四谷三丁目で火消しの歴史を学ぶ

2014/08/10 - 2014/08/10

台風１１号が西日本を縦断中し、その余波が関東にも及んだ日曜日。

四谷三丁目にある消防博物館に行って来ました。

エリア 四ツ谷(東京)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• 交通: 4.5

• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄

丸ノ内線四谷三丁目駅直結なので、悪天候でも問題なくアクセス出来ます。

地下１階で受付をすると、早速消防車がお出迎え。

こちらは、イベコ・マルギス社の梯子車。
今も後継車が各地で活躍中だそう。

消防博物館 美術館・博物館

マキシム消防ポンプ車とスタッツ消防ポンプ車。

アメリカ製の２台が並んで展示されています。

マキシム消防ポンプ車を正面から。

スタッツ消防ポンプ車も正面から。

ベンツ・メッツ梯子車。
レトロ感がかっこいい。

子供の頃から全く興味を持たなかった消防車ですが、改めて見るといいですね。

子供そっちのけで写真撮りまくりです。

隣はいすゞ・メッツ梯子車。

梯子が木製です。

もちろん、救急車も。

昔のは模型で展示。いいねぇ。

アーレンス・フォックス消防ポンプ車。

大正６年に東京に初めて導入されたそうです。

１台は、貸し出し中で見られませんでしたが、６台も展示されていて、充実の内容です。

１階に移動。

消防ヘリも展示されています。

シンプルな操縦席。

明治のころは蒸気ポンプを馬車が引くスタイル。

蒸気機関車みたい。

１階から１０階の展望室へ。

スカイツリーも見えます。

６階でペーパークラフト作り。

５階は江戸時代の消防についてのコーナー。

江戸の頃の消防服。

目黒行人坂の大火（明和の大火）を描いた巻物。

目黒駅から雅叙園に向かう途中にある大円寺から放火に出火し、千住辺りまでを焼いたそうです。
おそろしい～。

ちなみに大円寺の五百羅漢は、この時の死者を弔うためで、放火犯を捕まえたのは、鬼平こと長谷川平蔵のお父さんなんだって。へぇ～。

映像と模型で江戸時代の消火風景を説明してくれます。

纏を目印に、壊して延焼を食い止めます。

その纏。

各エリアの町火消の組ごとに異なります。

４階は、明治から昭和。

明治時代の消火風景。

江戸時代に比べて大きく進歩しています。

手引き蒸気ポンプ。

昭和４０年代に活躍した赤バイ。
渋滞対策から生まれたそうですが、装備は消火器２本のみ？

３階は、現在の消防について学べます。

ただし、一部、壊れて修理が行われていない展示があるのは残念なところ。
早く、直してね。

現代の装備品。

２階は四谷消防署。

それにしてもこの内容で無料とは驚きの博物館です。