2014/10/15 - 2014/10/22
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港島九龍。(ミナトジマカオルーン)さん
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ロンドン二日目は運良くお天気となりました。
市内のほんの一部を見て回るだけで一日があっという間に過ぎて行くのです。
この日ハシゴした大英博物館とナショナルギャラリーだけでも一日じゃあ絶対に足りないのに他のところも見たいと思ったらもっと長く滞在しなければ。
まずは前半、大英博物館編です。
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朝食はホテルのカフェにてビュッフェスタイルです。
色んな国の人たちが、食事を楽しんでいましたよ。
ハムやソーセージやパンやサラダやフルーツ。
むろんご飯やお粥やみそ汁はありません。 -
昨日とはうって変わって、すがすがしい晴天。
しかし、ロンドンではいくら晴れていても一日のうち必ず10分は雨が降るらしいので
昨晩買った折りたたみ傘をリュックに入れて歩きます。 -
ロンドン市内を歩いていてひとつわかったことがあります。
イギリスは、香港にロンドンという街をそのままそっくり再現しようとしたんだなあと。本当に色々と細部がそっくりなんですよね。
また、ロンドンには街中に行き止まりのところがたくさんあります。
こんなところ行き止まりでいいの? というところがどん詰まりだったりする。 -
自転車がゴタッと並んでいてもなんかおしゃれなのは、絶対にママチャリがないからだと思います。
ブリヂストンさん、おしゃれなママチャリの開発はよ。 -
お店などはどこもお昼からの営業なので、朝歩いていてもまだ準備中のことが多いです。週末は激混みになるというコベントガーデンもこの時は激空き。
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この石畳は、これまでに何千人何万人いや何十万人もの人たちがが歩いたのでしょう。擦り切れて良い味を出しています。表面の模様は滑り止めかも知れません。
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アップルストアの看板がかっこいい件。
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ロンドンに限らず、市の中心部から放射状に道路が伸びる形で発展して来た都市にはその性質上四面四角なブロックが少ないので、自然街角も鋭角なものが多い。
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東西南北に街を直線で切り分ける方式で発展してきたアジアの都市部ではあまり見かけない鋭角ビル。
CAFEE NEROは日本で言えばドトールみたいな系列店です。
香港にあまりコーヒーがないように、ロンドンでも紅茶ばかり飲まれていると思っていたのでカフェが多いのがちょっと意外でした。 -
角のところが出入り口になっている建物さえ。
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街中そこかしこにある案内マップ。
現在地を中心に円が示されていて、目的地までだいたい何分かかるのかすぐにわかります。日本にはない発想で面白いです。
それにやっぱり街角が鋭角になっている区画が多い。 -
折りたたみ自転車のお店。
なんというか、すべてにおいてシンプルです。 -
素敵な白と赤の組み合わせ。
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白と青の組み合わせも素敵。
そう、白と赤と青はユニオンジャックの組み合わせと同じなんですね。 -
こういうフォントが実際にあるのではないかと錯覚するほど、丁寧にきちんと書かれた立て看板に、この店のスタッフのセンスの良さが感じられます。レンガの建物とまたよく合っていること。
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どこを歩いていてもごてごてした空間が全くない。
こういう作りの街にごちゃごちゃ感を混ぜるとはい香港の出来上がり。 -
ロンドンの建物は曇り空に似合うように作られているのかと思ったら、ちゃんと青空にも似合いますね。
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やって来ました。大英博物館です。
ものすごい存在感に圧倒されます。
実は20年前に卒業旅行でロンドンに来たのに、当時のことを何も覚えていないんです。
一体何のための卒業旅行だったのでしょうか。 -
中央の円形閲覧室を取り囲むグレートコートは2000年以前は中庭だったそうです。
つまり、前回わたしが来た時は、こんなガラスの屋根はなかったということなんですが、何も憶えていないんです。
一体何のための卒業旅行だったのでしょうか。 -
展示室に入ってすぐのところロゼッタストーンがあります。
ここに神聖文字と共にギリシャ語が併記されていたおかげで解読が可能になったというあれです。 -
考古学の中でもエジプト学の発達に大きな役割を果たしたエジプト由来の出土品たちです。収蔵品の収集方法に問題ありとよく言われますが、いいんです。
世界中の考古学的に貴重なものを一カ所で見られるというのが、我々にとってはとてもありがたいのです。 -
なぜ古代エジプトにおいて彫像は生き生きと写実的なのに、絵はあんなに平面的なのか。興味深いですねー。
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古代エジプトの建設王ラムセス2世。
その前にはアジアのどこかからやってきたカップル。
2000年前にはありえない出来事です。 -
何がすごいって、このスペースの余裕。
ゆったり見られるのがいいですね。 -
このひげの横顔のおじさんは、世界史の教科書のメソポタミア文明のところでよく見る人ですね。
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アッシリアはニムルド由来の出土品。人頭有翼獅子像
オリエント地方の多くの地域で見られる想像上の動物で、エジプトで言うとスフィンクスみたいなものですね。
可能なら栄えている時代の、古代文明のあった所に行ってみたいものです。
タイムマシン開発はよ! -
アッシリア王アッシュールバニパルのレリーフ。
なんというかっこいい響き。アッシュールバニパル。
そして戦車。
戦車の発明が、オリエントの統一の大きな原動力になったと言われていますよね。
あと、ヒッタイトの鉄とか発明によって世界史は大きく動くことになっているようです。 -
メソポタミアのくさび形文字。
エジプトの神聖文字、中国の甲骨文字、インダスのインダス文字。
文明に不可欠なもの、それは文字。
文字がなかったら、このように旅行記だって書けません。 -
エーゲ海文明の展示のところに、日本の土偶にそっくりなものがありました。
各地で栄えた文明の初期のものには割と類似があるのに、その土地の気候や風土に合わせてそれぞれに違った形に発展して行ったんですねー。 -
アテネ由来の出土品、羊の頭の酒器。
首のところの文様は何かの葉をモチーフにしているんでしょうけれども、一瞬、ハートかと思いました。そういう概念がなかったはずの時代の物に現代的なモチーフがあると、ハッとさせられます。 -
ギリシャのレリーフの中にテヘペロを見つけました。
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飼い主「お手」
馬「ブヒュヒュ」 -
破壊と創造の神。二律背反に満ち満ちたシヴァ神の後ろ姿です。
様々な角度で見るというのが実物を見るということ。 -
ギリシアローマでは、その後の西洋美術の規範となる美意識が生まれました。
頭が行方不明だろうが何だろうが、これを美しいと認識できるのは、その理想的なプロポーションによるものだと思うんです。 -
最後にミュージアムショップを見て回ります。
やっぱり猫が好き、で恩田れい子が「ブリティッシュミュージアムで買って来たのよ」と言ってかぶっていたツタンカーメンのお面も売っていました。 -
いわゆる四大文明エリア外の文物の展示もあります。ある場所で生まれた文明がそこに留まったか、周辺に広がっっていったかの大きな分かれ道は、軍事力を持っていたのと、文字を持っていたのが大きな要因でしょうね。
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展示室の窓から見える外の景色もまたアカデミックです。
ここにいると、自分がイートン校に在学している没落した貴族の一人息子になったような気になりました。 -
同じ大英博物館にあっても有名どころでない展示室はガラッガラです。
特にこのイスラムコーナーなどほぼ貸し切り状態。 -
イランとかペルシャとか東西の文明の交わったとこの歴史とか文物とか非常に面白いコーナーです。
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なぜイスラムのタイルが、ポルトガルのそれに似ているかと思ったら、イベリア半島にイスラムの勢力があった時代があったのでしたね。なるほど。
後ウマイヤ朝とかベルベル人とか懐かしい。。。。 -
時間がなさすぎて、NEW WORLDいわゆる新大陸いわゆるアメリカ大陸文明のコーナーをあまり見られなかったのは痛恨の極みです。
大英博物館をくまなく見て回るには少なくとも2日は欲しいと思いました。 -
このコーナーはENLIGHTMENT GALLERYは、いわば大英博物館自体の歴史の概要を非常にアカデミックなディスプレイで展示しているコーナーで、おそらくここを見ればこの博物館のすべてがわかると思うんですが、見ている時間がない。
大英博物館には少なくとも3日間はいないといけません。 -
どこを切り取ってみても、シンプルで余計なものがない。
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海外の食料品のディスプレイはどうしてだかどの国でも非常にフォトジェニック。見慣れていないというのもあるんでしょうか。外国人から見たら日本のスーパーの陳列も新鮮なのでしょうかね。
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これは楽器屋さんです。
どの店も使っている色は最低でも三色。
シンプルさの原因はどうやらそこにありそうです。 -
こちらは白と黒のツートンカラー。
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遅めの昼食をとるために再びチャイナタウンへ。
まったく中華街らしくない景色ですが、れっきとしたチャイナタウンです。 -
昼間のチャイナタウンでは、昨晩来た時よりたくさんの吊るした鶏が見受けられます。
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さらにすばらしいことには。ちゃんと外賣もできるんです!しかしちいとばかり高いかも。
日本でも焼味飯の外賣ができればいいのに。毎日食べるのに。
焼味飯ブームはよはよはよ!!!! -
昼飯は、見た目はおしゃれだが味は微妙だったので、写真はありません。
路地を覗くことも忘れていません。 -
パンというのは、あちらでは主食な訳ですからそれはもうたくさんのパン屋さんが点在してます。
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すごいかっこいい看板!と思ってシャッターを押したカフェ。
http://www.tapcoffee.co.uk/ -
大通り以外は割と車両通行止めの部分が多いです。
ロンドンでは人と車の事故は少ないけれど、自転車と車の事故は多いんだそうです。 -
この上の部分には普通に人が住んでいるんでしょうか。
聞いた話では、ロンドン市内の家賃はべらぼうに高いんだとか。
イギリス人はあまりロンドンの中心部には住んでいないみたいです。 -
ピカデリー通りにはずらりと高級な店が並びます。
大きな本屋とかブティックが立ち並んでいます。
WATER STONEというでかい本屋、行きたかったけれど時間なし。
無念。 -
バーバリー。イギリスといえばバーバリー。バーバリーといえばトレンチコート。トレンチコートはそもそも軍服からきているそうです。
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おじいちゃんとおばあちゃんが手をつないで歩いているシーンはほのぼのします。
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あれ!?
SUPER DRYがロンドンにあるなんて。てっきり香港のオリジナルブランドだと思っていたんですが、イギリスのブランドなんですね。
極度にびっくりしました。 -
英国滞在中に見た唯一の日本語表記が「極度乾燥しなさい」です。
ロンドン二日目後半戦ナショナルギャラリー編に極度期待しなさい。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 吊鶏マニアさん 2014/11/04 07:58:25
- 素晴らしいです!!!
- 香港と、そしてイギリスの深い繋がりがとても良くわかります!
今欧州で一番行きたいのはイギリスです…
いつか行ったときの参考にしたいと想います!!
そして吊雞がこんなに溢れているとは想いませんでした…
あ、あと極度乾燥はイギリスのブランドなので
もしかしたら本店みたいなのがあったかも知れませんね…!!
まぁ本店・支店とか言う括りがそもそも日本人的な感覚なのかも知れませんが…
続きとっても期待しています!!
- 港島九龍。(ミナトジマカオルーン)さん からの返信 2014/11/04 15:05:44
- Re: 素晴らしいです!!!
- 吊鶏マニア様
書き込みありがとうございます。
正直、中華街のオーセンティックぶりに驚きました。焼味が日本で気軽に食べられる日が来たらいいですよね。
イギリス人は、香港のあそこらへんの文化を壊さずに上にロンドンをのっけるやり方をした故、香港の面白さがあるんですよねー。
スペインと違って宗教絡みでないのがうまくやれた理由なんでしょうね。宗教絡みは昔からろくなことがありません。
わたしは、吊鶏さんの次の旅行記を楽しみにしてますよー。
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