2005/05/04 - 2005/05/04
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comestaiさん
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5月 4日(水)、晴れ
スペイン・アンダルシアの旅、No.3、グラナダ、アルハンブラ宮殿です。グラナダは「アンダルシアの宝石」と呼ばれ、世界中の人々を今なお魅了し続けている古都で、今回のツアーで最も行きたかったところの一つです。前日のバルセロナからアリカンテ経由でグラナダまで、延々、バスの長旅に疲れましたが、美しい景色に魅了されました。お土産屋の時間を削っても良いから、もう少しゆっくり宮殿を回りたかったです。
写真は「アラヤネスのパティオ」。アルハンブラ宮殿は現在スペイン屈指の世界遺産であり、世界中から観光客が訪れる名所となっています。
アルハンブラ宮殿
http://www.alhambra-patronato.es/index.php?id=1472&L=2 (英語)
http://www.alhambradegranada.org/ja/
http://www.spain.info/ja/que-quieres/arte/monumentos/granada/la_alhambra.html
旅名人ブックス アルハンブラ宮殿、南スペイン三都物語
以下、SNTバカンスツアー「地中海のまばゆい光とスペイン・アンダルシアの旅 8日間」の日程です。
5月 2日(月)成田 10:20→14:45 ロンドン経由 16:30→バルセロナ 19:30
5月 3日(火)バルセロナ(市内観光)http://4travel.jp/travelogue/10958078 →アリカンテ
5月 4日(水)アリカンテ(市内観光)http://4travel.jp/travelogue/10958628
→グラナダ、アルハンブラ宮殿
5月 5日(木)グラナダ→ミハス散策→ロンダ観光→セビリア(市内観光)
5月 6日(金)コルドバ(市内観光)→ラ・マチャ観光→マドリッド
5月 7日(土)マドリッド→トレド(市内観光)→マドリッド(市内観光)
5月 8日(日)マドリッド 16:20 → 18:45 アムステルダム経由 20:15
5月 9日(月)成田着 14:30
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 航空会社
- イベリア航空 JAL
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
アリカンテを発ち、高速道路を一路、グラナダへ
遠くに標高3,478mのシエラ・ネバダが見えます。シアラが「山脈」、ネバダが「雪に覆われた」という意味だそうなので、シエラ・ネバダは「雪に覆われた山脈」という意味になります。 -
アリカンテからグラナダまで、約350km。
昼食は、ムルシア地方プエルト・ルンブレラスのパラドールで。 -
アンダルシア地方はスペイン南部に位置する一番面積が広い州で、グラナダ県をはじめ、8つの県からなるそうです。
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やっと到着しました。観光バスはアルハンブラ宮殿の駐車場へ
アルハンブラ宮殿(英語)
http://www.alhambra-patronato.es/index.php?id=1472&L=2 -
徒歩で城内に入ります。アルハンブラは、8世紀に築かれたムーア人の砦が基礎になっており、その語源は、アラビア語の「アル・ハムラー(赤)」なので、「赤い塔」と紹介されることもあります。
案内図(スペイン語)
http://www.alhambra-patronato.es/fileadmin/pdf/RETIRA_AF_TRZ_05.pdf
開館時間(8:30〜20:00、冬季18:00迄)
http://www.alhambradegranada.org/ja/info/horariosdevisita.asp
http://www.alhambra-patronato.es/index.php?id=195&L=2 -
車輪の門
アルハンブラ宮殿は、大きく4つに分かれています。
- 14世紀に建設された宮殿の中心である「ナスル宮殿」
- グラナダ陥落後にカトリック王によって建てられた「カルロス5世宮殿」
- 9世紀以降に要塞として築かれた「アルカサバ」
- 王家の夏の別荘「ヘネラリフェ」 -
サンタ・マリア教会
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古い大砲が陳列してありました。
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サンタ・マリア教会
モスクを教会に作り変えたものだそうです。 -
カルロス5世宮殿
グラナダが陥落し、1492年のレコンキスタ終結後、グラナダを新たなスペインの都にしようとしたカトリック王、カルロス5世が建設した新宮殿だそうです。 -
カルロス5世宮殿の内部
16世紀のルネサンス様式で造られており、内部にはナスル朝のコレクションを収めたアルハンブラ博物館があるようです。 -
アルカサーバ(砦)
9世紀頃に築かれたアルハンブラ宮殿内では一番古い部分です。城塞都市としてのアルハンブラは、時代を追って宮殿やコマレスの塔などをつけ加えながら、ヘネラリフェ(夏の離宮庭園)がある東の「太陽の丘」に向かって開発されていきました。 -
アルカサーバ(砦)
ケプラーダ(折れ線)の塔(写真中央)とオメナーヘ(臣従)の塔(写真右)。破壊される前は24本もの塔が立っていたそうです。アルカサーバへの入口は、広場と接したケプラーダの塔にあります。 -
コルドバに首都があった後ウマイヤ朝(756〜1031年)が、グラナダのこの丘にアルカサーバという砦(軍事要塞)を築きました。
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アルカサーバ(砦)
グラナダを見守る難攻不落の要塞 -
アルカサーバ(砦)
次は、ナスル宮殿に入ります。ツアーだったので気にしませんでしたが、ここは30分ごとに入場時間が決められており、行列ができていることもあるそうなので、個人で行く場合は気をつけないといけません。 -
ナスル宮殿 メスアール(裁き)の間
「ナスル宮殿」の入口。宮殿で最も古い部分で、ナスル朝(1232年〜1492年)の時代にアルハンブラ宮殿は拡張され大いに栄え、王の居城であり、行政と司法の中心だったナスル宮殿はその中心でした。
イスラム建築は、特に柱の装飾が素敵ですね! -
メスアールの間 装飾
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メスアールの間 装飾
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メスアールの間 装飾
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メスアールのパティオ(中庭)
壁一面が細密な装飾で飾られた中庭で、かつては王宮に来訪した者の控え室として使われていたそうです。 -
メスアールのパティオ(中庭)
2枚の大きな美しいドアがあり、左手のドアは次の部屋に進めるようになっているが、右手のドアを開けると場外に戻ってしまうようです。 -
メスアールの中庭
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黄金の間
「メスアールの中庭」を抜けたところが「黄金の間」 -
黄金の間
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世界遺産 アルバイシン地区
コマレス宮の黄金の間から見たアルバイシン地区。グラナダは人口24万人で、大学の町でもあるそうです。 -
アルバイシン地区とサクロモンテの丘(写真右)
サクロモンテの丘にはたくさんの洞窟住居があるそうで、洞窟の中でフラメンコショーを見せてくれるお店、タブラオもあるそうです。 -
アラヤネスの中庭(パティオ)
宮殿の中心部に位置する「コマレス宮」にあるのがアラヤネスの中庭。 -
アラヤネスの中庭(天人花の中庭)
贅沢に水を使った空間は、イスラム建築の特徴で、晴天下、アンダルシアの暑い空気に一瞬の涼を呼んでいます。 -
噴水
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アラヤネスの中庭と北側の回廊
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アラヤネスの中庭
正面に見える宮殿の塔は「コマーレスの塔」で、この中の部屋は「大使の間」と呼ばれます。この塔はユスフ1世の次の王、ムハンマド5世の時代に完成しました。 -
アラヤネスの中庭
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バルカ(船)の間から見るアラヤネスの中庭と南側の回廊
後ろにカルロス5世宮殿が見えます。 -
池を水鏡として使用し、水面にコマレス宮が映るように設計された美しい中庭です。
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噴水
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ライオンの中庭へ
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イスラムの装飾
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ライオンの中庭
アラヤネスの中庭から次の宮殿への戸をくぐると、12頭のライオンの中庭に出ます。噴水と溝細い柱が多数あります。 -
イチオシ
ライオンの中庭
糸杉をバックに、東側の「諸王の間」(写真左)、南側の「アベンセラヘスの間」(写真右)があります。 -
ライオンの中庭のある宮殿は、第8代の王、ムハンマド5世によって1374年に着手されました。
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ライオンの中庭
この中庭はアルハンブラの中でも最も美しい場所の一つです。 -
ライオンの中庭
二姉妹の間(写真左)と諸王の間(写真右) -
ライオンの中庭 アベンセラヘスの間
この部屋でアベンセラヘス一族が暗殺されたと言う伝説からこの名前が付いています。 -
ライオンの中庭
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中央にライオンの噴水が配され、かつては花が咲き乱れていた王家専用の中庭だったそうです。
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飾り装飾の間
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ライオンの中庭
飾り装飾の間(写真左)と二姉妹の間(写真右) -
ライオンの中庭 諸王の間から
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ライオンの中庭 諸王の間から
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アベンセラヘスの間の天井
「モカラベ」と呼ばれ、パズルのように一つ一つ天井にはめ込んである装飾で、イスラム芸術の一つの特徴です。 -
アベンセラヘスの間の天井
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ライオンの中庭
カルロス5世宮殿をバックに、アベンセラヘスの間(写真左) -
ライオンの中庭の柱は全部で124本あり、大理石が使われています。
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円形に並べられた白大理石の12頭のライオンの噴水
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12頭のライオンの口からは噴水が出ています。
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ライオンの中庭 諸王の間
綺麗だったので、何枚も写真を撮ってしまいました。 -
天井の装飾
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「王の浴室」の屋根の部分
二姉妹の部屋を見学した後、部屋の奥にある通路を抜けていくとき左手に見えます。中世イスラム都市では入浴の習慣があって、温浴場で体を温め、蒸気風呂で体を洗い、冷浴場でほてりをさまし、王は美女たちに囲まれ、憩いの場でくつろいだそうです。 -
リンダラハのパティオ
二姉妹の間のバルコニーからは、リンダラハのパティオ(中庭)が見えます。この中庭はレコンキスタの後に、キリスト教徒によって作られたそうです。「リンダラハ」というのは王に寵愛された女性の名だそうです。 -
リンダラハのパティオ
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天井の装飾
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ダーロ川をはさんで対岸にはアルバイシン地区の町並みが広がっています。グラナダでもっとも古い歴史をもつ地区です。
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リンダラハのパティオ
作家ワシントン・アーヴィングは荒廃したアルハンブラ宮殿に滞在し、1832年、「アルハンブラ物語」を上梓しましたが、彼をを魅了した幾何学的にデザインされた中庭は美しいです。 -
リンダラハのパティオ
お花も綺麗ですね。 -
リンダラハのパティオ
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サンタ・マリア教会
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バルタル宮殿
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パルタル庭園
ナスル宮殿の出口からヘネラリフェ方面へと続く庭園。ナスル宮殿見学後、パルタル庭園を巡るのがお勧めだそうです。 -
サンタ・マリア教会の鐘楼
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イチオシ
パルタル庭園と貴婦人の塔
池の向こうが「貴婦人の塔」と呼ばれる建物で、1階には水辺に五つのアーチを持つ柱廊があり、その奥には広間が、2階はかつては居住スペースだったそうです。 -
パルタル庭園
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パルタル庭園
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パルタル庭園
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パルタル庭園
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パルタル庭園
左奥が「裁判官の塔」右が「捕虜の塔」。 -
パルタル庭園から、ヘネラリフェを望む。
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「ラ・カレーラの塔(終点の塔)」の基礎部分
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「ラ・カレーラの塔」と「水の塔」の間の橋
現在はヘネラリフェの庭園に続く通路として利用されています。下に人が歩いているので、大きさがよくわかります。「水の塔」は守備塔としてだけでなく、城塞都市アルハンブラに山から新鮮な水を供給する水路管理の役目も担っていたそうです。 -
次は「ヘネラリフェ」を見学します。
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アルハンブラの丘の東にある丘陵は「太陽の丘」と呼ばれ、かつて王の所有する庭園や果樹園、農園があって、その中で「ヘネラリフェ」は唯一残った庭園だそうです。
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ヘネラリフェの新庭園
様々な花が咲き誇っていました。 -
ヘネラリフェの新庭園
ちょうど5月のバラの季節で良かったです。ヘネラリフェまでの道は、1年を通じて250種類ほどの草木や花を見ることができるそうです。 -
ヘネラリフェの新庭園 蔓バラのアーチ
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ヘネラリフェの新庭園
緑のトンネル、蔓バラのアーチが綺麗です! -
ヘネラリフェの新庭園
蔓バラのアーチ -
蔓バラのアーチ
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白壁には赤いバラが素敵でいいですねぇ!
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壁面のバラ
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壁面のバラ
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ヘネラリフェへ
ここはアルハンブラ宮殿の外、チノス坂を挟んだ太陽の丘にあり、14世紀建設のナスル朝の夏の別荘だったところです。 -
ヘネラリフェ
別荘内のアセキアの中庭(Patio de la Acequia)は細長い池を囲むように花壇、噴水、柱廊が設けられ、「水の宮殿」とも呼ばれています。 -
アセキアの中庭
アセキアという言葉は、アラビア語のアッサキーヤ(用水堀)から来ているそうです。アラブ時代には、コーランに描かれた天国の再現だったそうです。 -
王家の夏の別荘 ヘネラリフェ
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ヘネラリフェ
庭園の池や噴水にはシエラ・ネバダ(雪に覆われた山脈)から引いた雪解け水が使われているそうです。 -
ヘネラリフェから望むアルハンブラ宮殿
豊かな緑越しに赤壁のアルハンブラ宮殿を見ることができます。 -
ヘネラリフェ
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アルハンブラ宮殿観光後、バスでお土産屋へ。
途中、道路脇に別荘が建設中。英国人が買うのでしょうか? -
お土産屋のリヤドロ
アルハンブラ宮殿の観光が駆け足になってしまい、お土産屋で長時間の休憩。見たいところに時間を使えないパック旅行の泣き所ですね。何も買いませんでした。 -
グラナダ市内
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グラナダ市内
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グラナダ市内
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グラナダ市内
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ディナーのショウタイム
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レストランの建物
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アルハンブラ宮殿の夜景
夕食後、アルバイシン地区のサン・ニコラス展望台からの夜景鑑賞へ。残念ながらカメラの性能が悪く、うまく写っていなくてごめんなさい。 -
アルハンブラ宮殿の夜景
宿泊は、アルハンブラ宮殿の東側、入口の前の「アリサレス デル ヘネラリフェ」でした。明日はミハスに向かいます。
スペイン・アンダルシアの旅 #4 - 白い村、ミハス
http://4travel.jp/travelogue/10962957
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