
2011/07/08 - 2011/07/16
13位(同エリア44件中)
chiffonさん
- chiffonさんTOP
- 旅行記29冊
- クチコミ0件
- Q&A回答0件
- 62,787アクセス
- フォロワー4人
6日目 雨のち曇り
残念ながら今日も朝から雨。
降ったり止んだりなので、天気が回復することを祈りつつ、かねてから乗りたかったケーブルカーに乗りに行くことに。スイスで最も急なケーブルカーです。
覚悟はしていたけれども、想像以上に怖かった。。。。
PR
-
宿泊地のルンゲルンからスタートです。
ルンゲルンは湖畔の村で、晴れていれば青緑の水面がそれはそれは美しく見えます。
雨がやむことを願って、ゲルマーバーンというケーブルカーに乗りに行くことにしました。まずはルンゲルンからマイリンゲンまで電車で行き、マイリンゲンからはポストバスに乗り、Handegg Gelmerbahnで下車します。バスの乗車時間は約35分。本数が少ないので、帰りのバスの時間を調べていった方がよさそうです。
ルンゲルンからハンデックへのルートはこちら(グーグルマップ)
https://www.google.co.jp/maps/dir/Lungern,+Schweiz/Handegg,+Gelmerbahn,+Guttannen,+Schweiz/@46.6986916,8.0746929,11z/data=!3m1!4b1!4m14!4m13!1m5!1m1!1s0x478f926d41d2f275:0x7b17d89325af2cb2!2m2!1d8.1597474!2d46.7858435!1m5!1m1!1s0x478f875a71470445:0xa48521aa200d3175!2m2!1d8.308162!2d46.611223!3e3
写真はバス停の近くの駐車場にあった看板です。恐怖をあおります。 -
こちらも看板。
バス停からゲルマーバーン乗り場までの行き方は2パターンあります。
ひとつはバス停を降りたところにある駐車場の中を通り、山道を上って行く方法。
もうひとつはバス停を降りて、来た道を少し下ったところにある吊り橋を渡って行く方法。 -
行きは山の中を通ることにしました。雨がしとしと降っていますが、なんとか運行はしているようです。
乗り場には小さな小屋があり、そこでチケットを買います。
大人往復 32フラン
乗車時間 片道10分
往復チケットの場合、行きのチケットを買う時に、頂上発の帰りの発車時刻のカードを渡されます。混んでる場合は、頂上で結構な待ち時間があるとか。
ゲルマーバーン
http://www.grimselwelt.ch/grimsel-experience/transport-lifts/gelmer-funicular/ -
最前列をゲット。ドキドキの発車です。
進行方向とは逆向きに座り後方に上って行くので、常に下界を見ている状態です。 -
かなりの急勾配を上って行きますが、私たちの安全を守るのは太ももに下ろされた細い安全バーのみ。いや、ただの手すりです。子供なら、するりと抜けられそうな感じです。
先頭に座ったので足元はスカスカ。真下は崖。するりと落ちてしまいそうで怖すぎます。 -
どんどん上って行きますが、一面霧に覆われているため景色が全く見えません。足元だけは見えるので、恐怖で心臓がバクバクしてきます。
-
このように岩の間を通っている時は、少しホッとするのですが
-
左側は崖!!晴れていたら、下界がさぞかしクリアに見えたことでしょう。腰を抜かしていたかもしれません。
-
私はジェットコースターやビックショットも平気で乗れますが、それは頑丈なハーネスが肩をガッチリを押さえてくれているからであって、このケーブルカーは頼りない安全バーだけなのです。しかも緩めです(太ももにあたってない)。
-
10分ほどで、山頂のゲルマー湖に到着です。
ウィキペディアによると、ゲルマー湖は水力発電のために造られたため池で、もともとはこのケーブルカーは一般公開はされていなかったようです。
あまりに寒かったのと、天気が悪くて湖畔ハイキングをする気分でもなかったので、頂上でケーブルカーを降りずにそのまま下って来ました。つまり、下りも最前列です。怖さを通り越して、帰りはただただ笑っていました。 -
無事帰還し、放心状態でケーブルカーを降ります。乗り場の裏にはつり橋があり、ここからバス通りへ渡れます。しかし、ご覧の通りの霧。
-
ギャーーー コワイコワイコワイッ!!!
でもここまで来たら行くしかない。私は高所恐怖症ではないけれども、つり橋の下は渓谷なので轟音が聞こえます。その音が怖くて、もう本当に腰を抜かしそうなのです。
連れはスタスタ歩いて行ってます。私はへっぴり腰でなんとか渡りきりました。ゲルマーバーンもそうですが、晴れている時の方が谷底が見えて怖かったかも。 -
冷え切った体を温めるため、バス停近くのホテルで休憩することに。ホテルの駐車場に、なぜかニワトリ(?)がうろついていました。なぜこんなところに?!
-
恐怖の吊り橋
-
結構な高さです。
下は渓谷です。 -
かなり激しく流れており、覗き込むと足がすくみます。
-
バス停付近の標識と地図。
ポストバスでマイリンゲンまで戻ります。 -
マイリンゲンでバスを降りると雨が降っていなかったので、急遽マイリンゲン駅で自転車をレンタルし、ブリエンツまでサイクリングすることにしました。
スイスのメジャーな駅では自転車を借りることができ、目的地の駅で乗り捨てることもできます(駅によっては不可)
レンタサイクル詳細については「便利サイトで情報収集編」をご参照ください。
http://4travel.jp/travelogue/10949577 -
マイリンゲンからブリエンツまでは約13キロ。アップダウンのあまりない平坦でのどかな道なので(バス通りは交通量があるかもしれません)私たちのようなサイクリング初心者向きです。
-
草原の中を進みます。
-
一面お花畑です。
-
中学生くらいの女の子たちが乗馬をしていました。それくらいのどかな道なんです。
-
曇りなのが残念ですが、それでも長閑な風景に癒されます。
-
途中線路のすぐそばを走ります。小道がいくつかあるので、景色を見ながら好みの道を選べます。
-
ここはスイスに来たら1度は乗ってみたいゴールデンパスルートの区間なので、景色は最高です。
電車を眺めながらのサイクリング。
視界を遮るものがないので、撮り鉄さんにはたまらないでしょう。 -
遠くに滝が見えます。
-
綺麗な風景と花を素通りできず、たびたび足を止めます。
-
晴れていればエメラルドグリーンに見えるブリエンツ湖ですが、あいにくのお天気なのでこの通り。
-
蒸気船が遠くに見えます。ブリエンツからインターラーケンまでクルージングでき、自転車も載せられます。
ブリエンツ → インターラーケン(2014年現在)
乗船時間 約1時間15分
片道料金 1等50フラン 2等30フラン スイスパス有効 -
ブリエンツ駅周辺は犬を散歩させてる方が結構いました。写真はバーニーズマウンテンドッグ。スイス原産の犬で、それはそれはかわいいワンコです。
マルチーズのような犬も見かけたのですが、散歩を全身で拒否していて、地面に仰向けに寝っころがって動かないので、飼い主さんに引きずられていました。 -
帰りは自転車を電車に載せてマイリンゲンに戻ります。自転車の積載料は2等車の乗車料金と同じなので、結構高いです。半額カードがあれば、半額になります。
長距離の移動ならば、自転車1日券18フラン(半額カード所持者は12フラン)の方がお得になるかもしれません。
詳しくは「便利サイトで情報収集編」をご参照ください。
http://4travel.jp/travelogue/10949577 -
窓口で自転車用のチケットを買おうとしたら、駅員さんに「駅でレンタルした自転車なら無料だよ!」と言われました。
2011年当時はそうだったのですが、2014年に同じくスイスでサイクリングをした時はもうその制度はなくなってしまったようでした。残念。 -
電車は乳白色のアーレ川沿いに走ります。
-
このルートの電車にはその地域の地図が書いてあるテーブルがあります。
-
マイリンゲンからはBrunig-Haslibergまでグングン標高を上げて行きます。景色を見たいところですが、木々に遮られあまり見えません。
-
Brunig-Hasliberg駅に到着です。向かいに逆方向行きの電車が停まっていました。
-
Brunig-Hasliberg駅にはアンティークショップさん(雑貨屋さんかな?)のようなお店があって、とても惹かれたのですが、時間がなかったので今回は諦めることに。
追記
2016年のスイス旅行でこのアンティークショップに寄ることができました。 -
窓が開くので、カーブでの撮影が楽しいです。
-
ルンゲルンに到着しました。ルンゲルンはあまり観光客がいませんが、ブリエンツ湖に勝るとも劣らない素敵な湖があるので、おすすめです。
十数年前にスイスに来てゴールデンパスラインに乗った時、車窓から見えたルンゲルン湖があまりにも美しかったので、次回スイスを訪れた時は絶対に行こうと思っていました。 -
こじんまりした村ですが、綺麗な花を飾ったかわいらしい家があります。
-
なんて素敵なおうち!
-
ルンゲルンの教会
ここ数日お天気に恵まれていないので、明日こそ晴れてくれるといいな。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
chiffonさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
42