京都　西山の錦秋めでつつ筍料理も

2014/11/27 - 2014/11/27

　今秋初めての紅葉狩りに、京都西山「善峯寺」、「十輪寺」そして「長岡天神」と錦水亭に筍料理を味わってきました。あまり良いことでは無い諸事多忙が続きますので、この連鎖のリセットを口実に遊んできました。何なりと口実は創れるものですね
　善峯寺は三十五年ぶりでしょうか、途中の道は余り変化が無いのですが、寺の中は張り出し駐車場が作られていて、見違えました。寺の案内では、この期間土日は大変混雑するが、平日はそうでは無いと書かれていました。しかし、大変な人と車でしたから、逆に土日の混雑ぶりがうかがえます。山号が「西山」でこの付近が西山と呼ばれたのか、京都の西の山地だから西山になったのか、鶏と玉子論争のような馬鹿馬鹿しいことを、連想しつつ山内の紅葉を楽しみます。
　善峯寺から下る途中に「十輪寺」があります。創建八百五十年と言いますから、善峯寺（１０２９年）より古い。文徳天皇勅願とあります。在原業平が晩年隠棲したと言うことで、通称なりひら寺とも云われ墓もあります。以前湖北でも在原業平の墓を訪ねているので、二回目です。桜もあり、なりひら桜と呼ばれている。
　西山を下りきると、長岡天神です。八条ヶ池を取りまくようにある天神さんは、桜も有名ですが紅葉もまた美しい。池を二分する中堤は参道として使われており、中堤真ん中の石の太鼓橋は加賀藩主の寄進と言われています。以前は、堤の真ん中を渡れて、キリシマツツジのトンネルをくぐり抜けるようになっていましたが、今はツツジ保存のため側道を渡ります。本日は非常にお天気が良かったので、神社内では酒盛りをするおじさん達もいた。
　昼食は長岡天神付属施設の様に立地する、錦水亭で竹御膳という弁当セット。付近の竹林で育つ筍料理の店として特に有名で、シーズン中は予約が取れない。オフ時期は筍の天ぷらを中心とした簡素な料理を出されていたが、今では入り客も多いようで、少し豪華になったような気がします。また、春に予約したくなりました。

エリア 長岡京・向日(京都)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

山門までの急な坂（善峯寺）

南天と紅葉も風流（善峯寺）

山門と紅葉（善峯寺）

車だとこのトンネルを潜り来る（善峯寺）

紅葉越しに市街地を望む（善峯寺）

紅葉のカーペット（善峯寺）

多宝塔（善峯寺）

紅葉の回廊（善峯寺）

十輪寺山門

十輪寺山内

十輪寺山内（春は左になりひら桜）
大原や　小塩の山も　けふこそは　神代のことも　思い出づらめ　（在原業平）

長岡天神八条ヶ池と中堤、大きな石鳥居も

長岡天神参道

同じく長岡天神参道

長岡天神の参道を行くと錦水亭が

この灯籠が長岡天神と錦水亭の境界

池の上に小部屋が建つ、この門をくぐり入店です

竹御膳三千五百円は、設え等を見ても安いと思います。4-5月のシーズンは、一万二千円位で筍料理を戴きますので。

錦水亭本屋を小部屋から望む

本屋内の売店、筍の佃煮を土産に

錦水亭のアイドル（アイ鳥？）黒鳥。他の池には白鳥もいる。