エンパイアステート ＆ ロックフェラー

2014/07/26 - 2014/07/30

摩天楼で有名なニューヨークでも、とりわけ意表を放つ２大高層ビルといえば、エンパイアステートビルと、『ザ・ロック』の愛称を持つロックフェラーセンタービルである。　
かつてなら、ツウィンタワーと呼ばれた世界貿易センタービルも有名だったのだが、あの忌まわしき 9.11同時多発テロの標的となって姿を消し、人類の歴史に大きな傷跡を残す事件となってしまった。
俗に、『煙と何とかは高きを目指す』などと言われるが、日本からはるばる高高度を飛んで来て、せっかくニューヨークの大地に降り立ったばかりだというのに、『何とか』は、再び高い所に行きたがるのである。
それは、人間のテクノロジーが重力に逆らって、どこまで天を目指せるか？　という、古代建築の夢から続いているロマンなのではないだろうか。
この際、建物の目的や機能については置いといて、私たちはニューヨークにある二つの『のっぽビル』に、とりあえず上がってみる事にした。

エリア ニューヨーク(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: ユナイテッド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ニューヨークのエンパイアステートビルと言えば、世界一高いビルディングというイメージが固定化されている。
ただしそのランクは、時代と共に変動してきたのだ。

マンハッタンのミッドタウン。　
ブライアントパークから眺めたエンパイアステート。
とにかく、向かう方向が分かるというのはありがたい。

近くまでやって来たが、天辺を写すと下が入りきらない。

カメラを斜めに構えて、やっと地面からファインダーに収まった。

付近の路上で売られているチケットは、オプション会社のパックツアー。
買うも買わないも勝手だが、ビル入場のオフィシャルチケットではない。

エンパイアステートビルの、展望所エントランス。
これから 地上373ｍ、102階の最上階へ向かう。

思わず大ラッキー！　
まれにみる幸運で、行った時点ではガラガラ空きのフリー通過状態。 ２時間待ちと、話に聞いていたのだが･･･？

チケットもすぐに買えた。　
86階までの一般チケットではなく、最上階の102階展望所行きのチケットを、待ち時間無しの当日券で買えました。　
これって、絶対ラッキー！！

俗に言う『トリックの記念写真』って訳だ。　
出来上がった写真は、買うも買わないも自由だよ。

現在のニューヨークは、何処へ行ってもセキュリティが厳しい。
とにかく、86階に上がります。

エンパイアステートビルと言ったらキングコングでしょ！
1933年の初映画はモノクロで、再上映で見たけれど、2005年のナオミ・ワッツ主演版は記憶にしっかり残っている。
1976年のジェシカ・ラング版で登ったのは、今は無きワールドトレードセンターだったんだ。
全部知ってる俺って、やっぱりオヤジかねぇ？

86階に着いた。
ニューヨーク滞在中に見た警備関係者で、一番真面目そうだったのがこの男。
他はもうとにかく、ポリスマンさえタレントみたいなものだった。

通り抜ける風が気持ちいい。
遠くの景色も気持ちいい。

高いーーー！”
1931年完成で世界最高を誇ってから、1972年にワールドトレードセンタービルがその高さを上回ったものの、9.11テロ事件による崩壊で、再び世界一となったという逸話は、喜ぶべき話ではないだろうな。

目が回るーーー！
でもさらに、この上の展望所があるのです。

マンハッタン島の南方向に、リバティ島の自由の女神が見えるぞ！
けっこうズームした写真です。

上を見上げると、102階の最上階展望所の上にそびえるアンテナ塔が見える。
間近に見ると、かなり太い！！

遠目に眺めたアンテナ塔は、針のように細いのだが･･･。
比べてみると面白いねぇ。

86階の一般展望室から、最上階の102階へ上がります。

航空写真じゃないんだよ〜！

確か、このビル群の中に私たちのホテルがあるはず･･･。

曇り空が残念だけれど、マンハッタン島の南側半分が見えている。
『リバティ島の自由の女神』については、別の写真集で綴ってありますよ。

東京スカイツリーではありません。
エンパイアステートビルの模型です。

派手なＴシャツでも、ニューヨークなら似合うかも･･･。

やはり、キングコングが付き物ですな。

わぉ！　私たちが帰る頃に、来場者が長蛇の列。
いやはや、何ともラッキーな時間帯に来たものだ。

んで、例のトリック写真ですが。　エンパイアステートビルに上がったのに、何で背景がエンパイアステートビルなんだ？
これはちょっと変でしょ！　ま、記念に買ってしまったけど･･･。

と、いう訳で。　エンパイアステートビルを眺めたいなら、フィフス ストリートのザ・ロックに上がればいいのさ。

ニューヨークの五番街と言えば、高橋真理子の歌でも有名だ。
思わず マリーを訪ねたくなるが、今日のところは ザ・ロック。

ポリスマンも、ザ・ロック？

庭木の造形も、ザ・ロック？

こんなオヤジも、ザ・ロック？

プロメテウスも、ザ・ロック？

チケットブースにやってきた。　すぐにチケットを買えた！と、思いきや･･･。
12:30に購入したチケットは、14:30からの入場整理券だった。

しょーがないから、２時間の暇つぶし。
ロックフェラーセンター内にも、デパ地下みたいな所があるけどね。

時間ですよ〜♪
エレベーターホールで、整理券を渡します。

やはりここでも、セキュリティチェック。

やはりここでも、トリック写真。
（ポーズとりすぎの面白家族に大笑い）

エレべーターも、ザ・ロック。

地上259ｍの、70階展望所にやって来ました。

エンパイアステートビルだぁ〜！
トリック写真じゃないんだぞ〜！

んで、ベタだけど、こんな写真も撮っちゃうわけね。
ちょっと指が痛そう？

マンハッタンを北方向に眺めると、セントラルパークが見えるのです。
雲の高さが近いぞ〜！

んで、私が１フロアを上に上がって、階下の妻を撮影すると、こんな写真も写せます。　トリック撮影ではありません。

ブルックリンブリッジも見えてるぞ〜！
明日は、あの橋を渡ろう！

ロックフェラーセンタービルのエントランスにあるアトラス像は、セントパトリック教会側に面して立っている。
残念ながら、教会が改修工事中だった。

それでは おまけで、マンハッタンの風景を･･･。
手前が、新しいワールドトレードセンタービル。
左奥に、エンパイアステートビルが見える。

こうやって眺めていると、平和な都市にしか見えないが･･･。
かつてなら、ツウィンタワーも見えていたのだろう。

陽が落ちるにしたがって、観光客も集まってくる。

これぞ、夜のマンハッタン。

ご覧くださり、ありごとうございました。