クロアチア、スロベニア、モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナ12日間の旅⑫回廊に憧れてミロゴイ墓地

2014/08/26 - 2014/08/26

リュブリャナからバスで陸路国境を越え、ザグレブに戻ってきました。18時30分のシャトルバスで空港に行けば間に合うので、郊外のミロゴイ墓地に行ってみることにしました。

（旅程）☆がこの旅行記
8/21(木)22:30　TK53便成田発イスタンブール行　【機中泊】

8/22(金)05:00イスタンブール着　8:55TK1053 イスタンブール発ザグレブ行　空港バスで市内へ。SOBEに荷物を置きサモボルへ。　夕方ザグレブに戻り市内観光【ザグレブ泊】

8/23(土)05:45ザグレブ発プリトビッツェ行きバス、8:09プリトヴィッツェ着、その後観光　12:50のバスで15:10ザグレブに戻り市内観光【ザグレブ泊】

8/24(日)06:50ザグレブ発EC10:01レスツェブレッド着　ブレッド湖観光、その後クランを経てリュブリャナへ【リュブリャナ泊】

8/25(月)07:30ホテル発　専用車でポストイナ鍾乳洞、洞窟城、シュコツィアン鍾乳洞。その後リュブリャナ市内観光【リュブリャナ泊】

☆8/26(火)07:00リュブリャナ発カムニク行バス。カムニク観光　10:30のバスでリュブリャナに、その後市内観光
12:45リュブリャナ発ザグレブ行バス。15:30ザグレブ着　ミロゴイ墓地へ。18:00空港行きバスでザグレブ空港
21:10ザグレブ発22:05ドブロブニク着　OU664便　22:30ドブロブニク空港から　予約したタクシーでコトルへ。【コトル泊】

8/27(水)午前中コトル観光(城壁、旧市街）15:10コトル発ドブロブニク行バス　18:00ドブロブニク着　【ドブロブニク泊】

8/28(木)終日ドブロブニク旧市街観光　【ドブロブニク泊】

8/29(金)8:00ドブロブニク発11:40モスタル着　モスタル旧市街観光　【モスタル泊】

8/30(土)7:05モスタル発サラエボ行鉄道　9:45サラエボ着　サラエボ市内観光　　【サラエボ泊】

8/31(日)8:50サラエボ発11:45イスタンブール着TK1022 　17:10イスタンブール発TK50便　【機中泊】

9/01(月)10:25成田着

エリア ザグレブ(クロアチア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: クロアチア航空 ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

バスの時計は13時10分。

予定より30分近く遅れてリュブリャナバスターミナルを出発です。

さよならリュブリャナ！
さよならスロベニア！

高速道路をザグレブ目指して走ります。

退屈しのぎに、追い抜いていく車のナンバープレートを眺めていました。

EUの星のマークの下がDはドイツ、Aはオーストリア、Iはイタリア。地続きですからいろいろな国の車が走っています。

教会があって、それを取り巻くように家々が並んで・・と安野光雅さんの絵にありそうな風景。

豊かさを感じさせる畑。

とうもろこし畑が多かったかな。

ああそれにしても、ザグレブでもリュブリャナでも屋台のとうもろこしやさんがあったのに食べ損ね、残念。

国境です。

まずスロベニアを出国します。その後徒歩でクロアチアの入国審査を受けます。

乗客のみなさん無事に入国できました。

リュブリャナを30分遅れて出発したのに、ほぼ定刻15時15分にザグレブの長距離バスターミナルに到着しました。

夫の大きなリュックだけバスターミナルの荷物預かり所に預け、ミロゴイ墓地に向かいます。

まずは、トラムでcapitolまで。

事前のリサーチではミロゴイ墓地行きのバスは聖母被昇天教会の前から出ているとのこと。

地元の人に尋ねると、バス停はあっちだよ・・ですって。

その「あっち」に行ってみると、ミロゴイ墓地行きのバス停前には「お花」や「ろうそく」を扱う売店がありました。

山手線の日暮里駅に降り立つと、谷中墓地に行く人のためにお花が売っているのと同じこと。

墓地は中心部から少し離れますが、106番のバスで10分位。このバスはZONE1内、すなわち1回10knで乗れます。運転手さんの横にある機械にスキャンすればOK。
どこで降りるのか不安になりキョロキョロして、「ミロゴイ墓地はここでおりるのですか？」と近くに座っていたおばあさんに聞きました。

すると「まだだよ！わたしもミロゴイに行くから教えてあげるよ！」と親切な答えが帰ってきて一安心。

「着いたよ！降りるよ」と言われ、一緒に下車。

左の壁の内側が、ミロゴイ墓地です。

先程、壁・・と表現しましたが、正しくはこのような回廊になっています。

そこに、お墓がずらりと並んでいます。

まだ、埋葬が終わったばかりでは？・・と思うような、新しい花がたくさん備 えてあるお墓もあります。

埋葬されている方が、生前どんな感じだったのかしらと想像をしてしまいます。

この方の仕事は何だったのかな？

読書家のお墓かしら？

ご夫婦のお墓かしら？

この見事な回廊が、墓地であることを忘れてしまいます

きれいに管理されていて芝生と回廊の整然とした美しさ。

この緑のドームの下は教会になっていました。

中はこんな感じ。

時間も残り少なくなってきましたので、墓地を後にします。

ザグレブ中心部聖母被昇天教会前のバス停から10分位ですので、ザグレブの市内観光で物足りなかった時に足を伸ばすにはおすすめの場所です。

バスを降り、聖母被昇天教会の前に来ました。


すっかり見慣れた教会も、下から見上げると、こんな感じ。

ルネサンス様式の祭壇・・がこれでしょうか。

クロアチアの始祖　グレゴリオ司教。

大聖堂を後にし、そろそろバスターミナルに戻ります。

沢山の見どころがある街だったんだなあと、これを見て実感。

明かりが灯される時間、ザグレブの残り時間もあと少し。

トラムでバスターミナルに戻ってきて、２階のおみやげ屋さんをいくつかのぞきました。

そして、ザグレブを去る少し前に、このバスターミナル２階にある改札口を発見。

サモボル行き、プリトヴィツェ行き、のバスに乗る時、迷ったけれど、ここから入場すれば、迷うことなくホームに辿りつけたのだわ。ザグレブにいる間バスターミナルには何度も来たのに、去る時になって知るとは・・・。

おなじみになった、パン屋さん「ドブロブニク」

今夜の夕食用にパンを購入。機内で頂きます。

２４時間営業で、長距離バスターミナルの中。
指差しで買えますから、旅人の強い味方ですよ！

店内に椅子とテーブルも少々ありますから、こちらで食べることもできます。

SOBEに預けていたスーツケースを受け取り、バスターミナルの荷物預かり所からもリュックを引取り、空港シャトルバス乗り場へ行きます。

そうそう、荷物預かり所のおじさんのお一人は、「コンニチワ、アリガト、サヨナラ」など日本語少々話してくれますから、預ける時に「コンニチワ！」と声かけてみてください。

18:00バスターミナル発の空港シャトルバスに乗りました。

夕方で少し道が混んでいたけれど18:30過ぎには空港到着。

これから搭乗するクロアチア航空国内線の預け荷物は15kgまでとのこと。
超過料金は結構高く付くらしい。

スーツケースを開けて、機内持ち込み用のトートバッグに荷物を移動。

スーツケースを機内預けに出すとき、計量目盛にちょっとドキドキ。
13kg・・なんの問題もなく預けられました。

ドブロブニク行きは21時10分で予定通り。

国内線でも、手荷物検査がすごく厳しいです。わたくしは1回で通過しましたが、夫は何度も何度もやり直し、荷物を開けてみせたりで大変。

後日、この時に変換プラグをなくしたのではと気づきます。

手荷物検査を通過した後、飲み物が売っていないかしらと探したが見当たりません。ノドが乾いたよ！

機内で先程買ったパンと手持ちの食料で夕食にします。

わずか1時間ほどのフライトですが、ありがたいことにお水が1杯ずつ配られました。

ノドがかわいた上に、飲み物なしで、パンを食べるのは厳しいもの・・。

機体が上昇して、水平飛行になったかと思うと、もう機体は下降して着陸です。

ドブロブニク空港到着　22時05分。

空港でミネラルウォーターが買えればと思ったのですが、この時間だとお店も閉まっています。

まあ、各自500ml1本分くらいは、たしかスーツケースの中にあるからいいとしますか・・。

空港を出て、無事予約していたタクシーの運転手さんと約束の１０時３０分に落ち合うことができました。モンテネグロの、ヘルツェグ・ノヴィのタクシー会社とメールのやり取りをして依頼してありました。

ドブロブニク空港から、国境を越えコトルまでのロングドライブです。

ヘルツェグ・ノヴィ在住というこのドライバーさん、がっしりした体格でコワモテ、でも運転技術には自信がありそう。

初めは、凄いスピードで、一言も話さずに暗闇の山道を下っていくので生きた心地がしませんでした。そう、TDLのスペースマウンテンに乗っているかのよう。

国境を越えてモンテネグロに入ってすぐに、「スーパーマーケットに寄るか？」と聞いてくれ、ミネラルウォーターを買うことが出来ました。その辺りから打ち解けて会話が弾みます。

ドライバーだけあって、車のこと非常に詳しいのです。日本車はいいねえとべた褒め。彼は今マツダの車に乗っているとか。

さらに、「サムライ」が好きだ、「クロサワの七人の侍を見て涙した」「日本のソルド(sord・・刀のこと！）は、いいな！！」などなど。

以前彼がプラハに行った時、日本のマッサージのお店に入って「サケ」を飲んだそうですが、あれはうまいかったなあとも。

その直後、コンビニらしきお店の前で車をさっと停め、飲み物【ペットボトル】を買ってきて、運転しながらグビーッとイッキ飲み。（仕事中に私用の買い物なんて日本のドライバーさんでは考えられないよね！）

飲み終わって一言。
「今、オレはサケを飲んだのさ！」にわたくしたち唖然！！
「ハハハ　ジョーク、ジョーク」と言っていたけれど、真相は？

また、「SONYのテレビやDVDを使っているが７年経ってもノープロブレムだ。さすが日本製は凄い！・」とまたもや日本製品絶賛。・・ちなみに我が家は旅に出る数日前に８年使ったSONYのテレビが壊れたばかりでした。

神風運転のタクシー？のおかげで、コトルに着いたのは日付が変わる直前。

でも、ドライバーさん、おしゃべりなだけでなく、気も回る方。

到着10分くらい前になったら、ホテルに電話をしてくれ、「今から予約しているヤーパン（Japan)が2人行くから、門の所まで迎えに来てやってくれ」とフロントに伝えてくれました。

おろしてくれた門がてっきり正門だと思ったわたくしたち、迷いかけましたが、お迎えのおかげで無事到着。

コトルのマリヤホテルです。

深夜到着だったので24時間フロントOPENのところにしてよかった。

とうとう憧れのコトルにやって来ました。
映画で観たコトルの地に行きたいと思ってから７年。

到着は深夜になりましたが、一晩コトルで過ごせるのです。

さて、客室に通されました。

エレベーターがないので２階までスーツケースを頑張って運びます。

トリプルの部屋を予約したので、ゆったりとしています。

リュブリャナ→カムニク→リュブリャナ→ザグレブ→ドブロブニク→コトル。

今日は大移動の日でした。でも、無事スケジュールを予定通りこなしとうとうコトルにやって来ました。

さあ、汗を流したらさっさと休みましょう。

本日の総歩数　２２２８６歩！

出入国スタンプがこんなに押されました。

この旅行記へのコメント （3）

• ５６さん 2014/11/23 06:10:08

  谷中霊園

  さんちゃんさん
  
  クロアチア編を読んでくださってありがとう
  ございました。
  
  こちらのミロゴイ墓地の旅行記を読んで、
  共通点を発見！
  
  それは‘谷中霊園’。
  
  この単語から‘イナムラショウゾウ’を
  思い出しました。
  
  もしかしたら谷中霊園ですれ違っていた
  かもしれない、さんちゃんさんと
  クロアチアを通して知り合えたって
  って不思議で面白いな〜なんて
  思いました。
  
  56

  さんちゃんさん からの返信 2014/11/23 15:56:08

  RE: 谷中霊園

  ５６様
  わたくしの旅行記に投票していただきありがとうございます。
  クロアチア続編、一気に見せていただきましたよ。
  （いつも写真が素敵ですね！！
  付け加えられたコメントの言葉の一つひとつにセンスの良さを感じます。）
  
  日暮里は、骨盤矯正の治療に、たまに行きます。
  最初の頃、駅でなんで仏花の束が売っているの？と思っていたのですが、
  ある日、ああそうかと気づきました。
  
  ですから、カピトルのミロゴイに行くバス停前で
  ろうそくやら、お花を売っているのを見て日暮里駅と同じね・と即座に思いました。
  
  骨盤矯正は、イナムラショウゾウと反対側なのですが、
  今度、早めに終わった時は、足を伸ばして、おやつを買ってこようかしら。
  
  ５６様とすれ違ったりして・・！？
  
  また、旅行記楽しみに見せていただきますね。
  わたくしも、ドブロブニク、サラエボ・・と残りを仕上げていきますので、よろしかったらご覧くださいませ。
  
  どうぞよろしくお願いいたします。
  
  さんちゃん
  
  

  ５６さん からの返信 2014/11/25 07:38:31

  イナムラショウゾウがおやつ

  さんちゃんさん
  
  過分なお言葉をいただき、恐縮です。
  でも、とっても嬉しいです、ありがとうございます♪
  
  骨盤矯正は駅の反対側だったんですね。
  たしか麺を叩き伸ばしながら、ガラス越しに
  通行人に投げつけてくる　笑）、中華系ラーメン店が
  あったような…
  
  雨の日の秘密基地だった朝倉彫塑館に
  イナムラショウゾウのおやつ、今となっては
  遠方にいるので、せいぜい年に1度か2度です。
  
  でもそのうちすれ違うかもですね〜
  
  ドブロブニクにサラエボ…とくにドブロブニク
  には行ってみたかったので、続きの旅行記、
  楽しみにしています♪
  
  
  56