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愛媛県大洲市は、背後に迫る山並みと肱川の流れに挟まれた大洲城の城下町で、その中心である肱南地区には、城下町の風情を色濃く残す町並みが残っており、伊予の小京都と呼ばれています。<br /><br />肱南地区の東側地域は、木蝋屋、生糸製造屋、各種問屋、料理屋などが軒を連ねる、活気溢れる町人町でしたが、大正2年、肱川の少し下流側に肱川橋が完成すると、人や物の流れが肱川橋側に集中するようになり、商業の中心はそちらに移ってしまいます。<br /><br />しかし、逆にそれが幸いし、往時の風情をしのばせる、武家屋敷、なまこ壁の土蔵、千本格子のある町屋が多数残ることとなり、今も魅力ある町並みを見ることができます。<br /><br />そんな町並みの中に、「おはなはん通り」や「明治の家並」と呼ばれる、特に風情豊かな一角があり、多くの観光客が訪れています。<br /><br />町並み以外に、大洲で興味を覚えるものとして、「臥龍山荘(がりゅうさんそう)」と「おおず赤煉瓦館」があります。<br /><br />肘川に浮かぶ蓬莱山を「龍の横たわる姿」に例えた大洲藩主加藤泰恒が、この地を『臥龍』と名付けられたと伝えられ、その肱川随一の景勝地に建つ「臥龍山荘」は、大洲市新谷出身の木蝋の豪商、河内寅次郎が余生を過ごすために、明治30年頃から10年余りの歳月をかけて建てたものです。<br /><br />寅次郎氏亡きあとも河内家一族が居住していましたが、昭和53年に大洲市がこの山荘を譲り受け、昭和55年から一般公開されています。<br /><br />大洲レトロタウンにある「おおず赤煉瓦館」は、明治34年に大洲商業銀行本店として建てられた建物で、屋根を和瓦葺きの寄棟造りとしながら、外壁には、当時としては珍しいイギリス積みの赤レンガを使用した、和洋折衷様式となっています。<br /><br />現在、館内には特産品の販売所をはじめ、ギャラリーや喫茶室が設けられ、観光客の利用に供されています。

2014 愛媛の旅 7/8 大洲 (3日目)

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2014/07/19 - 2014/07/21

108位(同エリア253件中)

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nao

naoさん

愛媛県大洲市は、背後に迫る山並みと肱川の流れに挟まれた大洲城の城下町で、その中心である肱南地区には、城下町の風情を色濃く残す町並みが残っており、伊予の小京都と呼ばれています。

肱南地区の東側地域は、木蝋屋、生糸製造屋、各種問屋、料理屋などが軒を連ねる、活気溢れる町人町でしたが、大正2年、肱川の少し下流側に肱川橋が完成すると、人や物の流れが肱川橋側に集中するようになり、商業の中心はそちらに移ってしまいます。

しかし、逆にそれが幸いし、往時の風情をしのばせる、武家屋敷、なまこ壁の土蔵、千本格子のある町屋が多数残ることとなり、今も魅力ある町並みを見ることができます。

そんな町並みの中に、「おはなはん通り」や「明治の家並」と呼ばれる、特に風情豊かな一角があり、多くの観光客が訪れています。

町並み以外に、大洲で興味を覚えるものとして、「臥龍山荘(がりゅうさんそう)」と「おおず赤煉瓦館」があります。

肘川に浮かぶ蓬莱山を「龍の横たわる姿」に例えた大洲藩主加藤泰恒が、この地を『臥龍』と名付けられたと伝えられ、その肱川随一の景勝地に建つ「臥龍山荘」は、大洲市新谷出身の木蝋の豪商、河内寅次郎が余生を過ごすために、明治30年頃から10年余りの歳月をかけて建てたものです。

寅次郎氏亡きあとも河内家一族が居住していましたが、昭和53年に大洲市がこの山荘を譲り受け、昭和55年から一般公開されています。

大洲レトロタウンにある「おおず赤煉瓦館」は、明治34年に大洲商業銀行本店として建てられた建物で、屋根を和瓦葺きの寄棟造りとしながら、外壁には、当時としては珍しいイギリス積みの赤レンガを使用した、和洋折衷様式となっています。

現在、館内には特産品の販売所をはじめ、ギャラリーや喫茶室が設けられ、観光客の利用に供されています。

同行者
一人旅
交通手段
自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 旅の最終日は、観光案内所のある「まちの駅あさもや」に車を停めさせてもらって、先ず大洲の町歩きから始めます。

    旅の最終日は、観光案内所のある「まちの駅あさもや」に車を停めさせてもらって、先ず大洲の町歩きから始めます。

    おはなはん通り 名所・史跡

  • 「まちの駅あさもや」の東側には、悠々と鯉が泳ぐおはなはん通りが続いています。

    「まちの駅あさもや」の東側には、悠々と鯉が泳ぐおはなはん通りが続いています。

  • 『おはなはん』は、1966年4月から1年間放送された、NHKの朝の連続テレビ小説の6作目の作品です。

    『おはなはん』は、1966年4月から1年間放送された、NHKの朝の連続テレビ小説の6作目の作品です。

  • 明治中期の大洲を舞台に、「おはな」と云う女性の主人公が、女手一つで子供を育てながら、幾多の人生の荒波を乗り越えて成長する姿を描いたもので・・・

    明治中期の大洲を舞台に、「おはな」と云う女性の主人公が、女手一つで子供を育てながら、幾多の人生の荒波を乗り越えて成長する姿を描いたもので・・・

  • 主人公「おはな」を演じたのが樫山文枝さんです。<br /><br />私もリアルタイムで放送を見た一人ですが、あれからほぼ半世紀が過ぎたんですね・・・。

    主人公「おはな」を演じたのが樫山文枝さんです。

    私もリアルタイムで放送を見た一人ですが、あれからほぼ半世紀が過ぎたんですね・・・。

  • 大洲市も「おはなはん通り」に力を入れているようで、かつての水路を復元・整備するなど、綺麗に整備されています。

    大洲市も「おはなはん通り」に力を入れているようで、かつての水路を復元・整備するなど、綺麗に整備されています。

  • ほんの100m余りの通りには、なまこ壁や白漆喰塗り籠めの蔵造りの町家が連なっています。

    ほんの100m余りの通りには、なまこ壁や白漆喰塗り籠めの蔵造りの町家が連なっています。

  • 通りの中ほどにあるこちらの町家は、郷土料理屋さんです。

    通りの中ほどにあるこちらの町家は、郷土料理屋さんです。

  • 町家の軒下の装飾。<br /><br />意味は判りませんが、ちょっとした面白いアクセントになっています。

    町家の軒下の装飾。

    意味は判りませんが、ちょっとした面白いアクセントになっています。

  • 蔵造りに洋風の窓を取り入れた町家。

    蔵造りに洋風の窓を取り入れた町家。

  • 突き当りの曲がり角までがおはなはん通りです。

    突き当りの曲がり角までがおはなはん通りです。

  • では、おはなはん通りはこれくらいにして、古い町並みを探して歩きます。

    では、おはなはん通りはこれくらいにして、古い町並みを探して歩きます。

  • おはなはん通りを北に上がった、旧塩屋町の町並みです。

    おはなはん通りを北に上がった、旧塩屋町の町並みです。

  • この辺りは、とても風情のある町家が連なる比地町の町並みです。<br /><br />この先に「臥龍山荘」があるので、そちらに向かいます。

    この辺りは、とても風情のある町家が連なる比地町の町並みです。

    この先に「臥龍山荘」があるので、そちらに向かいます。

  • 比地町の町並みを振り返ったところです。

    比地町の町並みを振り返ったところです。

  • 比地町の町並みを何気なく曲がった途端に現れた枡形の道。<br /><br />この町がかつて城下町だったことを教えています。

    比地町の町並みを何気なく曲がった途端に現れた枡形の道。

    この町がかつて城下町だったことを教えています。

  • その枡形を抜けたところに、「臥龍山荘」はありました。<br /><br />「臥龍山荘」の名前は、肘川に浮かぶ蓬莱山を「龍の横たわる姿」に例えた大洲藩主加藤泰恒が、この地を『臥龍』と名付けたことに由来しています。

    その枡形を抜けたところに、「臥龍山荘」はありました。

    「臥龍山荘」の名前は、肘川に浮かぶ蓬莱山を「龍の横たわる姿」に例えた大洲藩主加藤泰恒が、この地を『臥龍』と名付けたことに由来しています。

  • 左手の小高い丘が、その「龍の横たわる姿」に例えられた蓬莱山です。

    左手の小高い丘が、その「龍の横たわる姿」に例えられた蓬莱山です。

  • この辺りは、肱川でも随一の景勝地だそうです。<br /><br />ちなみに、坂本竜馬脱藩に際し、船で肱川を下ったと云われています。

    この辺りは、肱川でも随一の景勝地だそうです。

    ちなみに、坂本竜馬脱藩に際し、船で肱川を下ったと云われています。

  • 肘川の河原から石段を登ったところに・・・

    肘川の河原から石段を登ったところに・・・

  • 「臥龍山荘」の入り口があります。

    「臥龍山荘」の入り口があります。

    臥龍山荘庭園 名所・史跡

  • 入り口横の行灯。

    入り口横の行灯。

  • その入り口から瓦土塀に沿って進み、南に曲がると・・・

    その入り口から瓦土塀に沿って進み、南に曲がると・・・

  • 瓦土塀の上に「臥龍院」の茅葺屋根が覆いかぶさっています。

    瓦土塀の上に「臥龍院」の茅葺屋根が覆いかぶさっています。

  • 延々と延びる瓦土塀が、三千坪もの敷地の大きさを物語っています。

    延々と延びる瓦土塀が、三千坪もの敷地の大きさを物語っています。

  • 高台の道路から見下ろした「臥龍院」。

    高台の道路から見下ろした「臥龍院」。

  • 庭の木々がお日さまの光を受けて、光と影のグラデーションを生んでいます。

    庭の木々がお日さまの光を受けて、光と影のグラデーションを生んでいます。

  • 垂れ壁に開けられた渦巻き模様が、数寄屋の匠が活きています。

    垂れ壁に開けられた渦巻き模様が、数寄屋の匠が活きています。

  • 「花筏」と名付けられた欄間の透かし彫りが、清吹の間の障子に影絵を浮かび上がらせます。

    「花筏」と名付けられた欄間の透かし彫りが、清吹の間の障子に影絵を浮かび上がらせます。

  • 茅葺屋根の下地も・・・

    茅葺屋根の下地も・・・

  • 数寄屋手法でしつらえられています。<br /><br />次は明治の家並と名付けられた通りです。

    数寄屋手法でしつらえられています。

    次は明治の家並と名付けられた通りです。

  • 比地町の町並みを戻って明治の家並へ向かいます。

    比地町の町並みを戻って明治の家並へ向かいます。

  • 比地町の町並みには、本当に味のある町屋が残っています。

    比地町の町並みには、本当に味のある町屋が残っています。

  • この角を曲がると、明治の家並へ入ります。

    この角を曲がると、明治の家並へ入ります。

  • 明治の家並には、白壁やなまこ壁の土蔵造りの町家が数多く残っています。

    明治の家並には、白壁やなまこ壁の土蔵造りの町家が数多く残っています。

  • 立派な土蔵造りの町家。

    立派な土蔵造りの町家。

  • 同じ土蔵造りでも、こちらにはなまこ壁が使われています。

    同じ土蔵造りでも、こちらにはなまこ壁が使われています。

  • この先の土蔵は腰板貼りです。

    この先の土蔵は腰板貼りです。

  • この通りでは、いろんなバリエーションの土蔵造りを見ることが出来ます。

    この通りでは、いろんなバリエーションの土蔵造りを見ることが出来ます。

  • こちらは老舗料亭の別館です。

    こちらは老舗料亭の別館です。

  • 別館と云っても、築地塀の瓦屋根にむす苔がお店の歴史を物語っています。

    別館と云っても、築地塀の瓦屋根にむす苔がお店の歴史を物語っています。

  • 老舗料亭別館の全景です。<br /><br />手前に見える昭和燈は大洲神社の灯籠です。

    老舗料亭別館の全景です。

    手前に見える昭和燈は大洲神社の灯籠です。

  • 大洲神社の昭和燈は、昭和天皇の即位を記念して昭和3年に建てられました。

    大洲神社の昭和燈は、昭和天皇の即位を記念して昭和3年に建てられました。

  • 明治の家並を振り返って見たところです。<br /><br />白壁やなまこ壁の土蔵造りの町家が、小京都の風情を漂わせていました。

    明治の家並を振り返って見たところです。

    白壁やなまこ壁の土蔵造りの町家が、小京都の風情を漂わせていました。

  • ここは石張舗装の道と名付けられた通りで、明治の家並の一本西側にあります。<br /><br />この通りにも風情のある町家が軒を連ねています。

    ここは石張舗装の道と名付けられた通りで、明治の家並の一本西側にあります。

    この通りにも風情のある町家が軒を連ねています。

  • 大黒様が鎮座するこちらのお店は、民芸品屋さんです。

    大黒様が鎮座するこちらのお店は、民芸品屋さんです。

  • なまこ壁と格子窓が素晴らしい町家です。

    なまこ壁と格子窓が素晴らしい町家です。

  • 浅黄色の漆喰塗と格子窓が印象的な町家です。<br /><br />ちなみに、手前に見えているのが老舗料亭の本館です。

    浅黄色の漆喰塗と格子窓が印象的な町家です。

    ちなみに、手前に見えているのが老舗料亭の本館です。

  • この町家には、いろんなバリエーションの格子窓がつけられています。

    この町家には、いろんなバリエーションの格子窓がつけられています。

  • ここまで、大洲の東側の町並みを一巡しておはなはん通りに戻ってきました。<br /><br />次に、「おおず赤煉瓦館」のある町並みに向かいます。

    ここまで、大洲の東側の町並みを一巡しておはなはん通りに戻ってきました。

    次に、「おおず赤煉瓦館」のある町並みに向かいます。

  • 大洲レトロタウンにある「おおず赤煉瓦館」です。<br /><br />この建物は、明治34年に大洲商業銀行本店として建てられたものです。

    大洲レトロタウンにある「おおず赤煉瓦館」です。

    この建物は、明治34年に大洲商業銀行本店として建てられたものです。

    おおず赤煉瓦館 名所・史跡

  • 屋根を和瓦葺きの寄棟造りとし、外壁に当時としては珍しいイギリス積みのレンガを使用した、和洋折衷様式となっています。

    屋根を和瓦葺きの寄棟造りとし、外壁に当時としては珍しいイギリス積みのレンガを使用した、和洋折衷様式となっています。

  • 窓にはステンドグラスが採用されています。

    窓にはステンドグラスが採用されています。

  • 蔦の絡まるレンガ壁。

    蔦の絡まるレンガ壁。

  • 外灯もクラシックなデザインです。

    外灯もクラシックなデザインです。

  • 大洲市の汚水枡の蓋。<br /><br />肱川の鵜飼いとツツジの花をモチーフにしています。

    大洲市の汚水枡の蓋。

    肱川の鵜飼いとツツジの花をモチーフにしています。

  • 続いてやって来たのは、「おおず赤煉瓦館」の南側の本町界隈の町並みです。

    続いてやって来たのは、「おおず赤煉瓦館」の南側の本町界隈の町並みです。

  • 年期の入った看板が目を引きます。

    年期の入った看板が目を引きます。

  • この辺りには昔ながらの商店が数多く軒を連ねています。

    この辺りには昔ながらの商店が数多く軒を連ねています。

  • 2軒続きの大きな町家です。

    2軒続きの大きな町家です。

  • こちらは和菓子屋さんです。

    こちらは和菓子屋さんです。

  • 通りに面したショウウィンドウには、かつて使われていた干菓子の木型が展示してあります。

    通りに面したショウウィンドウには、かつて使われていた干菓子の木型が展示してあります。

  • こちらの町家は、1階のガラス戸を全て開けると大きな空間が現れます。<br /><br />これだけ広い間口ですから、かつては何か商売をされていたんでしょうね。

    こちらの町家は、1階のガラス戸を全て開けると大きな空間が現れます。

    これだけ広い間口ですから、かつては何か商売をされていたんでしょうね。

  • 戸袋には、何やら意味ありげな文様が書かれています。

    戸袋には、何やら意味ありげな文様が書かれています。

  • 味のある看板を掲げているのは川魚屋さんです。

    味のある看板を掲げているのは川魚屋さんです。

  • 何か買って帰ろうかな〜・・・。

    何か買って帰ろうかな〜・・・。

  • 次は本町の一本南側の、中町界隈の町並みです。<br /><br />こちらには、提灯屋さんや表具屋さんなど、職人さんのお店が並んでいます。

    次は本町の一本南側の、中町界隈の町並みです。

    こちらには、提灯屋さんや表具屋さんなど、職人さんのお店が並んでいます。

  • 大洲では余り見かけませんでしたが、大きな虫籠窓のある町家がありました。

    大洲では余り見かけませんでしたが、大きな虫籠窓のある町家がありました。

  • 振り返ってよ〜く見ると、漆喰塗り籠めの町家がちらほら見えます。<br /><br />さて、この辺りで車を停めさせてもらっている、まちの駅へ戻ります。

    振り返ってよ〜く見ると、漆喰塗り籠めの町家がちらほら見えます。

    さて、この辺りで車を停めさせてもらっている、まちの駅へ戻ります。

  • おはなはん通りの水路を泳ぐ小魚。

    おはなはん通りの水路を泳ぐ小魚。

  • おはなはん通りを「まちの駅あさもや」の方へ曲がると、教会の尖塔が見えてきました。

    おはなはん通りを「まちの駅あさもや」の方へ曲がると、教会の尖塔が見えてきました。

  • これは、大洲協同基督教会と云って、「まちの駅あさもや」の東向かいにあります。<br /><br />真っ白い外壁に、赤い屋根の尖塔がアクセントになっています。<br /><br />では、大洲はこれくらいにして、この旅最後の目的地へ向かいます。

    これは、大洲協同基督教会と云って、「まちの駅あさもや」の東向かいにあります。

    真っ白い外壁に、赤い屋根の尖塔がアクセントになっています。

    では、大洲はこれくらいにして、この旅最後の目的地へ向かいます。

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