2014/10/24 - 2014/11/04
445位(同エリア1203件中)
踊るショウちんさん
- 踊るショウちんさんTOP
- 旅行記19冊
- クチコミ0件
- Q&A回答0件
- 15,081アクセス
- フォロワー0人
マチュピチュ!
「太陽の子エステバン」というアニメ、ご存知?
オープニングで遺跡にキラン☆と太陽が射す光景(だったと思う)を覚えている。
ムー大陸だとかアトランティスだとかマヤだとかアステカだとかインカだとか、歴史なのか物語なのか区別もできず一緒くたにして憧れていた。
日程や費用の面でのハードルが高すぎて同行者もなかなか見つからなかったところ、この夏にひょんなことから同行者が見つかった。
二人で盛り上がってツアーを吟味し、いよいよ本申し込みとなったその時、同行者の事情が変わった。
そんなこんなで南米一人旅である。
よく行ったよな…改めて振り返ると自分でも思う。
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
-
ホテルのテラスから早朝の駅を眺める。
ホテルは旧アグアスカリエンテスのホームと川の間に建っている。
部屋は川に面していて水音が良く聞こえる。
昨夜は疲れているはずなのに2時間おきぐらいに目が覚めた。川の音が雨の音に聞こえて仕方がなかったのだ。雨ならワイナピチュへは登れない。
朝、なんとか雨は止んでいた。でも雲が低い。
ワイナピチュへ登れたとしても遺跡が雲で隠れて見えないかも…。でもそれはそれで幻想的でいいかな…。
などと半分諦めつつ雨装備で支度をする。
出かける準備を整えてから、朝食を摂るべく、川に面したダイニングへ。リマの例があったから覚悟はしていたが、驚きの充実ぶり。
ジュース各種にフルーツ各種、パンも何種類もあるしヨーグルト・シリアル・ハム・チーズは言わずもがな。
うんうん、朝食ブッフェはこうでなくちゃね♪と気分上々↑
十分に腹ごしらえをしていざ出発。 -
噂では知っていたが、すごいバス待ち行列。
このバスで隣に座ったのが偶然にも日本人のおじさまだった。
昨日、遺跡の中を回ってきて、今日はワイナピチュへ登るのだという。一人旅が好きで今まで50か国以上行ったらしい。
お話をしているうちに遺跡前へ到着。
足が悪いので一服してからマイペースで行くというおじさまと、バスを降りたところでお別れした。 -
遺跡入り口前。
もう行列には驚かないけどね。
この入口手前で、ガイドさん方が何人も自分を売り込んでいた。
言葉が通じれば交渉するのもあり?
私は「地球の歩き方 マチュピチュ完全ガイド」が頼りである。 -
入場!
うわぁ!と勝手に声が出た(笑) -
気のせいか、雲も少し上がってきているように感じる。
7時の開門目指してワイナピチュ入口に向かう。 -
-
アナタ、なんて恰好でドコを舐めてるの(笑)
-
-
ワイナピチュ入山口。
当たり前のように行列が。
7時に開門。ゆっくりと列が進んでいく。
ゲートで、名前・国籍・入山時間・サインなどを記入してから入山する。
帰りには同じ欄に下山時間を記入するようになっていた。 -
実は登るのに精一杯で写真は撮っていない。
入山してすぐは下り道。
えーっ、下った分余計に登らなあかんやん!やめてーっ!と内心すでに愚痴をこぼしている。
そして10分程下ったところでようやく本格的な登り道。
少し登っては水飲み休憩、また少し登っては水飲み休憩。ゆーっくりと登っていく。
普段これといった運動はしていないので少しのことですぐに息切れがする。
でもクスコより標高が低いおかげで、昨日感じたおかしな眩暈は感じない。
しかも覚悟していたほどきつくない。
登り始めは山陰になっていて太陽も当らないので暑さも幾分マシである。(とはいえ、前日の雨もあったし雨期に入っているので湿気は十分。)
確かにロープや岩につかまりながら登る個所もあったし、私の短い脚では一歩では上がりきれないほどの段差もあったりしたけど、途中で無理と思ったら引き返そうと相当の覚悟をして行ってたのが功を奏したんだろうな。
3分の2か4分の3ほど登ったあたりから太陽が当たる斜面に出る。その頃には雲はすっかり消えていた。 -
ここはまだ途中。
-
てっぺんに出るまでの最後の難関。
-
ここをすり抜けて梯子を上れば…
-
到着である!
ゆーっくり登って1時間10分ほど。 -
こんな感じで座れる場所が限られている。
しかも一度座った人はなかなか立ち上がらない(笑) -
私もその一角に陣取り、30分以上眺めに浸ってた。
-
遺跡と反対側の斜面。
-
念のため後ろ向きに降りる。
こんなところで滑落なんてシャレになんないもんねぇ。
と、ここで、昨日のビスタドームで一緒になったアメリカ人×カナダ人夫妻に再会。
「楽しんでる?」「もちろん!」
的な会話を交わす。 -
こうやって見ればめちゃめちゃ急だけど、
-
ちょっと角度を変えればそうでもなくない?
高いところが苦手な人は降りられないかも。
高いところが苦手な人はそもそも登ろうとしないか(笑)
こういうところ、大好き。
危ないからといって柵をつけたり立ち入り禁止にしたりしないんだな。 -
下山前にもう一度景色を焼きつけておく。
-
下りは足にクル。
しかもこんな箇所多し。要注意。 -
途中で目についた花々。
-
-
-
-
-
-
11時ごろ下山。
少し早目の昼食を摂ろうと遺跡を横切る。 -
-
-
入口まで移動して驚いた。
来た時以上に入場待ちの行列ができている。
これじゃあ再入場するの面倒くさいな…しばしベンチで休憩。
ふと入ってすぐの左手に人だかりがあるのに気付く。パスポートを取り出して何かしているっぽい。
近寄ってみるとスタンプを押していた。
私もパスポートにちゃっかりv
ベンチに戻り、いざという時のために日本から持参していたゼリー飲料でパワーを補充する。
休憩もしたことだし、お昼ご飯は後にして遺跡の中を回ることにするか。 -
再び歩き出す。
やっぱり少し足がだるい。
ひとまずは見晴らしのいい見張り小屋を目指すことにする。
歩いていると、またしても例の夫妻に再会した。
同じところに来てるんだし不思議ではないけど、こんなに何回もってw
そういえば、朝のバスで一緒だったおじさまとは会わないな。
ちゃんとワイナピチュに登れたんだろうか。 -
見張り小屋を目指していたはずなのに何かがおかしい。
ちゃんと分かってたよ。
アソコの角を右に曲がれば見張り小屋だって。
でもね、何故か足が勝手に左に向いたのよ。
その先にはインティプンクが。
1時間ほどのトレッキングらしいが…。 -
ワイナピチュに登ってきた足は思うように上がらない。
「やめとこうよ、自分」
「いやいや、ここまで来たんやからものはついでやで」
「そんなこと言うてもお昼食べてへんし足も動かへんて(泣)」
「そんなこと言うて、行くくせに(笑)」
自分の中の押し問答は続く。
「もうここでええやん」と声にしてみる。
でも何故か、このまま行っちゃうんだろうな…と諦めている自分がいる。
途中のタンボで休憩。
カメラを取り出して構えていると、金髪イケメンが「撮ってあげようか」と寄ってきた。
撮ってもらったはいいが、人物抜きの画像を撮るのを忘れた。 -
だらだら歩くこと1時間強。
着いた! インティプンク! -
何度も引き返そうと思ったけど来て良かった!
-
前に某クイズ番組で、ミステリーハンターが「まるでコンドルが羽を広げて羽ばたいているように見えます!」と言っていた。
その時は「どこが?」と思っていたのだが、実際にこの場に来るとコンドルが見えた。 -
ここでも30分以上はぼーっとしていたと思う。
やがてにぎやかな声がしてインカ道の方から6人ぐらいの団体がやってきた。
その中の一人がこの眺めを見て感極まったのか涙を流している。そしてこう言った。
「なんて素敵な日なの! 今日は私の誕生日なの!」
その場に居合わせた10数名が、国籍問わず拍手と歓声を送った。 -
向かいの山では雨が降っているようだった。
風が冷たくなってきたので下りることにする。 -
帰り道、足はだるいが軽やかである。
時々、力が入りきらなくて膝が折れる(笑) -
遠回りしたけど、やっと見張り小屋到着である。
もう動けない。
ぼーっとしていると、あちらこちらから警告の笛の音が聞こえてくる。
目の前でも、石に腰かけている人が注意を受けていた。
私は大丈夫だ。座ってるのは土の部分だし。
あれだな。ここは単なる観光地ではなく未来に残すべき遺産なのだと、個々がもう少し認識しないと。いくら石でも1000人、2000人と人が押し寄せると擦り減っていくものな。
そんなこと思っていると何度か目の前を行き来していた警備員に注意された。どうやら投げ出した足のふくらはぎが石に当たっているから引っ込めろと言っているらしい。
ふむ…認識不足でした。 -
その後、気力を奮い立たせて遺跡の中を一周。
帰りのバスでは途中から意識がなく、「もう着いてるよ〜」と起こされる始末。
ホテルへ帰ってシャワー浴びて洗濯すませると18時すぎ。
食事に出る前にちょっと横になるつもりがすっかり眠ってしまったらしく、気づくと真夜中だった。
昼も夜も抜きかよぉ…と思いつつ、また眠った。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
踊るショウちんさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
43