田沢湖・乳頭温泉郷旅行記(ブログ) 一覧に戻る
田沢湖温泉のホテルで、のんびりと朝食を食べていました。窓からの景色は、一面の雨。梅雨前線が東北に停滞しているとかで、まったく視界が開けません。ここまで来たら、花の季節は終わっているでしょうが、駒ヶ岳に登ってみたかったのです。<br /><br />せめて八合目の景色でも見に行こうかと、アルパこまくさに向かいました。夏の季節は交通規制があり、バスでしか八合目へ行けないのです。切符売り場の人に聞くと「今日の山はダメでしょうね。今までも、五人しかバスに乗っていません」と絶望的なお話でした。<br /><br />バスが来て乗りましたが、乗客は我々だけで発車しました。途中からは細い山道になり、身体を左右に振られながらも、運転手さんの見事なハンドルさばきに脱帽。それでも、雨のためワイパーは動いたままでした。<br /><br />駒ヶ岳の八合目に着くと、雨と言うより、霧か靄の中にいるような雰囲気になりました。小屋に入ると、すでに山歩きを終えた方や、山小屋の掃除を担当している方に会いました。聞けば、雨の影響は登山道に出ていない、コマクサがまだ咲いているそうです。雨はやんでいるのか、霧の中なのかわかりませんが、歩けた人がいるなら行ってみようと駒ヶ岳を目指してみることにしました。<br /><br /><br />まずは、ひたすら登って片倉岳展望台を目指します。花の季節は過ぎたとはいえ、オニアザミやエゾミュウなどが見らるます。立ち止まっては写真を撮ったり、水を飲んだり。ほぼコースタイム通りに展望台に着きました。天気が良ければ田沢湖が見えるのでしょうが、真っ白な景色が広がるだけでした。贅沢は言えません、雨が降っていないだけありがたいと思わなければ。<br /><br />更に進むと木道になり、阿弥陀池の近いことがわかります。池の周りはチングルマの咲き誇る場所のようですが、わずかに残っていて顔を見せてくれました。もう一頑張りして、最高峰の男女岳を往復しました。もちろん頂上も、真っ白な霧の景色でした。((+_+))<br /><br />避難小屋で一休みした後、横岳から焼森のコースへ。ほぼ下山へ向かうルートですが、コマクサが咲いているはずなのです。緩やかな尾根道を進むと、だんだん緑の少ない地面になってきました。酸性度が強く、他の草が生えないところにコマクサがあるはずなのです。展望は霧でありませんから、地面ばかりを見て進みます。そして、コマクサを見つけました。本当に、石の多いガレ場の様な所に咲いています。養分の少ない土地に、よく可愛い花を咲かせることが出来るものだと感心します。<br /><br />後は、ただただ下山コースを下るだけでした。登るより楽だと思っていたら、これが結構膝に堪えました。八合目のバス停に着いた頃は、もうへとへとになっていました。バスでアルパこまくさに戻ると、また大雨の天気でした。<br /><br />山の天気は、何だったんでしょうか。雨より上に登ったので、空の下だったのでしょうか。ほとんど視界の無い霧は、雲の中だったのでしょうか。<br /><br />雨の上は、、、ミストサウナの中に思えました。(^^ゞ<br /><br />

雨の上は、、、空の下?

10いいね!

2014/08/06 - 2014/08/11

563位(同エリア957件中)

0

15

マリオット

マリオットさん

田沢湖温泉のホテルで、のんびりと朝食を食べていました。窓からの景色は、一面の雨。梅雨前線が東北に停滞しているとかで、まったく視界が開けません。ここまで来たら、花の季節は終わっているでしょうが、駒ヶ岳に登ってみたかったのです。

せめて八合目の景色でも見に行こうかと、アルパこまくさに向かいました。夏の季節は交通規制があり、バスでしか八合目へ行けないのです。切符売り場の人に聞くと「今日の山はダメでしょうね。今までも、五人しかバスに乗っていません」と絶望的なお話でした。

バスが来て乗りましたが、乗客は我々だけで発車しました。途中からは細い山道になり、身体を左右に振られながらも、運転手さんの見事なハンドルさばきに脱帽。それでも、雨のためワイパーは動いたままでした。

駒ヶ岳の八合目に着くと、雨と言うより、霧か靄の中にいるような雰囲気になりました。小屋に入ると、すでに山歩きを終えた方や、山小屋の掃除を担当している方に会いました。聞けば、雨の影響は登山道に出ていない、コマクサがまだ咲いているそうです。雨はやんでいるのか、霧の中なのかわかりませんが、歩けた人がいるなら行ってみようと駒ヶ岳を目指してみることにしました。


まずは、ひたすら登って片倉岳展望台を目指します。花の季節は過ぎたとはいえ、オニアザミやエゾミュウなどが見らるます。立ち止まっては写真を撮ったり、水を飲んだり。ほぼコースタイム通りに展望台に着きました。天気が良ければ田沢湖が見えるのでしょうが、真っ白な景色が広がるだけでした。贅沢は言えません、雨が降っていないだけありがたいと思わなければ。

更に進むと木道になり、阿弥陀池の近いことがわかります。池の周りはチングルマの咲き誇る場所のようですが、わずかに残っていて顔を見せてくれました。もう一頑張りして、最高峰の男女岳を往復しました。もちろん頂上も、真っ白な霧の景色でした。((+_+))

避難小屋で一休みした後、横岳から焼森のコースへ。ほぼ下山へ向かうルートですが、コマクサが咲いているはずなのです。緩やかな尾根道を進むと、だんだん緑の少ない地面になってきました。酸性度が強く、他の草が生えないところにコマクサがあるはずなのです。展望は霧でありませんから、地面ばかりを見て進みます。そして、コマクサを見つけました。本当に、石の多いガレ場の様な所に咲いています。養分の少ない土地に、よく可愛い花を咲かせることが出来るものだと感心します。

後は、ただただ下山コースを下るだけでした。登るより楽だと思っていたら、これが結構膝に堪えました。八合目のバス停に着いた頃は、もうへとへとになっていました。バスでアルパこまくさに戻ると、また大雨の天気でした。

山の天気は、何だったんでしょうか。雨より上に登ったので、空の下だったのでしょうか。ほとんど視界の無い霧は、雲の中だったのでしょうか。

雨の上は、、、ミストサウナの中に思えました。(^^ゞ

旅行の満足度
3.5
観光
3.5
ホテル
4.0
グルメ
4.0
交通
3.5
同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
レンタカー 新幹線
旅行の手配内容
個別手配
  • アルパこまくさ。温泉、情報センターなどがあります。

    アルパこまくさ。温泉、情報センターなどがあります。

  • ここから八合目へ出発。

    ここから八合目へ出発。

  • 細い山道を、見事はハンドルさばきで登っていきます。

    細い山道を、見事はハンドルさばきで登っていきます。

  • 登山ルートを確認して。

    登山ルートを確認して。

  • 出発地点は舗装されていましたが。

    出発地点は舗装されていましたが。

  • だんだん道は細くなっていきます。

    だんだん道は細くなっていきます。

  • 岩場とめげずに、花を求めて頑張ろう。

    岩場とめげずに、花を求めて頑張ろう。

  • ハクサンシャジンが咲いていました。

    ハクサンシャジンが咲いていました。

  • 黄色はトウゲブキかな。霧の中で鮮やかに見えました。

    黄色はトウゲブキかな。霧の中で鮮やかに見えました。

  • 木道が見えてました。阿弥陀池はすぐです。

    木道が見えてました。阿弥陀池はすぐです。

  • 阿弥陀池、ここまで来たら男女岳も登ろう。

    阿弥陀池、ここまで来たら男女岳も登ろう。

  • 岩だらけの急坂を登れど、真っ白なだけの景色でした。

    岩だらけの急坂を登れど、真っ白なだけの景色でした。

  • 避難小屋で一休みしました。

    避難小屋で一休みしました。

  • コマクサ発見、すごい生命力です。

    コマクサ発見、すごい生命力です。

  • 焼森頂上、後はもう下るだけです。

    焼森頂上、後はもう下るだけです。

この旅行記のタグ

10いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

この旅行で行ったスポット

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

この旅行記の地図

拡大する

価格.com旅行・トラベルホテル・旅館を比較

PAGE TOP