2014/08/06 - 2014/08/11
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マリオットさん
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・この旅行記は、2014年に書かれたものです。2022年夏、急にアクセスが多くなり驚いています。
・東北の雨の状態と、竿灯まつりが行われるかが知りたくて検索するとリストに登るようです。
・3日は大通りに竿灯が並び、祭りは開幕したようです。当日雨が降っていても、この旅行記の様な奇跡の瞬間のもあります。事務局の判断を参照してください。(2022.8.4記)
東北の祭りに行ってみたいと思っていたところ、秋田は竿燈まつりの見学席が取れました。それも最前列の席です。では行こうと思ったものの、新幹線は簡単に予約出来たのですが、宿がまったく決まりません。ネットを探せど、お祭り中は予約欄が空白になっていて、空室があるかさえも分からないのです。きっと大手の旅行社が、ツアーのために押さえてしまっているのでしょうか。こんな時は、アナログな電話しか通じないような旅館が頼りになりました。
さて、6日になると新たな不安が。遠く沖縄に台風が二つも近づき、梅雨前線が下北半島あたりに停滞して秋田は雨だと言うのです。お天気マークは、傘と雲が交互に入り混じっています。雲の方を信じて、晴れた関東から「こまち」に乗り秋田を目指しました。
宮城の水田は、ササニシキでしょうか。晴れた田んぼを眺めながら峠のトンネルを抜けると、雨模様になってきました。不安になりながらも秋田に着くと、そこは祭り一色の盛り上がりで、地元の民謡が迎えてくれました。「昼間の妙技会は体育館に変更になりましたが、夜竿灯は絶対やります。」と言うインフォメーションの力強い言葉を信じて、まずは市内見物へ。
まずは「ねぶり流し館」へ行って竿燈の学習です。竿燈の説明があり、この日は国際教養大学のメンバーが竿灯の実演を見せてくれました。英語漬けになることで有名な大学ですが、県外から来た学生さんもいるのでしょう。入学してから数年で覚えるとは、見事なバランス感覚です。
夜竿燈まではまだ時間があるので、地元B級グルメの屋台会場へ。目移りするほどの数の屋台が並びましたが、地ビールと豚バラ焼きを味わいました。まだまだ時間があるので、地元カラーを感じられそうな居酒屋へ。農家の様なインテリアでしたが、落ち着いた雰囲気できりたんぽを食べました。
さて、夜竿燈の時間になったのですが、雨は本降りと言えそうな強さで降っています。本当に出来るのだろうかと不安になってきました。それでも雨の中、交通規制が始まると、我々の座る席が用意されました。アルバイトのお兄さんでしょうか、きちんとタオルで拭いてくれたのですが、すぐに大雨です。傘をさしながら、竿燈の入場を待ちます。
いよいよ時間になり、竿燈が演技の会場に進んでくるのですが、大雨です。みな横にしたままで、ビニールの雨避けをかけています。それでも、小さな子供たちの掛け声や、お囃子を叩く女の子など、声を張り上げて雨にも負けないくらい元気でした。
今年は台風だから、仕方ないと諦めかけたその時でした。7時になると、突然雨が小やみになったのです。本部席から放送がありました。「雨が小やみになったので、竿燈を上げます」と。市長の短いあいさつの後、すぐに竿燈が立ち上がり、お囃子も、どっこいしょの掛け声も、一気に盛り上がりました。それまで濡れていて滑るでしょうに、頭や腰で竿灯を支える技も見せてくれました。祭りの最後の一瞬に、いろいろな気持ちや願いを込めたような演技に見えました。
一回目の演技が終わると、また大雨がざっと降りだしました。それ以後は演技も中止になり、最終日に竿燈はたった一回、それも30分だけの演技で終わりました。
それにしても、なぜあの時間だけ雨がやんだのか。台風のいたずらか、豊作を願う神様のおぼしめしか。晴れの関東から雨の竿燈を見に来て、一瞬に集中する祭りの良い思い出が出来ました。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 新幹線
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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6日最前列のチケットが、手に入った。
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こまちのノーズ。周りでも沢山写真を撮っていました。
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仙台に近づき、ササニシキの水田でしょうか。まだ、晴れています。
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トンネルを抜け、秋田に入ると雨模様になってきました。
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時間通り、秋田に到着しました。
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改札を出ると、秋田の民謡でお出迎え。装飾も祭り一色です。
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地元のグルメを集めたテント。市内に三か所ほどあり、席もたくさん用意されていました。
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河辺雄和商工会青年部の出店していた「バリコロ焼き」。豚ばら肉にたっぷりの玉ねぎみじん切りで、ビールのつまみに最高でした。
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まだまだ夜竿燈には時間があるので、地元の飲み屋さんへ。
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秋田と言えば、きりたんぽ鍋を頼みました。
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同じく、秋田と言えば味噌きりたんぽと地酒です。
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大雨の中、交差点の観覧席が準備され始めました。
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いよいよ夜竿燈の入場ですが、さすがにビニールシートをかぶっています。もう、この行進だけで終わりだろうと諦めかけました。
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突然雨が小やみになり、一斉に竿灯が上がりました。お祭りの神様が雨を止めてくれたのでしょうか。
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