クロアチア、スロベニア、モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナ12日間の旅③ウィーンの香りのザグレブ

2014/08/22 - 2014/08/22

サモボルで散策した後、ザグレブに戻りました。

中心部を少し歩きながら、早目の夕食を取り、この日は早仕舞いすることにします。家を出てから、30時間以上・・、成田を離陸してからも、ほぼ24時間経過していました。


（旅程）☆がこの旅行記
8/21(木)22:30　TK53便成田発イスタンブール行　【機中泊】

☆8/22(金)05:00イスタンブール着　8:55TK1053 イスタンブール発ザグレブ行　空港バスで市内へ。SOBEに荷物を置きサモボルへ。　夕方ザグレブに戻り市内観光【ザグレブ泊】

8/23(土)05:45ザグレブ発プリトビッツェ行きバス、8:09プリトヴィッツェ着、その後観光　12:50のバスで15:10ザグレブに戻り市内観光【ザグレブ泊】

8/24(日)06:50ザグレブ発EC10:01レスツェブレッド着　ブレッド湖観光、その後クランを経てリュブリャナへ【リュブリャナ泊】

8/25(月)07:30ホテル発　専用車でポストイナ鍾乳洞、洞窟城、シュコツィアン鍾乳洞。その後リュブリャナ市内観光【リュブリャナ泊】

8/26(火)07:00リュブリャナ発カムニク行バス。カムニク観光　10:30のバスでリュブリャナに、その後市内観光
12:45リュブリャナ発ザグレブ行バス。15:30ザグレブ着　ミロゴイ墓地へ。18:00空港行きバスでザグレブ空港
21:10ザグレブ発22:05ドブロブニク着　OU664便　22:30ドブロブニク空港から　予約したタクシーでコトルへ。【コトル泊】

8/27(水)午前中コトル観光(城壁、旧市街）15:10コトル発ドブロブニク行バス　18:00ドブロブニク着　【ドブロブニク泊】

8/28(木)終日ドブロブニク旧市街観光　【ドブロブニク泊】

8/29(金)08:00ドブロブニク発11:40モスタル着　モスタル旧市街観光　【モスタル泊】

8/30(土)07:05モスタル発サラエボ行鉄道　09:45サラエボ着　サラエボ市内観光　　【サラエボ泊】

8/31(日)08:50サラエボ発11:45イスタンブール着TK1022 　17:10イスタンブール発TK50便　【機中泊】

9/01(月)10:25成田着

エリア ザグレブ(クロアチア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

サモボルからザグレブに戻りました。
クロアチアに着いた初日ですが、まだいくつかミッションが残っています。

まずは、ザグレブのバス・トラム共通のプリペイドカードをキオスクで購入。

VRIJEDNOSNA　KARTA

乗車し、改札機で操作すると1回10ｋｎずつ引かれていきます。1枚のカードで人数分引き落とすことも可能なので、これ1枚で重宝しました。

キオスクでその後、何回かチャージしました。

バスターミナルの横にあるトラムのりばから鉄道のザグレブ中央駅に行きます。

トラムは新型ピカピカの車両。

この国の経済が発展しているんだろうなあと感じさせます。
（最後に行ったボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボでは、かなり古いトラムが現役で走っていました。）

画面奥に見えるのが打刻機。

先ほど買ったVRIJEDNOSNA　KARTAを、スキャンさせます。

よくわからなくて、立ち往生していると、周囲の乗客が助けてくれます。
この時だけでなく、その後いつでもそうでした

ドブロブニクのような大観光地というわけでもなく、あまり日本人をはじめアジア系の観光客がいないせいか、視線を感じるのですが、温かい視線でした。

トラムで１０分位でザグレブ中央駅です。趣きのある建物。

駅前から広い通りが旧市街に向けてまっすぐ伸びています。

中央駅のチケット売り場に来ました。
本日、２つ目のミッションです。

明後日、隣国スロベニアのブレッド湖に移動するための切符購入です。

今回、ずいぶんバスのチケットなど出発前に事前購入したのですが日本から予約できなかったのが、ザグレブからレスツェブレッドに行くECの乗車券。

言葉の行き違いで間違いがないように、正方形の大きめな付箋に必要事項を現地語で書いておいたものを、駅員さんに渡します。この時は、『あなたの書いた時間が間違っているよ』と出発時間を6:05から6:50に訂正して、切符を売ってくれました。

現地で買う必要のあるチケット類はすべてこの付箋を作っておきましたので、大体どの窓口でもスムーズに買えました。
（一箇所ドブロブニクのバスターミナルの窓口の女性だけは、付箋を出しても無視して、口頭で何やら聞いてきたけれど・・）

手書きの切符。
2人分で410.82kn（約8200円）
そのうち指定券が2人分54kn　（約1080円）


記念にパチリ。

無事ミッション終了。

真っ直ぐな道を旧市街に向けて歩いていきます。

初代国王トミスラブの像。

アートパビリオン。

この建物は１９世紀末に開かれたブダペストの建国１千年祭の万博パビリオンの鉄骨を運んできて、作ったものだとか。

正面から見るとこんな感じ。

早いですが、夕食にします。

地球の歩き方にも出ているレストラン『トミスラブ』
そう、先ほどの、銅像の初代国王の名前です。

黒板のメニュー、そして値段に惹かれてお店を選ぶことが、わたくしたちは多いです。

今日も40kn（日本円で約800円）のセットに目がいきました・・。

レストラン、というよりは地元の居酒屋さんかな。

5時位だとまだお客さんも少なく、お店の片隅で静かにビールを飲んでいるご老人が数人です。

まずは、マッシュルームのスープ。

ロングフライトの後、なんとなく疲れた胃腸に優しい味でした。

ザグレブ風カツレツと付け合わせのポテト

ポークソテー。

たっぷりの千切りキャベツのサラダは旅人には嬉しいものです。

「はいごちそうさま、会計お願いします・・」と言ったら
「まだデザートがありますよ」と運ばれてきたのがこちら。

クロアチア名物クレープ、「パラチンケ」でした。

お腹いっぱいになので、少し歩いてから帰ることにしました。

公園に沿って、イェラチッチ広場の方まで行ってみましょう。

中学生くらいの少年少女が前を歩いています。何やら話していたかと思うと、いきなり夫に
”Can you speak English?"ですって。

”Yes"と答えたら、中の一人の少年が僕と一緒に写真をとってくださいとのこと。

？？？？
そんなに珍しいのかしら？？
　

街の中心に細長い公園がどっしりと構え、
周りには、ウィーンで見たようなマリアテレジアイエローーの建物。

このエリアは19世紀のオーストリア時代に都市計画に基づいて建てられたので、ウィーン風の街並みが続いています。

心なしか歩いている地元の人もなんとなくお洒落で、こちらまで優雅な気分になる街並みでした。

絵を売る人も・。

写真に撮れませんでしたが、とうもろこしを売る屋台もありました。

イエラチッチ広場まで歩いてきました。

趣きのあるウィーン風の建物に取り囲まれています。

金曜日の夕方のせいでしょうか、人が出てきました。

カピトルの方へ坂道をだらだらあがっていきます。

聖母マリアのモニュメント

ザグレブのシンボル聖母マリア被昇天大聖堂です。

1094年この地に建設されました。

礼拝堂の部分は13世紀末ゴシック様式で建てられましたが、塔の建築にとりかかったこの頃オスマントルコ軍が攻めてきたため、城壁の建設に重きがおかれ、塔の建築は滞りました。

17世紀にオスマントルコ軍が撤退すると塔の建設が再開、大聖堂はバロック様式に建て替えられました。

1880年の大火で町と大聖堂は大きな被害を受け、ネオゴシック様式で修復されています。

この修復の際、予算不足で資材に砂岩が使われ、建造物の傷みが激しく1990年から修復プロジェクトが続けられている。

城壁。

オスマントルコ軍の侵攻に備え大聖堂の周りに建設されました。
19世紀末の大聖堂修復の際、大聖堂を遠くからも眺められるように、正面にあった城壁は取り壊されたそうです。

欧州でも、最も保存状態の良いルネサンス様式の建築物の一つ。

城壁の時計。

再度イエラチッチ広場に戻ってきました。

イエラチッチ提督は19世紀のクロアチア独立の英雄です。1866年にこの広場に設置されました。

1947年、クロアチア民族主義を抑えるため銅像は取り払われ、『共和国広場』と呼ばれていたそうです。

しかし1991年のクロアチア独立後、イエラチッチ像は広場に戻されました。

市民の待ち合わせスポットで、イエラチッチの騎馬のしっぽが待ち合わせの定番だとか。（ハチ公みたいなものですね・・）

6番のトラムに乗って、バスターミナルの所まで戻り、SOBEに帰ってきました。

トリプルの部屋を予約したので、このキングサイズのベッドともう一つシングルベッドがあり、余裕の広さです。

できてまだ１年位と新しく、そのうえお掃除が行き届き、清潔な部屋です。オーナーの奥さんが大切に手入れしているのがよくわかります。

シャワールームもこんな感じ。

この後、他のSOBEでもそうでしたが、、タンクに貯めたお湯がでてくるので、シャワーのお湯は大切に使わないと足りなくなることもあります。

長いフライトの後、時差ボケ解消のために歩きまわった長い一日でした。汗を流して、さあ休みましょう。

本日の総歩数14731歩！

この旅行記へのコメント （4）

• ねもさん 2023/10/13 14:34:15

  クロアチア

  さんちゃん　以前の旅行記に失礼します🙏
  わが家もさんちゃん夫妻の翌年、クロアチアを歩きました。クロアチアは観光地としても素晴らしいですが、街の普通のクロアチア人の優しさや人懐こさには感動しました。さんちゃんのご感想、全く同感です👍
  たまに、海外旅行でどこが一番良かった？と聞かれますが、高物価で構わないならスイス、物価を考慮するならクロアチアと答えています(笑)

  さんちゃんさん からの返信 2023/10/13 22:03:49

  心の温かさ

  ねもさん
  いつもたくさんの「いいね」をありがとうございます。
  そして、コメントもありがとうございます。
  
  訪れたのはもう10年近く前のことになりますが、親切なクロアチアの人たちのことをいろいろと思い出します。ユーゴ内戦の傷跡など、当時でも大観光地のドブロブニクでも目にした十年前、つらい思いもしたから人々が温かいのかなあなんて、想像しました。
  治安もよくて、物価もほどほど（ユーロになった今はどうでしょうか？）、確かにおすすめの国ですね。
  
  さんちゃん

• キャッツアイさん 2014/10/03 21:56:08

  こんばんは〜！

  さんちゃんさん、こんばんは〜♪
  
  ＞よくわからなくて、立ち往生していると、周囲の乗客が助けてくれます。
  この時だけでなく、その後いつでもそうでした
  ドブロブニクのような大観光地というわけでもなく、あまり日本人をはじめアジア系の観光客がいないせいか、視線を感じるのですが、温かい視線でした。
  
  これを読んだ時、いっきにクロアチアに行きたくなりました♪
  一緒に写真を撮ってほしいとといった少年といい
  本当に素敵な雰囲気のところなんですね〜。
  
  そういえば・・私も旅行中に２組のクロアチアの方に会い、お話しできましたが・・とても親切ですぐに打ち解けて親しくしてくれたことを思い出しました。
  
  日本人がなかなか見当たらない場所に
  ツアーでなくいけてしまうさんちゃんさんの行動力がまぶしいですし尊敬です。
  それに大変勉強になりますので興味シンシンです。
  これからも、旅行記楽しみにしております。
  
  キャッツアイ

  さんちゃんさん からの返信 2014/10/03 22:09:52

  RE: 是非クロアチアへ！

  キャッツアイ様
  コメント有難うございます。
  
  >これを読んだ時、いっきにクロアチアに行きたくなりました♪
  > 一緒に写真を撮ってほしいとといった少年といい
  > 本当に素敵な雰囲気のところなんですね〜。
  
  クロアチアいいですよ。
  帰ってきてから、みんなに薦めています。
  治安も、街の美しさも、そして人の温かさも。
  英語も適度に通じますし・・。
  
  
  > 日本人がなかなか見当たらない場所に
  > ツアーでなくいけてしまうさんちゃんさんの行動力がまぶしいですし尊敬です。
  
  いえいえ、お一人でイタリアへ・・というキャッツアイ様には及びません。
  
  クロアチアは、わりと個人旅行しやすいところかもしれません。
  ただ、内陸部のザグレブはわりと物価が標準だと思いましたが、
  アドリア海沿いのドブロブニクは物価が観光地プライスでびっくりでした。
  両替したクーナがどんどん無くなる感じでしたから。
  
  キャッツアイ様の行動力なら、きっと良い旅ができると思います。
  
  また、よろしくお願い致します。