐ背後に大きな本屋があったので、入ってみました。
　イタリア語の勉強用に、イタリア語に翻訳された日本の漫画を探していたのですが（ヴィットリオ・エマヌエレ２世のガッレリアにある大きな本屋では発見できませんでした…）、エレベータ前の案内で探してみると、fumetti/comicsの文字が！
　喜び勇んでエレベータでその階に向かい、その階の店員の男性に尋ねて教えてもらった売場には、日本の漫画がたくさんワゴンに詰まれていました。

　買ってきた漫画。１冊６ユーロでした。
　１ユーロ150円のレートだと高いなぁ、と感じますが、それでも日本で洋書を買うよりは安いかと。
　他にも買って帰りたい本はたくさんあったのですが、すでに美術館のガイドブック類でスーツケースの重さが限界に近づいていたので自重しました。
　帰国後、少しだけ読んでみましたが、原作と比べるとセリフの順番が入れ替えられていたり、効果音の書き文字の訳が意味不明だったりして面白いです。

　本屋から出てきたら、まだ15分以上余裕があったのに電車のホームが表示されていたので、慌てて11番線に向かいました。
　ホームの電光掲示板をよく見てみると５分遅れだったので、まったく急ぐ必要はなかったのですが。　

　ミラノ中央駅から、ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅まで乗車したフレッチャビアンカ。
　トレタニア初利用だったので、安心をとって１等車です。ヴェネツィアまで定価51.5ユーロのところ、早期割引で29ユーロだったので、２等車の定価37.5ユーロより安価で買っているのですが。スーパーエコノミーで19ユーロというチケットもありましたが、そちらは一度買ってしまうと時間変更ができないということだったので、念のため高い方のチケットを選んだのでした。
　１号車は先頭車両（ヴェネツィア側）だったので、ホームの先まで歩きました。

　 １等の車両は座席が３列で、１人がけと２人がけになっているので、１人がけで、向かい合わせにはなっていない一番端っこの２Ａを選んでおきました。
　どの席が前向きか後ろ向きは調べた範疇では判らなかったので、賭けだったのですが、残念ながら後ろ向き座席…。
　うしろにたっぷりスペースがあってスーツケースもゆったり置けてよかったのはよかったです。

　頭上の荷物置きにスーツケースを置いている乗客が多かったです。

　ドリンクサービスで提供されたスパークリングワインとローズマリーのクラッカー。
　白ワインと辛口のスナック（甘口か辛口か選べます）をお願いしたら、スパークリングワインもありますよ、と言われたので。

　くず入れは各座席にあるので、カップ類の回収はありません。
　くず入れのふたをあけたところ。
　手前には電源コンセントもあります。

　こちらはお手洗い。
　フレッチャビアンカのトイレはスペースに余裕のある飛行機のトイレといった感じで、きれいでした。

　ポルタヌオーヴァ駅

　しばらく雪景色が続きました。
　ミラノ観光中の好天続きはほんとに幸運だったなあとあらためて実感。

　ヴィチェンツァ駅

　ヴェネツィア・メストレ駅
　この駅を過ぎるといよいよ…

　ラグーナです。

　ほぼ時間通り（定刻の５分遅れくらいで）、ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅に到着しました。
　なかなか快適な２時間３５分の列車の旅でした。