クロアチア、スロベニア、モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナ12日間の旅⑥ECにてブレッド湖

2014/08/24 - 2014/08/24

早朝ザグレブ発のECにて、国境を越えブレッド湖を目指します。

スーツケースはザグレブのsobeで二晩預かってもらうことにし、2日分の着替えなどを小さなリュックに詰め、2泊3日のスロベニア旅行です。

（旅程）☆がこの旅行記
8/21(木)22:30　TK53便成田発イスタンブール行　【機中泊】

8/22(金)05:00イスタンブール着　8:55TK1053 イスタンブール発ザグレブ行　空港バスで市内へ。SOBEに荷物を置きサモボルへ。　夕方ザグレブに戻り市内観光【ザグレブ泊】

8/23(土)05:45ザグレブ発プリトビッツェ行きバス、8:09プリトヴィッツェ着、その後観光　12:50のバスで15:10ザグレブに戻り市内観光【ザグレブ泊】

☆8/24(日)06:50ザグレブ発EC10:01レスツェブレッド着　ブレッド湖観光、その後クランを経てリュブリャナへ【リュブリャナ泊】

8/25(月)07:30ホテル発　専用車でポストイナ鍾乳洞、洞窟城、シュコツィアン鍾乳洞。その後リュブリャナ市内観光【リュブリャナ泊】

8/26(火)07:00リュブリャナ発カムニク行バス。カムニク観光　10:30のバスでリュブリャナに、その後市内観光
12:45リュブリャナ発ザグレブ行バス。15:30ザグレブ着　ミロゴイ墓地へ。18:00空港行きバスでザグレブ空港
21:10ザグレブ発22:05ドブロブニク着　OU664便　22:30ドブロブニク空港から　予約したタクシーでコトルへ。【コトル泊】

8/27(水)午前中コトル観光(城壁、旧市街）15:10コトル発ドブロブニク行バス　18:00ドブロブニク着　【ドブロブニク泊】

8/28(木)終日ドブロブニク旧市街観光　【ドブロブニク泊】

8/29(金)08:00ドブロブニク発11:40モスタル着　モスタル旧市街観光　【モスタル泊】

8/30(土)07:05モスタル発サラエボ行鉄道　09:45サラエボ着　サラエボ市内観光　　【サラエボ泊】

8/31(日)08:50サラエボ発11:45イスタンブール着TK1022 　17:10イスタンブール発TK50便　【機中泊】

9/01(月)10:25成田着

エリア ブレッド湖周辺(スロベニア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

午前6時にSOBEを出発、バスターミナルまで歩きました。
この日のザグレブの日出は午前6時4分。

バスターミナルからおなじみ6番のトラムに乗り、中央駅へ・・。

余裕でだいたい30分前には着きました。

ブレッド湖に行くには、このザグレブ6:50発のフランクフルト行きECが便利です。

リュブリャナから2つ目のLESCE　BLEDでおり、そこからバスで行けばブレッド湖なのです。

始発駅なのでもう列車は5番線に入線しているようです。

この列車で、LESCE　BLEDまで所要時間　約2時間。

さて、6時50分発の電車でしたのに、なかなか発車する気配がありません。
日本の鉄道だったら、何度も何度も「車両故障で・・」「人身事故の為・・」とアナウンスがあることでしょう。

慣れたもので、乗客の皆さんただただ待っています。（ジタバタ騒いでも、動かないものは動かないよね）

定刻より遅れること45分、7時35分に動き出しました。

運賃　指定席料込で205.41kn(約4000円）

クロアチア国鉄のサイトから予約購入できないか出発前に色々調べましたができず、ザグレブ到着の一昨日窓口で無事購入。

車内は、片側に細い通路があって、6人用のコンパートメントが並んでいます。

わたくしたちのコンパートメントには先客2名。窓側に若い兄妹風のお二人。（ご本人たちに確かめたわけではないけれど恋人同士のようには見えなかった・・）

通路側にむかいあってわたくしたちの座席。

あとから、中年のおじさまが1人、わたくしのお隣に座りました。

どのコンパートメントも、それなりにお客さんが乗っています。

国境駅に来ました。

陸路の国境越え、緊張します。

入国するスロベニアはシェンゲン協定の実施国です。

スロヴェニアの入国審査官に、スタンプを押してもらいました。

日本国のパスポートはありがたいことにスイスイ通過します。

同室の若い兄妹？風の二人は、結構念入りにパスポートと顔写真を照合されていました。

中年のおじさまはIDカードを見せてOK.旧ユーゴスラビアだった国々の人たちは、IDカードで良いみたい。もとはひとつの国だったのですものね。

雨が多かったのか、川の水も濁っていました。

リュブリャナの手前で車掌さんが来たので、「リュブリャナの後、レスツェブレッドまで駅はいくつあるのですか？」と英語で聞きました。

すると、車掌さんより早くわたくしのお隣に座っていたおじさんが「Second!
Ljubljana、kranj,LesceBled」と指を折りながら教えてくれるではありませんか。

ちょっと怖そうで、とっつきにくかったので、今までこちらも話しかけずにいたのです。

この後、おじさん少しずつはにかみながら、話してくれました。

ザグレブ在住で、ブレッドのお父様に会いに行くそうです。

リュブリャナで若い学生さんたちが乗ってきました。

わたくしたちのコンパートメントのすぐ横の通路に立っています。

？？？？？

実はコンパートメントの入口には、病室の6人部屋入口の表札（個人情報保護で掲示しなくなった病院もありますが）みたいなものがあります。

窓側の席の2人はザグレブ→フランクフルト、通路側の2人はザグレブ→レッツェブレッド、というように指定席に座っている乗客の乗車区間がひと目で分かるのです。

学生さんたちは、「よし！レスツェブレッドで2人分空くぞ！」と見当をつけて、ここの通路で待っていたのでした。

降りるとき、夫が「ほい、君たちの番だよ！」と英語で声をかけたら「Thank You」だって。

定刻から遅れること40分ほど、10時45分レスツェブレッド駅着。

線路をまたいで駅から出ます。

この駅で降りた人はブレッド湖を目指すのかな？

駅のすぐ前からブレッド湖行きのバスが出ます。
、
電車が予定より遅れたので、連絡しているはずのバスもなかなかきません。

バスが来て、11時10分に発車しました。

ブレッド湖まで1人1,3ユーロでした。

所要時間は15分ほど。

ブレッド湖のバス停前の、インフォメーションセンターに来ました。

メールで事前にやりとりして、荷物を預かってくれると聞いたので、夫の大きめのリュックを預けました。

係員さんに「荷物預かりお願いします」と言って1ユーロ渡すと、鍵を渡されます。隣の部屋にあるロッカーに自分で入れて施錠します。帰りも、荷物を自分で取ったら、鍵を返しに行きます。写真はそのロッカーです。中位のスーツケースなら1個は入るかなという大きさでした。

ロッカーは8個しかないので、繁忙期はどうするのでしょうか？

ロッカーの領収書です。

身軽になって、ブレッド城を目指します。

緑の中に姿が見えてきました。

神奈川県の大雄山最乗寺をお参りした時のような、森のなかの道をゼイゼイ言いながら通りぬけ、降りてくる人に「もうすこし！頑張れ頑張れ」と励まされながら登って行くと・・・。

振り返るとブレッド湖が見えます。

空模様が今一つですが、空気のきれいなこと！

ブレッド城。

右にはスロベニアの国旗が・・。

湖の中に浮かぶブレッド島。そして聖母被昇天教会。

あとで、行ってみましょう。

お城の見晴らしを楽しんだ後はゆっくり気をつけて下っていきます。

湖畔に近いところにある聖マルティネス教会。

スラーっとしておしゃれな感じ。

ブレッド城へ急坂を登って行き、湖の眺めを楽しんだ後、お腹が空いてきました。

今朝も、5時おきで朝ごはんでしたから、そろそろお昼ごはん。

トリップアドバイザーで人気のイタリアンレストランと、先程目星をつけていたお店です。

Pizzeria Rustika

チーズがたっぷりのったサラダ。

お店の本日のオススメピッツァ。

お腹が満足したら、湖畔に歩いていきます。

ああ、手こぎボートが島から戻ってきました。わたくしたちもあれに乗って島に行きましょう。

湖畔で待機しているおじさんに「ボートは出ますか？」と聞いたら「お客が10人位集まらないと出ないよ！」ですって。

待つ覚悟で「では、2人お願いします」と乗り込みました。何人かボートを覗き込みますが、乗ろうという人はいません。20分位二人だけでぼーっとしていました。

すると、若い赤ちゃん連れの中国人のご夫婦が「乗りまーす」とやってきました。これで、4人いえ赤ちゃん入れて5人。

面白いもので、人が乗っていると、徐々にお客さんが集まってきます。

もう10人集まったよ‥・という段階でも船頭さんはまだまだとお客さんを待ち、一番最初にわたくしたちがのりこんでから40分位経過して13時30分、14人のお客さんを載せてやっと出発。

先程ゼイゼイ言いながら登っていったブレッド城、船の中から見上げます。

ユリアン・アルプスをバックに雲の中から顔を出す聖マルティネス教会。

近くで見たのも素敵だったけれど、湖上から眺めると神秘的。

ブレッド島が近づいてきました。

聖母被昇天教会の聖母マリア像。

聖母被昇天教会。

この鐘楼の鐘を鳴らすと願いが叶うという言い伝えがあり、みなさんならしておられました。

煙となんとかみたいなわたくしたちは、鐘を鳴らす間も惜しんで、せっせと鐘楼を登りました。

のんびりしていたら、船頭さんに置いて行かれるかもしれませんもの。

ブレッド島から戻る時に船頭のおじさんに料金を払いました。

1人12ユーロ。

小雨が降ってきました。

慌ただしいブレッド島観光はおしまいです。

島に上陸するよりも、ブレッド城から眺めている方がきれいだったかな。

でも、それは行ってみたから言えること。

お城に鐘楼、カロリーをだいぶ消費しましたので、甘いものがほしくなりました。

こちらも人気店のようです。ケーキ屋さんSMON。

バスターミナルのすぐ傍なので、バスが来るまで小休止。

ショーウィンドウに並んでいる中から、注文します。

指差せばよいから、言葉がわからなくでも大丈夫！

クレームシュニテに似たような感じのケーキでした。

ケーキがそれぞれ2.9ユーロ（約400円）
カプチーノがそれぞれ1.4ユーロ（約200円）

2人で8.6ユーロ（約1200円）のティータイム。

（追記です）

１１月３日NHKBSで放送された「世界で一番美しい瞬間」はブレッド湖のブレッドナイトをとりあげていました。

ブレッドナイトとは、毎年７月中旬（今年は７月１９日）の夜、卵の殻にロウを流しこんで作ったルチカと呼ばれる灯籠を、大量にブレッド湖に浮かべます。日本の灯篭流しのようですね。

ルチカはブレッド湖近くに住む方が、ボランティアのような形で作っておられるようですが、たくさん必要になる卵の殻を、このSMONに提供してもらい、受け取りにいくシーンが放映されました。

わたくしの頂いたケーキ、多分一人分で卵２個は入っていそうでしたから、ささやかながら来年のブレッドナイトに協力したのかもしれません。

16時30分のバスを待ちます。

ベンチがいっぱいだったら、若いお兄さんがわたくしに席を譲ってくださいました。

夏休み旅行を楽しむ英国の学生さんでした。ちょっとお話！！

「英国映画大好きなの。コリン・ファースが特に好き。ご存知？」「知ってます。”King'ｓ　speech”よかったですよね。」

「うちの子はハリー・ポッターが大好きで、日本語版が出ると徹夜で読んでいたみたい。映画も見に行ったわ。」「ハリーはボクも好きです。」

そんな感じでちょっとドキドキ。でも、わが娘達より若い子なんでしょうね。彼らにとっては、近所のおばさんとでも話している気分でしょうか。

もっと、英会話を滑らかに、語彙を増やしておけばなどなど後悔することしきりでした。

本当に”紳士”と過ごした楽しいひと時でした。

バスが来ました。

今朝の鉄道で横目に眺めたクラン（kranj）の街で途中下車してからリュブリャナに向かう予定です。

雨がかなり強くなってきたので、バスは満員。

クランはバスターミナルで降りるより、次のバス停ホテル・クレイナ前で降りるほうが旧市街に近そうです。

さあ、うまくいくでしょうか。

この旅行記へのコメント （3）

• キャッツアイさん 2014/10/03 21:34:52

  はじめまして

  さんちゃんさん、こんばんは
  
  私の拙い旅行記にご訪問とメッセージをありがとうございました。
  
  さんちゃんさんは、ご夫婦で旅行されていらして
  うらやましいです〜。（主人は休みがほぼ取れませぬ）
  
  湖の中に浮かぶブレッド島。そして聖母被昇天教会。・・
  美しいですね！
  あの景色を見るまでに大変そうですが
  いつか見てみたいものだと思いました。
  
  ＞ブレッド湖に行くには、このザグレブ6:50発のフランクフルト行きECが便利です
  
  そして始発なのに遅延・・・
  オーマイ！
  遅延はイタリアの特許かと思いましたが・・
  イタリア以外でも・・・・とびっくり。（しかも乗客の皆さんがあわてないでのんびり待っていたりしてね！慣れている雰囲気なのもびっくり）
  逆に・・
  時間に真面目に正確なのは、世界的にも逆に珍しいことなのでしょうかねぇ？
  な〜んて、つい・・んなこともないでしょうが・・
  
  ＞スロヴェニアの入国審査官に、スタンプを押してもらいました。
  日本国のパスポートはありがたいことにスイスイ通過します。
  
  うふふ〜♪日本て、信用度高いんですね！！
  嬉しい瞬間を
  ここで味わうことができました♪。
  
  さんちゃんさんの旅行記
  ゆっくり楽しませてもらいますね
  
  これからも宜しくお願いします。
  
  キャッツアイ
  
  

• tabinakanotaekoさん 2014/10/02 18:35:16

  一気に３本読みました。

  さんちゃん、
  
  夕食の用意をしなければと
  思いながら、読み出したら止められず
  一気飲みならぬ、一気読みをいたしました。
  
  スロベニアはリュブリアナだけで
  去ってしまいましたが、湖の小さな島にも
  行けばよかったわと残念です。
  手漕ぎボートのお客が最終的には14人になったというところも
  面白かったし、人が乗っていると乗客が増えるという
  感想も、頷かせるコメントでした。
  
  ではまた、訪問いたします。
  tabinakanotaeko

  さんちゃんさん からの返信 2014/10/03 00:13:26

  RE: 一気読み　ありがとうございました。

  tabinakanotaeko様
  
  
  > 夕食の用意をしなければと
  > 思いながら、読み出したら止められず
  > 一気飲みならぬ、一気読みをいたしました。
  
  夕方のお忙しい時間に一気読みしかも3本立て続け光栄です。ありがとうございました。（夕食のおかずがひと品少なくなってご家族に迷惑かけたでしょうか？）
  
  スロベニアはリュブリアナだけで
  > 去ってしまいましたが、湖の小さな島にも
  > 行けばよかったわと残念です。
  > 手漕ぎボートのお客が最終的には14人になったというところも
  > 面白かったし、人が乗っていると乗客が増えるという
  > 感想も、頷かせるコメントでした。
  >
  スロベニアですが、ブレッド湖はまずまず。、只今旅行記作成中のポストイナとシュコツィアンの両鍾乳洞はもっともっとでしたよ。記憶が薄れないうちにせっせと続きを作成してまいります。次回からは、アップする時間を早朝とか夜間とか工夫いたしますので、どうぞご覧くださいませ。
  
  さんちゃん