2014/09/09 - 2014/09/09
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goasiaさん
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今回『北海道&東日本パス』を利用して東北・北海道を旅して来ました。
以前から訪れてみたかったKing Of秘境駅の小幌駅に行ってきました。
9/9 東室蘭→小幌→長万部→小樽→札幌
9/10 札幌→苫小牧→札幌
北海道&東日本パスで行く その1 埼玉から青森まで普通列車乗り継ぎ
http://4travel.jp/travelogue/10932121
北海道&東日本パスで行く その2 本州〜北海道を結ぶ 日本最後の定期夜行急行はまなす 201レ・202レ乗車記
http://4travel.jp/travelogue/10944434
北海道&東日本パスで行く その4 青森発秋田行・五能線経由『快速リゾートしらかみ2号』乗車記
http://4travel.jp/travelogue/10944467
北海道&東日本パスで行く その5 秘境駅・峠駅と白河ラーメンとアウシュヴィッツ平和博物館訪問
http://4travel.jp/travelogue/10932192
北海道&東日本パスで行く その6 旅の打ち上げは『天馬』の宇都宮餃子
http://4travel.jp/travelogue/10932197
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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昨夜の青森発急行はまなすで東室蘭に到着。次の列車まで1時間半の待ち合わせとなるので一度改札を出て朝食を求めフラフラと歩く…東室蘭駅東口から徒歩5分の所にセブンイレブンを発見し事なきを得る。
この日は秘境駅小幌を目指しその後は山線を経由して札幌まで移動する行程。 -
東室蘭0550発室蘭本線上り・普通列車470Dが小幌までの始発列車。
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キハ130+キハ40+キハ40の3両編成の列車が入線。
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3両の内、うしろの2両は途中の洞爺止まりなので先頭のキハ130に乗車する。
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途中の北舟岡駅はホームが太平洋に面した最高のロケーションの駅。今回時間の都合で途中下車出来ず…残念。
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途中の洞爺で9分停車。この間に切り離し作業が行われる。この先長万部までは1両ワンマン列車での運行となる。
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大岸〜礼文の間で大阪発札幌行寝台特急トワイライトエクスプレス8001レとすれ違う…こちらはDD51が重連で運行されている。
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このグリーンの客車が特徴的…しかし来年(2015年春)ついに廃止が決定となってしまった…色々と要因はあると思うが非常に残念である。
過去2回この列車に乗ったことがあり…手元に残っている切符を見ると
平成2年11月2日 8001レ 長岡→札幌 B個室シングルツイン 6号車12番個室
平成7年7月9日 8002レ 札幌→敦賀 A個室ロイヤル 2号車5番個室
初めて乗車してからもう24年も経っている…特に2回目に乗車した時は乗車前日に函館駅でロイヤルのキャンセルを拾ったという幸運に恵まれ特に印象深い。 -
いくつものトンネルを抜け列車は次第に速度を落とし始める。0714ついに小幌に到着する。
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列車から降りたのは自分以外に地元の方・男性3名下車。
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地元の方にどこに行くのかと聞かれたが自分は駅周辺でウロウロしていますと伝えるとわかったと言って山の中に入って行ってしまった。クマよけ鈴を鳴らしていたので山菜かキノコを採りに行ったのであろうか。
上りホームから長万部方面のトンネルに入って行く470Dを見る… -
そして上りホームから洞爺方面を見るとこちらもすぐにトンネルが…
ホームに自分ひとりになると静寂が訪れる…山の湧水が流れる音と風の音がするだけ。駅全体を圧倒的な静寂感が包み込んでいるようだ。
ここ小幌は『秘境駅ランキング』で第1位の駅である。
元々は信号所だったがJRに変わってから駅となった。主な利用客は自分みたいに秘境駅訪問が目的な人、線路設備の保線関係者、山菜やキノコ狩りの人、釣りに来る人である。 -
これが小幌駅構内全景である(上り線側から下り方向を見る)真ん中の線路は保線用の引き込み線。勿論駅舎はありません。雨が降ると雨宿り出来るスペースはありません。この日は天気でしたので問題はありませんでした。
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室蘭本線上り方面時刻表。1日5本の普通列車が停車する。
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上り線側のホームを見る…礼文華山トンネル(全長2,727m)を出た直ぐの所にホームがある。
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礼文華山トンネルに向かって行く引き込み線やその先にある未使用のトンネルは昔の名残らしい…複線化される前はこのトンネル内で行き違いをしておりそのためにここ小幌に信号所が出来、そして駅に発展していった。
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室蘭本線下り方面時刻表…1日3本と上りより更に本数が少なくなる。
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下り線側のホームを見る…上り線側のホームは後から設置しましたという感じだがこちらは昔からあるというしっかりとした造り。
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下り線ホームの駅名標の下に見える白い箱はなんだ…
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なんと駅ノートがあった!
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蓋を開けて中を見ると駅ノートと温度計が入っていた。早速ノートに来訪記念として書き込みする。
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ここ小幌でDocomo携帯電話の電波は…バリ3と良好でした。写真に写っているのは保線関係者が使用する機材室で中に入ることは出来ない。
車の走る道路から駅に続く道は無く、この駅に到達するには1日上下8本の列車を利用または小幌海岸まで船で行くしかない(一般人では現実的には無理な話)
写真には写っていないが山裾に国道が走っておりホームから目を凝らすと走っている車が見える… -
下り線ホームにあるワンマンカー用確認ミラー。映るのは後方の幌内(全長318m)/美利加浜(全長563m)トンネル…そして前方には礼文華山トンネルがある。そうこの小幌駅はトンネルとトンネルの間に存在する…
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下り線に設置されている構内踏切。ここで唯一、人工物を感じさせる存在で列車が近づくと静まり返ったこの駅に警報が鳴る…ある種不気味な感じ。
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この頼りなげな遮断機も警報が鳴るとヒョロヒョロっと下がります。
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この建物は上り線側にある保線関係者の控室。
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どうしても気になるのが小幌駅トイレ情報…保線関係者の控室近くにトイレが2基。この時はカギはかかっておらず使用することが出来た。ただし何時もその状況であるかはわからない。
無論トイレはボットン式です。 -
長万部方の幌内/美利加浜トンネルからビューンと風が吹いてくる…そしてトンネル内でプープープープーと連続して鳴る警報音、ホームの構内踏切の警報音が続いて鳴る。0753頃に函館発札幌行特急スーパー北斗1号が思いっきり駆け抜けて行く…
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小幌駅に繋がっている唯一の道(といっても未舗装・登山道みたいな道…)を少し歩いて見る。写真は少し道を歩き駅方面に振り返った所。
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岩屋観音や小幌海岸に続く道はこんな感じです。自分はサンダルで行ってしまったのと時間が無かったため途中で引き返しました。海岸まで降りるならばちゃんと靴を履いて出掛けましょう。
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この看板を確認して小幌駅に戻りました。
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長万部方向…幌内/美利加浜トンネルを見る。
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洞爺方向…小幌駅全景と礼文華山トンネルを見る。このロケーションを目の当たりにして駅の存在意義とは何か、柄にでもなく少々哲学的に考えてみる…
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室蘭本線下り方面の信号機が青(進行)の現示。
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0815頃に広島貨物ターミナル発札幌貨物ターミナル行き長大編成の貨物3061レ列車が通過する。
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本州〜北海道間での貨物列車需要は結構高く、ここ室蘭本線も数多くの貨物列車が行き来する。ここ小幌という非日常の中で日常を見ているという不思議な感覚になる。
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0829頃下り貨物列車(詳細不明)が通過…上り方面は小幌で下車した普通列車470Dの後に来るのは小幌に停車する普通列車472Dでその間約1時間20分は通過列車も無い。
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秘境駅No.1の小幌駅滞在約1時間20分もあっという間に過ぎて…そろそろお別れ。実際に訪れて見ればNo.1の実力が良くわかる。
大自然の中で絶対的な静寂が支配する駅…それがここ小幌駅。
通過列車が多いので線路周辺での撮影はくれぐれもお気を付け下さい。 -
そろそろ長万部行普通列車472Dが到着します…先程一緒に降りた男性3人組が再び姿を見せる。ここはクマが出没するのか伺ってみると…かなりの頻度で出るらしい。皆さんどうかお気をつけて下さい。彼らは0916発東室蘭行普通列車479Dで戻るとの事。
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長万部行単行ワンマン列車472Dが礼文華山トンネルからのっそりと登場…
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停車した472Dからは大勢の保線関係者が下車。
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北海道&東日本パスを持っていますが一応(記念に)整理券を取って乗車します。この後は札幌まで移動します。
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静狩付近で上野発札幌行寝台特急北斗星1レとすれ違う。この北斗星も北海道新幹線の開業によりその去就が注目されている。
津軽海峡線がフィーバーしていた頃は3往復の北斗星に季節臨時列車のエルム、北斗星トマムスキーや北斗星夢空間等多くの本州〜北海道間の夜行列車設定があったのがとても懐かしい… -
過去7回この列車には乗車した事があり…手元に残っている切符を見ると
平成2年11月3日 北斗星6号 札幌→上野 A個室ロイヤル 3号車1番個室
平成3年5月31日 北斗星5号 上野→函館 B個室ソロ 9号車14番個室
平成3年10月4日 北斗星1号 上野→札幌 A個室ロイヤル 10号車12番個室
平成4年4月10日 北斗星5号 上野→函館 B寝台2段式 3号車9番下段
平成4年10月8日 北斗星5号 上野→函館 B個室ソロ 9号車14番個室
平成3〜4年頃 北斗星3号 上野→函館 A個室ツインDX(切符残っておらず)
平成3〜4年頃2月北斗星1号 上野→札幌 B個室デュエット(切符残っておらず)
下りに北斗星を利用し帰りは空路利用が多かったようです。 -
やはり貨物列車が多いです。
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長万部0850着…本来ならば名物駅弁・かなやのかにめしを食べたいところだが現在は駅ホームでの立売は無く、特急北斗・スーパー北斗での注文販売か自力で駅前のかなやさんまで買いに行くしかない。次の列車までの時間は18分…泣く泣く断念する。
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長万部0908発小樽行普通列車2933Dで久しぶりの山線(函館本線)の景色を楽しむ事にする。
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2933Dはキハ40の単行ワンマン列車でなんと非冷房車!
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北海道に行ったら毎日飲むいろはすのハスカップバージョン。冷えていると特に旨い!
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二股駅…駅舎は貨物列車を改造して作ったもの。二股と言うと二股らぢうむ温泉(世界で唯一の温泉と言われている)だろう。
是非一度行ってノンビリ湯治してみたい。
(宿で長万部駅まで送迎してくれる) -
蕨岱駅…意外と難読駅名か(わらびたいと読む)ここの駅舎は貨物列車に連結されていたヨ(車掌車)を改造したもの。北海道の駅舎は変わったものが多く面白い。
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車内に冷房は無くとも窓を開ければ涼しい風がドンドン入ってきます。
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北海道らしい大自然を見ながら列車は走ります…緑が色鮮やか。紅葉はまだまだ先のようです。
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車窓に見えるのは羊蹄山…良い景色です。
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比羅夫駅…駅舎に併設されている『駅の宿ひらふ』ここも是非宿泊したい所だ。
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ニセコや倶知安、余市と停車する毎に1両の車内は混雑してゆく…長万部から18駅目・3時間11分で終点小樽に1219着。久しぶりに乗った山線は山あり森あり川ありと豊かな大自然を愛でる時間となった。
小樽で少し街歩きでもと思ったが雨が降り出してしまったのでそのまま札幌に向かう事にする。 -
小樽1241発快速いしかりライナー3433Mで札幌を目指す…新型731系電車だ。途中小樽築港を過ぎると見えて来る日本海…海岸線沿いを列車は進む。
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今回の旅の折り返し地点・札幌に1320着。埼玉〜青森普通列車乗り継ぎ・夜行急行はまなすで夜明かしとかなりの疲労感が漂う…札幌ではゆっくり足を伸ばして眠る事が出来る。
札幌駅周辺でブラブラした後は天気も良く風が気持ち良いので本日の宿泊地すすきのまで歩いて移動する。 -
前回の札幌訪問の際に行ったステラプレイスの根室花まるが店舗改装中の為、すすきのラフィラ地下にある回転すし魚一心にお邪魔する。1530頃なので待つ事無くカウンター席へ。 少し遅めの昼食を頂く。
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根室のさんまが良いとの事で炙りで頂く…あ〜脂も良く乗って間違い無く2皿頂く。他にサーモン・北寄貝炙り・帆立・烏賊ソーメンポンズおろし・本鮪ネギトロ軍艦・本鮪赤身等も頂く。
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お椀(甘海老の味噌汁)で締めてお会計は税込¥2,020…この旅で一番豪勢なお昼ご飯だ。この後は宿に直行…ベッドで寝転がり気付くともう夜の23時。余程疲れていたようだ…結局は夕飯抜き状態で再び眠りに就く。
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札幌到着の翌日は白老郡に住む知人を訪ねに行くため0600には宿を出発。しかし記録的集中豪雨が白老周辺で発生し列車では苫小牧までしか行けない…何とか知人のお迎えで目的地には行けた。
この影響を心配したがこの夜の急行はまなすは平常通りの運行という事で一安心。
白老郡から札幌に戻り、乗車前に夕食を食べるため狸小路のみよしのへ行く。 -
札幌市民熱愛グルメのひとつ得みよしの盛カレーを注文…大盛ごはんに餃子が6個乗りそこに辛口カレールーをたっぷり、別椀に温泉卵で¥597。平均的な旨さ、カレーに餃子は個人的にありだと思う。
食後は夜行急行はまなすに乗車するため札幌駅に戻る事にする。
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