2014/07/21 - 2014/07/21
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まりも母さん
海の日 茨城めぐり1 ひたちサンドアートフェスティバル へ
http://4travel.jp/travelogue/10912594
海の日 茨城めぐり2 やっぱり楽しいかみね動物園
http://4travel.jp/travelogue/10912601
のつづきです。
水戸市郊外に不思議な公園があると知ったのは、映画テルマエロマエのロケ地に使われたと知った時でした。
水戸にそんなローマっぽい場所なんて聞いた事ない・・・と思って調べてみると、
七ッ洞公園 という場所で撮影が行われた、と判りました。
英国風景式庭園という自然の景観を設計に取り入れ、絵になる風景を作った公園です。
ダム池の周りに洋風の東屋やフォーリーと言う、装飾の為だけの建造物などが配置され、水辺の景色が素敵です。
秘密の花苑という煉瓦で囲われた、バラが咲き、オーナメントが置かれたスペースもあり、
水戸市である事を忘れそうな場所です。
一体ここは、何のためにこのような公園にしたのだろう?
かなり不思議な公園ですが、絵になる景色がいっぱいです。
公園は、完成されておらず、更に整備の計画もあるそうです。
そんな、茨城の不思議スポット、そのうち〜と思っていた所もチェックしてきましたよ。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車
PR
-
水戸市立の公園です。那珂インターと水戸北スマートインターの中間あたり、
かなり微妙な場所にある公園です。
七ッ洞公園(ななつどうこうえん)
Webサイト
http://www.nanatsudo-park.jp/15.html -
北側駐車場という場所に車を停めました。
さほど広くない駐車場で、ほぼ満車です。
駐車所の前には、この円形の展望台があります。
公園は、全体で、15ha弱が計画されているという事ですが、現在8haが完成されまだ、全体としてはできあがっていません。
イギリスの造園コンサルタント会社の設計で、1987年から整備が開始されました。 -
展望台になった、バルコニーの手すりの下には、小川が流れています。
後で、判りましたが、このあたりなのでしょうか?ホタルも居るそうですよ。 -
向こう側に何か建物が見えます。気になりますが、下りてきた道の反対側です。
-
マップが置いてあったので、それを見ながら、北駐車場から遊歩道を反時計回りに歩いてみる事にします。
木道が整備され、湿地の脇を歩けるようになっています。 -
甘い香り・・・つい、先日かいだのと同じ香り・・・と思ったら、林の中に山百合が咲いていました。
やっぱり、香りは強いのですね。花より先に香りで気がつきました。
そんなに多くはありませんが、所々に咲いています。 -
大きな池があります。公園は、北から南へ高低差のある土地で、4つの池が5つのダムで、階段状に続いているのです。
水面に木々が写りこんで、静かな景色です。
とても水戸市郊外だなんて思えない景色です。 -
木道の脇、杉林の中にも植物が色々です。
ギボウシの葉も見えます。 -
トイレに行きたかったので、マップを見ると、広い割りにトイレは少ないようです。
池の脇の木道をそれて、エリアAという遊具のある方へ進むと、東屋の先にトイレがありました。 -
公園のマップはたま〜にこんなボックス内で見つかります。
園内に案内地図板はほとんど無いので、マップは持って歩いた方が良さそうでした。 -
池の方へ戻って、ダムCを渡ってみます。
池の反対側あたりに壁泉がありました。
魚の口から水の出る、ヨーロピアンなデザインの壁泉。 -
パーゴラもレンガ柱に木が組んであり、ヨーロッパスタイル。
ベンチも素敵です。 -
ダムCの上から北側のダムBを見るとこんな景色です。あまり人もいませんね。
でも、ダムの上で釣りをしている男性グループは居ましたよ。
釣りができるようで、他にも親子連れが釣りさおを持って来ていました。 -
水辺にかかった小さな橋の手すりもアイアン製のおしゃれなもの。
やっぱり、ここが水戸市内だと忘れてしまいそう・・・。 -
もう少し進んで、ダムDまで来ました。
このダムはまた他のダムと様子がちがっています。
ダムは、それぞれ、形式が異なっているのです。 -
更に先の方には、ドーム屋根のパビリオンも見えます。
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ダムDは下の方が、階段状で、水の流れる、カスケード。なかなか絵になる景色です。
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外灯だって、昔のガス燈のようなデザイン。
それぞれの部材もイギリスからの輸入品のようです。 -
ベンチもそんじょそこいらの公園とは違うぜ〜。
どうやら、コスプレ写真の撮影スポットとしても人気があるらしいです。
なるほど、中世ヨーロッパのRPGコスとか、ぴったりなロケーションかもね。 -
ブルーのドーム屋根がきれいなパビリオン。
しかし、なんでここにこんな公園を作ろうと思ったのかは・・・謎です。 -
この景色、水戸市じゃないよね〜。
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最後のダムEは階段の真ん中に流れて、先は、壁泉の噴水となっています。
この池の水は那珂川から引いた、農業用水だそうです。
ただの農業用水のため池ではなく、池とダム、それを公園に整備したという事なのでしょうか・・・。 -
ダムEの先には道路、その向こうは田園地帯。稲の緑が目にまぶしい・・・これが、普通の水戸市郊外の景色です。
ヨーロピアンなファウンテンの先に田んぼ〜〜ものすごいミスマッチと言うか〜いきなり現実感と言うか〜〜〜。 -
まだ、現実の田舎景色に戻りたくないので(?)公園内を歩きます。
と、次に迷い込んだのは、シークレットガーデン、秘密の花苑。
円形のデザインで、レンガ塀で囲まれた中に、パーゴラやオーナメントがシンメトリーに配置され、きれいに造られた庭園です。 -
バラがまだ咲いていました。
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水戸イングリッシュガーデンクラブ(MEG)の方々で、手入れがされているそうです。
だから、枯れた花がへばりついていたりしない、きれいな状態で、まだまだバラが楽しめます。 -
この秘密の花苑スペースだけは、開園時間が決まっています。
8:30〜17:00(11月〜2月は16:00まで)
時間外はレンガ塀にあるゲートが閉じられるようです。 -
西に傾いてきた日にオレンジのバラが輝いています。
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この素敵なパーゴラにクライミングローズが沢山咲いたら、さぞ、すばらしいでしょうね。
まだ、生育途中なのかもしれませんが、初夏のバラの季節に見てみたいです。 -
廻りに杉林があるせいでしょうか?この季節でも色あせもない、きれいなバラが見られました。
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マリーゴールドも咲いています。
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コテージガーデンスタイル、も併せ持つという事で、季節の色々な花々が沢山植えられています。
イギリスの田舎のガーデンスタイルですね。 -
秘密の花苑の中にはほとんど、人も居なくて、好きなだけ、写真を撮ったり、眺めて居られるという贅沢さ。
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色鮮やかできれいです。
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イチオシ
まだまだ咲きそうなバラたち。
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5月のバラ園見物もよかったけど、この時期にこんなに沢山のきれいなバラがまだ楽しめるとは思っていませんでした。
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イチオシ
茨城にこんなすてきな花園があったなんて、知りませんでしたね。
名前の通りの「秘密の花苑」 -
私の好きなアーティチョークのオーナメントもあちこちに、
そうそう、私も先日 吉祥寺で、ついに、買っちゃいましたよ。 -
絵になる景色があちこちに。
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そんなに広大な庭園部分ではありませんが、充分に楽しめるすてきな庭園です。
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ダム池の景色も素敵でしたが、この庭園部分だけでも、かなりの充実度だと思いました。
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ここから、林の中の道を通って、北駐車場方面へ戻ります。
池の東側は未整備のエリアで、まだ道が無く、池の周りをぐるっと一周は出来なかったのです。
林の中は日陰なので、あじさいがきれいなまま まだ咲いていました。 -
初めに見えた、ダムAの建物へ行ってみます。
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ここは、しっかりとしたダムではなく、石積みの飛び石のようなダムでした。見えた建物の方へ行くには、石を飛んで進まないと行かれません。
うっかりすると水に落ちるかも・・・。 -
これが、見えた建物。石積みのゲートのような建造物です。
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古代の廃墟のような様子です。
もちろん、作り物。それ風のダメージ感が人工的に造られたものです。
このような、装飾の為だけの建造物をフォーリーと言うそうです。
アーチにかかっている緑が、もみじなのが、残念なような気も・・・もっと洋風のメイプルだったらよかったかも。 -
自然に蔓植物が生えて、いい感じの廃墟感が出ています。
こんな装飾用のものまである公園なんて、なかなかないですよねぇ。 -
小川の流れです。
石に苔がびっしりと生えて、これもすてきな眺め。
このあたりにゲンジやヘイケホタルが飛ぶのでしょうか・・・。 -
北駐車場のバルコニーの下です。
洞窟のような作りで、中に石積みの井戸っぽいものがあります。
この井戸、映画テルマエロマエで使われた、井戸です。 -
公共の公園で、こんな凝った造りだんて、結構驚きです。
年数を重ねていけば、ぐっと雰囲気も良くなりそうです。 -
頂いたマップと同じ園内地図が、北駐車場の脇にありました。
上の方、東側の色が薄い部分が、これから整備される計画部分です。
そこは、「芸術の森公園」と予定されています。
>彫刻の小道、人間の誕生から死に至る過程を表現する生命の小道を創ります。
と書かれています。
どんな風にできるのでしょう。なかなか興味深いですね。
他に、南の道路の先には、エリアC、ピクニックガーデンもあったようです。(完成している)
ダムCとダムDの間には古墳時代の遺跡 権現山横穴群も残されています。
この横穴は現在5つながら、かつて7つあったとされることが 七ッ洞公園の名前の由来です。
奈良時代の古墳が残るこの場所が、今は、洋風の景観を持つせせらぎの聞こえる公園となっている不思議さ。
茨城の不思議スポットですが、また来てみたい、素敵な場所でした。
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