2014/12/27 - 2015/01/04
563位(同エリア3133件中)
tottoさん
- tottoさんTOP
- 旅行記28冊
- クチコミ31件
- Q&A回答21件
- 60,286アクセス
- フォロワー10人
イタリアのミラノ&ヴェネツィアで過ごした年末年始の9連休のうち、ミラノ3日目、実質観光2日目の記録です。
表紙の写真は夕暮れの迫るドゥオモ屋上で撮影した尖塔群。
12/29(月)の旅程
ラファエロ展
サン・ロレンツォ・マッジョーレ教会
サンタンブロージョ教会
ポルディ・ペッツォーリ美術館
ドゥオモ
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- エクスペディア
-
この日も朝7時過ぎには朝食会場へ。前日の食事が乏しかった反動か、朝からいっぱい食べてます。クロワッサンはチョコクリーム入り。
-
朝食の前だったか後だったか、テレビを点けたらハイジがイタリア語を喋ってました。でもおじいさんは「エイディ」とかではなく「ハイジ」と呼んでたので、ドイツ語圏設定なんでしょうね…。
-
この日は朝からドゥオモの屋上に上がろうと思っていたので、8時半前にはホテルを出ました。ドゥオモまでの途上で、フットボール・チーム・ドゥオモというサッカーグッズ専門店の場所を確認していったのですが、その隣に「極度乾燥(しなさい)」の店舗を発見。
イタリアでもやっぱり「(しなさい)」なんだ…と意味もなく撮影してしまいました。このブランド名で日本に上陸するとは思えませんし。 -
肝心のドゥオモの屋上に上がるエレベータは、ドゥオモの正面に向かって左側の裏手、ホテルに近い側面にあると調べていたので、そちらの入り口にまず向かったのですが、チケット売り場は正面に向かって右側の角だと警備の人に言われて、ドゥオモの周りを1周することに。
画像はドゥオモの裏側ですが、工事中らしき一角にヴェルサーチの大きな広告が出てました。広告の上下はドゥオモの壁面を模してあるあたり、一応景観への配慮なんでしょうけれど…。 -
激しく斜めでピンボけですが、チケット売り場です。8時半からのはずがなかなか開きませんでした。
わたしのほかにも数人の観光客が列をつくっていたのですが、屋上の状態を確認しているので待つように、となかなかチケットを売ってくれず、ようやく販売を開始したと思ったら、「屋上の一部が凍結しているので、入れない場所があるがかまわないか」というではありませんか。
とりあえずチケットは購入したものの、屋上に上がるのは夕方にしよう、と予定を変更し、ドゥオモの外壁のおもしろレリーフを探して回ることに。 -
太腿から下だけの人物(?)像とか。
-
網を被った頭部とか。
-
どこから人間でどこから動物かよくわからない頭部シリーズとか。
全体を観れば天を衝く荘厳なゴシック建築なのに、部分部分に愛嬌があるのが面白いです。 -
ドゥオモを夕方に回すのなら、まずはラファエロ展に行こう、とガッレリアへ。
スワロフスキーのツリーは電飾控えめの昼間の方が好みでした。電飾でクリスタルの輝きが紛れてしまうので。 -
9時半開場のラファエロ展会場@マリーノ宮に9時半ちょっと前に到着。すでに行列ができていました。
-
こちらは午後に通りかかった時に撮影したもの。
朝はさすがにこれほどには並んでいませんでしたが、昼間から夜にかけてはいつ通りかかってもこんな感じでした。
帰国後に知ったのですが、マリーノ宮ことミラノ市庁舎では毎年クリスマスの時期に美術品の無料展示をしているそうです。 -
2014-2015シーズンの展示は、ハンガリーのブタペスト西洋美術館から貸し出されたラファエロの「エステルハージの聖母子」、すぐご近所のポルディ・ペッツォーリ美術館から出張してきたボルトラフィオの「聖母子」、同じくミラノ市内のオルソリーネ修道院所蔵のフランチェスコ・メルツィによるダヴィンチの「岩窟の聖母」の写しという聖母子画3点でした。
10数人ずつ、学芸員らしき女性に引率されながら、1点1点、解説つきで鑑賞するというスタイルなので、行列も長くなるというもの。
解説はイタリア語のみなので、半分くらいしかわかりませんでしたが、ミラノ市民に混じって市からのクリスマスプレゼントを楽しませてもらってきました。
ちなみに入場は無料ですが、17ユーロもする立派なパンフレットを売っています。 -
ラファエロ展の後、トリノ通りにあるサン・サーティロ教会(Chiesa di San Satiro)に立ち寄りましたが、こちらは月曜日がお休みでした。事前に調べたときから、HPによって見学可能時間帯の表記が違っていて心配はしてたのですが。
気をとりなおしてそのままトリノ通りを下り、サン・ロレンツォ・マッジョーレ教会(Basilica di San Lorenzo Maggiore)を目指した途中で郵便局を発見。
サービスが遅い&悪いと評判のイタリアの郵便局が実際どんなものなのかという怖いもの見たさで、日本に絵葉書を送るための切手を買おうと立ち寄ってみました。 -
こちらの郵便局は空いていて、日本の銀行や郵便局にあるような(形はずいぶんちがいますけれど)番号札を出す機械も置いてあり、スムーズに切手を買う窓口にたどり着けました。
でも送料が値上がりしてました…!1年半前は2ユーロだったのに、葉書1枚あたり0.8ユーロの切手を3枚買わされましたよ。
ホテルに戻ってから郵便局のホームページで確認したら、zona2にあたる日本あてのエアメイル(Posta Prioritaria Internazionale)は20gまで2.3ユーロ。ちょうどの額の切手がなくて2.4ユーロずつ買わされてしまったようです。値上げするんだったらちゃんとその額の切手を用意するべきじゃないんですか、郵便局…!
ちなみにの写真は、「最後の晩餐」の入口のように二重になっていた自動ドアを撮りたかったのですが、なんだかよくわからない写真になってます…。 -
郵便局から歩いてすぐのところにあるサン・ロレンツォ・マッジョーレ教会。
トラムも走っている道路に唐突に列柱が立ち並んでいて、ここだけローマ時代のようです。
これは教会側から撮影したので柱の向こうは薬局とかのお店が入った集合住宅。 -
外側からも撮ってみました。
トラムが通るところを見てみたかったのですが、タイミングが合わずに見られず仕舞い。 -
バジリカ自体はこちら。観光客もほとんどいなくて静かでした。
-
こちらが目玉(?)のサン アクイリーノ小聖堂(La Cappella di Sant'Aquilino)への入り口。
手前に絵葉書やパンフレットを販売するデスクがあって、そこで入場料2ユーロを払って中に入ります。日本語のリーフレット(だいぶ時代がかっていて読みにくいものですが)も1ユーロで売ってました。 -
保存状の良い方のモザイク。訪れた時間帯がよかったのか、背景の黄金も人物の白い衣もきらきら輝いていて、しばらくベンチに腰掛けて見上げていました。
-
受付の男性に、地下に古代の遺跡があるから見てきなさい、と言われていたので、突き当りにある階段を恐る恐る降りてみました。
-
地下はちゃんと照明も設置されていて、建造当時、4〜5世紀の貴重な遺構なんだそうですが、わたしには建物の床下の基礎部分としか…。ありがたみがわかってなくて申し訳ない…。
-
サン・ロレンツォ・マッジョーレ教会の次は、てくてく歩いてサンタンブロージョ教会(Basilica di Sant'Ambrogio)を目指しました。
途中で地元の人らしき人を見かける度に声をかけて道を訊いてしまいましたが、なんであんなに方向が判らなかったのか…1kmと離れていなくて、2回道を曲がるだけなのに。サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会と違って、予習もしてたのに。<要は方向音痴なだけ。
声をかけた相手はどの人も、自分の進行方向の信号を1回見送ってまで丁寧に教えてくれたり、曲がり角まで着いていてくれたり、とても親切で助かりました。 -
さてサンタンブロージョ教会といえばロマネスクのレリーフ。
有名な?牛の彫刻の左隣には整然とした籠目文のような文様が。 -
これとかもう何の動物だかまったくわからないんですが、なんとも言えない愛嬌があると思います。
-
こんなところに沖縄のシーサーが…?とか。
回廊の柱という柱に楽しい彫刻があって、なかなか中に入れません。 -
とはいえ12時には見学時間が終わってしまうので、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の二の舞を避けなくては、とバジリカ内に入ったのですが、またしてもミサの真っ最中。
しかも厳重にロープが張られていて側廊の礼拝堂も拝めない状態で、有料のサン・ヴィットーレ礼拝堂への入場料を払うところと思われるブックショップも閉まっていました。 -
再び回廊に戻ってしばらく待ってみたのですが、この日のミサはお葬式だったのです…。棺が運び出されると同時に(そこでようやく葬儀の礼拝だったことに気付きました)聖堂は閉められてしまい、内部の見学はできませんでした。
観光スポットである以前に地元の方たちの祈りの場ですからしかたのないことですが、サン・ヴィットーレ(San Vittore in ciel d'oro)のモザイクを観られなくて残念でしたので、いつか再訪したいです。 -
サンタンブロージョ駅から地下鉄に乗っていったんドゥオモまで戻り、前日に行きそびれたジョヴァンニ・ガッリ(Giovanni Galli)で買い物をしてホテルに荷物を置きに戻りました。
それからあらためて昼食をとるために、ドゥオモ駅から地下鉄にのってトゥラーティ(Turati)駅へ。
この駅は他の駅と違って、改札を出るときも切符をかざす必要があって、乗降客みんなして改札口でわたわたしてました。
目指したのはIL VERDIというリストランテだったのですが、残念ながら開いてなかったので、もう少し歩いて2番目の候補にしていたLa Rosa Neraへ。 -
オッソブーコ&ミラノ風リゾット(Ossobuco in cremolada con risotto alla milanese)を白ワインといただきました。
ミラノ風カツレツは、前回、ミラノに来た時に食べていたので、今回はリゾット・ミラネーゼとオッソブーコを食べてみたかったのです。
やさしい味で、結構な量があったのについつい完食。
テーブルを担当してくれた女性カメリエラにお任せで選んでもらったグラスワインも美味しかったです。 -
ドルチェはワゴンに山盛りのケーキやフルーツの中から選ぶのですが、こちらもカメリエラにお勧めを尋ねたら、ティラミスと苺のタルトを少しずつ盛り合わせにしましょう、と2品載せてくれました。
少しずつ、という量ではなかったので食べきれませんでしたが、ティラミスはしっとりしていて美味しかったです。苺のタルトは私の舌にはちょっと甘すぎました…。 -
昼食後は、トラットリアの前の道をひたすらまっすぐ南進、ブレラ美術館の前を通ってポルディ・ペッツォーリ美術館(Museo Poldi Pezzoli)へ。
月曜日に開いている貴重な邸宅美術館です。
初夏の来日展でたくさんの作品を観ているのですが、御屋敷の中ではどう展示されているのか観てみたかったので。 -
チケットを購入して中に入ると、素敵ならせん階段があります。
中央の彫刻は噴水になっていて、水盆には小さな魚がたくさん泳いでいました。 -
主な展示は2階で、豪奢な黄金の装飾の部屋があったかと思えば、
-
ロココ調のかわいらしい部屋があったり、とヴァラエティに富んでます。
-
あべのハルカス美術館でも通路を挟んで対になるように飾られていたアルテミジアと聖カタリナはこんなふうに飾られています。
同じ作品でも真新しく現代的な美術館で観たのとはまた印象が違って感じられました。 -
来日しなかった作品の中では、サッソフェッラートの聖チェチリアや、ティエポロの絵画が素敵だったのですが、
-
一番楽しみにしていたボッティチェリの書物の聖母子が貸し出し中でした。4月までアメリカにお出かけだそうです。
絵葉書まで売り切れていて、まったくもって縁がないというかなんというか。
以前行ったローマのドーリア・パンフィーリ美術館でも、一番の目当てだったカラヴァッジョを拝めなかったんですけど、いわゆる邸宅美術館と相性が悪いんでしょうか…。 -
この美術館、あまり混んでなくてゆったり観られるという評判をいろんなサイトで見かけていたのですが、この日はかなりの混雑でした。
原因はこのポッライウォーロの特別展示。
2階とはうってかわって現代的な意匠(この展示壁の対面は一面鏡張り…)の1階の特別展会場に、ずらりとポッライウォーロ兄弟の作品が並んでいて、最奥に貴婦人の肖像が4点、並んでいました。 -
反対側からだとこんな感じ。人だかりがすごくて正面からはうまく写真が撮れなかったので斜めな写真ばかりですが。
向かって左から2番目がポルディ・ペッツォーリ美術館蔵のもので、あとの3枚は、ベルリン美術館、メトロポリタン美術館、ウフィッツィ美術館からやってきたとのこと。
一堂に会することなんてまずないだろう展示はなかなか壮観でした。 -
美術館を堪能した後は、オルソ通り(Via dell'Orso)のレルボラリオ(L'erborario。小さな店舗でしたが、店員のお姉さんがいろいろ親切に説明してくれて、可愛くギフト包装してくれましたし、試供品もたっぷりくれました)でお土産用の化粧品を購入してから、朝、チケットを買っておいたドゥオモの屋上へ。
すでに16時を過ぎていたので並んでいる人はほとんどいなくて、すぐに建物内には入れたのですが、エレベータがとても小さいので、実際に乗れるまでにはそれなりに待たされました。
写真はそのエレベータ待ちの場所で撮ったもの。三脚はだめ、たばこはだめ、子どもは手をつないで、とピクトグラムだらけでおもしろかったので。 -
屋上に上がってみると、結構人がいて混雑していましたが、無数の尖塔を間近で見ながら、解放されている部分を端から端まで歩いて回りました。
近くで見ると、修復のビフォーアフターがくっきりしてますね。 -
マドンニーナのある一番高い尖塔は、修復作業中なのか足場に覆われていましたが、エレベータで上がれる階からさらに階段を上って近くまで行ってみました。
-
足場を避けてマドンニーナだけ撮ってみたり、
-
夕日を受けて薔薇色に染まる尖塔を眺めたりしているうちに
-
いよいよ日が暮れてきたので屋上を後にし、お土産を買いに行きました。
インテルのショップ(SOLO INTEL)やリナシェンテ、エクセルシオールを回って家族や職場へのお土産を仕入れたらなかなかの大荷物に。 -
よろよろとホテルに戻ってからは、クリスマスマーケットで仕入れてきたパニーノで軽く夕食を済ませ、翌日の出発に向けて荷造りをしました。
レルボラリオでもらったバスジェルで泡だらけにしたバスをつかって、この日も早めに就寝。21時を過ぎるともう眠くて眠くて…。
旅行中は、22時過ぎには寝てしまって6時頃には起きるという規則正しい生活でした。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
tottoさんの関連旅行記
ミラノ(イタリア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
46