北海道＆東日本パスで行く　その4　青森発秋田行・五能線経由『快速リゾートしらかみ2号』乗車記　2014年9月

2014/09/11 - 2014/09/11

今回『北海道＆東日本パス』を利用して東北・北海道を旅して来ました。鉄道が好きなタモリさんお勧め五能線をリゾートしらかみで旅してみました。

9/11　青森→快速リゾートしらかみ2号→秋田→新庄→山形→米沢


北海道＆東日本パスで行く　その1　埼玉から青森まで普通列車乗り継ぎ
http://4travel.jp/travelogue/10932121

北海道＆東日本パスで行く　その2　本州〜北海道を結ぶ 日本最後の定期夜行急行はまなす　201レ・202レ乗車記
http://4travel.jp/travelogue/10944434

北海道＆東日本パスで行く　その3　King Of秘境駅に行ってみた　JR北海道・室蘭本線小幌駅　
http://4travel.jp/travelogue/10944447

北海道＆東日本パスで行く　その5　秘境駅・峠駅と白河ラーメンとアウシュヴィッツ平和博物館訪問　
http://4travel.jp/travelogue/10932192

北海道＆東日本パスで行く　その6　旅の打ち上げは『天馬』の宇都宮餃子
http://4travel.jp/travelogue/10932197

エリア 秋田市(秋田)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

急行はまなすで青森到着後、快速リゾートしらかみ2号までの待ち合わせ時間は約1時間半（この日は本来は2時間23分待ちだがはまなすが遅れた）朝風呂とのっけ丼の両方は時間的に厳しい…なので食を優先する。

古川市場でまずクーポン￥1,080を購入し白飯（大）を入手してからお店を巡り自分の好きな具をクーポンと引き換えに乗せてもらう。

・白飯（大）
・つぶ貝
・帆立（貝ひも大サービス）
・サーモン
・子持ち烏賊
・本鮪（赤身と中トロ）
・青森産もずく
・お味噌汁（油揚げと大根の葉）　で￥1,080

別に現金で津軽の郷土料理、なすしそ焼き￥150も購入。白飯に良く合う。

盛りだくさんの自分丼が完成！さすが青森、帆立が抜群に旨い。

古川市場は青森駅から徒歩7〜8分と近いのでお勧め。0700〜1700頃まで営業。時間があればこのそばにある青森まちなか温泉で汗を流すのも良い。

青森を後に一路秋田へと向かいます。

青森を出発後奥羽本線で弘前・川部と進み五能線全線走破後、東能代から再び奥羽本線に入り秋田までの5時間29分の旅です。

青森出発時点での編成は…

↑青森〜弘前/川部〜東能代

（４号車）キハ48-704
（３号車）キハ48-1503
（２号車）キハ48-1521
（１号車）キハ48-703

↓弘前〜川部/東能代〜秋田

※全車指定席・２号車はボックス指定席

この日のリゾートしらかみ2号は『くまげら編成』です。世界自然遺産・白神山地に住む鳥のくまげらから命名されています。

出発前に車内を見て回ります…ここは2号車のボックス指定席。この広いスペースを4人で利用します。但し…ここはボックス単位では無く個別の席で販売となっているので3人以下での利用時は相席の可能性があります。

窓側がADで通路側がBCとなります。ボックス指定席の窓側は五能線内・海側となります。

1号車・3号車・4号車の座席指定席は大きな窓が特徴的。五能線内・窓側はA席となりますので出来ればこちら側を確保しましょう。

座席指定席のシートピッチは1,200?とかなり広いです。フットレスト・レッグレストはありません。座席背面に大きいテーブルが収納されており、駅弁等を食べるのにはとても便利です。

1号車及び4号車の先頭部にある展望ラウンジ…ここはフリースペースとなっています。

リゾートしらかみ号には乗車券の他に指定席券￥520（閑散期￥320）が必要です。因みにボックス指定席も同額です。

各座席に五能線リゾートしらかみ号ガイドブックのファイルが用意されています。

かなり細かく解説されているので乗車時に一読されるとより列車旅が楽しめます。

青森0802→秋田1331　快速リゾートしらかみ2号　8632D・8522D・8622D　くまげら編成
（五能線経由）

車窓右手に見えて来たのは岩木山です。

青森を出発して弘前到着後、1号車が先頭になります。展望デッキで運転手気分を味わいます。

五能線が分岐する川部に8時55分到着…7分の停車ここで先頭車は4号車に変わります。

五能線に列車は入りました…岩木山が今度は左手に見えます。またこの周辺は赤く色づいたリンゴ畑が多く見られます。

津軽鉄道乗換駅の五所川原に到着…ここで川部方面の列車と行き違うため5分停車。

あちらに見えるは五所川原たちねぷたの山車であろうか。9時32分五所川原発車。

五所川原から先頭4号車にて津軽三味線生演奏と民謡の披露が行われた（約20分）

9時38分　亀ヶ岡遺跡から出土した遮光器土偶を模したデザインとなっている木造駅に到着。列車が到着すると駅舎の土偶の目が光るらしいが列車からは残念ながら見えず。

4号車の展望ラウンジには記念スタンプがあります。

9時56分　津軽藩発祥の地、鰺ヶ沢に到着。

鰺ヶ沢を出ると進行方向右手に日本海が見えて来ました。

10時19分　千畳敷に到着…ホーム上には大勢の団体客が列車を待っています。

ここ千畳敷では15分停車します。ここ千畳敷に停車するのはリゾートしらかみ2号と3号のみです。

15分の停車時間を利用して駅の目の前に広がる千畳敷海岸へ行きましょう。

急いで岩場を歩くと足を捻りますので注意しましょう。この日は天気が良く海からの風が心地良いです。

乗り遅れ防止のため発車3分前に列車が汽笛を数度鳴らします。

10時34分　千畳敷を出発…ダイヤに余裕のある五能線ならではの旅客サービスだと思います。

引き続き車窓に広がる日本海を眺めつつ列車は一路深浦を目指します。

夕陽が沈む時間帯にこの景色を見られると最高だろうな…

10時58分　深浦に到着。ここ深浦は鰺ヶ沢と並び北前舟の寄港地になった街。ここで青森行リゾートしらかみ1号と行き違う。

リゾートしらかみ1号はHB-E300型青池編成でした。この他にもくまげら編成と橅編成がありリゾートしらかみは3編成で運行されています。時期により使用する編成が変わりますので切符購入時は都度ご確認された方が良いです。

青池編成は3編成中で一番新しい車両でハイブリッド仕様です。出来ればこちらに乗りたかった〜

3分停車の後、11時1分深浦を発車。行程としてはこの辺りで半分位か。

11時14分　ウェスパ椿山に到着。黄金崎不老ふ死温泉へは列車到着に合わせて送迎あり。一度この温泉に行った事があるが波打ち際の露天風呂は最高です！

この日のお昼は青森駅近くの朝市で購入した手造りおはぎ2個（￥250）甘さ控えめで美味しい！

列車はそろそろ青森と秋田の県境を越える…

岩館海岸に差し掛かるとリゾートしらかみ2号はスピードを落として運転する。

いよいよ列車は秋田県に入る…11時44分　岩館到着。

列車から振り返って見ると岩館の街と鉄橋が見える…この鉄橋は鉄道写真の撮影地として有名だ。

11時50分　あきた白神駅到着…観光駅長さんが列車をお出迎え。

次回はここから是非白神の山を歩いてみたい…

八森を過ぎて車窓に見えて来たのは黄金色に輝く稲穂の波…米どころ秋田を象徴する風景だ。

列車は米代川を渡り能代の街に入ります。

12時12分　能代に到着…バスケの街能代（能代工業が全国的に有名）という事でホームにバスケットゴールが…下りリゾートしらかみ号の到着時にミニフリースロー体験（参加者には記念品あり）が行われる。

能代で弘前行快速クルージングトレインと行き違う…本来はリゾートしらかみ3号での運行なのだがこの時期（2014年9/8〜9/12・9/16〜9/18）のみ運行車両が変わっていた。

はい！五能線の旅楽しんでいます…ありがとうございます。

12時24分　東能代に到着。五能線はここまでとなりこの先奥羽本線に入り秋田を目指します。

五能線全線乗車はこれで2回目で前回はリゾートしらかみの前身と言われるノスタルジックビュートレインを利用した（かなり昔の話ですね(笑)）

東能代では6分停車…ここで再び列車の編成が逆になります（弘前・川部・東能代と3回目）1号車が先頭になります。

この6分停車中に列車から降りて改札口を一度出ます…

改札口を出たすぐのキヨスクで大館名物駅弁の鶏めし（花善）￥880を購入。この駅弁大好きなんです。事前に東能代にもこの駅弁があるのを確認していました。

お弁当の蓋を開けた瞬間良い香りが〜鶏肉も歯応え良く、炊き込まれたご飯が最高に美味しい。また間伐材を利用した割り箸はeco香りもで良い。

12時30分　東能代発車。奥羽本線ではこの先、森岳・八郎潟・追分に停車して一路秋田へ…

車窓右側に八郎潟が見えるはずだが…見落とした。

5時間29分リゾートしらかみ2号の列車旅は道中が充実していて（車窓や千畳敷散策・津軽三味線生演奏など）あっという間であった。

この後は今夜の宿泊地米沢までの普通列車の旅がまだまだ続く。