2014/11/02 - 2014/11/11
57位(同エリア146件中)
風神さん
インド亜大陸では仏教はヒンドゥー教におされ次第に衰退していきますが、DC8〜12東インドに栄えたパーラ朝の王たちは仏教を信仰奨励し、多くの仏教建築物と仏教美術を残しました。その白眉がバハルプール(ソーマプラ・マハーヴィハーラ)です。
ヴィハーラとは本来「時を過ごす場所」の意味ですが、転じて「僧院」をさす語として使われています。この巨大な仏教建築は「ソーマプラ・マハーヴィハーラ」(大僧院)と呼ばれていたことが、発掘された碑文によって確認されています。
この遺跡は、パーラ朝と仏教の衰退、ヒンドゥー化さらにイスラム化によって巡礼者も絶え、略奪の対象となり、やがて放棄されて、長い間ジャングルに埋もれていました。
発掘は1923年に始まり、1938年には詳細なレポートが出版されています。1985年、登録基準1,2,6に該当するとして、世界文化遺産に登録されています。
http://www.unesco.or.jp/isan/decides/
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酷暑の中、懸命にリキシャーをこぐリキシャワラーや・・・
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超過積載のトラックを見ながら・・・
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バスに乗っていると・・・
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ジョイプールハット駅近くの踏み切りに差し掛かりました。
ここは線路上の古着市や・・・ -
耳掃除屋・・・
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その他の店があります。
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ここは正に踏み切りを通る人をターゲットにした果物屋。
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やはりバングラデシュの踏み切り、
人、リキシャー、車、バスと、
酷い混雑です。 -
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リキシャーには原則何でも乗せます、載せます。
人はもちろん、荷物、大量の野菜、生きた家畜・・・
何でもです。 -
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ここはちょっと離れた場所なのですが、
住宅から出てきた子ども。
多分兄と妹です。
珍しくおずおずとして、
距離を取っています。 -
写真を撮らせてもらいましたが、
緊張させてしまったようです。 -
世界文化遺産バハルプールに着きました。
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現在の正門は北側にありますから、
この時間、完全に逆光です。 -
バハルプールは原型をとどめていません。
上層や屋根・天井は総て失われており、
建立当時の壮大な姿と構造は想像するしかありません。 -
バハルプールの説明表示。
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もともとは2000枚あるいは2900枚あったと言われるテラコッタの装飾。
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一部のオリジナルは敷地内の博物館に収蔵されています。
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これは古そうに見えますが、
やはり修復で、
ただその修復時期が古いと言うことだと思います。 -
面白いのは仏教色がそれほど強くないこと。
当時の人々の生活や風物を生き生きと描いていることと・・・ -
ヒンドゥーの影響が感じられることです。
この図柄は鹿を仕留めた虎のように見えます。 -
ベンガル地方(現在のインド西ベンガル州やバングラデシュ)は、インド中心部がヒンドゥー化した後も仏教が盛んでしたが、やがてヒンドゥー化し、さらにイスラム化しました。
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その過程で、仏教期にも徐々にヒンドゥー化が始まっていたと考えるのが妥当だと思います。
これからバハルプール本体を時計回りに歩きます。
高さは、地面より2層上です。 -
バハルプールは、東西南北に大きな出っ張りがあり、そこが計4つの大きな広間あるいは堂となっており、その間を小さないくつもの出っ張りがつないでいるという平面構造です。
この画像は東向きの「広間」。 -
奥に階段があり、
上部にある装飾的な窓状の窪みに行き着けます。
手前に礎石らしきものがあります。 -
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これです。
上部は平面で、縦にスリットが見えます。
自然の割れ目にしては不自然で、縦の方向が目測する限りでは、
正確に奥の壁上部の窓状の穴の真ん中を向いています。
すぐ前の画像とつながっていると考えてください。
スリットが正に窓の真ん中を向いています。 -
この広間には天井か屋根があり、
この石は、その屋根を支える柱の礎石と考えると、
つじつまが合います。 -
「広間」となっている東西南北の大きな出っ張りをつなぐ小さな出っ張りです。
左右に90度ずつ曲がりながら次の「広間」につながる回廊のようになっています。 -
これは南向きの「広間」。
この画像は奥の壁に向かって右側の壁ですが、
上部にスリットが入っています。 -
これは左側の壁。
同じ高さに同じ幅のスリットが入っています。
適当な厚さの板をはめ込むのにちょうどよさそうな幅です。
左右のスリットに天井板を渡し、
広間の床に立てた柱で支えるという構造が思い描けます。 -
東西南北の大きな「出っ張り」「広間」をつなぐ「回廊」です。
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ここは西向きの「広間」。
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そして回廊。
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ミニチアのバハルプール。
高い位置から撮れないので、
全体の平面図がわかりにくいのですが、
大きな出っ張りと、それらをつなぐ小さな出っ張りがなんとなくわかっていただけると思います。 -
「ミニチアバハルプール」の説明。
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世界文化遺産の表示。
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植木が、
世界遺産のマークの形に刈り込まれています。 -
その植木の隙間から、
世界遺産本体を文字通り「垣間見る」ことがでます(笑) -
高級家具の素材マホガニーの実。
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花と蝶
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出発です。
バスに乗るとこの男性がずっと窓の外に立ち、
こちらを見つめています。
カメラを向けるとうれしそうでした。 -
バスが発車してすぐ、
インド・ネパール・バングラデシュ風の洗濯物干しに出会いました。
鮮やかな色彩です。
ガンジスのほとりインド国境に近いラジシャヒに向かいます。
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