2014/09/05 - 2014/09/08
476位(同エリア1671件中)
そらはなさん
一度は行きたいと思っていた立山黒部アルペンルート。
一度は乗りたいと思っていたトロッコ電車。
この二つを目的地に入れた富山旅行を計画するものの、いざ調べてみたら、二、三日でまわれるものじゃないと判明。
この旅行に使える日数は全部で四日間なので、アルペンルートの全部をまわるのは無理。
見るところを見て、名物のおいしいものをなるたけ食べて回るのに、どこをどうチョイスして、どんなスケジュールでまわるのがいいか……。
例によって弾丸ツアー気味に体験した旅行記です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
9月5日、朝8時頃に出発。
1時間ちょっと走ったところで最初の休憩。
甘楽PAです。
火の見櫓のような建造物が特徴。
軽井沢に行くときはよくここで休みます。 -
午後1時半、本日宿泊する富山マンテンホテルに到着。
車で行く場合、富山駅近くのホテルは、ほとんどが立体駐車場になります。
しかしこのホテルは平面駐車場があるのもいいですね。最初、このホテルにしようかなと調べるきっかけになったのはそこでした。
とりあえず車をおかせてもらい、昼食にでかけます。
目的は富山名物のブラックラーメン。 -
目指すラーメン店までは、これまた有名な富山の乗り物、富山ライトレールで行きます。これも旅の目的の一つです。
幸いホテルの目の前に駅があり、さらにこのホテルではライトレールの半券チケットが置いてあるとのことだったので、フロントでいただいて乗ります。 -
以前から富山では環境に配慮するなどの理由で「なるべく車を利用せずに移動する試み」などとテレビで取り上げられていました。
朝、昼と利用しましたが、席は結構埋まっています。街の人の生活に欠かせない移動手段です。
車内はこんな感じ。
きれいでシートもいいです。 -
富山ライトレールを乗り継ぎ、到着した駅からは徒歩。
事前に用意した地図を見ながら歩きます。
迷わずに行けるかな……、と思ったら一発でそれとわかるノボリが^^ -
到着したお店は「喜八」さんです。
旅行者のような初めての人でも食べられるよう、少し塩分を軽めにアレンジしたメニューを出しているとのこと。
2時を過ぎていたので店内にお客さんはいません。
辛くて食べられないと悪いので、ブラックラーメンの並1つとおにぎり、ライスを二人で注文しました。 -
おにぎり。
待っている間には奥さんが「メニューの裏にブラックラーメンの解説がありますので」と教えてくれます。
「ふむふむ……、肉体労働者のための塩分補給として、醤油を濃くしたスープのラーメンを作ったのはじまりか、なるほどぅ」などと解説を読み込み、待つこと数分。
おにぎりはとろろ昆布がまぶされています。
変わってるな〜と思っているとご主人が「富山ではこういう食べ方するんですよ」と声をかけてくれました。 -
イチオシ
これがブラックラーメン^^;
見た目はすごいですよね。
確かにしょっぱいですが、無理だから残すというレベルではありません。
むしろ、うまい。ご飯のおかずとして食べたというのもわかります。
スープも完食とまではいきませんでしたが、結構飲んでしまいました。
この店では頼めばアレンジしてない本来のブラックラーメンも作ってくれるとのこと。
空いているときに行ったのでご主人に色々お話も聞けて良かったです。
テレビの取材なども結構あるお店なのに、非常に気さくなご夫婦で、気持ち良かったです。
混雑時をはずせば、たくさんお話ができると思います。 -
ブラックラーメンを堪能したのでホテルに戻ります。
ラーメン店からの帰りにライトレールから見えた富山城。 -
マンテンホテルのロビー。
ビジネスホテルの風情ですが、観光客も多いです。
人工温泉ですが、ホテルの上階に立山連峰が見渡せる大浴場もあります。
男湯のほうが規模が大きいようです。
このホテルにして正解でした。
朝食付きシングル6300円に宿泊したのですが、まず、このコストパフォーマンスがすごい。
素泊まりもありそうな値段ですが、だからと言って朝食はショボイわけではなく、むしろかなりハイレベルで豪華。
バイキング形式ですが、品数も多く、地のものが多く並べられているのもうれしいです。
部屋もきれいで古臭さは感じませんでした。
このフロント脇にある階段から地下に降りると、人気の料亭「富山湾の味処 鯛家」があります。
今夜はここで夕食です。 -
富山湾の味処 鯛家
生簀がカウンターの内側に設置されており、奥には座敷もあって開放的な雰囲気。
店の人が親切で上品。明るくて対応はいいです。
てきぱきとしていて配膳も待たせません。
いろんなメニューがありますが、旅先ではその土地ならではのものを食べないともったいない。
ということで名物中心にいただきます。
うわさに違わぬ味でした。
特においしかったのは
・ホタルイカの三種類の塩辛と沖漬
・白エビの刺身
です。 -
ホタルイカの三種類の塩辛と沖漬。
-
白エビの刺身。
-
お酒の出し方もオシャレでした^^
う〜ん、満足。
明日はアルペンルートの名所、室堂に向かいます。 -
二日目、9月6日。
ホテル、つまり富山駅近郊から車で約30キロ、1時間で立山駅に到着します。
当初は立山黒部アルペンルートを全部回るつもりだったのですが、計画を立てている途中でそれは無理だとあきらめました。
とにかくサッと見るだけで移動すれば不可能ではないのでしょうが、ルート内を様々な交通機関を使って効率よく回っても、数多い見どころをきちんと見て回ることはできません。
それだったら、今回は一部を見て、何度かに分けて全部を回ろうと思いました。
というわけで、今回はルート内でも景色が素晴らしいことで知られる室堂平を目指します。 -
立山駅でケーブルカーのチケットを購入しますが、次に出る便はすでに満員で、次の次の便に乗ることに。それまで1時間ほど待ちます。
待ちに待って、ようやく乗ったケーブルカーは、土曜日だったので仕方ないのですが、まぁ〜混んでました。
東京の朝のラッシュ並でした。
土日はもう少し本数を増やしてくれるとありがたいです^^;
お年寄りや小さなお子さんと一緒に行く場合は、なるべく平日に行くのをお勧めします。 -
黒部ケーブルカーを降りたら、今度はバスで移動です。
バスはハイブリッド式でしょうか、音も静か快適です。
運転手さんが気持ちの良い解説をしてくれて、途中、見どころのスポットでは一時停車してくれます。
1時間くらい乗ったと思いますが、そのおかげもあり、あっという間に着いてしまいます。
これは車内から撮ったかなりの樹齢の木の写真。 -
室堂平に着きました。
いや〜、超絶すごい景色です。
言葉がありません。
気分が高揚して、写真をバンバン撮っちゃいます。 -
イチオシ
こんな景色が目の前にたくさんあります。
雄大です。
そして、当たり前ですが空気がおいしい。
車で楽して目的地まで行くのが大好きな私ですが、こういう場所はマイカー規制をして守るべきだとつくづく思います。 -
このような地形をカールというそうです。
「氷河の浸食作用によって山頂近くにできた半円形の窪地」とのこと。
何万年もかけて作られた非常に神秘的な地形です。 -
高山植物もあちこちに咲いています。
-
そのままの自然が残されている場所ですが、舗装はしっかりしています。ヒールやパンプス、革靴はさすがにまずいですが、普通の運動靴で十分歩ける場所です。
-
アクセントとなるスポットがいくつか点在しています。
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野鳥をシャッターにとらえた!
と思ったのですが見事にピンボケ^^;
写真のど真ん中、木の枝にとまっている赤と黒のが鳥なんです。
鳥の声はあちこちで聞くことができました。 -
わかりやすいトレッキングコースを写真を撮りながら、ゆっくり2時間弱をかけて回りました。
素晴らしい景色の連続で、いつまでも佇んでいたい場所です。
まだまだ載せたい写真はたくさんありますが、冗長になってしまうのでこのへんで。 -
室堂を一周して、最後に山小屋に到着。
建立は江戸中期で、日本最古の山小屋とも言われています。
現在、中は資料館になっていて自由に見学することができます。 -
二日目の室堂はこれで終了。
まるで海外の山岳地帯のような素晴らしい景色を堪能できました。
写真は帰りのバスのターミナルの様子。 -
翌日はトロッコ電車に乗るので、黒部峡谷鉄道の起点である宇奈月駅に近い魚津のホテルルートインに移動します。
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ルートインは車で旅する人が利用しやすいホテルです。
大体が駅の中心から少し離れている場所に立地しているため、ごちゃごちゃしたところを通らずに辿り着けること、無料の平面駐車場があること、道路事情で遅れて到着しても、ホテル内に食事処があること、人工とはいえ温泉の大浴場があること、LANでパソコンがネットにつなげる……などです。 -
ルートインの食堂。
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ルートインでも富山名物の白エビの素揚げを食べることができました。
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9月7日。
もう一つの名物、トロッコ電車に乗るため宇奈月駅にやってきました。
ちなみに富山では「おわら風の盆」という祭りが有名で、これが毎年9月1〜3日に行われます。なのでその間はホテルをとるのも一苦労とのこと。その二日後にずらして来たのですが、それでも人はかなり多かったです。 -
駅の窓口で、ネットであらかじめ購入していたチケットを受け取ります。
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トロッコ電車といえば、窓のないベンチシートの車両が有名ですが、もし当日大雨や強風だったら…との考えから、今回はリラックス車両という普通の電車の形状をした車両にしました。
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普通、トロッコ電車といえばこっちの車両でしょうか。
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電車が動き出しました。のっけからいい景色の連続です。
その景色に解説を加える車内放送は、富山出身の女優・室井滋さんのナレーション。これがわかりやすいし、なんだか楽しいんです。 -
電車は振動は結構ありますが、景色に目を奪われて気になりません。
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イチオシ
終点の欅平までは1時間半の道のりなのですが、変化にとんだ景色と室井さんの楽しい解説のせいか、すごく短く感じました。
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欅平に到着。
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欅平にはいくつかの散策コースがあります。2時間弱滞在するので、片道40分以上かかる川原の露店風呂・祖母谷地獄まで行くことに。
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行きはずっとゆるいながらも上り坂になっています。
これは想定外にきつかったです。
まだ残暑がきつい時期だったので、湿気がなく涼しい黒部渓谷でも少々汗をかきました。 -
こういうトンネルもあります。
ここは難所でした。きつかったです。 -
ひたすら歩きます。
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素晴らしい景色の連続です。
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あの橋の辺りで折り返し。
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橋の上から。
川面が透き通るように美しいです。 -
帰りの電車の時間もあるので、ここらで引き返します。
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欅平の駅に戻ったので、電車に乗る前に昼食です。といってもレストランは一つ。あとは立ち食いがあるだけなので、レストイン欅に入ることに。
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観光地でライバルの居ない店ですから、味もサービスも期待してなかったのですが、店員さんは気持ちよいし、味もまずまず。
なかなかどうしていい店でした。 -
帰りの電車が到着します。
なんだか帰るのが寂しいです。
異郷の地にいる感覚にさせてくれました。
帰りにすれ違った電車はどれも満員。
欅平到着は夕方なので現地の宿に泊まると思うのですが、観光シーズンを外してもこの大盛況ぶり。
紅葉の季節は一体どのような混雑なのか、想像もできません。 -
旅を終えて……。
旅行では初めて来ましたが、富山はいいところですね。
食べ物はおいしいし、自然も豊か。
アルペンルートは今回、一か所しか行けなかったので、いつかは黒部ダムなど、全部を制覇してみたいです。
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